それと、シャルロットの事については自己解釈が結構入っていて、話の流れも原作とは
若干違います。
そして、大佐もラウラと同じ様に世間に疎いです。その結果・・・・クラリッサの日本知識が多少入っています。(あくまでも多少ですからね?・・・本当ですよ?)
後、名前が書きにくいので、今後殆ど「大佐」呼びになると思います。
・・・べっ別に面倒くさいとかじゃないよ!?ほんとだよっ!?
三人称視点
大佐は、シャルル達の練習を観客席から見ていた。
(・・・今日問い詰めるか。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「シャルル、お疲れ様。どうだ、一夏に教えるのは疲れるか?」
「いいえ、大丈夫ですよ。デュノア社でも他の人に教えた事が有りますし。」
シャルル達の練習が終わり、着替え終わったシャルルは寮までの誰もいない道
を大佐と一緒に歩いていた。
シャルルは大佐の事を警戒していた。軍人と言う事も有り、白式のデータ取りの一番の障害になるかも知れないのだ。
(相手も警戒している様だし、そろそろ仕掛けるか。)
「ところで、シャルル。こっちを見てくれないか?」
大佐はシャルルを自分の方に向かせる。
(ハルフォーフ大尉が言ってた・・・何だっけ・・・壁なんとかみたいになるけど
別にいいか・・・)
そして、
ドンっ←大佐が左手を壁に付けた音。つまり壁ドン。
「へ?」
カチャッ←大佐が右手で銃を持ち、シャルルのこめかみに突きつけた音。ちなみに銃はいつもは腰のホルスターにある。
「・・・え゛」
シャルルは逃げられなくなった。
「なぜ男装している?シャルロット・デュノア。」
「何の事かな?というか、僕の名前はシャルルだよ?」
「これが見えるか?嘘は吐かない方がいいぞ。」
大佐は銃のセーフティーを解除する。
「・・・・・・・」
「まあ、ある程度見当はつくがな。」
「・・・・・・・」
「あくまでも黙秘か・・・。いいだろう。私の部屋にこい。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
~大佐とラウラの部屋~
大佐とシャルル(シャルロット)は大佐とラウラの住んでいる部屋に来た。
中にはラウラが居たが、大佐とシャルル(シャルロット)を見て、何も言わずに
出て行った。
「飲み物は何が良い?」
「こっ・・・紅茶でお願いします。」
「解った。すぐに用意するよ。」
シャルル(シャルロ(ry)は紅茶を作り始めた大佐の後ろ姿をボーっと見つめていた。シャルル(シ(ry)の目には彼はとても30歳過ぎには見えなかった。
殺す気満々だった先程とは違い優しげなその姿に、
むしろただの優しい同級生に見えて仕方なかった。
「はい、紅茶。」
「・・ありがとう・・・。」
感謝するシャルルはしかし、中々飲めずにいた。
「大丈夫。毒なんて入ってないから。」
その言葉にようやくシャルルは飲み始める。
「・・・・此処には誰もいない。・・・・・外もラウラが見張っているから盗み聞きの心配も無い。さて、話してくれるか?」
「・・・・・」
「・・・安心しろ。話しても私は誰にも言わないし、特に何もしないよ。」
そう言われ、シャルルは少し悩む。
そして、ぽつり、ぽつりと話しだす。
「僕は・・・愛人の子なの・・・」
「・・・。」
「それでね?・・・今、お父さんの会社って業績が伸びて無いでしょ?」
「・・・あぁ。」
「今、第3世代型の開発は遅れに遅れている。
そこに一夏にIS適性が有る事が発覚。だから、
広告塔と、白式のデータ取りの目的で誰かを男性操縦者として送る事にした。」
「やはりな。そんな気はしていた。」
「それで、誰を送るかという話になった時に、僕が選ばれた。僕は愛人の子だから
立場が弱いし、その上父と血が繋がっている。僕はデュノア社にとって都合の良い駒だったんだよ。」
「・・・。」
大佐は先程からずっと黙り込んでいる。
「でも、ばれちゃったからもうおしまいかなぁ・・・本国に呼び戻されるだろうけど・・・その後は良くて国外追放。悪くて抹消されるだろうなぁ・・。」
「・・・・・一つ聞きたい。シャルロット・デュノア、お前はどうしたい?」
「え?」
「だから、シャルロット個人として、このままで良いのか、どうしたいかが聞きたい。」
シャルロットは俯いて身体を小さく震わせる。
その震えはだんだん大きくなっていき、遂に堪えきらなくなった感情が爆発する。
「嫌だ...嫌だよ!このままじゃ一生表に出れなくなる!でも・・・でもッ!
もうどうしようもないんだよッッ!」
叫ぶ。シャルロットが叫ぶ。
「・・・・・」
シャルロットのその様子に、大佐は目を閉じ、何かを考えていた。
「・・・・・気持ちは解った。」
「いや、アーブラハムさんは何も解ってないっ!愛人の子供が
どれだけ肩身の狭い思いをするか!アーブラハムさんは軍人だ!
でもあなたは表の人間だ!だからこれから裏で生きていかない人の気持ちなんて
解らない!解る訳が無いッッ!!!」
叫ぶ。喉が引き裂けるほどの大声で心の内を全て曝け出す。
「私には愛人の子の気持ちは解らない。」
「それなら、それなら簡単に解ったなんていわないで!それに、これから行く裏の世界の事もそうだ!あなたにそれが解るか!」
叫ぶ。理不尽と分かって居ても、目の前の男に思い切りぶつけて、ぶつけて、心の全てを一方的にぶつける。
「・・・確かに、これから裏に行く人間の気持ちは一生解らない。だけど、
産まれた時から裏に居る人達の気持ちなら解る。」
散々彼女の心の叫びを受けた大佐は静かに、語りだした。
「っ!?」
「少し私の事を話すが、良いか?」
彼は独り言の様に話し始める。
「私は・・・いや、私〝達”は産まれてから今まで〝表の世界〟と言うに相応しい場所には行った事が無い。小学校や中学校はおろか、スーパーマーケットやコンビニなどにも行った事が無い。教育は全て軍内部で行われ、軍に都合の良い様に育て上げられる。当然戸籍も無い。」
「それって・・・」
「ああ、法律や人権などが無視されている。それにテロ組織や政府の要人の暗殺、拷問、その他にも色々非合法な事が行われている。
私だって何十人、何百人と殺してきた。それが普通だった。」
淡々と話し続ける大佐はどこか狂っている所があった。
「まぁ、言いたかった事はそうはなるなという事だ。」
「でも、どうしたら・・」
「・・・もう一度確認するが、このままじゃ嫌なんだな?」
「・・・うん。」
「解った、しょうがない。私がどうにかするさ。」
「どうやって・・・?」
シャルルの疑問に、大佐は最高にイイ笑みを浮かべて言った。
「権力を使う。」
「うゎぁ・・・」
「私は階級こそは大佐だが実際には軍の4分の3を持っているんだぞ?それを使って
デュノア社に攻め込むと脅せば万事解決だ。それが無理なら適当に口実を作って
攻め込めば良い。」
「でも、それでもデュノア社が潰れるだけだよ?後ろ盾も無くなるから、僕は余計に
拙い状況になっちゃうよ?」
「ああ、それについてなんだが・・・」
そう言うと大佐はまたもイイ笑顔になる。
そして、
「 ―――― にならないか?」
大胆な行動に出た。
――――の内容は次回。そして、大佐の本当の年齢とIS適性も次回、誰かによって暴露されます。