Fate/ragnarok gate   作:フーリン式

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《キャラクター紹介》
*現在記載できる登場人物のみ掲示。

『キャスター陣営』
・早眞冬児
この物語の主人公。魔術師を義父にもつ一般人。不遇な苦しみに囚われる少女を救うために聖杯統合戦に参加することを決意する。
・キャスター(一騎目)
冬児のサーヴァント。紫と白の装束を纏った日本風の顔立ちの少女。

『アサシン陣営』
・不明
・アサシン(3体目)
地下空洞にて聖杯の核を守っていたがランサーと相打ちになり死亡。真名は人類史初の殺人者、“カイン”。

『シールダー陣営』
・不明
白髪の老人だと思われていたが、死亡。正体は定かではない。
・シールダー(二体目)
西洋の老騎士。最期は英霊としての威厳を守る為に、冬児とキャスターを守って消滅する。

『ライダー陣営』
・矢部崎結香
冬児の幼馴染である眼鏡の少女。冬児に対して異常なまでの愛情を見せる。 黄金の魔眼を持つ。
・ライダー(一騎目)
黄金の舟に乗るサーヴァント。常に上から目線の性格だが、愛に生きるマスターには情を見せる。

『アーチャー陣営』
・ライングル
イタリアの大マフィア『クリムゾン』の代理ボス。内気な少年で戦いにも気乗りではない。
・フラン
アーチャーのマスターであるラインの護衛。過去の事件から肉体の四分の一を別の何かに変えられている。
・アーチャー(一騎目)
青丹色の髪と金属を幾つも身につけた青年。真名はインドの叙事詩『マハーラーバタ』にも載る大英雄、アルジュナ。
・ルツ&マーク
フラン同様、ラインの護衛。

『ランサー陣営』
・現在未確認。マスターであるハクアが謎のサーヴァントに斬り殺され、欠片はその後行方不明。

『バーサーカー(?)陣営』
・赤ん坊
事実上バーサーカーのマスターであり令呪も宿している。が、当然話すことも自分で歩くこともできない。
・バーサーカー(一騎目)
肩から二対の大蛇を生やす漆黒の騎士。聖杯統合戦四日目にて悪竜と化したことから、ペルシアの叙事詩『シャー・ナーメ』に登場する王、ザッハークだと判明した。

『メイカー陣営』
・ガルム ・ドルギスタン
ナチス現最高指導者。老人でありながら、卓越した武術を身につけ、聖杯を掴む勝つ為ならば手段を選ばない。
・メイカー(一体目)
軍服の長身の女。真名は第二次世界大戦において世界を混乱に陥れた軍人、アドルフ・ヒトラー。宝具は固有結界であり、自らの思想の全てをこの世界に出現させる。

【参加者以外の登場人物】
「バルドリア」
・アストル・ハーデンベルト
教会にも協会にも属さない独自の宗教組織『バルドリア』の大師父。自分達の教祖の意思を実現させるため今回の聖杯統合戦を起こした。
・アレーシア・ハーデンベルト
聖杯統合戦における監督役。アストルの実娘であり、息子を一人持つ。基本的に温厚な性格で抜けているため争いには向かない。
・キレイ・ハーデンベルト
アレーシアの息子。アレーシアの護衛役として付いてきてるが、日本に来てからやっていることはほぼ家事のみである。

「聖堂協会」
・熊
埋葬機関所属。№不明。竜種(実物かどうかは不明)の骨から作られた大剣を片手に異端者を狩りに喝馬町に来た。ちなみに熊というのは本名ではない。

「その他」
・壬生カグラ
冬児の代わりに元々聖杯統合戦に参加する筈だった少女。何者かの襲撃に会い、人の形を保てていない。
・壬生安山
カグラの父親。既に死亡している模様。
・早眞トーリ
冬児の父親。




【用語解説】
・聖杯の欠片
今回の聖杯戦争の賞品にして、戦う為にかかせない道具。種類は十あり、各々何度でも英霊を呼び出せる仕様になっている。
・アズマリア・アイス病
ragnarok gateの世界に広まっている病はExtraのアムネジア・シンドロームと酷似する。感染者の神経を犯し、生命活動を停止させる。また魔術師の場合、魔力回路さえ停止させられ、この病のせいでragnarokの世界内では魔術師が枯渇している。

※用語解説に致しましてはコメントで質問された所や、加えなければいけないものだけ追加するように致します。


時計塔

今回の喝馬町における聖杯戦争、名を聖杯統合戦は、既存のサーヴァントが消滅しても次々と代役を召喚できるがために、戦況において混乱は免れなかった。

それを正しく管理するために監督役が存在し、マスターが聖杯戦争を放棄するときや、マスター権の譲渡を行うときなど、ルール確認に至るまでエトセトラ。他の聖杯戦争よりも確実に監督役の存在は大きなものとなっていた。

そのため教会を訪れる参加者は多い。そうなれば、監督役にかかる危険も増えかねない。

そのための抵抗力として監督役は2つの力を兼ね備えている。

1つは、監督役専用のサーヴァント。クラスは原初を表す“オリジン(創造主)”。特別な状況下においてのみ、力を発することが赦される、最強の矛。

2つは、聖杯統合戦を管理する秘密機関『バルドリア』から送られる「騎士団」と呼ばれる部隊。これは監督役であるアレーシアの父が統率を取っており、手練の暗殺者達が常に待機している。

アレーシアの息子、キレイ・ハーデンベルトもその一人である。

 

 

 

●【聖杯戦争三日目・喝馬町・第一教会】

「貴様は何をやっている……」

深夜零時前。業務を終えたキレイは僅かに顔を顰めて、眼前で踊るように服を選んでいる少女に目を向ける。

「何って、服選びさ。わからないのかいキレイは。女心がわからないんだね〜」

「知らん。貴様は元より性別など無いだろう。今度は生娘の姿なぞになりおって」

キレイの表情にはさほど変化は無く、床に散らばった服を早くも回収し始めている。そんな同居人の姿を見て、少女はつまらなさそうに苦笑する。

「そんなこと言われてもな〜……こればっかりはどうにもならない。ランダムなのさランダム」

鏡の前で一人の世界に入り込み色々なポーズをとってみせるツインテールの少女。彼女はバルドリア本部から送られた、聖杯統合戦をスムーズに行う為の鍵である。

彼女の正体は、“オリジンのクラスの欠片”そのもの。聖杯統合戦の参加者が持つものと同じ。

故にキレイは彼女のことを“Twice(トワイス)”と呼ぶ。

彼女は擬似的に人間にさせられた一つの神秘に過ぎないのだ。

聖杯統合戦は、他九つの欠片を彼女に渡して初めて完結すると言ってもいい。彼女自身が他九つの欠片と融合し、その身を地下にあるという聖杯の核に落とすことで聖杯は完成する。そういう意味では、彼女自身がこの聖杯戦争においての願望器に他ならなかった。

キレイの任務には彼女を保護・監視することも含まれている。というより、監督役のアレーシアの方には常に騎士団が護衛として付いているためキレイの本質的仕事はこちらにあると言ってもいい。

聖杯の一部という、ただの物である彼女を擬人化させた理由は幾つかあるが、一番はオリジンの欠片が存在すること自体を隠蔽することにあった。

聖杯統合戦を取り締まる筈の監督役そのものが、強大な力を持っているとすれば、その力を奪おうとする陣営が出てくる可能性がある。否、絶対に出てくる筈だろう。

オリジンのクラスに呼び出されるサーヴァントはどれも最強のものだということが確定している。何しろこの欠片で呼び出されるサーヴァントだけは、ルールから逸脱し、聖遺物無しでも世界中から呼び出されるのだから。

それは例えば、この世の全てを納めた王であったり、世界規模の宗教を開いた先人であったり、人間という種の始まりであったり。そういった者達は扱い辛いのが難だが、監督役には十数を超える令呪が宿っているので何も問題は無い。

しかし、他の点に関しては問題が在る。

英霊の座と現世とを結ぶ孔は大きく広がってきているのだ。

これはバルドリアとしても予期していたことだ。むしろそうでなくては困る。この聖杯統合戦という名の戦いは、我らが悲願を叶える為の、ただの儀式に過ぎないのだから。

そのためには孔を更に拡大させ、より多くの純度の高い魔力を核に溜めなければいけない。

しかしそうなると新たな問題が生まれてくる。孔が拡大するということは、それだけ呼び出される英霊のイレギュラーさも増すということ。

つまり、あと数日も経てば英霊というカテゴリーには留まらず、魔獣や、より純度の高い神性を持つ者達が制限なく呼出されることになるということ。

参加者達がそれで強力なサーヴァントを使役し、殺し合ってくれることには何ら問題はない。

しかし万が一、オリジンの力さえ超えるサーヴァントを呼び出された場合、厄介な事象が起きないとも限らない。

今現在呼び出されているサーヴァントでどうにかできる英霊ではないが、前記したようにこれからの数日間以降に呼び出される英霊達の中にはオリジンさえも凌ぐ実力者が召喚されないとも限らない。

そうなったとき一番面倒なのが。

「監督役であるアレーシアへの攻撃かぁ」

いつの間にかベッドに寝転がったトワイスがそう口にする。

その発想は理にかなっている。監督役の護衛をも凌ぐ強力なサーヴァントを手に入れたのだ。監督役からの魔力供給を必要としないマスターの手にそんなサーヴァントが渡ったら、間違いなく聖杯戦争など関係無しに監督役を襲ってくる。そうすれば、聖杯の核もオリジンの欠片もその者の物になるのだから。正規の聖杯戦争とは違って、協会にも教会にも認知されない戦いなだけに、イレギュラーは多く起こると心にしたほうがいいだろう。

まぁ、それ以前に、オリジンの欠片が存在すること自体知っている者居ないと思うが。

「そうなればお前も終わりだな。まぁお前の性格だ。何処に鞍替えしようと上手くやれそうな気がするが」

キレイの表情に笑みは無く、ただ思ったことを口にしている。しかしその言葉の何処かが感に障ったのか、トワイスは少女の姿を良いことに頬を膨らませてキレイへと飛び掛かる。

「なんだいキレイは!!ホント愛想無いなぁ!!」

「よく言われる。離れろ」

「テレちゃって〜。女の子の身体だよ?ほれほれ」

「先日までは少年で、その前は老人だった奴に言われても気色の悪いだけだ。離れろ」

明らかに嫌がった声を出しながら、決してポーカーフェイスを崩さず、暴力で解決しようとしない。そんなところも、少女の姿をしているトワイスが彼を気に入っている要因の一つだった。 

そんなほのぼのとした空間を断ち切るようにノックの音が鳴り響く。

「何だ」 

トワイスに抱きつかれながらも冷淡な声で扉の外の騎士団の人間に声を掛けると、外の人間はキレイに対して忠実な様子で言葉を発する。

「先程、喝馬町南海部にてバーサーカーのサーヴァントが暴走としたとのこと」

その報告にキレイは僅かな疑問を思い浮かべる。

「現在確認されているバーサーカーは確か狂化の影響を受けていないと聞いていたが」

「どうやら宝具発動の際にそれが同じく発動した模様で。現在、巨竜となって町を目指して進行中です。キレイ様には他の陣営に協力を求めるように、とのことです」

「解った。すぐに行く」

そう言ってキレイは首に巻き付いたトワイスを床に下ろす。その双眸には先程少女と戯れていたときのような歳相応の様子は消え去っている。

そんな彼を、トワイスは不安げな表情で見つめる。

「あのバーサーカーは危険だよ。何てたって、正真正銘、悪の王様だ」

キレイが着替えている途中でトワイスはそんなことを口にする。

キレイは目を向けず、耳だけ傾け、黒の礼装を着る。十字架は首には掛けない。それは自分が着けるべき物では無いから。

「私が戦う訳ではない。相手をするのは、英雄達だ」

その通り。どんな強大な敵だろうと相手をするのは英雄達だ。

「そうだね。その通りだ」

少女の姿をした聖杯は言葉を紡ぐ。心から、友人の無事を祈って。

「それでも気を付けて。悪竜以外にも、何だか嫌な予感がするんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○魔術協会】

そして時がほんの少し逆流し、舞台も変わる。

ロンドン・時計塔・魔術協会。

21世紀には時計塔は激的な変化を遂げたとされ、各学部が強大な力を持つ魔術都市のような体制に変貌したとされていた。

が、それも過去の話。

あの病。アスマリア・ヤーイス病がこの地上に出現してから、人口、特に魔術師の多くは人間として死に絶えた。

病名の由来は初めて感染した(確認上はである)感染者の名前から名付けられたとされている。

その病は感染者の神経を喰らう。比喩ではなく、まるで本当に喰らうように、人体の神経を次々と喰らって使い物にならなくする。それは魔術回路も例外ではない。既に時計塔の魔術師の四割もこの病に感染し、敢え無く故郷に強制送還される者も少なくない。

現在、治療法は無い。この病を治療する為に、魔術側に限らず科学側も最善を尽くしているが、未だ改善策は見当たらない。

解っていることは、その病が喰らうのは人の生き甲斐だということだ。

アスマリア・ヤーイス病が喰らう神経の部位は、何も無差別ではない。他の体の箇所より何かを優れた部位、そういう場所から病は使い物にならなくするのだ。

陸上選手なら両足から喰らい、

学者なら記憶から喰らい、

魔術師なら魔術回路から喰らう。

故にその病のことを『人の意義を喰らう病』と呼ぶ者も居る。勿論、十分な畏怖と恐怖を込めて。

 

 

「――ぃ!!ロード・エルメロイ先生!!」

考え事をしていると不意に背後から声を掛けられた。振り向くとそこには確かに自分が教えを説いていた生徒の一人が立っている。近年では立派になって自分より優れた魔術師になっているというのに、今でもこうやって先生先生と懐いてくれているのは、喜ばしさと嫉妬が入り味だって不思議な気分になる。

先生と呼ばれることにはここ数十年で慣れた。

『あの聖杯戦争』を経験してから数十年、老いを止める魔術も使わずに時計塔の講師として生きてきたが、果たして自分は人生を楽しんでいると言えるのだろうか。過去、あの英雄は人生の楽しみ語ったが、自分がそれを感じているとは到底思えない。

そんなことを考え付いていたときだった。教え子から、あの話を聞いたのは。

「極東の地にて新たな聖杯戦争が始まったらしいですよ」

その話は知っていた。否、極東の地に新たな聖杯が送り込まれたことは知っていた。

何故なら今現在会話しているのとはまた違う、自分の教え子の一人がその話を自分にして極東の地に向かったからだ。

勿論、ロード・エルメロイはその教え子を止めた。その者は優秀だった。優秀ではあったが、その者の優秀である事柄というのは、戦闘においての優秀とはまた違う意味でだ。

流行りの病の改善策、とまではいかなくても病の進行を僅かながら遅らせる霊薬の開発。その教え子はそれを実現させ、まだまだ改善させるほどの技術を持ち合わせていた。

だが、それでも少しの成果では変わらぬ世界に不満を抱いていたのだろう。

先月ほど、旅支度を始めたかと思うと自分に対して書き置きだけ残して去っていた。理由はたぶんロード・エルメロイという男が過去に聖杯戦争に参加したことがあったからだろう。ロード・エルメロイは一人の教え子の話を聞いて、あの時何故自分はもっと早くもう一人の教え子を止めなかったのだと後悔することになる。

――その戦いがもう始まっていたとは。

 

 

 

 

 

舞台は未だ変わらず、魔術協会・時計塔。

何処かの歪な雰囲気の会議室。

其処に居るのは時計塔を牛耳る貴族の一部と、学部長達。その中には当然、時計塔の貴族(ロード)の一族の一つ・アーチボルト家の現在の当主より称号を授けられたロード・エルメロイⅡ世もおり、比較的真ん中辺りの席に腰を下ろしている。

幾つかの空席はあるものの、ある程度の人数が揃ったところでこの会議の議長と思わしき眼鏡の男が重々しく口を開く。

「では、現在極東の地にて行われている聖杯戦争について、皆さんのご意見をお聞かせ願いたい」

「迷うことはない。奪還すべきだ」

議長の言葉に少々食い気味で、扉に近い席のオールバックの男が手を上げた。確かあの男は召喚系の一族の七代目だった筈だとエルメロイは脳内で再確認する。腕は立つが頭はそこいらのチンピラと同じ程度だと教え子達が言っていたような。

「アルフレッド殿。貴方も気付いているだろう?我々があの忌々しい病に何時(いつ)感染するかもわからないという現状の下で、日々過ごしていることを。

それならば使者を送って聖杯を奪還し、その病の解決に使った方がいい。其処に居る男のようにね」

少々ねっとりとした口調でアルフレッド議長に語りかけながらも、オールバックの男は嫌らしい爬虫類のような目つきでこちらを見つめてくる。

エルメロイもそれを嫌味だとキチンと受け取って、礼儀を知らぬ若造に対して口を開く。

「私の教え子が聖杯戦争に参加したのは私の意思ではない。何しろ、私は何十年も前にあの戦争に参加していてね。あの想像を絶する戦いを見れば、とても教え子をあの様な死地に送り込もうとは思わない」

そう言って睨み返すとオールバックの男は不服そうに、眉間に皺を寄せて目線を逸らした。

「あぁ、マルガナッド殿。貴公の言い分は最もであり、我らも既に喝馬町への潜入を試みました」

アルフレッド議長は魔術師らしからぬ、場を和ませるような落ち着いた口調で語り始める。

「が、結果侵入は不可能だった。侵入を試みた所、喝馬町全域に巨大な結界が張られ、あの町は一つの異界と化している。中に在るものは決して外に出られず、外に在るものは決して中には入れない。

幾らか試したが結界の破壊もほぼ不可能でした」

ただ淡々と事実を口にする議長の顔にも僅かな曇りが現れる。それが、聖杯戦争への介入は不可能だということを決定付ける一つの要因となる。

「それほど強力な結界を、一体誰が……」

「調べてみたところ、過去協会から離脱した魔術師の結界が該当しました。名前はラールス・フリューゲルス・シニュアノーズ。当時は無銘の魔術師ではありましたが、結界魔術だけなら魔法一歩手前の実力だったと」

「ではそいつを捕まえて結界の解除に、」

一人の女魔術師がそう声を荒げたと同時に、アルフレッド議長は目を瞑って首を横に振る。

「既に死亡していました。大量の人造人間(ホムンクルス)と共に。外傷は無し、何らかの魔術行使と思われます。

それに、基盤は確かにラールス氏の結界魔術だと思われますが、時を掛けて更に隙間なく強力な結界に進化している様です」

それからまた沈黙が訪れる。

魔術の最高峰とされる魔術協会の部隊が解除不可能と認定した結界なのだ、それを破る手段を誰も持ち合わせていない。もしくは力づくで介入しようとする輩も居なかった。

理由は一重に一族の為。魔術師の人口が病によって激減している今、自分を含め一族の人間をそんな死地に送り込もうとする輩は居なかった。元より、協会と教会の意思も関係無しに戦争を始めたもの達が、協会からの使者をおいそれと戦争に参加させるとは思えないが。

 

「あれ?俺遅れました?おっかしいなぁ〜、先生に言われた通りの時間に来た筈なのに」

 

そんな沈黙が続く空間に、間の抜けた声が響く。

大きな扉から入ってきたのは、片手に日本酒の瓶を持った髭面の眼鏡の男。貴族や学部長といった、位の高い者達が集まるこの空間に場違いもいい所な風貌だというのに、何の遠慮もなく男は足を伸ばす。

日本酒の瓶を長いテーブルの上に置くと、右手に巻いていたゴムで長い赤髪を縛り一つに纏めると、一度日本酒を口へ運び大きく息を吐く。

その様子にアルフレッド議長は穏やかな笑顔を崩さず、

マルガナッドは無礼な態度に苛立ちを覚え、

ロード・エルメロイⅡ世はこれが自分の教え子の一人だと考えて頭を抱える。

「いえ特に遅刻はしていませんよ。どうぞおかけになって、ミスター・ハヤマ」

 

 

早眞刀里。時計塔にてホルマリン付けにされていた、封印指定を受けた魔術師である。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして今度も時と時間が入れ替わる。

時は進み出し、場所は日本、喝馬町の地下へと。

地上では突如現れた悪竜と数々の英霊達が凌ぎを削り合い、

その下の地下大空洞ではケルトの大英雄と人類史上最初の殺人を行った暗殺者(アサシン)が対峙していたその時。

喝場町北部の山の下に存在するこの地下空洞。

聖杯の核が隠された場所とは遠く離れた其処は、もはや地下空洞とは呼べない。空洞のあらゆる場所に鉄が敷き詰められ、もはや一つの城と化している。

否、勿論この鋼鉄の要塞は城などではない。

メイカー率いる鋼鉄の軍隊、“ナチス”が作り出した鋼鉄の地下基地である。

メイカーのマスターであり、現ナチスを復興させた張本人であるガルムが制作した要塞。彼等は聖杯統合戦が開始されるずっと前から、聖杯戦争が開始されることを予期し、喝馬町の地下に基地を作っていたのだ。

 

「そういえば総統閣下とガルム殿は何処に?」

兵士達の休息の時間に一人の屈強な男がそう口にした。

数秒と経たぬ内に他の兵士が応える。

「他の陣営を退治しに行くんだと。俺らは待機だが、何十人か精鋭連れて行ったらしい。俺等も早く向かいたいものだぜ」

「俺等は魔術関係には疎いからな。ここは閣下に任せよう。なぁに、すぐにヨーゼフ殿がアーチャーのマスターを解剖する。アイツの右手を調べれば、令呪の量産すら可能かもしれないと言っていたぞ」

「本当か。それなら我らも戦場に出られるのか」

「ああ。それでこの地を血で染めたら、次はあの万国共の番だ」

大凡、食事時に話す内容ではない会話を、兵士達は続ける。合間塗っては根絶やしだ、皆殺しだ、蛮族共めと毒の入った言葉を吐きながら、それでいて表情は笑顔を貼り付けている。彼等は愉しく、そして愉しみで仕方が無いのだ。

新たな指導者が生み出す新しき世界が。

新たな指導者が見せる確立した未来が。

「じゃぁ、今はほとんど上層部には残っていないのか?」

一人の兵士が話の間を割くようにそう言った。いや、もはや会話などではなく、大麻中毒者(ジャンキー)達の中身のない戯言の言い合いのようになっていたが。

「ん?ああ。お偉いさん方は英雄殺しを生で見たいとかでほとんど出払ってる」

その返答を聞いて、そうかと適当な返事を返し男はその場を後にする。

20代後半といったような見た目の、他の兵士同様屈強な筋肉を身につけた男は気付いていない。自分がこれから軍隊(ナチス)を裏切り、(ドイツ)の為に動くところまでは計算済みだ。何故ならそれは自分の意志だから。

では彼にとっての予想外とは。

彼にとっての予想外とは、その彼自身が、聖杯戦争参加者となって、直接(ナチス)と闘うはめに陥るということだ。

 

 

 

 

 

 

そして時は戻り、場所も戻る。

舞台は再びロンドン、英国時計塔。魔術協会総本山の会議室に移る。

先程まで礼節と冷静さを何とか取り持っていた空間が少しずつ壊れ始める。

一人の男。一人の日本人。一人の魔術師によって。

その男は西洋の貴族風の男達が集まった空間に、何の遠慮も無くずかずかと和装で入ってくる。歩く度に下駄を鳴らし、腰に掛けた瓢箪に入った液体をちゃぷちゃぷと鳴らしながら幾つかあった空席の一席に腰をかける。

その席は丁度、先程論争を繰り広げていたロード・エルメロイⅡ世の横の席だった。

他の者達の嫌悪とは違う、頭を悩ませる表情を浮かべてロード・エルメロイは横の男に目を向ける。

「ハヤマ。お前は間というものがわからんのか」

「えぇ。何言ってんすか先生。俺は空気読んでましたよ。というかまた老けましたね先生」

喉を鳴らして日本酒を呑みながら、大仰に長い足をテーブルに乗せる。

しかしその態度に誰も文句を言えない。明らかに嫌悪を隠せないといった表情を表している貴族達でさえ、誰も彼に悪態を付くことができない。

何故なら彼をこの場に読んだのは、師であるロード・エルメロイ一人だけではなく、この場にいる貴族・学部長の総意に違い無かったから。

真ん中の男が切れ長の目の男が手を上げる。

「では“運命卿”。ご意見をお訊かせ願いましょうか?」

運命卿、というのは早眞刀里の二つ名。当の本人としてはその名を気に入っていないのか、眉を下げた表情を浮かべている。

「ご意見と言われましてもね。もう皆さんお気づき通りですよ」

そこで刀里は両手を少しだけ上げて戯けた様子でその場にいる全員に含み笑いを向けながら言葉を紡ぐ。

 

 

「もうすぐこの歴史は地球上から消え去ります。過去の、様々な文明と同じ様に。

人類史と呼べるものは地球上からその9割を失い、人類は消滅しますよ。間違いなくね」

 

 

 

 

 

「何故だ!!」

そこで貴族の一人が声を上げて立ち上がる。その怒りは刀里にというより、刀里が告げた未来に対してに向けられたものだった。

「その歴史を覆す為に貴様を呼んだのだろう運命卿!!」

「勿論です。俺もその件については何年も前から考えてましたよ。

でも無理だった。少なくとも俺には、今の人類史を救う方法が思いつかない。ですから諦めてくださいとしか俺は言葉にできません」

そうある分野において極めた男は諦めた。

人類史と魔術世界を救う奇策を考えてくれば自由を約束すると言われていたが、それを軽々しく捨てて。おそらく幾つかの小さな成果は得られたのだろう。

しかしそれも意味なきことと提出すらせず、嘲笑うように開き帰って酒を呑みながら「自分には無理でした」と伝える。

「元々これぐらいが潮時だったんですよ。

人類は繁栄しすぎました。その内近いうちに戦争が起こる。食い物を、水を、武器を、雨風を凌げる建物を。

求めて人は戦い続ける。そこに魔術師(あなたがた)が含まれていないとか思わない方が良い。

地球上の全ての人類が争う。病のせいで理性すらも欠けさせた人間達は躊躇うことなく暴力を使って自分だけは何とか生き残ろうとするでしょう」

「なっ何を言っている………!!?」

若い実力者達は理解できないといった表情を示すものも多かったが、ロード・エルメロイを始めとする年季を置いた権力者達は刀里の言ったことを理解している様子で沈黙を続けている。

その中、アルフレッド議長が沸騰しかけの若い実力者達を抑えるのもかねて口を開く。

「確かに現在の魔術師達には力はありません。ほとんど魔術師が魔術回路を病によって奪われた。私もその一人だ……」

そう懐かしむように元々魔術回路が備わっていたのであろう右腕を擦ってから、真っ直ぐにアルフレッドは刀里に目を向ける。

「では運命卿。我々に希望は無いと?」

「いいえ、そんなことはありませんよ議長。希望はあります」

それまで“未来”について否定的であった男が、そこで自分の意見を少しだけ曲げる。

「俺の出した結果ではこの先最悪の未来が来る。

このままいけばアスマリア・ヤーイス病の感染率は更に拡大する。そうなると動ける者、考える者が居なくなる。

食料が、対抗策が、新たな人類が生まれなくなる。そうなると繁栄はもはや不可能。理性を無くした人間達の無益な殺し合いが始まります。

人間同士の不毛な争いの末に他の天体からこわーい断罪者共が来て、そこからまた戦争ってとこまでは見えましたよ。

だから聖杯の力を借りてリセットすべきだと俺は考えてるんです。勿論、使うのは喝馬町にある大聖杯のことです。

それが俺の言う希望です」

「では言い方を変えましょう早眞刀里殿。

今の人類には希望は無いと?」

「答えはyesです議長」

そこで場はまたザワ付き始める。

「ですが云わばこれは良い終わりですよ。なんてたって聖杯を起動することによって、この地球上に存在するウイルスごと全てリセットできるんですから」

ウイルスとは、先程議題として出ていたアスマリア・ヤーイス病のことを指しているのだろう。

確かに刀里の言うとおり、そのウイルスが消えればこの場にいる魔術師どころか、世界中の人間も大喜びするだろう。しかし刀里の言うリセットの中には、人命を脅かすウイルスだけではなく、この地球上に存在する生物と文明に該当する。

それはこれまで人類が築き上げてきたあらゆる結晶を無に返すことに同義なのだ。

「事実、あの聖杯にはそれが可能です。いや可能になる。今はまだ少しだけ力が足りませんが、もうしばらくすると完全に核に魔力が溜まり、聖杯の力で地球は覆われる。

そうですね、イメージとしては地球を様々な絵が描かれたボールだとすると、

その上に白色の紙を覆い被せる感じです」

そう言って早眞刀里は空を仰ぎ見る。頭上にあるのは高い天井だけだというのに、その先を見るような切れ長の目で宙を仰ぎ見る。

 

「だから託しましょうや。俺の息子を含めた、あらゆる可能性達がどう新しい世界を作るのかを」

 

その言葉に賛同する者はいなかった。反発を買うような大それた事態を口にしたのだ。心中では刀里のことを貶す者も多かったものの、それをした所で事態は変わらないと理解しているせいか誰も口にしなかった。

張り詰めいた空気を壊すように、議長の小槌の音が響く。

「現存する魔法使いも今や全員行方不明。

ミスター早眞の意見が正しいとは一概には言えませんが、しかし彼の言うことだ。大方合ってはいるのでしょう。

ここは喝馬町内部に潜入しているエルメロイ卿の弟子からの情報を待って、一次議会を中止と致します。皆さん、宜しいですか?」

アルフレッドの呼びかけに、しぶしぶ頷く者、頷きを返さずとも反論しない者、多々居たが、一人だけ。

一人だけ他の誰とも同じ動きを見せずに手を挙げた男が一人居た。

「――何か?ミスターハヤマ」

「いや、俺としてもつまんない会議が終わってくれるのは大いに嬉しいんですけどね」

そこで早眞刀里は立ち上がった。

横に居たロード・エルメロイは目を見張る。

急に刀里が立ち上がったことにではなく、その弟子が右手に持ち今まさにアルフレッド議長に対して向けた、

――SMG(サブマシンガン)にだ。

 

途端銃声が鳴り響く。

ロード・エルメロイが弟子を抑えるのも一足遅く虚しく、魔術回路を失い、防御の手段の無いアルフレッドに見事弾丸は全て命中する。奇しくもロード・エルメロイ以外、アルフレッドの身を案じて行動する者は居らず、その場にいる誰もが自分の為に防御用の魔術を張っていた。

銃声が鳴り止んだあと、抑えつけた弟子の胸ぐらを掴んでロード・エルメロイは鬼の形相で顔を近づける。

「貴様は――何をやっている――――!!!」

「何って見ての通りですよ先生。アルフレッド議長を弾丸で撃ち抜きました」

「貴様………!!」

「あぁもう何怒ってるんですか先生。よく見て下さい」

乱心した弟子に言われ、アルフレッドの死体がある場所を振り向くと、無かった。

そこには死体など無かったし、アルフレッドの席の近くに居た数名の魔術師達も姿を消していた。いずれも名のある有名な魔術師達だったが丁度10人ほど、この会議室から姿を消していた。

代わりに新たに現れた人影3つ。

その中央に居る男は先程アルフレッドが座っていた席に何食わぬ顔で腰を下ろしている。

黒のシルクハットを頭から少しだけ浮かし、純度の高い(ブロンズ)の髪をその場にいる誰もに披露して、陽気な笑みを浮かべそれぞれに向けて挨拶する。

「やぁこんにちは諸君。

そしてよくぞ見破った、早眞刀里くん」

 

 

 

何が起こったのか解らなかった。

それはロード・エルメロイを含め、その場にいる魔術師全てが共通して言えることだ。

突如一人が議長へ弾丸を撃ち込み、目を離した隙にその議長の死体は消え、代わりに中世の貴族風の格好をした男がそこに出現していたのだから。

この場でそれを理解しているのが居たとしたら、それはロード・エルメロイから離されて再び立ち上がった早眞刀里と、それと突如現れた貴族風の男だろう。

「いつから気付いていた?」

「初めからと格好付けておくよ。

アルフレッド・オーバーランス。オーバーランス家といえば他の貴族に負けず劣らずの権力のある一族だが、それ故に一族としての誇りを何よりも最優先するタイプの家系だ。つまりプライドが高い。

そして魔術師の強さとは、政治的にも魔術回路の出来によって変わる。

なら何故魔術回路を失った筈のアルフレッドが、果たして喃喃(のうのう)とこの場の議長を務めるのか、ってな」

「へー。君は優秀だな。調べたのかい?」

「あぁまぁ、何年も幽閉されて暇だったもんで」

低い、落ち着きのある声で貴族風の男は刀里の言葉にまるで興味なさげの返しをする。

そこで話の腰を折るようにロード・エルメロイが刀里に言葉をかける。

「どういうことだ……説明しろ。ハヤマ」

「どーもこーも。分かりやすく言うとコイツが大体の元凶ってことですよ先生」

元凶という言葉に、ロード・エルメロイは疑問を感じる。

それはどの事件に対しての元凶だというのか。

「どれって全部ですよ全部。

喝馬町で今現在聖杯戦争が行われているのはコイツがあの土地に聖杯の核を隠したから。

シニュアノーズが数十年前に結界魔術を教えた相手もコイツ。

更に言うなら、今回の聖杯戦争で、千年も前にバルドリアの最高幹部と知り合って“聖杯を作った”のもコイツです」

刀里の言葉に、その場にいる魔術師全員が驚きを隠せずにいる。何故刀里がそんなことを知っているの、そんなことはどうだっていい。そんなことは彼の常識外の“真理を知る魔術”でどうにでもなることだ。

大きな要因は、紛い物とはいえ、あれほど強力な力を持つと言われている聖杯を、目の前の男が作ったというのだから。

「で、では一体何のために」

「本質は君達と同じさ、時計塔の崇高なる少年諸君」

シルクハットの男は、恐らく侍女であろう娘から汲まれたワインを片手で揺らしながら、その場にいるを全員に向けて不敵な笑みを浮かべる。老年と思わしき魔術師達も含めて、あくまで少年と呼んで。

「終わらせない為さ。この文明を。リセットなんてさせやしない」

「それがお前か。それがお前の意思かよ。錬金術士」

「伯爵と呼び給え、少年」

そこでようやくシルクハットの男は動き出す。相手は時計塔に現れた未知の存在だ、いくら時計塔きっての魔術師達といえど流石に身構える者も多い。

しかしシルクハットの男が彼等に攻撃する素振りは無く、あっさりと彼らに背を向けて2つある出口の片方へ歩いていく。

それを無数の呪い(ガンド)が止める。

「ッ!!」

その場に居る誰もが、呪いを撃ち出している方向に目を向ける。呪いを撃ち出しているのは見間違えるはずもなく、一番初めにエルメロイに悪態を付いたマルガナッドだった。

「調子に乗るなよ狂信者め!!ここは何処だと思っている!!

時計塔の名に泥を塗っておいて、ただで済むと――!!」

 

――瞬間。時計塔の為に立ち上がった貴族の顔が、2つに分裂する。

 

目から下は胴体ごと床に倒れ込み呪いを支える両腕は力を無くして宙に浮かび、斬り飛ばされた思われし鼻から上の部分の頭部はテーブル丁度真ん中に綺麗に落下する。

その場に元々居た全員が改めて目を見張ると、シルクハットの男の横に二人、確かに武装した人間が立っている。

片方は空中に持ち手のない刃物を浮かせる侍女姿の女で、

もう片方は腕の形が異様に変化した執事服の男。

二対はお互いと主を守るような体制で陣形を取っている。

「悪いがそれはもう五百年と私に仕えている人造人間(ホムンクルス)だ。短命の性から逃れ、もはや彼らは君ら旧人類達とは比べ物にならないほどの性能を持つ。

ウル、ハルク。そこの少年達と遊んであげなさい」

「「Yes, your Highness.」」

そこから侍女と執事の殺戮が始まる。

魔術師の維持として戦う者、自身の血統を守るために逃げる者。逃げた者は次々と侍女が空中に浮遊させる特別性の刃物によって切り裂かれる。

勇敢に対抗する者達も、当たれば必殺の大魔術を発動する前に執事の速すぎる乱舞の前に崩される。

そんな中只一人。戦いも逃げもせず真っ直ぐに、去っていく背中を見つめる人物が居た。早眞刀里は過ぎ去っていくシルクハットの男に最後の疑問をぶつける。

「アンタが何をやろうとしているかはだいたいわかってる。

じゃぁ最後に聞いてやる。アンタの名前は?」

その問に耳を貸し、振り向いた時、シルクハットの男は「そうだな」と少々悩む素振りを見せ、やがて思いついたかのように口に出した。流血が飛び散り、騒ぎを聞きつけて駆けつけた生徒達の悲鳴すらも巻き込んで、ただ一言。早眞刀里という人物への問に答えて、彼はその場から姿を消した。

 

 

 

「一番最後に歴史に名を刻んだ名前は――そう、サンジェルマン。先程も言ったように、私の事は親しみをこめてサンジェルマン伯爵と呼び給え。少年諸君」

 

 

 

 




※今回の反省点
やっぱり展開早すぎぃ!

話は変わりますがグランドオーダーの新サーヴァントが発覚する度にドキドキします。自分の二次創作と英霊かぶらないかって。絶対来週のアーチャー、アルジュナですよぉ………(´;ω;`)


もしグランドオーダーのサーヴァントと英霊が被ってもそのままこの二次創作は続きますので、別物としてお楽しみください。

あと毎度のこと誤字脱字すいませんでした!
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