Fate/ragnarok gate   作:フーリン式

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《キャラクター紹介》
*現在記載できる登場人物のみ掲示。

『キャスター陣営』
・早眞冬児
この物語の主人公。魔術師を義父にもつ一般人。不遇な苦しみに囚われる少女を救うために聖杯統合戦に参加することを決意する。 蒼銀の鎧を身に纏い、英雄に近い能力を身に宿すことができる。
・キャスター(一騎目)
現在不明。

『アサシン陣営』
・ランサーと相討ちになり現在不明。サンジェルマンが欠片を所持。

『シールダー陣営』
・5日目に新たなシールダーが召喚されたらしいが現在不明。

『ライダー陣営』
・矢部崎結香
冬児の幼馴染である眼鏡の少女。冬児に対して異常なまでの愛情を見せる。 黄金の魔眼を持つ。
・ライダー(一騎目)
黄金の舟に乗るサーヴァント。常に上から目線の性格だが、愛に生きるマスターには情を見せる。

『アーチャー陣営』
・ライングル
イタリアの大マフィア『クリムゾン』の代理ボス。内気な少年で戦いにも気乗りではない。
・フラン
アーチャーのマスターであるラインの護衛。過去の事件から肉体の四分の一を別の何かに変えられている。
・アーチャー(一騎目)
青丹色の髪と金属を幾つも身につけた青年。真名はインドの叙事詩『マハーラーバタ』にも載る大英雄、アルジュナ。
・ルツ&マーク
フラン同様、ラインの護衛。

『ランサー陣営』
・現在未確認。マスターであるハクアが謎のサーヴァントに斬り殺され、欠片はその後行方不明。

『バーサーカー陣営』
・二体目が召喚されてない為現在不明。

『メイカー陣営』
・ガルム ・ドルギスタン
ナチス現最高指導者。老人でありながら、卓越した武術を身につけ、聖杯を掴む勝つ為ならば手段を選ばない。
・メイカー(一体目)
軍服の長身の女。真名は第二次世界大戦において世界を混乱に陥れた軍人、アドルフ・ヒトラー。宝具は固有結界であり、自らの思想の全てをこの世界に出現させる。
・セイバー(二体目)
赤い天狗面を被った日本風の刀持ち。剣術に長けておらず、悪鬼の様な戦い方で場を奔走する。

【参加者以外の登場人物】
「バルドリア」
・アストル・ハーデンベルト
教会にも協会にも属さない独自の宗教組織『バルドリア』の大師父。自分達の教祖の意思を実現させるため今回の聖杯統合戦を起こした。
・アレーシア・ハーデンベルト
聖杯統合戦における監督役。アストルの実娘であり、息子を一人持つ。基本的に温厚な性格で抜けているため争いには向かない。
・キレイ・ハーデンベルト
アレーシアの息子。アレーシアの護衛役として付いてきてるが、日本に来てからやっていることはほぼ家事のみである。
・トワイス
オリジンの欠片が擬人化させられた姿。現在は少女の姿をしている。


「聖堂協会」
・熊
埋葬機関所属。№不明。竜種(実物かどうかは不明)の骨から作られた大剣を片手に異端者を狩りに喝馬町に来た。ちなみに熊というのは本名ではない。

「その他」
・壬生カグラ
冬児の代わりに元々聖杯統合戦に参加する筈だった少女。何者かの襲撃に会い、人の形を保てていない。
・壬生安山
カグラの父親。既に死亡している模様。
・早眞トーリ
冬児の父親。
・サンジェルマン伯爵
歴史上の人物の名を語る中年。堂々と魔術協会に喧嘩を売る。


彼の決意

○【聖杯統合戦開始五日目・丘の上の教会】

「聖杯の核が奪われただと!!?」

神父が声を荒げる。基本的に身内には温厚な彼にしては珍しいほど激情に浸り、実の娘に向かって迫る勢いで机を何度も叩く。

「アレーシア!!お前が管理していたのではなかったのか!!?」

まるで子供の養育について討論し合うように、神父の格好をしたアストルは怒鳴り声を上げる。

その光景を見つめるキレイにとっては母親であり、怒鳴り声を上げるアストルにとっては娘であるアレーシアは、沈鬱な表情で俯き、父の折檻に対して申し訳無さそうに言葉を紡ぐ。

「確かに私の管理の元、地下空洞に保管しておりました。数十人の精鋭と魔術的にも科学的にも結界を張った、完璧な要塞と化していましたが……」

「いたが、何だ?」

父の問い詰めるような言葉に息を呑みながら、彼女は途中で止めることなく言葉を紡ぐ。

「町への悪竜の侵入を許してしまい、それに気を取られ、アサシンとランサー陣営の侵入を想定しておりませんでした」

どんっ、と重い音が室内に響く。それはアストルが自身の怒りを内包できずに机に拳を叩き付ける形で発散した音で、彼のナイフの様に尖った双眸は、大凡実の娘に向けるものではないほど凶悪に歪んでいる。

「アレーシア。いくらイレギュラーな事態に陥っていたとはいえ、期待していた分お前には失望した」

「御父様……」

「しかし私も鬼ではない。いくら師父という位置に就こうとも、実の娘に対しての慈悲ぐらいは持ち合わせている」

アストルは立ち上がり、両手を腰の後ろで組んで娘と孫に背を向ける。それは意図的に表情を見せないことで、彼等に畏怖の感情を与える様だった。

「次は無い。監督役として責務を果たせ。聖杯の核に関しては私が引き継ぐこととする。次同じ様なことがあれば、その身体に宿った令呪を全て剥ぎ取り、本部に帰国して貰うぞ」

父の言葉に娘は抗うことができない。

アレーシアはただ申し訳なさそうに俯いて頷くことしかできなかった。

「承知しました。師父殿」

 

 

キレイ・ハーデンベルトは教会の泉を見つめる。

祖父に怒鳴られ、気を落とした母とは自室の前で別れた。彼女は心配するなと言っていたが、どうにも親のことが気掛かりになるのが子というものだ。

「めっずらしいねぇ〜。キレイがそんな顔するなんてさ」

静寂だった筈の庭園に、五月蝿い少女の声が出現する。

振り返ると案の定それは擬人化したオリジンの欠片(トワイス)のもので、彼女は上半身を前に乗り出しながら上目遣いでこちらに近寄ってくる。

「何があったのさ」

「母が祖父に折檻をされていてな。息子としては、どう反応したらいいか分からずに困惑していた所だ」

「ハハハッ♪何を言ってるのさキレイ」

笑いながらトワイスはキレイの目の前に躍り出る。背伸びすることで整った顔をキレイに近づけ、蠱惑的な笑みで彼を瞳に映す。

「君がそんなことを思う人間な訳ないだろう?何せ、僕みたいなのと友達に成れるんだぜ?」

友達ではなくただの知り合いなのだがと訂正したかったが、その言葉以外に関しては思わずキレイは納得してしまった。

何せ目の前に立つ、少女の両の目に映る自分の姿がそれを物語っていたから。

 

 

――成る程。自分はこんな顔をしていたのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目が覚めたら全てが終わっていた。

目覚めた場所は教会で、ベットに横たわる自分の隣には同じくらいの歳の青年が立っており、淡々と状況を説明された。

悪竜と化したバーサーカーは、無事オリジンの一撃によって消滅したと。

被害は尊大、しかし大戦による死者は皆無。

自分は衝撃によるショックで気を失い、此処に運び込まれたらしい。

青年が立ち去った後、すぐに起き上がって右手を見る。

そこにはまだしっかりと令呪が刻まれていた。

しっかりとその色を輝かせて宿っていたのだ。

「――――ッ!!」

そうやって、“彼女”の顔を思い出し首を振る。

そうだ、令呪が残っているのならまだ生きているかもしれない。きっとまたあの笑顔を自分に見せてくれる筈だ。

まだふらつく両足で立ち上がり、部屋から出ようと扉に手を掛けようとすると、扉は勝手に外側に開いた。

「ハヤマ……?」

外側から現れたのは、既に先刻の傷から復帰しているフランだった。

 

 

「聖杯統合戦が休戦状態……!!?」

病室と呼ぶべきか、冬児が休んでいた部屋に入ってきたフランは大方冬児が寝ている間に起きたことを説明する。

「監督役が決めたんだ。今回は自分達の不手際でアタシ達に助力を求めたから、状況の整理も含めて一時的に休戦をしようってね。それもたった3日限りのものだけど」

フランはいつも肩まで伸ばしているブロンドの髪を後頭部で括って冬児の横に座り、慣れた手つきで林檎の皮をナイフで剥いている。

「今回の聖杯統合戦で商品を得られたのは大戦に参加した者達全て。つまり、アタシ達とアンタと、メイカー、ライダー。監督役が所持している触媒と追加の令呪を一つずつ貰った。アタシ達の所はラインが居ないから令呪が増えたかどうかは解らないけど」

そう言って一瞬だけフランの目線は林檎から外れる。今は会えない想い人を浮かべたその瞳は切なげだった。

冬児もその気持ちに気付いていたが、聞かなければいけないことがあったから身を乗り出して彼女に近づき、必死な表情で口を開く。

「おいフラン。キャスターは――」

 

その言葉を口にした時、フランは見たこともないような、哀しそうな表情をした。憐れなものを見る目ではない。しかしただ哀しそうに、綺麗に分けた林檎をテーブルの上に置いて目を逸らす。

「あの子は……消えた。アンタも、いえ。アンタが目にしたことでしょ」

 

望み薄だとは思っていたが、言葉にされるとこれほどのダメージが走るものなのかと身体が震える。

冬児は湧き上がる感情を抑えつけるように自分の腕を両手で握りしめながら歯を食いしばって湧き上がる何かを口にするのを我慢する。

いけない、これはフランに言うべき言葉ではない。彼女の前で口にする言葉ではないのだ。

そうしてようやくその憤りが一段落過ぎたところで、圧し殺したような小さな声で俯いたまま彼女に言葉を掛ける。

「ありがとうフラン……わざわざ見舞いに来てくれさ」

自分では彼女に心配をかけまいと笑顔を作ったつもりだった。それでも彼女の哀しそうな表情は変わらず、また少し目線を逸らしてからもう一度真っ直ぐ冬児と目を合わす。

「ハヤマ。もしアンタにもう戦う気が無いのなら、そのキャスターの欠片、アタシ達に譲ってくれないか」

「!?」

フランの言ってることは、早眞冬児にとって予想外のものだった。

「こんな状況で言うのは卑怯だと思ってる。でもアタシ達はラインを助けたい。休戦状態が終わったら、すぐにでもメイカーの居る場所に向かってラインを奪還するつもりだ。

それに私達に欠片を預けてくれればアンタの願いだって叶えてあげられる」

早眞冬児の願い。それは恋人である壬生カグラを元の形に戻すことにある。勿論、フランがそんなことをしっているかどうかは解らないがそれでも彼女は本心で冬児の願いを叶えてあげるつもりなのだろう。真っ直ぐな眼で彼女は早眞冬児に思いを伝える。

「お願い。アタシ達に力を託して」

その願いを断る理由は無かった。

何しろ自分はカグラを助けられればそれでいいのだ。元から望んでいない戦い。それなら、信頼できるフランに欠片を託した方がいい筈なのに。

「……御免。少しだけ、考えさせてくれないか」

虚ろな表情でそう口にした。

 

 

「じゃぁまた来る」

教会の部屋で休んでいる冬児に別れを告げて、フランは木で出来た廊下を歩く。

途中、前方から人影が見えて焦点を合わせると、其処に立っていたのはライダーのマスターだった。

彼女もまた部屋にいる早眞冬児同様、沈んだ表情をしており、こちらと目が合うとゆっくり深々と頭を下げた。

「アンタも、ハヤマのお見舞い?」

そう言うと、ライダーのマスター、矢部咲結香は眉の下げた笑みを浮かべて応える。

「はい……でも、今日は辞めときます。早眞くんの元気が無いことは解りましたから」

それはフランの表情を読み取っていうことだろう。その両目に埋め込まれた魔眼なぞ使わずとも想い人の様子が解ることは、何となくフランにも理解できた。

「アンタはまだ戦うの?」

「私は……早眞くんの為に戦います」

迷う事なく彼女はそう口にした。

似ている。何処までも彼女の愛の形は自分の物に似ていた。

違うとすれば、自分の愛はラインの隣に立って行うことで、

彼女の愛は、早眞冬児の何歩後ろから、彼自身が気づかない所から彼を支えることにあることだ。

「早眞くんがまだ戦うのならそれを全力で助けますし、もう戦わないのなら私一人でも彼の願いを叶えます」

普段大人しく佇むだけの少女の目には、確かに炎が燃えたぎっていた。

そんな彼女の肩に、今までそこに居なかった筈の女の手が乗せられる。

「あらマスター。私が居るんだから一人じゃないわよ」

フフンと鼻を鳴らしながら、突如姿を現したライダーは、結香に絡みつくような形を取りながらフランにも目を向ける。

「そこのメスゴリラなんか一発で倒せちゃうし〜」

「メスっ!!?……おいこらいい度胸だな……てめぇの毛全部毟り取ってやろうかあぁぁんんん!!??」

「ああ、下品下品♪これだから野蛮人はっ♪」

「うっせぇーペチャパイっ!!身体振りながら喋るなっ!!あっ、ごっめーん!!ペチャパイだから振る胸ねぇーか!!」

「あぁっ!!?これは慎ましいっていうのよ異国のド下品女!!」

女の戦いの火蓋が切られようとしていたが、すぐにライダーが異変に気付いて彼方此方(あちこち)を見渡すように首を振る。

「あらっ?アイツならこういう時出しゃばってきそうなのに」

ライダーのアイツ、という言葉の意味に気がつき、フランも怒りを沈めて息を漏らす。

「あぁ、アイツなら、まだハヤマの所に残ってるんだよ」

「?何の為に?」

フランは取り出した煙草を唇に挟み、小首を傾げたライダーに何処か綻びた笑顔で笑い掛ける。

「アイツがどうするのか、決めさせる為さ」

 

 

 

早眞冬児は戸惑っていた。

ただでさえ心の整理が付かないというのに、

部屋の中には今現在自分と、大英雄であるアルジュナしか残っていなかったのだから。

「トージ。トージはカレーと麻婆どちらが好きですか?」

「どちらかといえばカレーだけど……あっでもアルジュナが作るなら俺はどっちも遠慮したいかな……あっいや、また今度って意味でだぞ」

内心では複雑な感情が入れ味だっているのに、また別の意味で少し苦笑を浮かべる。

アルジュナはそれを包み込む様な、大空の様な笑みを浮かべて切り分けられた林檎を1つ口に含む。

「トージ。君に渡したいものがあります」

アルジュナはそっと冬児の手を握る。手と手の間には確かに硬い何かがあり、それはアルジュナの手から冬児の手に託される。

アルジュナの手が冬児の手から離れると、託された物の姿がはっきりと視認できるようになる。

欠片。それは欠片。自分が持っている物と同じ、少し濁った黄金の欠片。

「“バーサーカーの欠片”です」

アルジュナの言葉を聞いて冬児は視線を欠片からはアルジュナに振り上げる。目線が合ったアルジュナの表情は、いつもの優しい表情から戦士のそれに変わっていた。

「何で俺にこれを……」

アルジュナに臆することもなく、冬児はその理由を尋ねられずにはいられなかった。

対するアルジュナは実に達観した様子で微笑みかけてくる。

「これは本来、私などではなく貴方が持つべきものです。先の戦いで勝利を収められたのは、貴方の相方(パートナー)のおかげなのですから」

「でも――」

「フラン殿も私も、諦めない人が好きなのですよ。それでは」

そう言い残してアルジュナは部屋から出ていく。

アルジュナの言い分と、フランの言い分は食い違っていた。

ラインを助けるつもりなら、この欠片は彼女が持つべきものなのだ。

――じゃぁ何で、俺はこんなものを持っているんだ。

――じゃぁ何で、俺はまだこんな場所に居るんだ。

様々な思いが頭の中を駆け巡り、冬児は教会から出た。

 

 

 

 

 

○【同時刻・聖杯統合戦開始5日目・地下の基地】

悪竜が討伐されたその夜の出来事。自分達の基地へと帰還したメイカーとガルムは自分達しか居ない書籍で互いの成果を報告し合い、次の作戦についての会話をし始めていた。

「ランサーの欠片?」

ようやく義足としてだが片足を取り戻し職務に戻ったガルムは、自分が呼び出したサーヴァントから投げ渡された聖杯の欠片を手にそう口にした。

「ああ。お前が令呪でセイバー(あの男)の自由を制限したおかげで手に入った。奴め、一人で悪竜から逃げたかと思ったら存外良い仕事をしてくれていたようだ」

そう形上の主に口にし、メイカーは優雅に珈琲を飲みながら他の陣営の情報が記されている書類に目を通している。

ガルムは渡されたライダーの欠片を右手に、同じく左手に持った“破片”に目を向ける。

「それで、これを触媒に使う訳か。呼び出される英雄は間違いなくあの席に属していたものになると」

「その破片で呼び出されるのは強力な騎士だけだ。後は自動的に私達と相性の良いのがサーヴァントとして呼び出さられる。まぁ、ランサーの欠片を使って呼び出すが為に聖剣使いは期待できないが」

「ならば令呪を使ってあの使えないセイバーを自害させればいいのでは?それから新たにこれを触媒としてセイバーを召喚すれば」

ガルムは地下に幽閉している制御できないサーヴァントを話に持ち出したが、メイカーは眉を下げた笑顔でガルムに目を向けると、書類を机の上に置く。

「おいおい。アレはこの国のサーヴァントだぞ?最大の知名度補正を持ってパラメータが上がっている上に、アレの宝具は強力だ。簡単には捨てられんさ。

大事な大事な、()()だ。」

メイカーの令呪とセイバーの令呪は、そのどちらもガルムが所持しているが、全ての決定権を持つのはサーヴァントとして従者であるべき筈のメイカーだった。

彼女が殺せと言えばどんな敵だって殺すし、殺すなといえば捕虜として扱う。

ガルムを含め、現代に潜むナチスドイツは未だにアドルフ・ヒトラーという女に忠実だった。

 

 

 

 

教会から出た後フラフラと外を歩いた。

行く宛は無かった。でも、自然と足はキャスター(かのじょ)と歩いた場所を巡って。

胃の中から何かが込み上げる。

気分が悪くなり道の橋で蹲ってしまった。

昨日あんなことがあったのに、この町の人間は悠々と暮らしている。彼女がお前たちの為に死んだことも知らずに、何の感謝もせずに、堂々と生きている。

早眞冬児はその在り方に腹が経った。

彼らが悪い訳ではない。悪いとするのならそれは暴走したバーサーカーとそれを操っていたそのマスターだ。

なのに無性に腹が立つ。

――お前らの命の為に………!!

 

「君、大丈夫かい?」

見上げると、ガタイの良い外国人の男が妙に流暢な日本語で自分に話しかけてきていた。その表情は体調の悪いことは含めたとしても、見ず知らずの人間に向けるには些か過剰な程に狼狽している。

冬児もその表情を見てようやく我に返り、ゆっくりと壁に手を付いて立ち上がる。

「はい、大丈夫です……ありがとうございます」

そのまま立ち去ろうとしたが、その背中に声が掛けられる。

「ねぇ君!」

元気の良い、少し低いながらも少年のような声色。振り向くと声をかけてくれたさっきの外国人が間近まで迫ってきており、何かのマスコットキャラクターのキーホルダーを手渡される。

「元気がない少年に、お兄さんが良い物をあげよう。これここのマスコット何だよね。凄く可愛いから僕凄い好きになったよ」

ガタイの良い男は冬児から目を離し町を見つめるように辺りを見渡す。冬児も長年この町に住んでいたが、顔も見たことないようなマスコットのキーホルダーを知らない外国人から渡されて戸惑いを隠せないでいる。

そんな冬児の心境を知ってか知らずか、外国人の男性は笑みを浮かべて冬児の肩を勢い良く叩く。

「なぁに少年!明日があるさ!そして明日が不安なら、たまには過去に振り返ってみるのもいいさ!!そうしていると気が付いたら明後日ってね!」

堂々と、外国人の男は自信満々に親指を立てて爽やかな笑みを浮かべてそう宣言する。

「………っ。何すか、それ……」

流石の冬児も笑みを零さずにはいられなかったようで、息を漏らして笑いを抑える。外国人の男もその様子を見て満足したようで、再度親指を立てる。

「ほらもう笑顔。頑張れよ少年!」

そうして見知らぬ外国人は何処かに消えていった。途中綺麗な女の人と会っていて楽しそうに会話しているのが見えたが、もう自分には関係ないことだと冬児は歩を進める。

そうして数歩進んでから、さっきの外国人が口にしていた言葉が頭に過ぎった。

――たまには過去を振り返ってみるのもいいさ

 

 

 

 

「ここに来るのも、5日ぶりか。」

気が付いたら、自然と足は其処に辿り着いていた。

自分がキャスターを初めて呼び出した場所、

そして自分が大切な人(カグラ)を失った場所。

喝馬町のセカンドオーナーが佇んでいた屋敷、壬生家。

その姿を早眞冬児は石段の下で見つめる。

避けていた。意図的に、此処に来るのを。

辛かったから、あの出来事を思い出すのが。だから家に居るカグラにも会うことが出来なかったのだ。

何故此処に来たのかは自分でも理解できなかったが、本能的に足は進んで壬生家の屋敷に身体が入っていた。

 

 

血で濡れた木の板の上を歩く。

壬生家の人間はあの日、使用人も含めその全てが斬殺・もしくは刺殺されたが、その死体がこの場に残ることは無かった。

死体は監督役達が回収したらしいが流石に屋敷の修理まではしてくれなかったらしい。簡易的な不可侵の結界だけ張られ、この場所は喝馬町に住む人間から認識できない場所になった。

その場所に強い思いを持つ、早眞冬児や矢部咲結香以外にとっては。

数日前に来たばかりなのに、もはや数年ぶりに来たかのような錯覚を覚えさせる。

奥に進むほど足取りは重くなり、次第にまた気分が悪くなってきた。

屋敷の主人である安山の部屋、長屋に並ぶ使用人の部屋、色々な所を周り、

そしてカグラの部屋に辿り着いた。

幼少期の自分やカグラが映っている写真や、貸したままになっていた本。中学の時のアルバムや、クリスマスにプレゼントして思わず苦笑を買ったオカルト雑誌など。

「まだこんなもの捨ててなかったのかよ……」

色んな物が、そこにはあった。

色んな思い出が、そこにはあった。

――ああ、やばい。

さっきまでキャスターのことで一杯だった頭の中が、今は思い出したくも無い記憶と混ざり合って、余計に気持ちが悪くなっていく。

胸が痛くなり、熱くなり、途端に一人じゃ立っていられなくなった。

それでも精神的にガタが来て動かなくなってきた身体に鞭を打ち、なんとか足を進める。

「……ここか」

そうして、何とかあの場所に辿り着けた。

アサシンのマスターによって蹴りを入れられたせいで偶然転落してしまった、地下室への入り口。

もはや不可侵の魔術も切れており、触れると簡単に扉は開いた。

地下へと続く階段には灯りが灯っておらず、冷たい風だけが地下から吹き抜けている。

風を受けて感じることは、あの日起きた惨劇を思い出すことのみ。

 

 

そうして辿り着く。

あの日、自分が聖杯統合戦なんていう殺し合いに巻き込まれた夜。あの時はよく把握できていなかったが、地下室は中々に広い空間を保っていた。

中の様子はあの時と変わらず、奥には何かを祀る様に建造された小さな鳥居と祠。

今思えば、この全てがキャスターを呼ぶ為の準備だったのかもしれない。何ていったって聖杯の獲得はそのまま魔術師の悲願である根源への到達に繋がるのだから。壬生家も相当の準備期間を掛けて、この鳥居や祠を作成したのだろう。

しかし、結局の所、彼らがサーヴァントを呼び出すことはなかった。

それを呼び出したのは自分なのだから。

そうして辺りを見渡していると、祠の前の台の上に白い紙が置いてあった。元々、触媒となるキャスターの石の鏡と欠片が置いてあった台の上に、あの夜には無かった紙があったのだ。

冬児は迷う事なくそれを手に取り、ゆっくりと開くとそこには懐かしいものが綴られている。

――否、彼にとって懐かしい形の文字が刻まれていた。

「……カグラの字だ」

 

 

 

 

「ねぇねぇお父様〜」

喝馬町の何処か。大きなクラシックホールの真ん中で優雅にグランドピアノを引くシルクハットの中年男性に向けて、10歳ぐらいの少女が半目で声を掛ける。

耳に入らないぐらいの音量とスピードで演奏しているというのに、さも当然のように中年男性は少女に返答する。

「何だい、ソー。お父様はちょっと忙しいんだけど」

「うっそだ〜。忙しい大人は青春を謳歌している学生に()()()()()()何か送り付けないでしょ〜」

そこでシルクハットの男の指が止まる。そこからひょこりと首から上だけがグランドピアノの影から顔を出して少女を見つめるその顔は、とても愉快な喜劇役者の様な笑顔だった。

「偽造じゃないよ。お父様はあの夜に血で塗れて読めなくなった手紙を綺麗に治してあげただけ。書いたのは私じゃなくて、壬生カグラちゃんさ」

「何でお父様が治すの〜」

少女は自分の体より少し小さめのぬいぐるみを抱きかかえたまま中年男性にダイブし、シルクハットの男の方もそれを悠々と受け止めると、また鍵盤に指を付ける。

「決まってるじゃないか。もっと舞台を面白くする為さ」

 

 

 

 

 

 

 

――拝啓 私の愛すべき彼氏様

――お元気ですか?これが読まれている時、私はもう死んでるか、悲惨な目にあってるんだろうなぁと思います。

――もしそのどちらでも無かったらここで手紙を破り捨てることをオススメします。私、黒歴史とか作らない主義なので。

――貴方も命が惜しいでしょう?

 

 

意地悪な喋り方は間違いなくカグラのもので、読み進めるほどそれはより根強い確信へと変わる。

 

 

――さて、読み進めているということは、貴方がよっぽどの命知らずか、聖杯統合戦に何らかの形で関わってしまったということを想定して話を進めます。

――率直に言います。

――もし貴方がこの聖杯統合戦に参加しでもしているのなら、即刻丘の上に居を構えている監督役の所まで行って、保護してもらい、速やかに聖杯統合戦から離脱してください。

 

 

「カグラ………」

読み進める程にこの文は彼女が書いたということを思い知らされる。それほど彼女のイメージは、深く心に突き刺さっていた。

 

 

――精神の弱い、もとい心の優しい貴方がこの聖杯統合戦で生き残れるとは思えません。

――即刻この聖杯統合戦から離脱することをオススメします。

 

 

何度もそう書かれていた。カグラは心から早眞冬児の身を案じ、肉体を失ったとしても、自分の意思を此処に残していたのだ。

 

 

――それでも貴方が聖杯統合戦に参加するのなら、いえ、きっと貴方なら続けるでしょう。昔から途中で投げ出すことが大嫌いだったもの。私も、貴方も。

――だからもし貴方に何としてでも叶えたい願いがあり、戦いたいというのなら、どうか生き残って。

――私には叶えたい願いなど無かったけど、貴方が其処にいて、この手紙を読んでいるということは、大方私が自動的に作動するようにした召喚の儀式も上手くいったようですし。貴方が今も生きていることがこれを書いている私にとっての最大の願いのようなものです。

 

 

手が震える。

まだ読んでない文字がある。まだ目にしていない箇所が沢山ある。

それなのに視界は何故か歪んで、目元から熱いものが込み上げてくる。

 

 

――その地下室にはサーヴァントを召喚する他の粗方の準備が整っています。使うのならばどうぞご自由に。

――もう手紙を書くにも手が痛いので最後に一つ。

――これも黒歴史になるので本当は描きたくなんてないんだけど、私が貴方の側に居なかった時用に、最後に一つだけ。

 

 

 

 

「『例え其処に居なくても、私は貴方を愛している』………」

言葉にした途端、涙が溢れた。

零れ落ちた熱い液体が真っ白い手紙の上に落ちて、幾つもの染みを作る。

冬児はそれをそれ以上垂れ流すことなく、右手で拭い、手紙を握り締めるようにして天井を見上げる。

「あぁそうだな……俺もだ、カグラ。それにキャスター。

だから諦めないよ。

お前とキャスターに怒鳴れない為に、頑張ってみるよ。

お前らの怒った顔、怖いもんな」

灯りが無い為、暗い暗い天井。その奥を見据えるように目元を細くして、今はここに居ない愛すべき人と信頼すべき友人へ愚痴を呟く。

その口元には、数日前までの明るい笑みが浮かび上がっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「“素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公

  降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ”」

初めての詠唱。人生初の魔術的行使。心の中で渦巻くものは、緊張なんてものじゃない。

それでも、自分でも恐ろしい程、早眞冬児という男は冷静だった。

「“閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)

  繰り返すつどに五度。

   ただ、満たされる刻を破却する”」

自分の中にある、カタチのないレバーを引く。

古く錆びれた、意志的には使ったことのないレバー。

通常の神経が反転して、魔力を伝わらせる為の回路へと切り替わる。

感じたことも無い量の濃密な魔力。いや、この感覚は知っている。あの鎧を着た時も同じ様な感覚を味わっている。

ただ意識したことはこれが初めてだったのだ。

今自分の体はただの回路と化しているため、より濃密にその感覚を味わえる。

身体が別のものに変わるような感覚が全身を襲う。

人間ではない、何か。

きっとこの感覚は魔術師でしか味わえない感覚。魔術回路を持つ者にしか、味わえない感覚。

痛み。どうしようもない痛み。

それでも循環を緩めることはない。

その痛みは徐々に一つに纏まり、既に刻まれている令呪に収束していく。

そうして、彼は覚えたての詠唱を口にする。

「――――“告げる”」

取り入れたマナを、固定化するための魔力に変換する。

あとはエンジンを回すだけだ。

「“――――告げる。

  汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。

  聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ”」

視界が閉ざされる。

ここからは味わったことのある感覚だ。

あの日、あの夜、彼女を呼び出した時と同じ、あの感覚。

強力なまでの魔力の渦に、自ら視界を閉ざす。

「“――誓いを此処に。我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者

汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ――!!”」

 

 

 

 

血液の中に魔力が入り込み、その全てが魔法陣を通してこの世界に現れる。

召喚したのは“魔術師のサーヴァント”。

光と共に現れる。

その姿に畏れ多のく自分に、この世界に形を成した細い腕が伸ばされる。

初めて出会った彼女とは全く雰囲気違う、

異質のサーヴァント。

「問おう」

山羊の骸骨を被ったその頭部からは表情が全く読み取れず、掠れたような低い声で黒い影は自分を召喚した者に問を投げる。

解りきったこと。あの夜、彼女にも問われた。あの台詞を。

「貴殿が、我がマスターか?」

ただあの夜とは違い、早眞冬児は迷うことなく口を開く。

あの夜の自分にはまだ戦う意思がなかった。だから彼女の問に答えられなかった。

でも今は違う。

今の自分は、戦う為にこのサーヴァントを呼び出したのだから。

 

 

「あぁ、俺がお前の(マスター)だ」

 

 

――そうして、早眞冬児の戦いがもう一度始まる。

 

 




※今回の反省点
毎度のことながら、展開早くてすいません。
ここからは第二章と言いますか、最終章の数歩手前と言いますか。熟成させたいので投稿が遅れる可能性もあるかもしれませんが、どうかご容赦頂きたい。

あとアニメ版の凛ちゃん可愛すぎですね。流石に「えへへ。キスしちゃった」は無しですか、そうですか。



















名前・バーサーカー《一体目》
登場話数:「監督役の仕事」「対竜」「対竜―英雄乱舞―」「対竜―太陽―」
マスター:赤ん坊(本名不明)
真名:ザッハーク
性別:男性
身長体重:182cm、61㎏
属性:混沌・悪
イメージカラー:黒よりの紫
特技:虐殺、蟲の飼育
好きなもの:気高く心が美しい女、酒、人間の悪性/嫌いなもの:退屈なもの、諦めの早い奴
天敵:サンジェルマン伯爵


「能力」
筋力D 耐久D 敏捷C 魔力A+ 幸運E 宝具EX
「クラス別能力」 
狂化(-):理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。身体能力を強化するが、理性や技術・思考能力・言語機能を失う。また、現界のための魔力を大量に消費するようになる。
が、ザッハークの特性により、全く作用していない。
「詳細」
ザッハーク(ضحّاک, Zahhāk)は、ペルシアの叙事詩『シャー・ナーメ』第4章に登場するマルダースの息子。

ザッハークは4代目の王ジャムシードをアンラ・マンユに誘惑されるまま弑して王位を簒奪、5代目の王となり、続く1000年間イランを統治する。ジャムシードが死ぬまでが第4章、ザッハークの邪悪な統治とその終焉までが第5章である。

ザッハークをそそのかして王位を約束し、マルダースを落とし穴に落として殺害したアンラ・マンユは王の即位のさい、給仕に姿を変えて即位をたたえ、ザッハークの両肩に口付けした。すると両肩から2匹の黒い蛇が生えてきた。それは切っても切っても次々生えてくる蛇であった。やがて無害化すべくその蛇を養うために人の脳味噌を喰らわせた。ザッハークは近隣の国の支配者である暴君ジャムシードの領土を落とし民衆に歓迎されたが、やがて支配下に置いた国は暗黒と絶望の国家へと変貌する。なぜなら肩の蛇に人の脳味噌を与えるべく毎日2人の若者が捧げられたからである。

このザッハーク本人と両肩から2匹の黒い蛇の姿は、古代イランの聖典『アヴェスタ』中の「ザームヤズド・ヤシュト」などに登場する三口三頭六目の邪竜アジ・ダハーカの化身となったことを意味する。

ザッハークの支配に終止符を打ったのが、のちに6代目の王となる英雄フェリドゥーンである。彼はザッハークを殺そうとしたが、天使ソルーシュ(スラオシャ)に「その時にあらず」と制止されたので、やむなく捕縛してダマーヴァンド山に幽閉した。ザッハークの心臓からは血が滴り落ち続けたという。

しかし、終末の時にザッハークは本性たるアジ・ダハーカとしてよみがえることが約束されている。解き放たれた暗黒竜は人・動物の3分の1を貪るという。しかし神話的英雄であるクルサースパに倒され最終的には殺される運命にあるとされている。
「技能」
高速詠唱A:術の詠唱を高速化するスキル。一人前の魔術師でも一分は必要とする大魔術の詠唱を半分の三十秒で成せる。神代の魔術も行使できるザッハークは、もはや言葉すら発せなくても使用できる魔術がある。
悪性A:諸悪の根源であるアンリマユと繋がっているが為に発動してしまっているスキル。あらゆる呪術的効果を無効化するが、その代わり幸運が著しく低下する。
龍の息吹C:最強の幻想種である竜が放つマナの奔流。ザッハークの場合、呪いの塊を吐息として吐き出す。
変化A:文字通り、「変身」する。ザッハークの場合、体の一部を暴走制限無しに竜化することが可能。
「宝具」
三口三頭六目の邪竜(アジ・ダハーカ)
Rank:EX 種別:対己宝具 レンジ:0 最大捕捉:1
・古代イランの聖典『アヴェスタ』中の「ザームヤズド・ヤシュト」などに登場する三口三頭六目の邪竜アジ・ダハーカの化身となる。その能力は凄まじく、現代では有り得ない最強の幻想種となってこの世に厄災を撒き散らす。
この姿になっている間は常にAランク相当の対魔力が働いており、また自動回復能力も付与される。
この姿になれば竜殺しなどではないと傷を付けることすら難しいが、魔力の燃費が恐ろしく悪く、王冠レベルの魔術師でも維持することはできず、魔力の循環が厳かになると全パラメーターが下がる。

この世すべての悪(アンラ・マンユ)
Rank:EX 種別:対界宝具 レンジ:1〜80 最大補足:全生物の3分の1。
由来:神話より。
・「終末の時にザッハークは本性たるアジ・ダハーカとしてよみがえることが約束されている。解き放たれた暗黒竜は人・動物の3分の1を貪るという」の逸話より、彼が吐く本気の竜の吐息にはその時点で地球上に存在する生物の3分の1の数が、そのままダメージ数値となる。ragnarok gateの人口は約60億人で、それ+全生物の数÷3なので、その破壊の規模が伺える。


説明
・幻想種になっちゃったザッハークさん、奈須先生ホントごめんなさい。
この人の性格はFakeのバサカさんやエリザちゃん同様、マイナス×マイナス=プラス理論を使っていますが、限りなく0に近いプラスです。ですので狂化しない限りは自分の心に抱く正義(悪)に従って行動しています。というかまんま金ピカ(
設定書いてる時も楽しくてもっともっと出したいキャラではあったのですが、性能がチートなのであえなく退場。残念。悪王様残念。だって幸運Eだもん。
声は東地宏樹さんイメージ。

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