鮮烈なのは構わないけど、俺を巻き込まないでください……   作:ふーあいあむ

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インターバルは挟まずに新たなるストーカー編に突入!




九十五話

天使と和解してから数日後、俺はあることに気付いた。

どこからか視線を感じる。まるで監視されているみたいだ。

 

「俺はこの感じを知っているッ! いや! この絶え間ない視線(まなざし)の感覚を知っている!」

 

……ボケてみたけど、それどころじゃない。

これはあれだ。いつしかのストラトスちゃんのあれと同じやつだ。……まさかあのヤロー、やめるとかほざいといて実は続けてたんじゃあないだろうな!?

 

「確認、してみるか……」

 

端末を取りだし、ストラトスちゃんをコールすると数秒もしないで出た。

 

『チヒロさん……?』

「よう、ストラトスちゃん。いきなりで悪いけど、今どこにいる?」

『え? 今ですか? 今はリオさんと飲食店でお食事を……』

 

ストラトスちゃんの後ろの方から『アインハルトさん! お食事じゃなくて、スイーツですよ!』と聞こえてくる。メシだろうがスイーツだろうがどうでもいいけどな。

とりあえず、アリバイはあるのか。

 

「ちょっと確認したいことがあってな。ちょっとだけでいいから会って話す時間よこせ」

『それは構いませんが……』

「じゃあ、今からお前がいるとこいくから。どこにいるんだ?」

『えっと……』

 

ストラトスちゃんから場所を聞き、通話を終了する。

よし、すぐに向かおう…………ところで、『リオ』って誰?

 

 

 

 

ストラトスちゃんから聞いた飲食店(一般的なファミレスだった)に到着し、中に入る。

 

「──チヒロさん、こちらです!」

 

いた。入り口からすぐのボックス席に座っている。ストラトスちゃんの向かい側には……誰だ、あのガキンチョ?

ていうか、呑気に手なんか振りやがってぇ……!

 

「お前、死刑な」

「え!? い、いきなり何を……?」

 

死刑宣告をしながら、ストラトスちゃんの向かい側──知らないガキンチョの隣に座る。

緊急事態だ。許せ、ガキンチョ。

 

「あ、先ぱ──」

「ストラトスちゃん……お前には今、ある疑いがかけられている。よく言うだろ、『疑わしきは処す』って」

「『疑わしきは罰せず』では……? それでは独裁者ですよ」

 

生ぬるい。そんなこと言ってるから犯罪はなくならないんだ!

 

「なのはさんも言ってたぞ! 『調子乗ったら即砲撃』って!」

「趣旨かわってませんか……?」

 

まぁ、いい。説明しとこうか。

とりあえず、たまたま通ったウェイトレスにコーヒーを注文する。

 

「本題に入ろう。最近、視線を感じるんだ」

「視線……ですか?」

「あぁ、どこに行ってもそれがついてくる」

 

常にある、ってわけではない。

家とか、学校とかまではさすがにないけど……。

 

「先輩、それってス──」

「それは……ストーカー、ということですか?」

「あぁ。……お前だろ」

「えっ!? ち、違います!」

 

前科があるんだ……信用できねぇ。

それに他に誰がいるんだよ。俺をストーカーしそうなヤツなんて……あぁ、ゴキ〇リがいたわ。

 

「うーん、本当にお前じゃないのか?」

「違いますよ!」

「……わかった。とりあえず、信じる」

「信じるもなにも、疑わないでほしいのですが……」

「前科あるやつが何をほざく」

「──あの頃も、今も、嘘だけはつきませんよ。私は」

 

……無駄にカッコいいな、おい。

まぁ、確かにコイツは嘘をついたことだけはなかったな。

 

「よし、なら手伝ってくれ」

「手伝う、とは?」

「ストーカーを捕まえる。お前は腕っぷしも強いし、元ストーカーだ。適任だろ?」

 

ストーカーのことはストーカーに聞け、だ。

 

「……わかりました。チヒロさんには借りがたくさんありますから……微力ながらお手伝いさせて頂きます」

 

借りってか、迷惑料になるな。

 

「微力ってか、主力だけどな。頑張れよ、肉盾!」

「いくらなんでも、それはあんまりですよ……!」

 

頬を膨らませるストラトスちゃん。

これがかつて四六時中俺を追い回していたとは思えないな。……だが、今はこれほど頼もしい盾……じゃなくて、仲間はいない。

 

「よし、いくぞストラトスちゃん! ストーカーを捕まえるぞ!」

「はいっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「先輩たち、最後までわたしの存在ガン無視だったなぁ。……先輩のばか。アインハルトさんのあほ。……あれ、ちょっと待って、アインハルトさんのケーキと先輩のコーヒーの支払いは? えっ、うそ!? せ、先輩たちのばかぁぁぁあああっ!」

 




さて、では新作?リメイク?(今後はVivid Strike版と仮称します)についての決定情報を。
最新の活動報告にて書いたものと同じ内容です。

Vivid Strikeは『魔法少女リリカルなのはvivid』から約1年後の物語(だったはず)ですが、僕は『魔法少女リリカルなのはVivid LIFE』から一年後の物語(の二次創作)として書こうかと思います。

だってリンネたんの過去がブラック過ぎるんだもの……!

Vivid LIFEを読んだことがない方のために簡単に説明しますと、Vividの日常を描いたほのぼの四コマ漫画です。
そっちの世界観で描いていこうかと予定しています。

ポンコツ感あふれる、ほのぼのとしたゆる~い日常(ゲス顔)をお楽しみいただければ幸いです。

また、いくつかのキャラクターが『鮮烈なのは~』の設定を引き継いで登場することが決定しました。

①ヴィクター、ジークとの関係性
リンネとの関係もあるため、チヒロとは旧知の間柄であるほうが楽なためキャラクター設定を引き継ぎ決定。コンセプト的には、『鮮烈なのは~』での邪神過去編にてそのままチヒロと交遊を続けた二人(『鮮烈なのは~』の邪神過去編では、チヒロは事故にて二人の記憶を忘れて疎遠になった。その後、初対面として再会)。完全な引き継ぎではないため、二人は少しだけ当作品とは違いがあります。

②GOD編について
GODには参加しなかった世界観となります。本編にてこの事を描写できるかわからないため、今言っておきます。

③リオ・ウェズリーについて
出ます。ついに。満を持して。



こんな感じとなりますので、連載し始めたら応援して頂けるとありがたいです。
その際にはよろしくお願いいたします!
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