今回から書き出すのは一人の少女のストーリーです
最初に言っておくと、本編の妖牙達と時間軸は同じようです。
どちラも同じグラいのペースデ書いてイクツもりなので、気ガルに見てイタダけるとサイワイでス
コレカラモ、ヨロシク
・・・ヨロシク
ザッ ザッ ザッ
ここは自殺者の絶えない某樹海。
通常一切立ち入ることのない場所だが、そこには茂った草むらをかき分けながら奥へと進む少女がいた。
その短い髪の少女は服が汚れるのにも関わらず樹海の奥へと入っていく。
少女「・・・」
この子はここが自殺の多い場所であることを承知の上で来ていた。そして、そんな場所だからこそ来る理由が彼女にはあった。
少女(・・・もう
・・・いいよね。私、頑張ったよね。)
彼女は歩いた。草木をかき分け、土汚れすら気にせず、これから先のことも一切考えずに、ただただ歩き続けた。
しばらくすると彼女は自分の居場所なんてまったく分からなくなっていた。
鳥の一声さえ聞こえない、ちょっと暗めの樹海の中。こんな場所で迷子になった一般人なら不安になるのが普通だが、既に彼女は不安なんて感情は捨てていた。
少女「・・さて。このまま餓死っていうのも苦しいからなあ・・・お!」
ふと彼女の視界にある光景が映った。
地割れだ、しかもずいぶんと大きく、小さめの谷のようにも例えられるかもしれない。
少女は地割れまで駆け寄り覗き込むが、底は暗い闇の中、肉眼では見ることはできない。
ただ少しおかしいのは、闇の奥から何かの光が漏れだしていることだ。彼女にはそれが何かは理解できなかったが、懐中電灯かランプでも落ちているのだろうと思って地割れから一度身を引くと、いきなり体操選手のごとく右手を振り上げた。
コウ「っ!!私はコウ!十五歳!訳あってこの世界から旅立つことにしました!後悔はしません!
・・だからっ・・・さよなら!!」
そう言ったコウはその場から駆け出し、地を蹴り、地割れの中へと
闇の中の光がコウを飲み込んだ気がした。
樹海の奥。風の音しか聞こえない暗いところ。
土を踏みこんだ足跡、地割れの片側についた手跡、闇にとびこんだコウの姿はここにはない。
もう彼女はこの世界から旅立ったのだった。
地割れの底、闇に覆われ何も視認できない空間、そこには地割れに飛び込んだ彼女の体は存在していなかった。
・・ぐあああ・・・ああっ!・・ドゴーー・・!!・・
・・・逃げr・・・あああ・・・
・・・・助けて・・・k・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・コウ!!
コウ「はっ!!」
目を覚ましたコウは真っ白な空間にいることにいち早く気がついた。
コウ「・・・あれ、もう天国に来たの?・・にしても何もないし・・・これから天使が迎えに来てくれるのかな?」
そんなことを呑気に考えていると、どこからか誰かの声が聞こえてきた。
?(・・ソナタノモトメルチカラハ、ナンダ?)
コウ「・・・ふえ?」
コウ(・・・天使が迎えに来ると思ったら、なんか別の声が聞こえてきたし。しかも第一声が「其方の求める力は何だ?」って。転生物の小説じゃあるまいしw)
?(ナンデモイイ、ソナタノモトムチカラハナンダ?)
コウ「・・・・・」
コウ(私の?・・・・・私の求める・・・力・・?)
コウは死ねばすぐに天国か地獄にいけると思っていた。
「あれ」が存在しない世界、「あれ」が存在しなくても成り立つ世界に。
コウ「・・・・・」
?(・・・・ソナタ、ナニガノゾミダ)
コウ「・・・力なんて。」
?(ナニ?)
コウ「力なんていらない!!」
?(・・・・・)
コウ「何が力よ!!こっちはその力で散々な目にあってんのよ!!私は「あれ」が・・・・「争い」のない世界に行きたいの!!力なんていらないの!!」
?(・・・・・ダガ)
コウ「もし力で私がねじ伏せられたら、そのまま私は!・・・わた!・・・わ・・・たし・・は・・・!」
?(・・・・スペル「mind・research」)
コウ「え、、」
・・・・・・私は
・・・・・・・・守りたい
守りたいもの・・・・・
・・・・・・守りたい
助けたい
?(・・・・ソナタノチカラハ「マモルベキモノヲシュゴスルテイドノノウリョク」)
コウ「・・・・・え?」
コウをさっきの光が覆い、意識が遠のく。
?(・・・・・・イクガヨイ、ワスレラレタモノタチガツドウバショ「ゲンソウキョウ」へ!)
コウ「・・・・・」