今回は花陽ちゃんのミニクリアファイルを手に入れて...来場者プレゼントのイラスト色紙は無事に海未ちゃんを手にすることができました!
まだあと2回残ってるし、全力で楽しみたいと思います!
「これで新入生歓迎会を終わります。各部活とも体験入部を行っているので興味があったらどんどん覗いてみてください」
檀上で綾瀬会長が話してるのを俺はソワソワしながら聞いていた。
...いよいよ今日がライブの日、何としても成功させたい!
「ゆー君さっきからソワソワしてるね、どうしたの?」
「いや、ライブがもうすぐだと思うと落ち着かなくてな.....」
「もう...穂乃果でも落ち着いているんですから...しっかりしてください」
「ごめんごめん!」
海未に注意され、俺は表情を引き締める。
「このあとチラシ配りに行くんだよな?」
「うん!」
穂乃果は気合十分なようだ。
「よ~し!それじゃあ!チラシ配りに行こう!」
「あぁ」
「はい」
「うん」
俺たちはそれぞれ返事をし、穂乃果のあとに続いた。
***
「今日、午後4時から初ライブやりまーす!場所は講堂でーす!」
「よろしくお願いしまーす!」
「ぜひ来てください!」
「お願いしまーす!」
チラシを配りアピールはするが...どうも他の部活に生徒を持っていかれている。
「他の部活に持っていかれちゃってるね....」
「うん.....どうしよう.....」
「弱気なんて穂乃果らしくないだろ?海未を見てみろよ」
「「へ?」」
穂乃果とことりが振り向いた先には笑顔でチラシを渡す海未の姿があった。
「よろしくお願いしまーす!午後4時からです!」
「海未ちゃん....」
「よ~し...ことりちゃん!私たちも!」
「うん!」
俺もチラシ配りに戻るか....
「今日の午後4時から初ライブやりまーす!来てくださーい!」
***
「穂乃果!」
チラシを配り終えて講堂に戻ってきた4人で戻ってくると、誰かが穂乃果を呼ぶ。
「ヒデコ、フミコ、ミカ!」
「何か手伝うことはない?何でも言って!」
「本当に!?手伝ってくれるの!?」
「私たちも学校が無くなるのは嫌だし!」
「穂乃果たちには上手くいって欲しいって思ってるから!」
「穂乃果、いい友達がいるな」
俺は穂乃果の左肩をポンっと叩く。
「うん!じゃあ頼んでもいい?」
「「「もちろん!」」」
ヒデコさん、フミコさん、ミカさんの3人はそれぞれが音響に行ったり、照明に行ったり、宣伝のためにチラシを配りに行ってくれたりする。
...俺もチラシ配って宣伝するか!
紙の束を持ち、外へ出ようとするが、その前に....
「穂乃果!海未!ことり!」
3人へと言うことがある。
「なになに~?」
「ゆー君?」
「どうしたのですか?」
俺は胸いっぱいに空気を吸い込んで...
「今更だし、大したことでもないんだけどさ!楽しもうな!!!!!」
講堂中を響く大声で叫ぶ。
すると、3人は笑顔で目配せをして
「「「うん(はい)!」」」
すぐに3人分の大きな返事が講堂と俺の鼓膜を震わせた。
***
どうしてだ?
「何で...何で...?」
俺は今の状況を理解するのに数秒費やし、理解してもなお呆然としていた。
ライブは午後4時から...今は、3時40分...それなのに......
「くそっ!」
俺はすぐに校舎から出てライブの宣伝を続ける。頼むっ!頼むっ!少しでもいいから!
そんな思いも虚しく...開演3分前になってしまう。
「なんだよ...これ!!!」
呟かずにはいられない。その呟きを合図としたかのように、ブザー音が鳴り、幕が上がる。
穂乃果、ことり、海未の3人は檀上で目を閉じ手を繋いで立っていて、幕が完全に上がりきったところで目を開ける。
「えっ...?」
穂乃果の戸惑う声。
「そんな...」
海未の呆然とした声。
「どうして...?」
ことりの悲しみに満ちた声。
3人が呆然とするのは当然のことだった。...生徒が1人も来ていないのだから....
「ごめん...最後まで粘ったんだけどさ...本当ごめん....」
俺は3人に謝りながら、涙を流す。
刻々と時間は過ぎていく...静寂がとても痛い。
「...そりゃそうだ!世の中そんなに甘くない!」
俺はハッとして穂乃果たちの顔を見る。
今にも泣き出しそうな顔。
俺は『3人が笑顔でライブを終えることができますように』という願いを思い出す。
それなのに...俺が泣いてる場合じゃないだろ!!!!
涙を袖で乱暴に拭って穂乃果、ことり、海未を1人ずつ見つめる。
「ライブ...見せてくれよ!」
「「「ゆう君(優)ゆー君?」」」
今できる最高の笑顔を浮かべ、言葉を紡ぐ。
「せっかく練習したんだからさ...やらないともったいないだろ?」
「でも...」
「来てる生徒が0人でも...俺がちゃんと見届ける!」
その時だった。後ろから音がして、声も聞こえてくる。
「はぁっ...はぁっ!...あれ?ライブは?」
「小泉さん!」
...走ってきたのか息は切れている。そして辺りをきょろきょろと見回して
「ライブぅ...」
肩を落とす。どうやら終わったと思っているみたいだ。
俺はニッと笑い
「ほら!これで2人だ!早くしてくれよ!」
声で3人の背中を押す。
「ゆう君の言う通りだね...やろう!ことりちゃん!海未ちゃん!」
「...はい!」
「...うんっ!」
3人は位置がつき、照明が落ちて辺りが暗くなる。
そして曲が流れだす。
曲名は...『START:DASH!!』
俺は一瞬たりとも見逃さないように、目に焼き付けた。
***
曲が終わり、俺は拍手をする。もちろん小泉さんも拍手をしている。いつの間にか小泉さんの隣にいる星空さん。入り口には西木野さん。そして隠れるように椅子から顔を覗かせている黒髪のツインテールの人。放送用の部屋には綾瀬会長までいた。
経験者からすれば...歌もダンスも何もかも未熟なんだろうけど...それでも人を惹きつける何かがあるんだ。
何だ...ちゃんとお客さんいるじゃん!
俺は可笑しくなって少しだけ口元が緩む。それでも目線は檀上にいる穂乃果たちに向いていた。
3人は息を切らながらも拍手の中ずっと笑顔を浮かべている。
急に足音が響き、上の部屋から降りてきた綾瀬会長が壇上に近づく。
「生徒会長...」
「どうするつもり?」
穂乃果と綾瀬会長の視線がぶつかる。強い眼差しを向けられても穂乃果は怯まず告げる。
「続けます!」
「穂乃果...」
「穂乃果ちゃん...」
「何故?これ以上続けても意味があるようには思えないけど」
「やりたいからです!」
「今、私もっともっと歌いたい、踊りたいって思っています。きっと海未ちゃんもことりちゃんも...こんな気持ち初めてなんです!やってよかったって本気で思えたんです!」
綾瀬会長は黙って耳を傾ける。
「今はこの気持ちを信じたい...。このまま誰も見向きもしてくれないかもしれない。応援なんて全然もらえないかもしれない。でも...一生懸命頑張って、私たちがとにかく頑張って届けたい!今、私たちがここにいるこの思いを!」
穂乃果...俺も一緒の思いだ。
口には出さないけど、穂乃果と目が合った俺はゆっくりと頷く。
「いつか...いつか私たち必ず...ここを満員にしてみせます!」
そうだ.....いつか、絶対満員にして見せる!
***
「ふふっ。完敗からのスタートか....」
うちは講堂の扉から離れ、静かにその場をあとにした。
-To be continued-
作「雑談のコーナー!今日は南ことりちゃんです!」
こ「お願いします♪」
作「正直アニメでここを初めて見たときは...心にとても刺さりました。」
こ「私もこの場面は...苦手です、それでも穂乃果ちゃんと海未ちゃんと一緒だったから乗り越えられたんだとと思います♪」
作「3人は本当に仲がいいですね!」
こ「はい!これからもずっと一緒です♪」
作「それでは穂乃果ちゃんと海未ちゃんが帰りを待っていると思うので...今回はここまで!」
こ「次回もお願いします♪」