ラブライブ!~未来へ響く多重奏~   作:朝灯

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明日も映画だー!

何度見ても感動的ですね...。

明日こそ泣かないようにします!

遅れましたが...UA5000突破致しました!

この作品を読んでくれている読者の方々やお気に入り登録してくれている方々には感謝してもしきれません!

これからも未来へ響く多重奏をよろしくお願いします!


私のわがまま

「ほぇぇ~...」

 

「ことりちゃん最近毎日ここにきてるよね....」

 

「急にハマったみたいです」

 

「...なんでこの学校アルパカとかいるんだ?」

 

そう。今俺たち4人は学校で飼われているアルパカの前にいる。本当...なんでアルパカ?

 

「ほら、ことり、チラシ配りに行くぞ~!」

 

「あとちょっと~♪」

 

「もう...」

 

「5人にして部として認めてもらわなくてはちゃんとした部活は出来ないのですよ?」

 

「う~ん、そうだよねぇ~」

 

駄目だ、ことりはアルパカに夢中で一向に動こうとはしない。...これそんな可愛いのか?

 

「グゥッ!」

 

アルパカは白と茶色の2匹がいるのだが、俺が可愛いのか疑問に思った瞬間...茶色の方が歯をむき出しにして俺を威嚇してきた。

 

...心を読まれた!?いや、そんなはずないよな?

 

「これ可愛いのか?」

 

今度は口に出して聞いてみる。

 

「えぇ~!?可愛いよ~!ゆー君も触って見れば分かるよ!」

 

「まぁ...そこまで言うなら...」

 

俺は小屋の中に入り、茶色いアルパカに近づいて、撫でようと手を伸ばす。

 

「ぺッ!」

 

...触れる直前にアルパカは唾を吐いた。俺の顔に。

 

「うぉっ!?臭っ!?」

 

すぐにアルパカから離れてハンカチで顔を拭く。

 

「クッ!」

 

茶色のアルパカはしてやったぜ見たいな顔で俺を見ていた。

 

「この野郎...!」

 

久しぶりに怒っちまったぞ...。

 

「駄目だよゆう君...お、落ち着いて...ぷっ!」

 

「そ、そうですよ...動物に手を上げるなど...くっ!」

 

「お前ら笑ってんじゃねーよ!」

 

俺を止める穂乃果と海未の全身はプルプルと震え、笑いをこらえるのに必死なようだ。こらえきれてないけどな!

 

「はぁ~幸せぇ~♪」

 

ことりは相変わらず白いアルパカに夢中だった。

 

...白いアルパカなら大丈夫なのか?

 

「なあ、ことり。そのアルパカ俺にも触らせてくれないか?」

 

「う~ん......ちょっとだけだよ?」

 

俺はもう一度チャレンジしてみることにした。

 

慎重に白いアルパカに手を伸ばす。

 

「ぺッ!」

 

...触れる直前に茶色いアルパカが俺に向かって唾を飛ばしてきた。また顔に。

 

「...」

 

今度は無言でハンカチで顔を拭い、深呼吸をしながら目を閉じる。

 

「クッ!」

 

目を開くと見えたのは茶色いアルパカの満面の笑みだった。

 

「覚悟は出来たかこの野郎!」

 

「だから...だ、駄目だって...ぷぷっ!!」

 

「ここは...抑えて...く、ください...ふふっ!!」

 

「だから笑ってんじゃねーよ!!」

 

「もふもふ~♪ひゃんっ!」

 

俺が怒りを鎮めている間にことりが悲鳴を上げる。

 

「ことりちゃん!?」

 

ことりの顔は若干濡れていた。どうやら顔を舐められたようだ。

 

「えっと...ここはひとまず弓で!」

 

「それいいかもな...」

 

「駄目だよ!海未ちゃん何言ってるの!?ゆう君も落ち着いて!」

 

「グルルッ!」

 

突然歯をむき出しにして茶色のアルパカは俺たちに吠えてくる。

 

「ほら!アルパカだって怒ってるよ!」

 

そんなカオス的状況の中、誰かがアルパカに近づいていく。

 

「よ~しよし!」

 

その人物がアルパカを撫でると...一瞬で大人しくなった。

 

「嫌われちゃったかな~?」

 

まだ尻餅をついている状態のことりが不安そうに言う。

 

「あ、平気です。楽しくて遊んでただけだと思うので...あ、お水」

 

その人物...小泉さんは手慣れた様子でアルパカの水入れに水を入れる。

 

「小泉さん、アルパカ使いだね」

 

「わ、私...飼育委員なので...」

 

「そうなんだ」

 

「おぉ~!ライブに来てくれた花陽ちゃんじゃない!」

 

穂乃果は小泉さんに擦り寄り、肩に手を置く。

 

「あ、はい...」

 

いきなり話しかけられて緊張しているのか、小泉さんは俯いてしまう。

 

「ねぇあなた!...アイドルやりませんか?」

 

「穂乃果ちゃん...いきなりすぎ...」

 

「君は光っている!大丈夫!悪いようにはしない!」

 

「お前は悪人か!」

 

穂乃果の後頭部に軽くチョップを与える。

 

「でもすこしぐらい強引に頑張らないと!部員集まんないよ!」

 

「それはそうかもしれませんが...」

 

「あ、あの...」

 

小泉さんが何か言い辛そうに口を開く。

 

「に、西木野さんがいいと...思います」

 

「えっと...ごめんもう1度いい?」

 

1回では聞き取れなかった穂乃果が耳を小泉さんに近づける。

 

「西木野さんが...いいと思います。すごく...歌、上手なんです」

 

「そうだよねぇ~!私も大好きなんだ!あの子の歌声!」

 

「だったらスカウトに行けばいいじゃないですか!」

 

「俺と穂乃果が行ったけど...」

 

「絶対嫌だって!」

 

ファーストライブのあと、作曲のお礼と勧誘を兼ねて、西木野さんを尋ねたけど...

『だから...私じゃないって言ってるでしょ!?それと...絶対嫌です!』

 

と言われてしまった。

 

「あ、ごめんなさい...私、余計なこと!」

 

「ううん!ありがと!」

 

穂乃果は小泉さんの手を取り、にっこりとほほ笑む。

 

「かよちーん!」

 

声のする方を向くと、星空さんが大きく手を振っていた。

 

「早くしないと体育遅れちゃうよー?」

 

「し、失礼します」

 

小泉さんは星空さんのところに小走りで戻って行く。

 

「俺たちも戻るか」

 

そう言った俺は穂乃果たちから少し後ろに離れ、特に意味はないが、小泉さんたちが走って行った方向を眺め続けた。

 

***

 

放課後。 

 

「かよちんもう部活決めた?」

 

帰りの準備をしていた私に凛ちゃんはそう言います。

 

「えっと...明日決めようかな」

 

「そろそろ決めないと駄目だよ~!もうみんな部活始めちゃってるよ!」

 

「う、うん」

 

自分でも分かるぐらいに目が泳いでしまいました。咄嗟に誤魔化そうと、凛ちゃんに話を振る。

 

「凛ちゃんはどこ入るの?」

 

「凛は陸上部かな~」

 

凛ちゃん足速いもんね...

 

「あ、もしかして...」

 

俯いた私の視界に入るようにしゃがみ、凛ちゃんは

 

「スクールアイドルに入ろうと思ってたり?」

 

見事に私の心の中にあることを言い当ててみせました。

 

「そんなことないよ」

 

私は手を胸の前に持っていき、指を合わせる。

 

「やっぱりそうなんだ!」

 

「ち、違うよ!」

 

「嘘ついても分かるよ!嘘つく時絶対指合わせるんだもん!」

 

「...」

 

無意識にそんな癖が出ていたようです。

 

「一緒に行ってあげるから先輩たちのところに行こう!」

 

凛ちゃんは私の手を掴んで引っ張ってくれる。

 

「ほ、本当に違うの!...私じゃアイドルなんて...」

 

「かよちんそんなに可愛いんだよ?人気出るよ!」

 

「で、でも待って!」

 

「ん~?」

 

「わがまま...言ってもいい?」

 

「しょうがないなぁ~、何?」

 

そう...今から言おうとしていることは、本当にただのわがままだから...。

 

「もしね?.......もし私がアイドルやるって言ったら......凛ちゃんも一緒にやってくれる?」

 

「凛が?」

 

「うん」

 

「無理無理無理!凛はアイドルなんて似合わないよ~!ほらっ、女の子っぽくないし!髪だってこんなに短いし!」

 

「そんなこと!な「ほら昔もからかわれたことあるでしょ?」

 

強く否定しようとすると、凛ちゃんは話を遮る。

 

そう、凛ちゃんは昔...小学校の頃、スカートを穿いて登校したことがあった。女の子だったら当たり前のこと。

 

でも...その姿を男の子にからかわれた凛ちゃんはすぐに家に戻ってズボンに穿き替えてきた。

 

それが原因でずっと女の子っぽくないと言い張るようになってしまった。

 

「だから...アイドルなんて、絶対無理だよ~!」

 

「凛ちゃん...」

 

凛ちゃんはそう言って笑っています。でもどこか悲しそうでした。

 

自分に勇気が無く、踏み込めないことよりも...そっちの方が私は悲しいと思いました。

 

「あー!?」

 

凛ちゃんは突然大声を上げる。

 

「ど、どうしたの!?」

 

「今日、お母さんに早く帰ってくるように言われてたの忘れてた!」

 

「あ、ごめん!すぐ準備するから!」

 

「ううん!今日は先に帰るね!かよちんまた明日!」

 

私が返事をする間も無く、凛ちゃんは教室から走って出て行ってしまいました。

 

***

 

「何だあれ?」

 

メンバー大募集!と書かれたチラシが廊下に置いてある。それは知ってる。置いたのは俺たちだし。

 

問題はそこじゃない。

 

「手帳?」

 

確か...これは生徒手帳だったような気がする。

 

「勝手に中見るのはなぁ...」

 

でも見ないと誰のものか分からないし...

 

「あ、あの!」

 

困っていると後ろから声がかかる。

 

「どうかした?小泉さん」

 

「そ、その手帳...」

 

俺の右手にある手帳を指差す小泉さん。

 

「これ小泉さんの?」

 

「い、いえ!...西木野さんのものだと思います」

 

「へ?西木野さん?」

 

「は、はい、さっきここでチラシを取って行くのを見ていたので...」

 

西木野さんがこのチラシを!?...もう1度それとなく話を聞いてみるか。手帳届けるついでに。

 

「ありがと!じゃあ俺、西木野さんに届けてくる!」

 

「え!?あ、あの!」

 

背中を向けて走り出そうとした俺に再び小泉さんの声が投げかけられる。

 

「どうかした?」

 

「い、いえ!そのぉ...西木野さんの家がどこにあるか分かるんですか?」

 

「あ」

 

俺は足を踏み出した状態で動きを止めた。

 

-To be continued-

 




作「雑談のコーナー!今回のゲストは八坂優くんです!」

優「よろしくお願いします」

作「どうしてあんなにアルパカに唾吐かれるんでしょうねぇ?」

優「俺が知ってるわけないだろ!」

作「まあ...運が無かったですねw」

優「あいつとはいつか必ず決着をつけてやる...」

作「はい、頑張ってください、という訳で...次回もよろしくお願いします!」

優「どういう訳だ!?」
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