ラブライブ!~未来へ響く多重奏~   作:朝灯

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明日...CD発売日ですね!
私の大好きな2年生組とこれまでの集大成と言っていいあの曲が入ったCDですよ!
買うお金がないために友達からCDを借りることになりますけどねw
いずれは自分のお金で買いたいと思います!




梅雨の日

「ことり~、悪い待たせたか?」

 

いつも通り朝練をするため、俺は神田明神の階段を登り、準備運動をしていたことりに声をかける。

 

「私もさっき来たところだよ。それと海未ちゃんは弓道の朝練があるんだって」

 

「穂乃果と1年生トリオは?」

 

「ごめん!待った?」

 

穂乃果の名前を出すと、ちょうど本人が階段から姿を現した。

 

「いや、俺たちもさっき来たとこだ」

 

「凛ちゃんたちもその内来ると思うから先に始めてようか」

 

「うん!そうだね...!?」

 

穂乃果と会話をしていたことりが急に後ろを振り返る。

 

「どうかしたのか?」

 

「さっきから気にはなっていたんだけど......穂乃果ちゃん、ゆー君、あそこに誰かいなかった?」

 

そう言ってことりは建物の角の辺りを指差す。

 

......いたのか?

 

「じゃあ私見てくるよ!」

 

「俺も行く」

 

指差された位置まで行き、角を曲がるが......誰もいない。更にその奥の角を穂乃果が曲がろうとすると、

 

「うわっ!?」

 

穂乃果は急につまずき、地面に倒れる寸前に手をついてこらえた。

 

「痛ぁ~い!!」

 

今、遠くから見てて穂乃果の足首を誰かが掴んだように見えた気がするぞ!?

 

と俺が穂乃果に近寄ろうとすると誰かが穂乃果にデコピンをして、何かを言って去って行った。

 

真面目に観察してる場合じゃなかった!?

 

「穂乃果!?大丈夫か!?」

 

俺はすぐに穂乃果に駆け寄り、抱き起こす。その騒動を聞いていたことりも傍にやってくる。

 

「何を言われたんだ?」

 

「とっとと解散しなさいって......」

 

「え!?」

 

ことりは驚いているが、俺は冷静に考えていた。

 

μ’sは6人に増え、動画の再生回数も増えてきて、知名度も上がってきたため、このようなアンチが付くことも当然のことだよな.......。

 

「気にすることない、確かに今朝コメントにアイドルを名乗るなんて10年早いと書かれていたけど、それは名前が知られてきたってことだからな!」

 

「そっか......そうだよね!」

 

穂乃果はガバッと立ち上がり意気揚々と拳を握る。

 

「あ、いたいた~!」

 

後ろから凛の声が聞こえる。全員揃ったみたいだな。

 

「よ~し!練習開始だぁ~!」

 

穂乃果が駆け出し、俺たちはあとに続いた。

 

***

 

「それでは!メンバーを新たに加えた新生スクールアイドルμ’sの練習を始めたいと思います!」

 

「いつまで言ってるんですか?それはもう2週間も前ですよ?」

 

「ちなみに今ので13回目だ」

 

デコピンされたおでこにバンソーコーを貼っている穂乃果を横目で見ながら俺は淡々と回数を言う。

 

「数えてたんですか!?」

 

「だってぇ~!嬉しいんだもん!」

 

気持ちは分かるけど......もうさすがにいいだろ。

 

「なので!いつも恒例の......1!」

 

「2!」

 

「3!」

 

「4!」

 

「5!」

 

「6!」

 

「......7」

 

「くぅ~!!!!7人だよ、7人!アイドルグループみたいだよねぇ~!いつかこの7人が神セブンだとか仏セブンだとか言われるのかなぁ~!」

 

「仏だと死んじゃってるみたいだけど.....」

 

「毎日同じことで感動出来るなんて、羨ましいにゃー」

 

「いやぁ~!」

 

バカにされてるぞ、決してほめられてないぞ!

 

「それと......俺は別にステージに立つわけじゃないから、わざわざカウントしなくていいって言ってるだろ?」

 

「ゆう君だってμ’sのマネージャーなんだからいいの!」

 

「諦めた方がいいですよ?穂乃果はこうなったら意地でも動きませんから」

 

「そうする......」

 

「人数が増えるっていいことだよねぇ~!私にぎやかなの大好きでしょ?歌が下手でも誤魔化せるでしょ?あとダンスを失敗してm「穂乃果?」冗談冗談!」

 

海未のドスが聞いた低音で穂乃果は一瞬で冗談と言う。

 

「そうだよ?ちゃんとやらないと朝みたいに怒られちゃうよ?」

 

『解散しなさい!』

 

「って言われたんでしたっけ?」

 

「でもそれって......それだけ有名になってきたってことだよね!」

 

「さすが凛、よく分かってるな」

 

「えへへ~」

 

「それより練習!どんどん時間無くなるわよ?」

 

話に夢中になりすぎたな。

 

「おぉ!真姫ちゃんやる気満々!」

 

「べ、別に!私はただとっととやって帰りたいの!」

 

「またまた~!お昼休み見たよ~?1人でこっそり練習してるの!」

 

「あ、あれはただ!この前やったステップがかっこ悪かったから変えようとしてたのよ!あまりにもひどすぎるから!」

 

「お、おい?真姫?その辺で......」

 

だって確か練習している曲のステップはほとんど海未が......

 

「そうですか......あのステップ、私が考えたのですが......」

 

「えっ!?」

 

「おい!海未、顔!顔!他人に見せられない表情してるぞ!?」

 

雰囲気といい、表情といい......例えるなら、落ち武者って感じだ。

 

「気にすることないにゃー!」

 

そんな悲壮感溢れる海未をフォローするかのように凛は階段を駆け上がる。

 

「真姫ちゃんは照れくさいだけだよね!」

 

この2週間の間に随分と仲良くなったな、2人とも。まあ凛が積極的に真姫に近寄ってるからな。打ち解けるのも簡単だったんだろう。

 

俺が物思いにふけっていると、外からザァーっと音がし始める。

 

「雨だ......」

 

「どしゃ降りですね......」

 

穂乃果と花陽がガックリと肩を落とす。

 

「梅雨入りしたって言ってたもんね.......」

 

「それにしたってよく降るよな~!」

 

「降水確率60%って言ってたのに~!」

 

確率なんて当てにならないな、傘持ってきておいてよかったぁ~!

 

「60%なら降ってもおかしくないじゃない」

 

「でも!昨日も一昨日も60%だったのに降らなかったよ!」

 

「あ、雨少し弱くなったかも!」

 

「本当だ!」

 

穂乃果は扉を開け、外へと飛び出す。

 

「やっぱり確率だよ!」

 

「このくらいなら練習出来るよぉ~!」

 

凛も外へ飛び出し、その場で小刻みにジャンプしている。

 

「ですが......下が濡れて滑りやすいですし......またいつ降りだすか.......」

 

「大丈夫大丈夫!練習出来るよぉ~!」

 

海未の制止を聞かずに2人は屋上の真ん中辺りまで走っていく。

 

「うぅ~!テンション上がるにゃー!!!!!」

 

凛はそう叫ぶと地面に手をつき、ハンドスプリングをしたかと思うとその勢いで宙返りを楽々とこなし、地面を滑りながら決めポーズをして勢いよく止まる。

 

凛がポーズを決めたその瞬間、待っていました!と言わんばかりに再びどしゃ降りになった。

 

それにしても......凛の運動神経は男顔負けだな......。

 

「おぉ~!PVみたいでかっこいい!」

 

穂乃果は凛の隣で拍手している。

 

「私帰る」

 

「わ、私も......今日は...」

 

「そうだね、また明日にしよっか」

 

「じゃ、着替えて今日は解散ってことで」

 

「えぇ~!?帰っちゃうのぉ~!?」

 

「それじゃ凛たちがバカみたいじゃん!」

 

「バカなんです」

 

「いいから早く中入れ、2バカ」

 

海未のツッコミに便乗して俺は冷たくツッコむ。

 

「これから雨が続くとなると、練習場所をなんとかしないといけませんね.....」

 

「体育館とか駄目なんですか?」

 

「講堂も体育館も、他の部活が使ってるんだよ」

 

「そうですよね.......」

 

「だから屋上でいいんじゃないの?」

 

「そうにゃ!そうにゃ!」

 

「早く体拭け、2バカ」

 

「ゆーサン当たり強いにゃー!」

 

「そうだそうだ~!」

 

「とにかく今日は中止だな!さ、着替えて帰ろうぜ!」

 

穂乃果と凛の抗議を軽くスルーして俺は先に階段を降りた真姫を追うようにして階段を降りた。

 

海未もことりも花陽も残念そうな顔をしながらも俺のあとに続いた。

 

***

 

「どうやらあの子ら、辞める気はつもりはないようやで?」

 

「ふん......」

 

うちが今話しとるんはうちと同じ学年の女の子矢澤にこ。通称にこっちや。

 

うちが勝手にそう呼んでるだけなんやけどね。

 

にこっちは体は小さく、髪は黒髪のツインテールや。

 

誰に説明するわけでもないのに、うちは心の中で今目の前で不機嫌そうにしているにこっちの紹介をする。

 

「そんな意地張る必要なんてあるの?」

 

「誰も意地なんて張ってないわよ!」

 

にこっちはくるりと踵を返し、うちの前からいなくなる。

 

「それが意地って言うんよ?もう......」

 

にこっちが去ったあとでうちは1人、聞こえもしないことを呟く。まるでお母さんみたいやん。

 

自分の行動に可笑しくなったうちはクスクスと笑って生徒会室へと戻って行った。

 

-To be continued-

 




作「雑談のコーナー!今回のゲストは、μ’sの元気印!運動神経抜群の星空凛ちゃんです!」

凛「お願いしますにゃー!」

作「作中何度見てもすごい運動神経ですよね?」

凛「凛は昔からスポーツが得意で、よく体を動かしてたんだにゃー!そしたらいつの間にかこうなってたんだぁ~!」

作「その口調も特徴的ですよね?」

凛「凛は猫が大好き!でも猫アレルギーなんだぁ~......残念!」

作「それは悲しいですね......好きな物に触れられないなんて!」

凛「でも!かよちんだっているから全然寂しくないんだにゃー!」

作「というわけで!」

凛「次回もお願いするにゃー!」
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