ラブライブ!~未来へ響く多重奏~   作:朝灯

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まだ話がまとまりきっていないのですが.....やりたいことに間に合わせるために少し早めの投稿です。

間に合うといいのですが......恐らく厳しいと思いますw

それではどうぞ!


リーダーは誰だ?

部活紹介用のビデオはまだμ’s全員の分が取れたわけじゃない。中庭で続きの撮影を開始する。

 

「た、助けて.....」

 

「第一声がそれか.....」

 

今カメラを向けられているのは花陽だ。本人は緊張してるのか、誰かに助けを求めているけど.....

 

「緊張しなくても平気!聞かれたことに答えてくれればいいから!」

 

撮影者は凛で決定なんだな。本人はノリノリだし、特に問題はないけども。

 

「編集するからどんなに時間かかっても大丈夫やし」

 

「で、でも!」

 

「凜もいるから頑張ろ?」

 

花陽は納得はしていなかったけど、凛の言葉で受け入れることにしたようだ。

 

「真姫ちゃんもこっち来るにゃ!」

 

レンズが自分は興味ないといった様子で髪をクルクルしている真姫の姿を映す。

 

「私はやらない」

 

「もぉ~」

 

「えぇんよ、どうしても嫌なら無理にインタビューしなくても」

 

希先輩がウィンクをしながら言う。

 

何か考えがあるのか?

 

俺はよくわからないけど、マイクを持った希先輩を見て、凛は下ろしていたカメラを再び真姫に向ける。

 

「真姫だけはインタビューに応じてくれなかった。スクールアイドルから離れれば、ただの多感な15歳。これもまた自然な「なに勝手にナレーション被せてるの!?」

 

希先輩のナレーションを聞き終わる前に真姫がレンズを手で隠す。

 

「それが嫌ならインタビュー受けるしかないやん?」

 

「わ、分かったわよ!」

 

渋々インタビューを承諾する真姫。

 

「じゃあ次は1年生3人を同時に撮るか?」

 

「了解にゃ!ゆーサンカメラお願い!」

 

凛にカメラを渡され、俺は使い方を確認する。

 

「かよちん!真姫ちゃんも早く早く!」

 

「う、うん!」

 

「何で嬉しそうなのよ.....」

 

3人が横に並ぶ。

 

「じゃあ、撮影開始するぞ!」

 

俺は3人に向かってカメラを構える。

 

「何かゆう君が女の子に向かってカメラを向けてると......怪しいね」

 

「はい.....やはり優は変態だったのですね.....」

 

「ゆー君.....信じてたのに......」

 

何か後ろでとんでもない会話が展開されている。

 

「頼まれたから撮ってるんだよ!息合いすぎだろ!どこで打ち合わせしたんだよ!?」

 

間髪入れずにツッコミを入れ、気を取り直してカメラを構える。

 

レンズに3人の姿が映る。

 

凛はピースをして、花陽は目が泳いでいて、どこを向いていいのか分からないようだった。真姫は腕を組んでそっぽを向いている。

 

「まず、アイドルの魅力について聞いてみたいと思います。では、花陽さんから」

 

希先輩のナレーションに合わせて花陽に向かってズームをする。

 

「えぇ!?えぇっと....そのぉ~」

 

「かよちんは昔からアイドル好きだったんだよね!」

 

「は、はい!」

 

まあ、花陽はアイドルのことになると性格変わるからな。

 

「それでスクールアイドルに?」

 

「は、はい」

 

順調にインタビューは進んでいる。

 

「ぷっ!あははははは!」

 

と思ったら今度は急に花陽が口元を押さえて笑い始めた。

 

何だ?まさか俺の顔がおかしかったか?顔が面白いとかは言われたことないんだけどな.....

 

「ちょっと止めて!」

 

真姫の手でカメラが止められる。

 

とりあえず後ろを振り返る。

 

.....そこには苦笑気味の海未と変顔をした穂乃果がいた。

 

「まあ....色々言いたいことはあるけど、何してる?」

 

「いやあ!緊張してるみたいだからほぐそうかなぁと思って!」

 

なるほど....それはいい。そしてもう1つ気になることがある。

 

「ことり先輩も!」

 

真姫が言うようにことりも穂乃果とは違う形で笑いを取っていた。

 

「頑張っているかね?」

 

「その仮面はどこから持ってきた!?今の声どこから出した!?」

 

ことりはひょっとこの仮面を被っている。もう訳わかんねぇ.....

 

「海未、どうして止めなかった?」

 

「いえ.....あの、楽しそうだったのでつい」

 

「確信犯かよ!?」

 

もう駄目かも知れない......ボケの数が多すぎて捌き切れない!

 

「全く!これじゃμ’sがどんどん誤解されるわ!」

 

真姫がいてくれて良かった......そう思わずにはいられなかった。

 

「おぉ!真姫ちゃんがμ’sの心配してくれた!」

 

「べ、別に.....私は......トラナイデッ!」

 

「でも.....確かにここまで撮った分だけ見るとちょっとね......」

 

「だらけているというか、遊んでいるというか」

 

「えぇ!?」

 

否定はし切れない.......

 

「でも、スクールアイドルの活動の本番は練習やろ?」

 

「そうね」

 

「よぉ~し!じゃあみんな!気合入れていこぉ!」

 

***

 

といっても俺はいつものようにリズムを取ることしか出来ない。

 

「ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト!」

 

俺の手拍子に合わせてみんなが振り付けの練習をする。

 

「花陽はちょっと遅れてるぞ!」

 

「は、はい!」

 

「凛はちょっと早い!」

 

「はい!」

 

最近はようやく全体を把握して指示を飛ばせるようになってきた。

 

「ちゃんとやりなさいよぉ~?」

 

「にこ先輩!昨日言ったステップ、まだ間違えてますよ!」

 

「わ、分かってるわよぉ!」

 

言うだけなら簡単だから、実際に踊らない俺が言っていいものかは分からないけど.....

 

「真姫!もっと大きく動けるか?」

 

「はい!」

 

「穂乃果!もう疲れたか?」

 

「まだまだぁ!」

 

俺の言葉に穂乃果はやる気をみなぎらせる。

 

「ことり!今の動き忘れるな!」

 

「うん!」

 

「海未!恥ずかしがるな!もっと前に!」

 

「はい!」

 

これで.....

 

「ラスト!」

 

みんなが決めポーズをする。

 

「かれこれ1時間、ぶっ通しでダンスを続けて、やっと休憩。全員息が上がっているが文句を言う者はいない」

 

希先輩のナレーションも良い感じだ。

 

「どう?」

 

真姫が希先輩に話しかける。

 

「さすが練習だと迫力が違うね!やることはやってるって感じやね!」

 

「まぁね!」

 

「でも、練習って普通リーダーが指揮するもんじゃない?」

 

「それは.....」

 

そう。μ’sのリーダーは正確には決まっていないけど穂乃果だ。それでもダンスの指揮は海未、補佐は俺となっている。

 

「まぁ、それはえぇとして.....次はどうしよか?」

 

「じゃあ、代表者の親に話を聞くって言うのはどうです?」

 

「おっ!えぇやん!」

 

俺はこのことをすぐに穂乃果に伝える。

 

「うん!大丈夫だよ!」

 

「それなら.....メンバーはどうしようか?」

 

そうか、あまり大人数で押しかけるわけにはいかないしな。

 

「生徒会のことだからうちは当然として.....あと2人ってとこやん?」

 

「はい!はい!は~い!凛が行くにゃ!」

 

話を聞いていた凛が両手を上げる。

 

「ならもう1人は凛ちゃんだね!」

 

「あと1人は.....優くんでいいんやないかな?」

 

何故そこで俺が上がる?ことりか海未でいいと思うけどなあ.....

 

「ことりか海未じゃダメなんですか?」

 

「海未ちゃんは今日は家の用事だし、ことりちゃんも用事があるみたい」

 

「なら仕方ないな。俺が行く」

 

俺と穂乃果、凛と希先輩は練習後、インタビューの為に穂乃果の家に行くことになった。

 

***

 

「そういうことは先に言ってよ!ちょっと待って!お化粧直さなくちゃ!」

 

秋穂さんにインタビューのことを伝えるとものすごい勢いでカウンターから消えていった。

 

「生徒会の人だよ?家族にちょっと話聞きたいってだけだから、そんなに気合入れなくても.....」

 

「そういうわけにはいかないの!」

 

こればっかりは男には理解出来ないことだな.....

 

「てゆうか、化粧してもしなくても同じだし.....うっ!」

 

「ストライ―ク!」

 

穂乃果の額に秋穂さんの投げたティッシュ箱が直撃する。コントロール良すぎだろ.....とりあえずボケておくことにした。

 

「なら長くなりそうだし.....穂乃果の部屋で待とうぜ」

 

「うん、そうだね.....上がって!」

 

階段を上ったところで穂乃果が

 

「あ、じゃあ先に妹紹介するね!雪穂~いる?」

 

と言って雪穂ちゃんの部屋の扉を開ける。

 

「私もこのぐらいあればっ!」

 

雪穂ちゃんはバスタオル1枚の姿で鏡の前に立って自分の胸を必死に寄せていた。

 

穂乃果はそっと扉を閉めて、俺たちを自分の部屋に招き入れる。

 

「すみません.....2人ともあんな感じなんで.....」

 

まぁ、あれだ。面白い家族ってことにしておこう。

 

「ゆう君、見てないよね?」

 

「......見てないぞ?」

 

俺は必死に目を逸らす。

 

「今の間は何!?やっぱ見てるじゃん!ゆう君のエッチ!」

 

「不可抗力だ!」

 

何か今よく好きな女の子の風呂に入っているところに現れる某国民的アニメのメガネの少年の気持ちが分かった気がする。

 

『きゃー!?○○太さんのエッチ!』

 

という幻聴も聞こえた。

 

やっぱ俺一応そういう年の男だから.....何て言うか、うん、良かった。とさっきのバスタオル1枚の雪穂ちゃんを思い出しそうになる。

 

「今変なこと考えたでしょ?」

 

「考えてないぞ?うん、俺、ムジツ」

 

とりあえずもう考えないようにしよう。妄想代が命とか代償重すぎる。

 

「お父さんは?」

 

「さっき厨房行ったら.....」

 

『.......』

 

「って....」

 

さっきお茶菓子取りに行くのを手伝いに行ってその時に穂乃果が親父さんに声をかけたんだが、背中を向けたまま手を振るだけだった。

 

何の反応か分かり辛いわ!

 

「そう。ここはみんな集まったりするの?」

 

「うん!ことり先輩と海未先輩とゆーサンはいつも来てるみたいだよ?おやつも出るし!」

 

「俺はいつもじゃない」

 

たまにだ、たまに。

 

「あはは、和菓子ばっかりだけど......」

 

「ふ~ん.....ん?」

 

穂乃果の部屋を見ていた希先輩は本棚の前に落ちているノートに気づいたみたいだ。

 

「これで歌詞を考えたりするんやね?」

 

「うん!海未ちゃんが!」

 

「え?」

 

歌詞の担当は海未だしな。

 

「歌詞は大体海未先輩が考えるんだ~」

 

「じゃあ新しいステップを考えたりするのが?」

 

「それはいつもことりちゃんが!」

 

なんとなくだけど、希先輩の言いたいことが分かった気がする。

 

「じゃあ、あなたは何してるの?」

 

あー、やっぱりか。

 

「うーん......ご飯食べて~、テレビ見て~、他のアイドル見てすごいなぁ~って思ったり~、あ、もちろん海未ちゃんとことりちゃんの応援もしてるよ!」

 

「それだけ?」

 

まあ、リーダーが練習内容とかにはあまり関わっていないからな。

 

「うち、前から思ってたんやけど.....穂乃果ちゃんってどうしてμ’sのリーダーなん?」

 

希先輩の何気ない一言がこの場いる俺たちを硬直させた。

 

-To be continued-

 




今回の雑談コーナーは無しです!

次回もよろしくお願いします!
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