ラブライブ!~未来へ響く多重奏~   作:朝灯

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さっき投稿したばかりですが、このまま次を投稿しますw

どんどん行くぞぉ!




リーダーの資格

「リーダーには誰が相応しいか....大体私が部長についた時点で1度考え直すべきだったのよ」

 

希先輩が投下した爆弾から翌日のことだ。

 

俺たちは部室に集まり、昨日言われたことを他のメンバーに告げると少し空気がピリッとして、みんな真剣な顔をする。

 

「リーダーね」

 

真姫が腕を組んで、考える。

 

「私は穂乃果ちゃんでいいけど.....」

 

「俺もことりと同意見だ」

 

これにはしっかりとした理由がある。

 

「ダメよ。今回の取材ではっきりしたでしょ?この子はリーダーにまるで向いてないの」

 

「それはそうね」

 

にこ先輩の意見に賛成するのは真姫。

 

「ですが.....」

 

海未は困ったように視線をさまよわせる。

 

「そうとなったら早く決めた方がいいわね。PVだってあるし!」

 

「PV?」

 

にこ先輩がPVという単語をやけに強調して話すのが気になったのか、海未が聞き返す。

 

「リーダーが代われば、必然的にセンターだって代わるでしょ?次のPVは新リーダーがセンター!」

 

「そうね」

 

「でも誰が?」

 

それを聞いたにこ先輩は立ち上がり、横にあったホワイトボードを勢いよくひっくり返す。

 

文字がたくさん書かれている。いつ用意したんだ?

 

「リーダーとは!まず第一に誰よりも熱い情熱を持ってみんなを引っ張っていけること!次に!精神的支柱になれるだけの懐の大きさを持った人間であること!そして何より!メンバーから尊敬される存在であること!この条件を全て揃えたメンバーであるとなると.....」

 

「海未先輩かにゃ?」

 

「何でやねーん!?」

 

情熱を持ってみんなを引っ張れる精神的支柱になれるだけの懐、そしてメンバーから尊敬される人物か.....

 

まぁ、この中だと妥当なのは......穂乃果、海未、凛、にこ先輩辺りかな?

 

「私が!?」

 

「そうだよ!海未ちゃん向いてるかも!リーダー!」

 

「.....それでいいのですか?」

 

「え?何で?」

 

穂乃果は首を傾げる。

 

「リーダーの座を奪われようとしているのですよ!?」

 

「え?それが?」

 

「何も感じないのですか?」

 

リーダーを代わるってことはさっき言った通り、センターを取られるってことだからな。

 

「だって、みんなでμ’sやってくのは一緒でしょ?」

 

「でも!センターじゃなくなるかもですよ!?」

 

「おぉ!そうか!うーん.....」

 

穂乃果は一瞬だけ迷ったあと

 

「まぁいいか!」

 

アイドルなら捨てきれないところを簡単に言ってみせた。

 

「「「「「「えぇ!?」」」」」」

 

俺と穂乃果以外は驚く。

 

「そんなことでいいのですか!?」

 

「じゃあリーダーは海未ちゃんということにして~」

 

でも海未は多分無理だ。

 

「ま、待ってください!.....無理です!」

 

「まあセンターになったら真ん中だし、注目も集まるからな.....恥ずかしいんだろ?」

 

海未は多分アイドルとかのセンターが絡んでこなければ最高のリーダーだと思う。

 

「面倒な人」

 

「でも海未がリーダーになってセンターでいいと思うぞ、ちゃんとしてるし、可愛いし」

 

「なっ!?///////」

 

海未は赤面し口を開けたり閉めたりと繰り返す。

 

「穂乃果もそう思うけど、ゆう君?あとで何かおごりね?」

 

「何で!?」

 

何かみんなから互いにけん制し合うような空気を感じる.....

 

「じゃ、じゃあことり先輩は?」

 

花陽の言葉で空気が変わる。

 

「ん?私?」

 

「副リーダーって感じだね~」

 

ことりをリーダー候補に出さなかったのはこれが理由だ。ことりは補佐って感じでリーダーを支えるのが向いている。

 

花陽も副リーダー向きだし、真姫は多分どっちもいけると思う。

 

「でも、1年生がリーダーってわけにもいかないし」

 

「花陽の言う通りなんだけどな.....」

 

困ったな....

 

「仕方ないわねぇ~」

 

「やっぱり、穂乃果ちゃんがいいと思うけど....」

 

まあ、色々言っておいてあれだけど、俺も穂乃果がいいと思っている。

 

「仕方ないわねぇ~」

 

「じゃあゆう君はどうかな!?」

 

「はぁ!?俺が!?」

 

急に名前を出されて大いに狼狽える。

 

「だってみんなを集めたのはゆう君だよ!適任だと思う!」

 

「それもそうですね.....」

 

「うん!ゆー君でもいいね!」

 

「はい、私も賛成です!」

 

「そうにゃ!そうにゃ!」

 

「まぁ、どうだっていいけど、いいんじゃない?」

 

「お前ら.....俺がリーダーになったらセンターはどうする気だ?」

 

「「「「「「あ」」」」」」

 

「じゃあゆーサンが女装して!「却下だ」

 

自分が女装してステージに立っている姿を想像する。

 

『みんなぁ~!準備はいい?行くよぉ~!』

 

ノリノリじゃねーか!?ちょっとはためらえ、躊躇しろ!

 

想像の中の自分にツッコミを入れる。

 

「仕方ないわねぇ~」

 

「海未先輩を説得したら?」

 

「ここはやっぱり投票で.....」

 

「ゆーサンの女装!」

 

真姫と花陽の意見が有力候補だな。凛お前は何言ってんだ。

 

「ゆー君の女装.....いいかもぉ~♪」

 

「っ!?」

 

ことりさん?何うっとりとしてるんですか?怖いですよ?

 

「仕方ないわねぇ~!!!」

 

「うるせえ、やかましい、静かにしろ」

 

さっきからスルーしていたが拡声器を使ったにこ先輩に対し、ついに真顔で返す。

 

おっと、敬語を忘れたまあいいか。

 

「で、どうするにゃ?」

 

「どうしよう?」

 

μ’sのスルースキル高すぎるだろ......

 

***

 

あれからいくら話し合っても会話が平行線だったため、俺たちは何かアイデアがあると言ったにこ先輩に連れられてカラオケボックスに移動した。

 

「歌とダンスで決着をつけようじゃない!」

 

なるほど、実力主義か。悪くないな。

 

「決着?」

 

「みんなで得点を競うつもりかにゃ?」

 

「その通り!1番歌とダンスが上手い者がセンター!どう?それなら文句ないでしょ?」

 

「でも.....私カラオケは.....」

 

海未はこういうとこあまり来そうにないしな。

 

「私も特に歌う気はしないわ」

 

真姫は歌上手いから.....優勝候補筆頭なんだけどな。

 

「なら歌わなくて結構!リーダーの権利が消失するだけだから!」

 

にこ先輩はしゃがんで何か手帳を見ながら、呟き始める。

 

「ふっふっふっ.....高得点が出やすい曲のピックアップは既に完了している!これでリーダーの座は確実に.....」

 

「聞こえてますよー」

 

まあいいか。

 

「ところでこれ、俺も歌わないとダメか?」

 

「うん!せっかく来たんだし、ゆう君も一緒に楽しもうよ!」

 

このメンバーに歌を披露するとか......まあいいか。

 

「でも......」

 

「めんどくさいわ」

 

海未と真姫はやはり乗り気じゃないようだ。

 

「じゃあ~.....この勝負に勝ったらゆーサンを1日好きに出来る権利をあげるってことにしちゃえば?」

 

Hey stop girl 君は今何て言ったんだい?

 

「まぁ、それなら.....」

 

「やってあげてもいいわ」

 

Hey stop girls どうしてそんなやる気になるんだ?

 

「俺まだGOサインだしてないぞ!?」

 

「ことりちゃん!」

 

「ゆー君.....お願ぁい♪」

 

「俺の体ぐらいいくらでも差し出そう」

 

女神の前に人間は無力だった。

 

「あんたら、もっと緊張感持ちなさいよ!」

 

-数十分後-

 

「ふう.....緊張したぁ~」

 

最後の海未が歌い終わる。

 

「海未ちゃんも93点!」

 

「これでみんな90点以上だね~、みんな毎日レッスンしてるもんね!」

 

「ま、真姫ちゃんが苦手なところ、ちゃんとアドバイスしてくれるし.....」

 

「気づいてなかったけど......みんな上手くなってたんだね!」

 

俺もなんとか90点を出すことに成功した。普段からみんなの練習に混ざったりしてるからな。歌唱力が知らない間に上がってたみたいだ。

 

「こいつら.....化け物か.....」

 

ごもっとも。

 

***

 

歌で決着が着かなかったμ’sの面々はゲームセンターに移動していた。

 

「次はダンス!今度は歌の時みたいに甘くないわよ!使用するのはこのマシン.....アポカリプスモードエキストラ!」

 

あぁ、これか.....結構難しかった記憶がある。

 

といっても話を聞いてるのは俺と海未と花陽と一応真姫だ。

 

「ことりちゃん、もうちょい右!」

 

「やった~♪取れたぁ!」

 

「すごいにゃー!」

 

穂乃果とことりと凛はUFOキャッチャーで遊んでいた。

 

「だから緊張感持てっていってるでしょ!?」

 

「そうだった!ゆう君を1日好きにしていい権利はまだ決まってなかった!」

 

「女装....」

 

ゲーセンの音はうるさくて、ことりの声も小さかったけど.....不思議と何を言ったかは分かった。

 

「凛は運動得意だけど.....ダンスは苦手だからなぁ~」

 

「これ.....どうやるんだろ?」

 

「プレイ経験0の素人が挑んで、まともな点数が出るわけがないわ!ふふっ......カラオケの時は焦ったけど、これなら!」

 

にこ先輩が何か言ってる間に凛が試しにプレイしてみる。

 

「すごいな!?ほとんどパーフェクトの文字しか見えなかったぞ!?」

 

「何か出来ちゃった!」

 

ダンスが苦手とは一体.....

 

そして一通りプレイが終わる。

 

「面白かったね!」

 

「でも.....中々差がつかないね~」

 

点数は凛が1番上だけど、みんなも中々高得点だった。

 

改めて、μ’sメンバーのスペックの高さがうかがえる。

 

「まだまだぁ!こうなったら......移動するわよ!」

 

***

 

今度は外に出て何かをするらしい。

 

「歌と踊りで決着が着かなかった以上、最後はオーラで決めるわ!」

 

「オーラ?」

 

「そう!アイドルとして1番必要と言っても過言ではないものよ!歌も下手!ダンスもいまいち!でも何故か人を惹きつけるアイドルがいる!それはすなわちオーラ!人を惹きつけてやまない何かを持っているのよ!」

 

そうなのか?

 

「わ、分かります!何故か放っておけないんです!」

 

そうなのか......

 

「でも、そんなものどうやって競うのですか?」

 

立っていてナンパされたら勝ちとかだったら絶対に許可出来ないぞ?

 

「ふふっ!これよ!」

 

にこ先輩が紙の束を俺たちに手渡す。

 

これは.....μ’sのチラシ?

 

「オーラがあれば黙っていても人は寄ってくるもの、1時間でこのチラシを1番多く配ることが出来た者が1番オーラがあるってことよ!」

 

「今回はちょっと強引のような.....」

 

言おうとしてることは分かるんだけどな......

 

「でも、面白いからやろうよ!」

 

「今度こそ!チラシ配りは前から得意中の得意!このにこスマイルで!」

 

「にこ先輩、もうみんな始めてますよ?」

 

口より手を動かせってことだな。

 

「お願いしまーす!」

 

μ’sの宣伝にもなる為、俺は真面目に配る。

 

ふとみんなの様子が気になって辺りを見渡す。

 

穂乃果と凛はいつも通り持ち前の明るさと笑顔で人を獲得している。

 

真姫は何か若い男が多いような?まあ真姫はモテそうだからな。

 

海未と花陽は人見知りしながらもチラシを受け取って貰えていた。

 

やっぱみんなオーラあるんじゃないか?

 

そう思ってにこ先輩を見ると、チラシを渡そうとしたところ無視をされ腕を掴んで止めている状態だった。

 

「何やってんだか.....」

 

そして、1時間が経った。

 

「ことりちゃんすごぉ~い!全部配っちゃったの!?」

 

「う、うん。何か気づいたら無くなってて.....」

 

ことりはチラシを配る際、老若男女全ての層の人にチラシを受け取って貰っていた。

 

なるほど......人を惹きつけるものか......

 

「おかしいっ!時代が変わったの!?」

 

「にこ先輩部室に戻りますよー」

 

***

 

「結局みんな同じだぁ~」

 

「そうですね、ダンスの点数が悪い花陽は歌が良くって、カラオケの点数が悪かったことりはチラシ配りの点数が良く......」

 

「結局みんな同じってことなんだね」

 

これは誰がリーダーになっても誰も文句はないだろう。

 

「にこ先輩もさすがです!みんなより全然練習してないのに同じ点数なんて」

 

そう、いくら高得点が出やすいといってもそれは並大抵の技量じゃない。本人は青ざめているけど、素直にすごいと思う。

 

「当たり前でしょ......?」

 

「でも、どうするの?これじゃ決まらないわよ?」

 

「う、うん.....でもやっぱりリーダーは上級生の方が......」

 

「仕方ないわねぇ~」

 

これじゃ切りがないな.....

 

「じゃあいいんじゃないかなぁ?無くても」

 

「「「「「「「えぇ!?」」」」」」」

 

穂乃果の言葉に今度は俺も一緒になって驚く。

 

「無くても?」

 

「うん。リーダー無しでも全然平気だと思うよ?みんなそれで練習してきて、歌も歌ってきたんだし」

 

「しかし.....」

 

「そうよ!リーダー無しなんてグループ聞いたことないわよ!」

 

まあ要するにいつも通りってことだな。

 

「でも、センターはどうするの?」

 

「それなんだけど.....私、考えたんだ!みんなで歌うってどうかな?」

 

「みんな?」

 

「家でアイドルの動画とか見ながら思ったんだ!なんかね?みんなで順番に歌えたら素敵だなぁって!そんな曲、作れないかなぁって!」

 

穂乃果の案に耳を傾ける。

 

「順番に?」

 

「そう!無理かなぁ?」

 

「まぁ、歌は作れなくはないけど......」

 

「そういう曲無くはないわね!」

 

穂乃果らしい考えだな......俺は少し微笑む。

 

「ダンスは、そういうの無理かなぁ?」

 

「ううん、今の7人なら出来ると思うけど!」

 

「じゃあそれが1番いいよ!みんなが歌って、みんながセンター!」

 

それがμ’sというスクールアイドルだ。

 

「私賛成!」

 

「好きにすれば?」

 

「凜もソロで歌うんだぁ~!」

 

「わ、私も!?」

 

「やるのは大変そうですけどね」

 

「異論無し!」

 

全員でにこ先輩を見る。

 

「仕方ないわねぇ、ただし、私のパートはかっこよくしなさいよ?」

 

「了解しましたぁ!」

 

「よぉ~し!そうと決まったら!早速練習しよう!」

 

穂乃果が鞄を持っていち早く出ていく。

 

「でも.....本当にリーダー無しでいいのかなぁ?」

 

ことりが海未に聞く。

 

「いえ、もう決まってますよ」

 

「不本意だけど」

 

海未の言葉に真姫は賛同する。

 

「何にも囚われないで1番やりたいこと、1番面白そうなものに怯まずに真っ直ぐ向かっていく。それは穂乃果にしかないものかも知れません」

 

「それに....このメンバーをまとめられるのは穂乃果しかいないだろ?」

 

俺が穂乃果をリーダーに推した理由、それはみんなを惹きつける絶対のカリスマ性があると思ったからだ。

 

「それなら穂乃果は表、優は裏のリーダーですね」

 

「それも不本意だけどね」

 

「ゆーサンがみんなを集めて、穂乃果先輩がまとめる!」

 

「そうね、悔しいけど」

 

「私も、それがいいと思います!」

 

「じゃあ、それで行くか!」

 

リーダーなんて柄じゃないけど、みんながそこまで言ってくれるなら!

 

「みんな!始めよう!」

 

リーダーの声が聞こえてくる。屋上へと駆け足で向かった。

 

そうして新たな曲とPV

 

[これからのSomeday]

 

μ’sが7人になってからの映像が完成した。

 

***

 

「何を言ったの?」

 

公開されたばかりのPVを見ながら、私は副会長で本来は私の味方のはずの希に問う。

 

「うちは思ったことを素直に言っただけや、誰かさんと違って」

 

「もう認めるしかないんやない?えりちが力を貸してあげればあの子らはもっと」

 

確かにそうかもしれない、でもね......

 

「なら希が力を貸してあげれば?」

 

私が力を貸すことは出来ない。

 

「うちやない、カードも言ってるの。あの子たちにはえりちの力が必要や」

 

希はカードを1枚めくって見せてくる。希の占いはよく当たる。それでもその正確さが今は私を苦しめる。

 

「ダメよ.....」

 

希、あなたが何を考えているのか.....時々分からなくなるわ。

 

***

 

「はぁっ!はぁっ!」

 

「花陽?どうした?」

 

俺たちが部室でくつろいでいると、何やら焦った様子の花陽が入って来た。

 

「助けて!」

 

「優!何をしたのですか!?」

 

「まず俺を疑うのやめろ!俺ずっとここにいただろうが!」

 

「じゃなくて!大変!大変です!」

 

-To be continued-

 




いやあ疲れますねw

1日にこんな書くことないですからねw

今回も雑談は無しです!

あと今回は話上、場面の切り替えが多くなってしまっています!

そこのところは......作者の文才の無さに免じて、本当にすいません!

次回もよろしくお願いします!
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