ラブライブ!~未来へ響く多重奏~   作:朝灯

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はい、まだまだ連続投稿ですw
やりたいことに間に合うといいんですが....

では、どうぞ!


エントリーのために

「大変です!ラブライブです!ラブライブが開催されることになりました!」

 

聞き覚えのない単語に花陽以外は首を傾げる。

 

「ラブライブ!?って何?」

 

花陽はパソコンの電源を入れて、何やら調べ始める。

 

俺たちは黙ってその周りに集まって様子を見る。

 

「スクールアイドルの甲子園、それがラブライブです!エントリーしたグループの中からこのスクールアイドルランキングの中の上位20位までがライブに出場、№1を決める大会です!噂には聞いていましたけど、ついに始まるなんて......]

 

「へぇ~」

 

「そんなのあるのか」

 

「スクールアイドルは全国的にも人気ですし......」

 

「盛り上がること間違いなしにゃー!!」

 

となると......優勝候補はやっぱA-RISEとかかな?

 

「今のアイドルランキングから上位20組となると.....1位のA-RISEは当然出場として、2位3位は......ま、まさに夢のイベント、チケット発売日はいつでしょうか.....?初日特典は.....」

 

「って、花陽ちゃん、見に行くつもり?」

 

穂乃果がそういうと花陽は鋭い目をしたあと立ち上がる。

 

「当たり前です!これはアイドル史に残る一大イベントですよ!?見逃せません!」

 

「アイドルのことになるとキャラ変わるわよね.....」

 

「凛はこっちのかよちんも好きだよ!」

 

いつになく興奮してるな.....花陽。

 

「でも、意外だな.....出場目指して頑張らないのか?」

 

「えぇ!?そ、そんな!?私たちが出場なんて恐れ多いです!」

 

「キャラ変わりすぎ.....」

 

「凛はこっちのかよちんも好きにゃ~!」

 

凛、お前はぶれないな......

 

「でも、スクールアイドルやってるんだもん!目指してみるのも悪くないかも!」

 

「てゆうか!目指さないとダメでしょ!」

 

穂乃果がいつになく真面目だ!?花陽の変貌っぷりよりそっちの方が驚きだ!

 

「そうは言っても、現実は厳しいわよ?」

 

「ですね.....確か先週見たときは、とてもそんな大会に出られる順位では.......あっ!穂乃果、ことり、優!」

 

海未に呼ばれてパソコンの画面を見る。

 

「すごい!」

 

「順位が上がってる!」

 

「嘘!?」

 

俺たちの反応に真姫が食いついて、パソコンを覗きこむ。

 

「急上昇のピックアップスクールアイドルにも選ばれてるな!」

 

「ほら!コメントも、新しい曲かっこよかったです!8人に増えたんですね!いつも一生懸命さが伝わってきて大好きです!」

 

「おぉ!他にもえぇっと?一緒にいる男が羨ましい!マネージャー代わって欲しい!リア充砕け散れ!.....コメントがいっぱいだ!」

 

後半部分はスルーするに越したことはない。

 

「うわぁ~!もしかして凛たち人気者!?」

 

「そのせいね.....最近出待ちが多いのよ」

 

「出待ち!?嘘!?私全然ない.....」

 

真姫の話を聞きながら屋上に出る。

 

「そういうこともあります!アイドルというのは残酷な格差社会でもありますから.....」

 

「うぅ.....」

 

「そういえば俺も少しあったな.....あれ出待ちだったのか」

 

PVが公開されてからしばらくして、校門前にいた女の子に話かけられたりした。

 

「ゆー君?その話もう少し詳しく聞かせてね?」

 

「い、いや!ほら!一緒に写真撮っただけだから!?」

 

たちまちみんなから黒いものが上がり始める。

 

「ずるい!穂乃果もあとでゆう君と写真撮りたい!」

 

「何でそうなる!?」

 

「何ですか?その子とは撮れても私たちとは撮れない理由でも?」

 

阿修羅さん.....こんにちは.....

 

「分かった!分かったから!写真なんてあとで一緒に映るから!」

 

写真を撮るか命を取るかって!?誰が上手いことを言えと.....我ながら感心するわ。

 

「でも写真だなんて、真姫ちゃんも変わったにゃー!」

 

「わ、私は別に!」

 

「あぁー!赤くなったにゃー!」

 

「ふんっ!」

 

と真姫の照れ隠しチョップが凛の額を直撃する。

 

「痛いよぉ~!」

 

「あんたがいけないのよ」

 

「みんな聞きなさい!重大ニュースよ!」

 

そこに扉を開けてにこ先輩が入ってきた。

 

何を言うかは大体予想が出来る。

 

「聞いて驚くんじゃないわよ?今年の夏、ついに開かれることになったのよ!スクールアイドルの祭典!」

 

「ラブライブですか?」

 

ですよねー。

 

「知ってんの?」

 

「はい、さっき花陽から聞きました」

 

「なら話は早いわね......当然、出場を目指すわよね!?」

 

「はい、今から練習しようとしてたところです!」

 

穂乃果が意気揚々と答える。

 

「よし!私も着替えてくるわ!」

 

とにこ先輩が開けっ放しの扉に向かうのと同時に

 

「待って!」

 

と真姫が声を上げた。

 

「ま、真姫ちゃん、どうしたの?」

 

近くにいた花陽が尋ねる。

 

「これって理事長の許可を取らないといけないんじゃないの?」

 

「......よーし今から取りに行くか」

 

真姫がいなかったら......無断で出ることになったのか?いや、海未もいるし.....大丈夫だったはず。

 

そんな疑問は屋上に置いておいて、理事長室に向かうために俺たちは制服に着替えようと部室に向かったのだった。

 

***

 

「どう考えても答えは見えてると思うけど?」

 

今俺たちがいるのは、理事長室の前.....ではなく、生徒会室の前だ。理事長に許可を取る前に綾瀬会長を通した方がいいという考えだ。

 

「学校の許可ぁ?認められないわぁ!」

 

「ぷっ!」

 

やめろ!そのモノマネ......笑っちまっただろうが!

 

「今度は間違いなく生徒を集められると思うんだけど.....」

 

「そんなの、あの生徒会長には関係ないでしょ?私らのこと目の敵にしてるんだから」

 

「にこ先輩どっから出て来てるんですか?」

 

普通に関係ない扉からでてきたぞこの人。

 

「ど、どうして私たちばかり....」

 

「それは.....はっ!?もしかして学校内での人気を私に奪われるのが怖くて!?」

 

「「それはない(わ)」」

 

「ツッコミ早っ!?」

 

真姫はにこ先輩にツッコんだあと、扉を閉める。

 

「もう許可なんて取らずに勝手にエントリーしちゃえばいいんじゃない?」

 

「ダメだよ!エントリーの条件にちゃんと学校に許可を取ることってあるもん!」

 

「じゃあ、直接理事長に頼んでみるとか」

 

「え?そんなこと出来るの?」

 

「確かに部の要望は原則生徒会を通じてとありますが、理事長のところに直接行くことが禁止されているというわけでは......」

 

確かにそれはそうだけど......海未がそんなことを言い出すのは意外だ。むしろ止めそうなのに。

 

「ま、何とかなるよな......親族もいることだし」

 

俺の言葉でことりに視線が集まる。

 

「それじゃ、理事長室に行こう!」

 

***

 

「うっ.....」

 

穂乃果が生唾を飲み込む。気持ちは分かる。

 

その他の扉とは違うものが、明らかにラスボス臭を放っていて、嫌でもプレッシャーを感じてしまう。

 

「更に入りにくい緊張感が......」

 

「そんなこと言ってる場合?」

 

「分かってるよぉ~.....」

 

そして穂乃果が拳を振り上げると同時に中から扉が開けられる。

 

「おぉ?おそろいでどうしたん?」

 

中から顔を出したのは希先輩だった。.....ということは.....

 

「うわわ!?生徒会長!」

 

案の定、後ろから綾瀬会長が出てきた。

 

「タイミング悪っ.....」

 

「何の用ですか?」

 

綾瀬会長のよく通る声で俺たちは黙り込んでしまう。

 

「理事長にお話があって来ました!」

 

そんな中、真姫だけは堂々と要件を告げる。

 

「各部の理事長への申請は生徒会を通す決まりよ」

 

「申請とは言ってないわ!ただ話があるの!」

 

「真姫ちゃん、上級生だよ」

 

「うぅ.....」

 

穂乃果は割と礼儀正しかったりする。

 

みんなが俯いていると、扉からコンコンと音が発せられる。

 

音のする方を見ると、理事長、ひばりさんがことりによく似た顔を覗かせていた。

 

「どうしたの?」

 

どうやら話を聞いてくれるみたいだ。

 

「ここで話をするのもなんですから、中にお入りなさい」

 

「「「「「「「「はい、失礼します!」」」」」」」」

 

と全員が足を踏み入れようとしたので俺は止める。

 

「ここは俺たちに任せて、1年生の3人は外で待っててくれ」

 

3人は素直に外に出る。

 

「にこ先輩は中で一緒に話を聞いてください」

 

「分かったわ」

 

「穂乃果、海未、ことり、入るぞ」

 

「私たちも生徒会として話を聞く義務があります」

 

綾瀬会長と希先輩が入ったところで、俺は扉を閉めて、ひばりさんの前に立つ。

 

「それで何か用事?」

 

「はい、実はスクールアイドルの上位20組が集うラブライブと呼ばれる大会にエントリーしたいので、許可を頂きたいのですが.....」

 

俺は簡潔に事を述べる。

 

「へぇ~!ラブライブねぇ!」

 

「はい、ネットで全国的に中継されることになっています」

 

「もし出場出来れば、学校の名前をみんなに知ってもらえることになると思うの!」

 

理事長の反応は悪くない。でも、綾瀬会長なら

 

「私は反対です!」

 

そうくるだろうな。

 

「理事長は学校のために学校生活を犠牲にするようなことはすべきではないと仰いました。であれば!」

 

「そうねぇ....でもいいんじゃないかしら?エントリーするくらいなら」

 

さすがひばりさん!話が分かる!

 

「本当ですか!?」

 

「えぇ」

 

ひばりさんの言葉に綾瀬会長の目が動揺に染まる。

 

「ちょっと待って下さい!どうして彼女たちの肩を持つんです!?」

 

「別にそんなつもりはないけど」

 

「だったら、生徒会も学校を存続させるために活動させてください!」

 

「う~ん、それはダメ」

 

「意味が分かりません!」

 

俺はなんとなくだが理由が思い当るような気がした。

 

「そう?簡単なことよ?」

 

「っ.....」

 

「えりち!」

 

綾瀬会長はそのまま理事長室から出ていってしまう。

 

「ふん!ざまあみろってのよ」

 

「ただし!条件があります!勉強がおろそかになってはいけません、今度の期末試験で1人でも赤点を取るようなことがあったらラブライブへのエントリーは認めませんよ、いいですね!」

 

「赤点取らなきゃいいなら、大丈夫だろ!なぁ!みん....な?」

 

俺は後ろを振り向く。

 

そこには壁に手を着いて俯いている穂乃果、膝から崩れ落ちている凛とにこ先輩の姿があった......まじでか?

 

どうやらとんでもない難関だったらしい。

 

***

 

「大変申し訳ありません!」

 

「ません!」

 

部室に戻ってまずは穂乃果と凛の謝罪を聞く。

 

「小学校の頃から知ってはいましたが.....穂乃果.....」

 

「数学だけだよ!ほら、小学校の頃から算数苦手だったでしょ!?」

 

数学か....俺もあんまり得意じゃないな。

 

「7×4は?」

 

「にじゅう......ろく?」

 

それでもここまでじゃない。

 

「かなりの重傷ですね......」

 

「もう致死量だな」

 

「穂乃果死んじゃうの!?」

 

残念だ。

 

「凛ちゃんは?」

 

「英語!凛は英語だけはどうしても肌に合わなくて.....」

 

「凛.....ちょっと自分の自己紹介を英語でしてみろ」

 

「まい.....ねーむ、いず.......りん....星空って英語で何て言うにゃ!?」

 

「なんでそうなる」

 

こっちも重症だ。Star sky とかちょっとかっこいいけどさ......

 

「まあ難しいもんね?」

 

フォローしきれないぞ?

 

「そうだよ!大体凛たちは日本人なのにどうして外国の言葉を勉強しなくちゃいけないの!?」

 

「屁理屈はいいの!」

 

「真姫ちゃん怖いにゃー.....」

 

「これでテストが悪くてエントリー出来なかったら恥ずかしすぎるわよ?」

 

「そうだよねぇ.....」

 

これに勉強教えるのは.....骨が折れそうだな.....

 

「やっと生徒会長を突破したって言うのに!」

 

「全くその通りよ~......あ、赤点なんか絶対取っちゃダメよぉ~?」

 

「その教科書難しそうですね」

 

「そ、そんなことないわよ?さっきからもう解けまくりよ!」

 

あんた教科書逆さまにもって問題読めんのかよ......

 

「とにかく!試験まで私とことりと優は穂乃果の勉強を見ます!花陽と真姫は凛の勉強を見て、弱点教科を何とか底上げしていくことにします!」

 

そうなると......

 

「にこ先輩は?」

 

「それはうちが担当するわ」

 

扉の方から希先輩の声がした。

 

「希......」

 

「いいんですか?」

 

「い、言ってるでしょ!?にこは赤点の心配なんてな~んにも.....ひっ!?」

 

希先輩は無音でにこ先輩の背後に近寄ってそのまま胸を鷲掴みにする。

 

「嘘つくとワシワシするよ?」

 

「分かりました、教えてください.....」

 

過去に一体何があったんだ?

 

「はい、よろしい」

 

「よし!これで準備は出来たね!明日から頑張ろぉ~!」

 

「おぉ~!」

 

「「今日からだ(です)」」

 

何を悠長に構えてやがるんだか......

 

***

 

「うぅ~.....これが毎日続くのかにゃー.....」

 

「当たり前でしょ?」

 

教科書から顔を上げた凛はこの世の終わりはそこにあるみたいな顔をする。

 

「あぁ~!白いご飯だにゃー!」

 

「えぇ!?どこぉ!?」

 

パシンと無言で凛の頭を軽く叩く。

 

「引っかかるわけないだろ」

 

花陽は必死に探してるけど。

 

「ことりちゃん、ゆう君......」

 

「何?あと1問だよ?頑張って?」

 

「お休み」

 

穂乃果は顔から机に崩れ落ちる。

 

「全く.....ことり、優、あとは頼みます。私は弓道部の方に行かなければならないので」

 

「分かった!起きて~穂乃果ちゃ~ん!」

 

「おう、こっちは任せろ」

 

もう頭痛いけどな......

 

「じゃあ....次の問題の答えは?」

 

「えっと.....に、にっこにっこに~.....」

 

「ふふふっ!」

 

「胸はもうやめて!」

 

部室内を見渡す......何だこの状況、もう回収出来ねえわ。

 

***

 

「今日はもう帰るわ....」

 

俺はそう言って部室から出て校門へと向かう。

 

「ん?.....海未か?」

 

ちょうど校門で誰かと話している海未を見つける。

 

「おい、海未?どうした?」

 

俺は近寄って話しかける。

 

海未と話していたのは多分中学生の女の子だ、外しているイヤホンからはμ’sの曲

 

[START:DASH!!]

 

が聞こえてくる。

 

「あっ!あの!もしかして八坂優さんですか!?μ’sのマネージャーの!」

 

「は、はい、そう....だけど」

 

当然知らない子だ。

 

「それってライブの映像?」

 

「はい!亜里沙は行けなかったんですけど、お姉ちゃんが撮ってきてくれて!」

 

「お姉ちゃん?.....君の名前は?」

 

「綾瀬亜里沙です!」

 

綾瀬ってもしかして!?

 

「亜里沙!」

 

その真相はすぐに分かった。

 

「お姉ちゃん!」

 

「.....あなたたちは......」

 

綾瀬会長が俺たちに気づく

 

「生徒.....会長」

 

俺よりも先に海未が口に出した。

 

-To be continued-

 




超眠いですw

まだまだ雑談コーナーはありません!

次回もお楽しみに!
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