今からとても楽しみです!
映画ももちろん楽しみです!
私は涙腺が緩いので多分ボロ泣きするでしょうねw
今回もどうぞ!
穂乃果が気を失って保健室に運ばれてから1時間ほど経ち、ちょうど昼休みになった。
「穂乃果帰って来ないな...」
俺は心配になり、扉の方へ向かおうとすると、ちょうど扉が開く。
「...うぅ~」
唸りながら自分の席へと戻る穂乃果。俺は声をかけることにした。
「大丈夫か?」
「...夢じゃなかった!」
そうだったら良かったのだろうが、残念ながら現実だ。
俺と穂乃果が話していると海未とことりが隣に来ていた。
「廃校ですか...残念ですが、仕方のないことなのかも知れませんね...」
「うん...」
やはり2人も元気がない。すると突然
「どうしよ~!全然勉強してないよぉ~!!!」
などと言って穂乃果が泣き出す。
「は?勉強?」
俺は意味が分からず首をかしげる。
「優、あれは恐らく勘違いしているのです」
「何を?」
俺はまだ理由が分からず更に考えてみる。
「ことりちゃんと海未ちゃんはいいよ!勉強出来るもん!だけど...私は...私はぁ~!」
「おい、穂乃果...お前さっきから一体何を言ってるんだ?」
俺はついに分からず穂乃果に尋ねる。
「だって...廃校になったら編入試験とかあるんでしょ!?」
あぁ...そういうことね。
俺は納得し、穂乃果に再び話しかける。
「穂乃果、安心しろ、廃校になるのは俺たちが卒業したあとだ」
「ふぇ?」
「穂乃果ちゃんは最後まで見る前に気絶しちゃったから...」
「なぁ~んだ!そっか!安心したらお腹空いてきちゃった!」
そういえば俺もまだ食べてないな。自分の席に戻ろうとすると、穂乃果が声をかけてくる。
「ゆう君!外で一緒に食べようよ!」
「オッケー、先行ってていいぞ」
穂乃果はそれだけ言うと海未とことりを連れて先に行った。
そして俺が外に出ると穂乃果、海未、ことりの姿を見つけたので近づこうとすると、そこにはまだ2人ほど人がいた。
知らない人だな。
当たり前か。俺まだ編入初日だし。別に友達がいなくてぼっちだから誰か分からないなんてことは絶対ない。
その2人の内、1人は見た目は金髪でスタイル抜群で顔も穂乃果、海未、ことりに負けず劣らず綺麗だった。
もう1人は何か言葉では言い表せないオーラみたいなものを感じた。そして随分立派なものをお持ちだった。言わずもがな、彼女も可愛い。
...音ノ木坂レベル高え!素直にそう思った。
1人で考えているとすでに話終えたのか2人がこっちに向かってくる。
特に話すこともないかな?
俺はそう思い素通りしようとしたが
「待ちなさい」
「ちょっとえぇかな?」
2人に呼び止められたので立ち止まる。
「何ですか?」
「あなた編入生よね?」
「はい」
「名前は何て言うん?」
「共学化計画の試運転のため今日こちらに編入してきた八坂優です!よろしくお願いします!」
礼儀正しく自己紹介を行う俺に対し
「そう...あなたが...」
とどうも冷たい感じの金髪の人。
「うちは東條希、こっちの人は綾瀬絵里言うんよ」
関西弁?で自己紹介をしてくれる東條さん。
「もう行っていいわ、引き留めてしまってごめんなさい」
「ほなな~」
そう言うと東條さんと綾瀬さんは校舎に戻って行った。
「ごめん、遅れた!」
今度こそ俺は3人のところへ行って声をかける。
「生徒会長たちと何を話してたんですか?」
「ん?自己紹介だな」
さっきの2人は生徒会役員だったらしい。
「そっちは何を話してたんだ?」
「廃校について何か聞いてないのかって話だよ」
俺の質問に答えたのはことりだ。
「...よし!」
穂乃果が何かを呟き、立ち上がる。
「作戦会議だ!放課後時間あるよね!?」
「作戦会議?なんのだよ?...まあ時間はあるが...」
「じゃあ、放課後にまた集まろう!」
穂乃果は海未とことりと一緒に校舎に戻って行く、と同時に予鈴のチャイムが鳴る
ん?チャイム!?
...結局俺は弁当を食べられなかった。
「作戦会議だよ!ゆう君!」
放課後になるなり穂乃果が声をかけてくる。
「何の会議なんだ?」
「廃校を阻止しよう!私たち4人で!」
これは学生の手に負えるものじゃないと思うんだがなぁ...
まぁ...やらないよりはましかもな!
「まずはこの学校のいいところとはどこだと思いますか?」
「うーん...歴史がある!」
「おぉ!他には?」
「えっと~...伝統がある!」
「それは同じ意味だろ」
「ことりはどう思います?」
「う~ん...強いて言えば...古くからあるってことかなぁ?」
「ことり...話聞いてたのか?」
「このままじゃ埒があかない...とりあえず図書室とかで資料集めようぜ」
~数時間後~
「何かあったか?」
「部活動ではちょっといいところ見つけたよ?」
「おぉ!何何!?」
「剣道部関東大会6位」
「微妙だなおい」
「合唱部地区大会奨励賞」
「もう一声欲しいですね」
「最後は...ロボット部書類審査で失格」
「ダぁメだぁ~!」
穂乃果は机に突っ伏す。
「考えてみれば...目立つところがあるなら既に生徒は集まっていますよね...」
「そうだな。」
うむむ...と4人で頭を抱える。
「...私、この学校、好きなのにな...」
穂乃果の一言で更にしんみりとした空気になる。
「私もです」
「...うん」
「俺は編入初日だし、何も分からないけど...この学校には無くなって欲しくないな...雰囲気とか結構好きだし」
何より彼女たちにこんな悲しい顔はしてほしくない。
「今日帰ったら、俺もうちょっと考えてみるよ」
その言葉を皮切りに今日は解散し、それぞれ家へと帰ることになった。編入の際、単身赴任の父さんとついて行った妹のところに俺と母さんは引っ越してきた。まあ母さんは仕事で滅多に帰ってこないが...他県だし。その父さんの家が穂乃果、海未、ことりと近所だったらしく途中まで一緒に帰った。
「ただいま~」
俺は靴を脱ぎ、家へ上がる。
「お兄ちゃんお帰り~」
奥からの妹の声が俺を迎える。
「おう、ただいま、
「今日は遅かったんだね」
「あぁ、ちょっと色々あってな」
「そうなの?...あっそう言えばさ!」
「何だよ?」
「音ノ木坂、廃校になるんだって!?」
情報早っ!まあ中3だし色々と情報が入るんだろうな。
「もう知ってるのかよ」
「うん、私も今日聞いたんだけどさ。お兄ちゃん災難だねぇ~!女子高に入れられただけでもあれなのにそこに廃校とか...」
「おう、それ以上言うな、泣いちまうぞ?」
妹に泣かされるとか情けないわ。そんなことより...
「優莉~お前高校どうすんの?」
「ん?う~ん音ノ木坂が無くなるならUTXかな~?」
「UTX?」
「そう!今スクールアイドルで人気なんだ~!」
「スクールアイドル?」
「...お兄ちゃん、まさかA-rise知らないの!?」
「悪い...」
「今大人気のスクールアイドルなんだよ!だから入学希望者も増えてるし!」
入学希望者か...
「なあ、どうすれば音ノ木坂が廃校にならないと思う?」
「え?う~ん...よくわかんないけど、A-riseみたいなスクールアイドルがいれば入学希望者が増えるんじゃないかな~?」
「そうか...俺部屋戻るわ!」
「あ~うん」
スクールアイドルか...あいつらがやれば可能性があるかもな。明日学校でちょっと話してみるか。
~翌日~
学校へ行き、授業が終わり、休み時間になった途端に穂乃果が海未とことりを連れて俺の席へと近づいてくる。
「ゆう君!ゆう君!」
「朝から元気だな...何だ、穂乃果?」
そして目の前にいる少女から告げられる言葉で俺たちの物語は始まっていく。
「スクールアイドルやってみようよ!」
開けていた窓から風が吹き込んでくる。その風は始まりを告げるものだったと後の俺は感じていた。
結構長くなっちゃいました。
詰め込めば詰め込むほど区切る場所が無くなり、気づけばこんな形に...
さて、いよいよスクールアイドルを目指すことになりました。
未来へ響く多重奏...果たして彼と彼女たちはどのような未来へ進むのか...
それはまだ誰も知らない。
次回もお楽しみに!