ラブライブ!~未来へ響く多重奏~   作:朝灯

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どうやってもスランプが抜けきらない作者です!
その駄文っぷりを見るといい!
...すいません、ふざけました。
それではどうぞ!



廃校阻止への第1歩

スクールアイドルか...まさか穂乃果に先をこされるなんてな...

 

一応理由を聞いとくか。

 

「何でやろうと思ったんだ?」

 

目をキラキラさせている穂乃果に少しドキっとしながらも俺は理由を尋ねる。

 

「だってこんなキラキラして可愛いんだよ!?」

 

穂乃果らしい理由になってない理由だ。

 

ん...?誰かいないような...?

 

俺は前の扉からすっと出ていく長い髪の毛を見つける。

 

「なあ、穂乃果?海未がどっか行ったぞ?」

 

「ふぇ?...海未ちゃん!」

 

俺の報告を聞いた穂乃果はすぐに廊下に出て海未の名前を呼ぶ。

 

「え!?あの...私は少し用事が...」

 

目が泳ぎまくってるし、嘘だというのは一目瞭然だ。

 

「聞いてよ!すごくいいアイデアが...」

 

「はぁ...どうせ私たち3人でスクールアイドルを結成しよう、とでも言うのでしょう?」

 

「すごい!海未ちゃん!エスパー!?」

 

「誰だって分かります!」

 

仕方なくといった様子で海未も話に戻ってくる。

 

「いいですか!?この雑誌に載ってるスクールアイドルの方々は血のにじむような努力をして本気でやっているんです!穂乃果みたいに好奇心と思い付きだけで始めて上手くいくものではありません!」

 

「うっ...確かに人気も出ないと廃校を阻止出来ない...」

 

「はっきり言います...アイドルは無しです!」

 

「うぅ~...ゆうく~ん!」

 

穂乃果がすがるような目でこちらを見上げてくる。

 

涙目+上目づかいのコンボだと!?

 

俺は少々理性を堪えるのに時間を使い、穂乃果に助け船を出すことにする。

 

「優?まさか穂乃果に賛成するわけではないですよね?」

 

ニコッとこちらに笑みを向けてくる海未。目が笑っていない。

 

怖ぇぇ...まじ怖い。

 

「俺はやってみてもいいと思うんだが?3人ともすごく可愛いと思うし!」

 

瞬間、3人はボンッと音を立てるような勢いで赤面してしまった。

 

あれ?何かデジャヴ...

 

「だから突然そういうことを平然と言うのはやめてください!///」

 

「えっと...何の話だっけ!?///」

 

「スクールアイドルをやってもいいんじゃないかって話だよ、穂乃果ちゃん!///」

 

俺何か間違ったこと言ったのかな?...まぁ、いいや。話を戻そう。

 

「とにかく...俺はやってみる価値はあると思う!」

 

「...私はやはり賛成できません。...授業が始まります」

 

一旦この話は終わりのようだ。みんなも自分の席に戻っていった。

 

 

放課後になり、俺は穂乃果と一緒に屋上にいた。

 

「で?諦めるのか?」

 

パックのコーヒーを飲みながら、俺は穂乃果に聞いてみる。いちご牛乳のパックを持っている穂乃果は否定の言葉を吐かなかった。

 

「諦めるなんて嫌だよ!」

 

そうだよな...それでこそ穂乃果だ!

 

俺は幼少期に穂乃果に会ってはいるが、会った回数はさほど多くない。しかしこんな性格だったことはよく分かっていた。

 

「まずは、海未をやる気にさせないとな!」

 

「うん!...ん?この声は?」

 

穂乃果は突然耳を澄まし始める。

 

俺も少し耳を傾けてみる。...風に乗ってピアノの音と歌声が聞こえてくる。

 

「音楽室からだ!行ってみようよ!」

 

俺は穂乃果に引っ張られて屋上を後にした。

 

「さあ、大好きだ!ばんざ~い!負けない勇気~!私たちは今を楽しもう~♪」

 

音楽室の前にたどり着いた俺と穂乃果は聴き入ってしまっていた。

 

「綺麗な声...」

 

穂乃果も思わず呟いている。

 

ピアノも上手いけど...それよりすごいのは、あの歌声...時間が止まるってこういう感じなんだな...

 

歌声とピアノが止まる。どうやら曲が終わったようだ。同時に穂乃果が拍手とともに音楽室に入る。

 

「すごい!すごい!すご~い!感動しちゃったよ!」

 

「べ、別に...」

 

「歌上手だね!ピアノも上手だね!それに...アイドルみたいに可愛い!」

 

そのピアノを弾いていた女子は穂乃果の賛辞に赤面し、立ち上がり音楽室から出ていこうとする。

 

「あ!あなた...アイドルやってみたいと思わない!?」

 

「え?」

 

リボンの色は緑...1年生か。すらっと伸びる長い足、艶やかな赤い髪に気の強そうなつり目...確かに美人だな...」

 

「!?何それ!?///意味わかんない!///」

 

その1年生は少しは立ち止まったもののすぐに音楽室から出ていってしまった。

 

「ゆう君?初対面の女の子に美人って言うのはどうかと思うよ?」

 

何だろう...穂乃果から黒いオーラが出てるように見える。超怖ぇぇ...

 

「もしかして...声に出てた!?」

 

「...うん」

 

恥ずかしさで人って死ねるのかな?

 

「...さっきの子みたいに歌えれば入学希望者、集まるかな?」

 

「...あぁ、あれだけ人を惹きつけるものがあれば、きっとな!」

 

「私今からダンスの練習するよ!」

 

そう言うと穂乃果は音楽室から出ていった。

 

...さて、俺も働きますか。

 

まずはことりを探してそれから海未だな。今日連絡先聞いておこう...探す手間が省ける。

 

 

しばらく歩き回り、ことりを見つけた。ちょうど弓道場に入っていくところだ。俺も後を追う。

 

「ことり!こんなとこにいたのか!」

 

ことりの後ろ姿に声をかける。どうやら海未が弓道部らしく弓道場の中に海未もいた。

 

「ゆー君?どうしたの?」

 

ことりは不思議そうに首をかしげている。

 

「海未もいるならちょうどいいな、2人に見て欲しいものがある!」

 

「ことりも海未ちゃんに見て貰いたいものがあるんだ~」

 

「何ですか?2人して...」

 

俺とことりは海未を近くの校舎の裏へ連れ込む。

 

「海未ちゃん、あれを見て」

 

「...っ!穂乃果...」

 

俺とことりが海未に見せたかったものとは、穂乃果がダンスを練習している姿だ。何度も転んだのだろう汚れている服、そして肘と膝にはかすかな擦り傷があった。

 

「...ねえ、海未ちゃん。私やってみようかな」

 

「ことり...」

 

「確かに穂乃果ちゃんはいつも突然ってことが多いよね?」

 

「はい...」

 

「でもさ...海未ちゃん?穂乃果ちゃんと一緒にいて後悔したことあった?」

 

「っ!...悔しいですが...穂乃果はいつも私たちに見たことが無い景色を見せてくれました」

 

どこが懐かしげな海未の瞳には、今まさに尻餅をついた穂乃果の姿が映っていた。海未はことりと一緒に穂乃果のもとへと歩き、穂乃果に手を差し伸べる。俺は少し後ろから3人を見守る。

 

「海未ちゃん...」

 

「1人で練習しても意味はありませんよ?...やるなら3人一緒じゃないと!」

 

「海未ちゃん!」

 

ようやくスタートラインの準備が整ったって感じだな。

 

「...違うよ?海未ちゃん、やるなら4人じゃないと!」

 

「そうでしたね!」

 

「ゆー君も一緒に!」

 

3人の可愛い女の子にこんなこと言われて断れる男がいるだろうか?断言しよう!いない!もしいるならばそいつはきっとホモだ!

 

こんな始まり方で、俺たちはスタートラインに立つことになった。

 




やはり難しいものですね...
考えるのもまた楽しいですが!
それでは次回もお楽しみに!
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