もう1度一期から全部見直そうかなw
今回もやっていきましょう!
「朝から何?」
「講堂の使用許可を頂きたいと思いまして!」
「部活動に関係なく、生徒は自由に講堂を使用出来ると生徒手帳に書いてありましたので。」
翌日、俺たちは再び生徒会室に足を運んでいた。理由は講堂の使用許可を得るためだ。
「新入生歓迎会の日の放課後やなぁ」
「何をするつもり?」
「それは...」
やっぱり理由聞かれるよなぁ...まあその辺はさっき適当に誤魔化そうと決まったことだ。
「ライブです!」
言いやがった!さっきまでの話し合いなんだったんだよ!
「3人...いや4人でスクールアイドルを結成したのでその初ライブを講堂でやることにしたんです!」
その言い方だと、俺も衣装着て踊るみたいな感じになりかねないか?
「ほ、穂乃果!」
「まだ出来るかどうかは分からないよ~?」
「えぇ~!?やるよぉ~!」
「待って下さい!まだステージに立つとは...!」
「出来るの?そんな状態で?」
「だ、大丈夫です!」
「新入生歓迎会は遊びではないのよ?」
「4人は講堂の使用許可を取りに来たんやろ?」
「希...」
「部活でもないのに生徒会が内容まで、とやかく言う権利はないはずよ?」
「それは...」
「とにかく、俺たちは講堂の使用許可をもらえるんですね?」
「...承認します」
「ありがとうございます!それでは失礼します!」
扉を閉め、生徒会室から出る。...いつきてもここは緊張するわ。
「やった~!」
穂乃果が歓喜の声を上げ、そのまま走っていく。
俺たちは穂乃果の後を歩いて追いかけた。
***
「ちゃんと話したではないですか!アイドルのことは伏せておいて、借りるだけ借りておこうと!」
「ふぁんでぇ?」
「またパンですか?」
口に加えたまま喋るんじゃねーよ!...恐らく何で?と言っているんだろう。
「うち和菓子屋だからパンが珍しいの知ってるでしょ~?」
「お昼前に...太りますよ?」
「この際穂乃果の体重はどうでもいい」
「ゆう君ひどい!」
「で?何でライブのこと言ったんだ?」
理由を聞こうとすると、複数の足音が聞こえてきた。
「そこのお三方~!」
確か...同じクラスの...誰だっけ?
「ヒデコ、フミコ、ミカ!」
そうそう、その3人だ。
「掲示板見たよ~!」
「スクールアイドル始めるんだって?」
「まさか海未ちゃんまでやるとは思わなかったよ!」
「えぇ...まあ成行きで...」
「手伝えることがあったら何でも言ってね!それじゃ!」
ヒデコさん、フミコさん、ミカさんはそれだけ言うとどこかに歩いて行った。
いい友達がいるんだな。
素直にそう思ったが、まだ理由を聞いていない。
「まだ理由、聞いてないぞ」
「隠しててもすぐばれちゃうと思ったし、結果許可はもらえたから、オッケーだよね!」
「そうかもな」
そろそろ教室に戻るか。...理由を聞いたところで俺は穂乃果と海未と一緒に教室まで戻った。
***
教室に戻るとことりがノートに向かい、何かを書いていた。
「ことり?何を書いてるんだ?」
集中しているようなので声をかけるのはためらわれたが、好奇心には勝てなかった。
「...うん!こんなもんかな!」
そう言うとことりはノートをくるりとひっくり返し、俺たちに見えるようにする。
「...これは!?」
「ステージ衣装考えてみたの!」
まじかよ...話は昨日聞いていたが...絵うまっ!?
「これ本当に作れるのか!?」
「うん!仕上げは仕立て屋さんにやってもらうことになるけど、ここまでなら何とか作れるよ!」
ことりさんスペック高すぎ...
「すごいよ!ことりちゃん!可愛い!」
穂乃果も大絶賛だ。
「本当!?ここのカーブのラインが難しいんだけど...なんとか作ってみようかなって!」
「うん!うん!うん!」
「...ことり?」
「海未ちゃんはどう?」
「可愛いよね!?可愛いよねぇ!?」
「.........こ、ここのスーッと伸びているものは?」
「足だよ?」
「素足にこの短いスカートってことでしょうか?」
「アイドルだもん!」
海未は何やら太ももをこすり合わせている。...もしかして足の太さのことを気にしているのか?
「大丈夫だよぉ~!海未ちゃん、そんなに足太くないよ!」
「人のこと言えるのですか!?」
「ふむ...ふむふむふむ...」
穂乃果は自分の足をパンパンと触りだす。
「よし!ダイエットだ!」
突然ダイエット宣言をしだした。
「2人とも大丈夫だと思うけどぉ...」
「俺もことりの言う通りだと思うぞ?3人とも大丈夫だって!」
「どこを見ているのですか!?///破廉恥です!///」
パンっと何故か海未にビンタされた...理不尽すぎる!?
「他にも決めておかないといけないことがたくさんあるよねぇ~」
スルー!?今目の前で起こったことは無かったことに!?
「サインでしょ?町を歩く時の変装の方法でしょ?」
「そんなの必要ありません!」
海未まで平然と会話に戻りやがった!
「ゆー君...大丈夫?」
「ことり...お前だけだよ、俺を気遣ってくれるのは...その笑顔だけで十分だ、ありがとな!」
「う、うん///」
ことりはそこで顔を赤らめるが俺には理由は分からない。
「...ところでトレーニングメニューってどうなってる?」
とりあえず俺も会話に戻る。
「あぁ...それなら、海未ちゃんが考えてるって!」
「大丈夫なのか!?」
「失礼ですね...大丈夫ですよ!しっかりと考えてます!早速明日朝練からやろうと思います!」
「えぇ~!?朝練!?...穂乃果起きられないよ!?」
「その場合は私が起こしに行きますので、安心してください。」
「自分で起きます...」
「よろしい。」
優しく言ってるはずなのに...ものすごい迫力だ。恐らく目は笑っていなかったのだろう。
「朝練頑張れよ?」
「?何を他人事のように言っているのですか?」
「へ?」
この流れはまさか...強制参加ルートしか見えない!?
「優、あなた...まさかサボるつもりではないでしょうね?」
あー...やっぱりこうなるのか...。
「滅相もございません...」
「では...明日の朝に神社でお会いしましょう」
無茶なメニューじゃないといいなぁ...
俺は一抹の不安を感じながら、授業の準備を始めた。
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― 翌日 ―
「あ!ゆう君おはよう!」
「あぁ、おはよう穂乃果。朝からテンション高いな」
「そりゃあそうだよ!今日からトレーニング開始なんだから!」
そう、今日からダンスをするための体力作りが始まる。それはいい、問題は時間だ。
「何で早朝5時30分とか早い時間なんだよ!朝練って言っても限度があるだろ!」
「まあ...メニューを考えたのが海未ちゃんだからかなぁ~」
眠い!眠すぎる!どんなに朝が強くてもこの時間は誰でも眠いだろ!
「それにしても穂乃果、お前が起きれるなんて意外だった」
「目覚まし3個使ったよ....」
「多いな!?それ家族まで起きちゃうんじゃないか!?」
「うん...雪穂にもうるさいって言われちゃった!」
雪穂というのは恐らく妹で俺が部屋を間違えた時にいた少女だろう。
「2人ともおはよう!」
「おはようございます。」
朝練の場所である
「おはよ~!」
「2人とも、おはよう」
サクッと挨拶を終え、俺と穂乃果も準備運動を行う。
「なあ海未?」
少し不安を抱えている俺は海未に対しあることを聞いてみる。
「はい?なんですか?」
「トレーニングメニュー...俺たちでもこなせるものなんだろうな?」
このメニューを作ることをかなり張り切っていたみたいだし...腕立て100回とか冗談じゃない。
「えぇ!そのあたりは問題は無いと思いますよ!」
信用ならねえ...
「あと...この時間と俺が参加する意味はあるのか?」
「やるからにはこのくらいやらないと!...それと優が参加するのは当然です!...何か問題でも?」
ニコッと普通なら男は見惚れるであろうその笑顔。...でもな、目が笑ってないんだよ!
「すんません、俺頑張る」
「分かればいいのです」
女子には逆らえない。それが俺のアイデンティティ。泣けてくるわ...
「話は変わるけど、今日はどんなトレーニングをするの?」
準備運動を終えた穂乃果とことりがこちらにやってくる。
「それなら...これです!」
海未が差し出してきた紙には文字が書いてある。内容は...
「え~っと...階段ダッシュ10×5、ランニング5kmか...まあこのぐらいならいけるな」
割と体を動かすことが好きな俺は問題は無い。
「海未ちゃん?これ...朝からするの?」
「...ことりも辛いと思うなぁ~...」
女子2人はとても複雑な表情だった。
「やると言ったらこれぐらいは必要です!慣れてきたら数を増やす予定です!」
追い打ち入りましたー。
「うぅ~...でもやらないと!ファイトだよ!」
「穂乃果ちゃん...ことりも頑張る!」
「あ!夕方もやりますからね!」
「やっぱり...ちょっときつくない?」
「四の五の言わない!ほら、始めますよ!」
「海未ちゃんの鬼~!!!」
穂乃果、ごもっともだ。...さて、俺も走りますか。
廃校を阻止するため、そう思えばこの練習もきっと無駄にはならないはずだと思う。...多分!
***
「疲れた~!」
「これを...1日2回も...」
「ことり...もう無理かも」
「やはり、鍛錬はいいものですね!」
こなしたトレーニングは一緒でも、リアクションは全く違うものになった。
「君たち」
休憩していると何やら聞き覚えのある声がする。この声は...
「東條副会長?」
巫女服姿の東條副会長が箒を持ってそこに立っていた。
「どうしたんですか?」
「折角ここを使わしてもろてるんやから、お参りぐらいしていき」
どうやらそれが用事だったみたいだ。当然のことだなと思ったので東條副会長の後ろに俺、海未、穂乃果、ことりの順で続く。
「どうしてそんな恰好を?」
「ちょっとしたお手伝いをさせてもらってるんよ」
「なるほど...よく似合ってます!」
「ふふっ。お世辞言うても何も出んよ?」
本当によく似合ってると思った。東條副会長の持つ独特なオーラによくマッチしている。
...それと、やっぱりでかい。
「優?今変なことを考えてませんでしたか?」
後ろを向かなくてもわかる。返答を間違えれば...死ぬ!
「まさか?俺が考えるわけないだろ?」
若干声が震えた気もするが、何とか誤魔化せたようで、海未はそれ以上何も言ってこなかった。
賽銭箱にお金を入れ、礼をし、祈る。
「初ライブが上手くいきますように!」
「「上手くいきますように!」」
最初に穂乃果が言い、それに海未とことりが続く。
「成功しますように!」
言い方は違うが俺も気持ちは一緒だった。
「上手くいくといいね!」
穂乃果は満面の笑みを浮かべる。
「もし上手くいかなかったら...賽銭に5円じゃなくて5円チョコ入れてやる」
「八坂君?」
「...もちろん冗談です」
「ならよろしい」
何で普段穏やかな人って怒るとこんな怖いんだろうな...。
「そろそろいかないと遅刻するで?」
東條副会長の言葉に俺たち4人はハッとなり、急いで着替えて学校へと走るはめになった。
***
「本当に...面白い子たちやなぁ」
八坂君たちが去ったあとうちは1人で呟いていた。
「あの子たちならきっと...」
そろそろ気づく頃やな...うちからのプレゼント。
うちはそこまで考え、自分の鞄を持ち、学校へと向かった。
―To be continued―
作「今回は少々長くなってしまったため雑談コーナーは無しです!」
それでは次回もよろしくお願いします!
感想で誤字、脱字、指摘とうがございましたら、そちらもよろしくお願いします!