といっても投稿しないのは駄目なので...今回も執筆中に考えながら書きます!
「ゆ、ゆう君!」
初朝練を終えて、授業を寝ずに何とか乗り切り、やっと放課後になった。どこかに行っていた穂乃果が慌ただしく戻ってくる。
「穂乃果ちゃん?」
「何事ですか?」
あまりの穂乃果の焦りように海未とことりも俺のところに集まってきた。
「どうしたんだ?」
「...て...の」
「え?何て言った?」
最初の言葉が小さすぎて聞こえなかったたため聞き返す。決して俺が難聴なわけではない。
「グループ名...入ってたの!」
なんだ、そんなことか...って!?
「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」」」
俺、海未、ことりは驚き叫ぶ。
「そ、それで!?」
「何て書いてあるのですか!?」
穂乃果の手に握られている折りたたまれた紙、広げるとそこにはこう記してあった。
『μ's』
「ゆーず?」
多分だけど...これは
「恐らくミューズだと思います。」
海未も俺と同じ結論に至ったようだ。
「あぁ!石鹸?」
「違う」
俺はツッコミとして穂乃果の後頭部に軽くチョップをしておく。
「ギリシャ神話に登場する、歌の女神ですね」
「μ’s...うん!今日から私たちはμ’sだ!」
「無事に名前も決まったところで...練習行こっか?ゆー君も早く!」
「俺は少しすることがあるから、先に行って練習しててくれ」
3人を見送った俺は目的の場所へと向かった。
***
「で?私に何か用ですか?」
「いや、特に用事はないんだけどさ...ここにくれば、君の歌とピアノを聞けると思ったからさ」
俺が今いるのは音楽室、つまりは作曲のお願いだ。
「...そうですか」
「と言うのは建前で作曲を依頼しに来たんだ」
「えぇ!?...お断りします!」
予想通り断られてしまった。赤い髪の女の子はそのまま音楽室から出ていこうとする。
「ちょっと待ってくれ!」
ピタリと足を止め、こちらを不機嫌そうにこちらを見てくる。
「...まだ何か?」
「八坂優、2年生だ、よろしく!」
「はぁ!?.......どういうつもり?」
「だって、まだお互いの名前知らないだろ?」
これは事実だ。名前も知らない相手と会話し続けるのは、どうも落ち着かない。.....別にこの可愛い子の名前を知りたいだけじゃないからな!?
「.....西木野真姫、1年」
女の子、西木野さんはやや早口気味に名前を告げ、今度こそ音楽室から出ていった。
名前も知ることが出来たし...そろそろ練習行くか。俺は3人がいるであろう屋上に向かった。
***
屋上に向かう途中、俺は部員募集!と書かれたポスターの前に立っているメガネをかけた女の子を見かけ、立ち止まる。
「はぁ...」
ため息をついているようなので声をかけてみることにした。別にこの子可愛いな~ということは考えていない、断じて違う。
「どうかしたの?」
「えっ!?い、いや、あの...」
そりゃ...見知らぬ男に話しかけられたらビックリするよな。悪いことをした。
「あぁ!ごめん!ポスター見て何か悩んでるのかなって思ってさ!」
「...いえ、何でもないです」
何でもないなら...そんな顔はしてないよな。しかし無理に聞くのも悪いので、それとなく話題を振ってみる。
「もしよかったら、練習してる姿...見に来ない?」
俺の言ったことが意外だったのか、その子はこちらをバッと見上げ、目を輝かせるがすぐに俯いてしまう。
「...いいんです、心配してくださってありがとうございます」
「そっか、俺は2年の八坂優。君は?」
1日に2回名乗ることになったが、特に問題は無い。
「あ、えっと!こ、小泉...花陽です」
互いに自己紹介を終えると
「かよち~ん!」
と声を上げながらこちらに走ってくる女の子がいた。
「あの子は?」
「私の友達です」
「探したにゃー!」
近くまで来ると分かる、この子も相当可愛い。...しかし、にゃー?
「ご、ごめんね?凜ちゃん」
「かよちん、この人は?」
凜という子は俺の方を見ながら、小泉さんに尋ねる。
「この人は2年生の八坂優さんだよ」
「小泉さん、この子は?」
今度は俺が尋ねる。
「この子は星空凛ちゃん、私のお友達です」
「初めまして!」
かなり元気のいい子だな......穂乃果と同じぐらいだと思う。
「かよちんは八坂先輩と何を話してたの?」
「あ、えっと...」
「小泉さんにスクールアイドルの練習を見学に来ないかって誘ってたんだ」
何やら少し言いづらそうにしていたのでため息のことなどは伏せておく。
「そうなの!?よかったね!かよちん、ずっとアイドルに憧れてたもんね!」
「あ、いや、えっと...」
小泉さんはきっと興味はあるけど...その一歩を踏み出すことが怖いんだろうな...。
なんとなくそう感じ少しだけ思考して、もう一度誘ってみることにする。
「だったら...星空さんも一緒にどう?」
「え?凜!?」
星空さんは小泉さんと俺の間を数回ほど視線を行き来させ、髪を触りだす。
「...凛には無理ですよ、女の子っぽくないし...髪だってこんなに短いし」
「そっか...まあでも気が向いたらいつでも来てくれ、2人とも可愛いから...きっと大丈夫だと思う!」
瞬間、沈黙が訪れる。...あれ?何かデジャブ感じるぞ?
小泉さんは顔を真っ赤にして俯き、星空さんは何を言われたのかが分からないといった顔をしている。
「あ~、えっと?」
気まずくなり口を開き、何か言葉を発しようとすると
「ナ、ナンパにゃ--------!!!!!!!!」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?いや、そんなんじゃないからな!?」
誤解を招くことを叫ぶと、星空さんは小泉さんの手を掴み、走り出した。
「り、凛ちゃん!?ちょっ!待って...ダレカタスケテェ~!」
「今それを言われると明らかに本当に俺が何かしたみたいになるからな!?」
とりあえず誤解を解くため、2人を追おうとする
「優?一体どこへ行く気ですか?」
ちょうど走ろうとした瞬間に後ろから声がかかる。俺はまるで油が切れた人形のように後ろを振り返ると...そこには穂乃果、海未、ことりの姿があった。
「ゆー君?用事ってこの事だったの?」
いつも癒し効果のある声もこの時ばかりは本当に恐怖でしかない...笑ってるはずなのに、黒い何かが見えるんだが?
「練習に来ないから...探しに来たら...ゆう君、ナンパしてたの?」
穂乃果にも当然黒い何かが見える。超怖い。しかし、この2人よりもはるかに怖いのが...もう1人いる。
「...覚悟は出来ましたか?」
海未はもう黒い何かとかそんなレベルじゃない。あれは...阿修羅だ!
「まずは...言い分を聞いてもらってもいいでしょうか?」
遺言ぐらいは残しておきたい...。
「どうしますか?」
「穂乃果はいいよ」
「ことりもいいよ?...もしその言い分も変なことだったら...ことりのおやつにします」
おやつって何!?
「で?言い分と言うのは?」
「まず、用事は本当にあった」
「その用事って何?」
「音楽室に行って前言ってた子に作曲を頼みに行きました」
「なるほど、そこまではいいでしょう」
嘘は言っていないはずだ。
「それで...屋上に向かう途中に部員募集のポスターを見てため息をついている子がいたため声をかけた」
「...本当みたいですね」
よかった!助かった!
嘘ではないことが伝わったのだろう、3人の目に徐々にハイライトが戻ってくる。
「それで...その子とその友達に気が向いたら見学に来てと言いました」
「勧誘してくれてたんだね!」
「2人とも可愛いからきっと大丈夫だと思うって言ったら、ナンパ扱いされただけだ」
ピシリと何かにヒビが入る音がした。
「ゆー君...おやつ決定ね♪」
「まぁ...今回は勧誘していただけのようなので不問としましょうか」
「そうだね!」
まじで怖かった...でもさっきから疑問に思ってるんだが...おやつってまじで何だ!?
穂乃果と海未は許してくれたけど、ことりは...もう考えないようにしよう。
「さあ!今度こそ行きますよ、優!」
「練習だ~!」
穂乃果に引っ張られ、俺は今度こそ屋上に向かった。
***
男の人に可愛いって言われるなんて...
「凛が可愛いなんて...ありえないよ」
凛はこっそりと呟く。
「何か言った?凛ちゃん?」
かよちんが凜に聞いてくる。
「何でもないにゃー!さ、帰ろっ!」
「う、うん。」
突然可愛いなんて言われたから...ついナンパなんて言って悪いことしちゃったかな...今度ちゃんと謝らないと......
-To be continued-
作「雑談コーナー!今回のゲストは凛とした雰囲気の大和撫子、園田海未ちゃんです!」
海「よ、よろしくお願いします。」
作「早速ですが...何か質問はありますか?」
海「そうですねぇ...今回割とグダグダして見えるのですが?」
作「...面目ないです。話が浮かばず、どうしてもこんな感じになっちゃって...。」
海「あとは...優が女の子に対して...そ、その...可愛いと言いすぎではないですか?」
作「ここにも作者のボギャブラリーの無さが出ていますね。」
海「言いたいことは色々とありますが...今回はこれで十分です。」
作「はい、ありがとうございます!それでは!」
海「次回もよろしくお願いします。」