宇佐見蓮子とマエリベリー・ハーンが出会う前と後の物語、切ない出会いと別れ、でも最後は・・・
幻想郷にまだ紅い霧の異変が発生してない頃のお話。
?「・・・見つけた」
黒く暗く、まるで地下の研究室の部屋にいるような感じのところで女性が2人いた・・・
?「何を見つけたんですか?・・・紫様」
八雲紫・・・幻想郷最古の人物で幻想郷が出来た頃から存在していた・・・というよりこの人によって幻想郷が出来たのでそれ以前から存在していたということになる。そんな八雲紫の能力のスキマから1人の女性を映しだしていた。
紫「幻想郷の外でどうしても幻想入りしそうな人物が察知したけどいつまでも幻想入りしないからそれで調べていたの、そしたらこの女の子が出てきたって事なのよ・・・藍」
八雲藍・・・八雲紫に仕えるようになったのは最近の事、以前は大妖怪で名前を知らない物はほとんどいないほどで人間から嫌われ、妖怪からも恐れられていた、しかし紫様との出会いでそこから私の生活が大きく変わった・・・九尾の大妖怪で9つの尻尾をしているのが特徴、ちぇんはまだいません。
藍「その女の子が幻想入りしても出来ない・・・そう考えれば少しマズイですね、幻想郷は忘れられた人の集まり、幻想入りしないとバランスが保てなくなり、幻想郷と幻想郷の外が融合、つまり幻想郷自体が消滅、もしくは外に・・・」
紫「そうならないためにも私はあれをやるわ」
藍「あれ・・・まさか!?そんなことをすれば紫様の力が本来の半分以下になますし、閻魔様だって黙ってはいないでしょうに・・・」
紫「幻想郷を守る為よ・・・仕方ないのよ、それじゃあやるわよ・・・私の分身を幻想郷の外に、名前は・・・マエリベリー・ハーン」
メリー視点
私は目覚めた、知らない所、むしろ周りの状況が読み込めなかった。目ざめた場所は・・・山奥で森の中、まだ日がさんさんと照らしていた。名前はなぜか覚えてる、知識もある、でも帰る家は無かった、しかし寮生活、親の顔も知らない、でも・・・なぜか私はやらなければならない事があった。ある女の子と出会う事・・・
3/20・・・高校を卒業していたばかりなのに学校生活の記憶はまったく無い、名前だけが載っている卒業アルバムがあったがクラス写真は私だけ欠席扱いで右上に私の写真があった。だが、私は記憶を辿ってるわけではなく、探さなければならない女の子を調べなければならなかった。理由は知らない、でもよぎってしかたない
3/27・・・だいたい調べがついた、その女の子は私が次に通う大学と一緒だった。しかし、高校卒業までいじめられていたことが分かった。上履きから画鋲、机の上は落書きで一杯、教科書は殆どがクラスメイトによって隠され破かれ水でヘにゃっていて開いたらもう文字が読めないほど・・・他にも色々やられてたが・・・そのいじめを我慢して卒業し、京都の大学に逃げる・・・それでいいかもしれない・・・いや逆に羨ましいかと、私の記憶は数日分しか埋まってないから・・・調べはついたから次の日は大学の寮に引越しをしなくてはいけないからね・・・私はあなたの味方よ、宇佐見・・・蓮子・・・
蓮子視点
4/7・・・新しい大学で入学式で、それで1人だった・・・家族も東京にいるからいるわけない、でも高校の時のあのいじめだけは無いと思いたい・・・初日だから早く寮に帰れるかと思われた・・・がやっぱり1人はさびしかった、新たな生活だから出会いもあるかと思い、図書室で本を探した。最近紐の超理論にはまってた。読む本が見つかったが、座る席が見つからなかった、数分後、1つだけあいてる席があったが隣には金髪の外国人が座っていた、そこしかあいていないから仕方なく座って本を読んだ。すると金髪の女性から・・・
?「その本なんですか?」
私は驚いた、椅子から転げ落ちそうになった。一応紐の超理論を調べてるって言うと
?「面白そうね・・・私も手伝ってもいい?」
その女の子は笑顔で答えた。名前を聞いてみたら・・・マエリベリー・ハーン
外国人だって言うのに日本語がペラペラ、というより私より日本語うまそうだった。この出会いで私は変わったのだ・・・
幻想郷・・・
藍「紫様、・・・分身、マエリベリー・ハーンの様子はどうですか?」
紫「メリーね?順調よ、でもしばらく時間は掛かるみたいよ」
藍「メリー?・・・あぁ、名前を縮めたんですね、しかし閻魔様に真実を隠し通すのも限界が来ています・・・」
紫「そう、でももう少し待って・・・せめてあと・・・」
現代・・・
蓮子「よし、2人でクラブ作ろう!」
メリー「何のクラブにするの?」
蓮子「名前は決まってるわ・・・秘封倶楽部!」
メリー「かっこいい名前ね、でもどうして秘封なの?」
蓮子「『秘』は人知で知りがたいほど奥深く、『封』は何かを塞ぐ・・・」
メリー「つまり『秘封』は人知では知りえない物や知識が封印されていて、それを解明していくって事?」
蓮子「まあそんな感じかな」
メリー「へぇ~・・・ところで部長は誰がやるの?」
蓮子「うーん・・・言いだしっぺの私がやるしかないでしょ?」
メリー「で、初クラブの活動は何するの?」
蓮子「・・・実は何も考えてない」
メリー「・・・・・」
蓮子「・・・まあ後から考えればいいじゃない!」
メリー「ふふっ、そうね」
蓮子「・・・よし、初クラブ活動決めたわ、夜に星を見に行こう!」
メリー「うん、いいね、それにしよ♪」
夜・・・
山奥で星が綺麗に見えて周りも蓮子とメリーしかいなかった
メリー「こういう場所があったなんて知らなかったわ」
蓮子「偶然見つけたんだよね♪」
メリー「すごいな蓮子は・・・あっ流れ星」
蓮子「え?どこどこ」
メリー「また流れ星だ」
蓮子「あっほんとだ、願い事しないと」
メリー「確か3回願い事を唱えるとその願い事が叶うと言うあれかな?」
蓮子「ブツブツ・・・(小声)」
メリー「もう流れ終わってるし、何をお願いしたのかな?」
蓮子「お、教えるわけ無いじゃん」
メリー「えー、いいじゃない」
そんなこんなで数時間後・・・
メリー「今何時なんだろ・・・時計忘れたから」
蓮子「あっ大丈夫だよ、星見れば時間分かるから、9時27分か・・・」
メリー「え?見ただけで分かっちゃうの?」
蓮子「私も小さい頃から突然星を見ただけで時間分かっちゃうし、月を見たら場所まで分かっちゃうし・・・不思議だね~・・・」
メリー「ふ~ん・・・そろそろ帰ろ?」
蓮子「そうね、遅くなっちゃったし」
幻想郷・・・
紫「まさかあの子、能力が使えるとは思わなかったわ・・・これで幻想入りしない理由が分かったわ」
藍「まさか!?彼女、宇佐見蓮子は能力のせいで幻想入り出来なかったと言いたいんですか!?」
紫「ええ、そうよ・・・宇佐見蓮子はいわば毒そのものよ、本来能力が使えるのは幻想郷だけ、しかも幻想入りした直後に開花するから・・・だけど宇佐見蓮子は幻想郷の外で能力が開花し終えているからバランスが保てなくなくなっているんだわ」
藍「では一体どのようにしてその毒を排除するんですか?」
紫「決まってるわ・・・少し可哀想だけど・・・」
現代・・・
メリー「・・・遅い」
蓮子と待ち合わせだった、しかしいつも蓮子が遅れてやってくるがもう慣れてしまった。しばらくして信号機の道路の向こう側に蓮子を見つけた。
蓮子「おーい、ゴメン待ったぁ?」
メリー「そんな事無いよ~」
蓮子が道路で歩行者用の信号で青になるのを待っていた、数十秒後、青に変わった。
メリーが蓮子のところに歩いていく途中蓮子が気づいてこっちに走ってきた、なぜこっちに走りながらそんな怖い顔をするのか・・・気づいた時はもう遅かった・・・蓮子はメリーを突き飛ばした、その後蓮子の姿はトラックによって姿を消した。
メリー「え?蓮子?」
倒れた衝撃と共にズグシャ!と言う鈍い音とトラックのブレーキ音でメリーの耳はそれ以外の音を掻き消した。駆けつけた時は遅かった、蓮子の姿は血塗れでとてもまともに見る事の出来ない姿へと変わっていた。一瞬頭の思考が真っ白になるが数秒後にはっと気づいた。蓮子は私を助けるために私を突き飛ばして助けてくれた、なのに助けてくれた代わりが友達を失う事なの?
メリー「蓮子・・・何か言ってよ・・・私、まだまだ一緒にやりたい事あるのに・・・目を覚ましてよ・・・」
その後、蓮子を跳ねた運転手は寝不足だったという事で逮捕されたがそれで蓮子が帰ってくるはずが無い、病院ではもう即死で手術のしようが無かった・・・
警察に聞き込みされて数日後にやっと自分の部屋に戻る事が出来たが疲労が凄まじく、眠気がすぐそこだったのでベッドに倒れこむと同時に夢の中に引きずり込まれた。
夢の中・・・
?「ねぇ・・ねぇちょっと?」
メリー「ん?・・・呼んでるのは誰?もしかして蓮子?」
?「いえ、私は八雲紫、あなたの生みの親みたいなものかな?」
メリー「そう・・・あなたが私を生み出したのね・・・」
紫「さあメリー、あなたを迎えに来たのよ・・・」
メリー「もうほっといて・・・私に構わないで・・・」
紫「もうあなたの役目は終わったから私の体に戻りなさい」
メリー「嫌、私は戻らないし、蓮子を生き返らせる為に私はがんばるだけ」
紫「・・・なぜそこまで蓮子を思い続けるの?毒は排除されたからあなたの役目も終わりなのよ?どうして分からないの?」
メリー「蓮子は・・・毒じゃない・・・私の・・・大切なパートナーだから!」
紫「!?まさかあなた、私の能力を応用して別の能力を発現する気なの!?やめなさい、あなたまで排除しなくてはならなくなるのよ!」
メリー「それでも私は・・・蓮子を・・・取り戻す!」
メリーから光が輝いた、メリーの姿が見えない程まで。
紫「発現が早い、ここまで能力が強かったなんて・・・夢の中にもいるのも限界のようね・・・今回は帰るけど諦めたわけではないからね・・・」
メリーの部屋・・・
目が覚めた・・・が気分が悪い。それもそうだ、蓮子はいない、数日は警察の聞き込みでろくに寝ていない、それで元気なわけが無い。さらに数日寝ていたのでもう夕方になっていた。起き上がろうとした時ふと頭にあれがよぎった。
メリー「・・・あそこに行こう」
山奥・・・
メリーと蓮子がよく星を見ていた場所でメリーはあれを待っていた・・・流れ星を・・・
メリー「もう、これしかないんだね・・・蓮子・・・」
メリーはひたすら流れ星を見つけ、願い事を唱えるだけしか頭になかった。
幻想郷・・・
紫「まさかあの子が反抗期になるなんて・・・」
藍「聞いてもいいですか?あの子、メリーは一体何の能力を使えるんですか?」
紫「私の能力よりもさらに強い能力が発現したから驚いたけど、少し特殊な能力だったわ、しかも使ったらもうその能力は使えなくなるというデメリット付きのね」
藍「その能力に賭けるしかないと?」
紫「そうね、ちなみに能力が・・・」
願い事が1つだけ叶う程度の能力・・・
現代・・・
メリー「ねぇ・・・クラブはなにするの?」
?「んー・・・紐の超理論だね」
メリー「また紐なの?もっと面白いのがいいんだけど・・・」
?「じゃあ、だったら夜、星を見に行こうよ!」
メリー「・・・・・あっ、あぁうん、星を見るね、行こう」
?「どうしたのメリー?考え事?」
メリー「ちょっとね、でも一緒だから楽しいわ・・・私たちはずっと・・・一緒、ずっと秘封倶楽部だからね♪・・・ね?そうでしょ・・・蓮子・・・」
幻想郷・・・
?「さて、ここに呼ばれた理由、分かりますか?・・・八雲紫さん」
紫「えぇ、分かってるわよ、私が黙って分身作って幻想郷の外に送ったおかげで私の能力の力が半分以下になっちゃったし・・・ねぇ・・・四季映姫、ヤマザナドゥさん?」
映姫「分かっていながらそれをやるなんて・・・バカなお人です、でも今回は不問にします、次は報告するように」
紫「分かったわ、次は報告するわ」
映姫「・・・これは私が気になってた事ですが、そのメリーはどうなったんですか?」
紫「能力が失ったけど新たな、しかもメリットオンリーの能力だったからめでたしめでたし、その能力によって蓮子とメリーの能力が共有し、毒が浄化して幻想郷とのバランスが保ったわ、能力自体は私のと少し似てるけど」
映姫「そうですか・・・その能力は一体・・・」
紫「そうね・・・それは・・・」
境界が見える程度の能力・・・
短編のため短い文ですが最後まで読んでいただきありがとうございます。一応これで終わりですが後半がやたらセリフばっかりなのは気にしないでください。誤字脱字があるかと思いますが後々直していきます。基本的に短編しか書かないんでよろしくお願いします。