「翔。朝ですよよー?早く起きないさーい」
朝、小鳥のさえずりとともに聞こえてくる女性の声。まだ上がりきっていない瞼をこじ開け、目をこする。寝ぼけていた頭がはっきりとしてくる。目の前には美女が!・・・ってリニスじゃないですか。
おはようございます。櫻木翔です。俺は現在リニスと同居なうです。1週間前のあの事件。後の闇の書事件を目撃してから早1週間。リニスの元に戻った俺は一緒に住む場所を探すことにしたが、そう簡単に行くはずないと思っていた。だがしかし、女神は俺に微笑んでくれる。ある日の帰り道リニスと一緒に家を探してた時だ。偶然前を歩いていた女性が転びそうになったところをリニスが助ける。俺?口笛を吹きながらリニスの横顔見てたぞ?まぁそこで女性を助けたんだが、助けた女性の名前が高町桃子さんだった。その時の会話がこれだ。
「あ・・・有難うございます。危うくこけてしまうところでした」
「いえいえ、こちらも目の前でこけられては罪悪感があるので気にしないでください」
「そうですか・・・もしよろしかったら、私のお店でお食事でもどうですか?助けてくれたお礼にどうぞ」
そう言って、桃子さんはにこやかにほほ笑みながら返答を待っている。
「あ・・・すいません。私達あの・・・お金を持っていないんです・・・すみません」
律儀なリニスは頭を下げる。俺か?俺は何が起こっているのがわからない。いや、あまりにもリニスの顔がきれ・・・ゴホン。
「まぁ・・・大変ですね・・・もしよろしければ私のお店で働いてみませんか?」
そう、ここに女神はいたのだ!もう聖母の微笑みに見えたね。ありゃすごいわ。関心していると、話はどんどん進んでいく。途中、家もないことが分かり、小さいが家も貸してもらえることになった。なんで家2個も持っているとかは詮索しないようにしている。そこで、俺が学校に通っていないことも知ると、夫の高町士朗さんも物凄く、逆に引くぐらい積極的に学校に通わせてくれるということ。俺って実は幸運EX!?と思った時期もありました。
とまぁ、そんな事もあり、今では家あり、仕事あり、美女あり、学校ありという充実な生活を送っているのだった。完!
「って、おわらねぇーよ!?」
「!!、どうしたのですか翔?」
おっと、声に出ていたかこれは気をつけなくてはな。とりあえず起きることにする。
「あぁ、何でもないぞリニス?後おはよーさーん」
「はい、おはようございます。朝ごはんの用意ができているので食べて、修行でもして下さいよ?毎日サボってばかりで・・・まったく。まぁいいでしょう、私は仕事に行ってきますね」
「あぁ行ってらっしゃい。気をつけていっといで」
そう行ってリニスは出かけていく。学校に通えるようになったといってもまだ1月だ。学校なんてまだない。だから、俺は絶賛ニート・紐ライフ満喫中だ。修行と言っても魔力を放出して、また貯めて魔力値を上げたり、魔術回路をどうにか増やそうとしているだけだ。
あぁ皆忘れてるかも知れないが俺無限の剣製つかえるんだぜ?どっかの踏み台君みたいな転生能力かもしれないが、まぁ良いじゃないかあこがれないか?あの呪文みたいなの言って、剣をドバーンって出したいしな。あこがれじゃないか?とまぁそんな気持ちで頼んだ能力だ。使う機会なんてあるのかね?この言葉を毎日繰り返しているが固有結界だけあって俺は疲れちゃう。毎日景色が変わるんだぜ?しかも次の日は頭と筋肉がとても痛くなる。なんでや?こんな副作用あるなんて聞いてないぜ・・・。
「さてと・・・また詠唱しますか。後はねてればいいしな」
そう言って、詠唱をする。こんなことを続けて3カ月。入学式がやってくる。
「翔!起きないと遅刻しますよ!今日は入学式でしょ!入学式から遅刻していくなんて私は、許しませんよ!」
朝から小鳥のさえず(ry。こんなことを言っている場合じゃない。あれから3カ月。リニスと一緒に暮らしてきたがどうにもリニスがおかんにしか見えない。そんなことより、学校か・・・今日入学式じゃないか・・・めんどくさいなー。俺はと言うとめんどくさがりな性格になってしまた。リニスのお陰で働かなくてもお金は入るし、飯はおいしいし。翠屋のデザートはおいしいし。マダオになっている俺であった。
「ん~?もう朝かぁ~?何時だ?」
時計を見る。8:40分。もう1回見る。8:41分。あれ・・・?気のせいかな?入学式は9時10分くらいから。9時には集合。・・・もう1度時計を見る。8:42分。1分の間に俺の頭は活性化していく。
「遅刻じゃねええええええかああああああああああああああ!なんでリニス早く起こさねーんだ!」
「私はちゃんと起こしましたよ!翔がいつまでたっても後5分後10分って延ばしていくからでしょ!」
俺は人として、起こしてくれた人に文句を言いつつ、一瞬で布団から飛び出る。そして、一瞬で顔を洗い歯を磨く。飯なんて食ってられるか!
「いってきますリニス!【ピオラ】」
そっこうで無駄遣いな素早さアップ呪文【ピオラ】を唱える。素早さがアップした!と脳内では出ているはずだ。だがそんなもの関係ない。急いでいかねば!風のような速さで駆ける。
「で、あるからにして本校では小学生のような態度で授業を受けずに・・・」
こんにちは高町なのはです!今は始業式の最中なの!今日から中学生になるから私は頑張りたいと思います。今は校長先生の話の最中です。あー早く終わらないかな・・・はやてちゃんはねちゃってるし、フェイトちゃんはなんかまじめに聞いちゃってるし。あぁー暇なのー。
「すいませーん!おくれました―!ギリギリセーフか!?」
!!。びっくりしたの。突然男の子が飛び込んできたの。皆その男の子にくぎ付けなの。私も驚いて後ろを振り返ってしまいました。はやてちゃんなんて椅子から転げ落ちてるの。校長先生も驚いて話止まっちゃってるし。誰なんだろあの男の子・・・
やぁ2度目のこんにちは。櫻木翔だよ突然だが、俺はなんかめちゃくちゃ皆に見られてる。そんなことより、この空気をどうすればいいのだ・・・よし、とりあえず一回出よう。そして帰ろう。出直しだ。
出ようと、扉に手をかける。
「バシュ・・・ジュウ」
え?何が起こったかって?俺の手をかけた扉の真横にチョークがめり込んで、蒸発して消えたぜ?俺は恐る恐る後ろを振り返る。投げ終わった感を出している。スーツ女性がいる。その女性はマイクを隣のおっちゃんから奪い取り、一言言う。
「櫻木翔、入学式から遅刻なんていい度胸してるじゃないか?後でたっぷり御仕置きだな。とりあえずそこの開いている席に座れ」
とてもきれいな美声でした。と言っている場合じゃない。さっさと席に座ろう。来ている保護者に頭を下げながら頭の紫女子の隣に座る。
「いやーすまんね!汗臭かったら言ってくれ。なにもできないからどうしようもないが頑張る!」
「え・・・いや大丈夫・・・ですよ?」
隣の女子はちょっと引き気味に答えてくれた。そのまま、色々な視線を受けつつ、入学式を過ごす。30分ほど経ち、やっと終わった。後ろの席からの退出だったので、足早に体育館を抜ける。そして、クラス割の書いてある紙を確認する。
「えーっと・・・俺は1ーCクラスか・・・さっさといくべ」
クラスを確認し、校内に入る。先ほどの事もあり生徒に見られる。この学校はエスカレート式なので、俺みたいな途中から入ってくるやつは注目の的だろうな・・・そう思いつつ、階段を上がり辺りを見回す。
「1-A・・・1-B・・・お、あったあった。1-Cクラスはここだな」
クラスを確認して、教室のドアを開ける。
ガラガラガラ
「うぃーっす」
軽い気持ちで手を上げつつ教室に入る。一瞬にして視線を独占する。もうクラスの大半が集まっているようだ。自分の席を確認するために前の黒板に貼り出されている紙を確認する。
「えーっと、おっしゃぁ!一番後ろの窓側の席じゃん!もう寝てくれっていってるようなものだな」
軽い気持ちで後ろの席に行く。そこには俺がこれからともに勉学に励んでいく机を椅子のように座っている金髪女子がいる。俺はガツンと一言言ってやろうと思い、メガネをクイッとする。あ、ちなみに俺の容姿だが、黒髪、黒眼のきりっとした顔のイケメンフェイスだ。だが、前髪で目を隠し、そこに伊達メガネという家で爆弾を作っていそうな格好だ。
「すまないが、そこは俺の席なんだが。俺のこれからともに勉学に励んでいく机を椅子の様に使っている無礼な金髪女子よ、どいてくれないかな?あ・・・日本語通じないかな?英語俺しゃべれないんだよな・・・えーっと、んーThe desk is mane(その机は俺のだ)?It can move aside quickly(さっさとどけ)?」
これで通じたと思い金髪女子を見る。下を向いてフルフル震えている。あれ?なんだこれ泣かせてしまったか!?そうドキドキしながら金髪女子を見守る。金髪女子が顔を上げる。なんて美形だ。見とれていると、視界が真っ暗になる。あれ?何が起こってんの?頭をクリアにさせる。すると、顔に痛みが走る。
「いってええええええええ!めちゃくちゃいってえええええ!」
そう、俺は何故か金髪女子に殴られた。え?なんで?俺なんで殴られてんの?怖い!中学校こわい!
「あんたねぇ・・・誰に命令してんのよ!普通に言えばいいじゃない!後、私は英語使われなくてもあんたの言ってることなんて分かるのよ!」
「ま、まぁアリサちゃん・・・いきなり殴ったらだめだよ・・・ね、ねぇ大丈夫?」
俺は誰にも気づかれないように顔に【ホイミ】をかける。痛みが引いた。ここからが俺のターンだ!俺は声をかけてくれてる紫の女神を手で大丈夫だと合図を送り、少し避けてもらう。
「痛いんじゃぼけええええ!なんで初対面の女子に殴られなきゃいけねーんだよ!金髪ってことはなんだあれか!反抗期ですか?反抗期ですよね!て言うか不良じゃん!金髪の不良少女じゃん!こわいわ!中学生の反抗期不良こわいわ!」
「な、誰が反抗期の不良よ!良いじゃないやってやろうじゃない!かかって来なさいよ!ぼっこぼこにしてやるわ!」
そう言い、お互いに距離をとりファインティングポーズをとる。ここが俺の正念場だ!覚悟しろ金髪女子よ!俺は一気に詰めて殴ろうとした。男としてどうかなんて事じゃない!俺のプライド問題だ!向こうも一瞬の内に距離を詰めてくる。なんてやつだ!お互いの拳がぶつかる寸前俺だけが吹っ飛ぶ。え?なんで?何が起きた?先ほどの痛みの倍の痛みが襲ってきた。
「あんた達馬鹿してんじゃないよ・・・まったく。バニングスもあなたらしくないわよ?」
「すいません先生。気をつけます」
そう言って金髪女子は去っていく。俺をにらみつけながら。痛みを直そうと【ホイミ】をかける。あまり痛みが引かない。なんてやつだあいつ!
「あんたもいつまでも寝てないでさっさと起きて席につきな。HRができないだろ。ほらさっさと立て」
なんてこわい先生だ。俺は素直に席に着く。その間、隣の席の紫の女神さまが、アリサちゃんのことごめんね?と謝ってきてくれた。とてもいい子だと思いました まる
「じゃあHR始めるわよ」
こうして俺の中学生生活が始まるのであった。
誤字脱字ありましたら教えてください。書き直しなんてできなかったorzになりたくないんでがんばって書きなおしてみます!