リリカルな魔法使い<一時凍結>   作:悪事

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誤解を解き、さらに誤解が

朝日を体に受けて昨日の出来事を、反芻する。

゛友人が誘拐されたけど、それをたすけて送ったら

家族であろう人たちに攻撃され、工房に戻ろうとすると、

なのはちゃんが魔術ではないなにかを使っていたり、

家に帰ってからは…自宅でもある工房の防衛を強化、そして町に探索用の

使い魔を放って、それから疲れをとるために睡眠をしたのだが゛

今、机の上には、手紙が一通あったのだ防衛を強化したばかりの工房に、

手紙を送られてくるなど、おかしすぎるが差出人を見て軽く絶望する。

謎の手紙を送ったであろう差出人のところには、

キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグと書いてあったからだ。

 

 

「開かなくても、どうせろくでもない内容なんだけど、

とりあえず、見てみるかな。」

 

 

゛先日に宝石剣を使ったことに対し連絡した次第

第二法はおまえも至ったゆえ、とやかく言わないが

おまえの管理する海鳴に魔力の塊が

別次元から落ちてきた、興味がわいたので

旅の道すがらについでとしてそちらに向かう。゛

 

 

考えられる中では、最悪の報せだったのだ、

あの時はイレインと呼ばれる人形にとっさに

宝石剣を使ったが、あれなら魔術で対処すべきと反省した。

それより多華宮 仄は別次元のモノが海鳴市に落ちてきた、

というところでひっかかったが、これから学校だ、

前日に準備もせず、眠ってしまったのだから

急ぎ準備して、朝食を押し込み、近場のバス停へと走り出した。

 

 

ーーーーー教室内ーーーーー

 

 

「おはよう、仄 昨日の夜はよく眠れたかしら」

 

 

「ああ アリサちゃん、昨日はいろんな事があったからさ

少ししか眠れていないんだ。」

 

 

「なっ 皮肉よ、皮肉! それくらいわかりなさい

それよりも聞きたいことがあるの」

 

 

「うん 私も 仄くん、

昨日の事はありがとう、でもお姉ちゃんが聞きたがってたこと

そして私もアリサちゃんも聞きたいことがあるんだ」

 

 

 

「「仄・仄くんは何者?」」

 

 

「あーっと それを話すには、時間が要るんだけど、今は話せない」

 

 

「何でよ!」 「何で!」

 

教室内に声が満ち、クラスメイトがこちらを向く。

 

 

「ちょっと! 二人とも、しぃー」

 

 

仄が慌てているのをみたアリサは、人の

悪そうな笑みを顔に浮かべてにこやかにこういった。

 

 

「あんたが話さないなら、あんたが魔法使いだって

みんなに話すわよ」

 

 

「それを信じるひとがいる?」

 

「それならなのはちゃんとか?」 「すずか、ナイスっ!」

 

 

「わかったよ、話すけどそれはお昼頃ね

なのはちゃんには聞かせられない。」

 

 

「何よ なのはに隠し事しろっていうの、

ふざけないで話すならなのはも一緒よ。」

 

 

「じゃあ 僕は話さない。これだけは

僕も譲れない、それは絶対にだ。」

 

 

 

 

その言葉には、小学生には不釣り合いな覚悟が込められていた。

それは彼が本気だと理解するには十分だった。

 

 

「なのはちゃんに隠し続けなきゃいけないの?」

 

 

「いや なのはちゃんは今はダメなだけで、

話せるときが来れば話していいよ。」

 

 

 

何せ、すでに魔術サイドに関わっているのだから、

敵になった時は、命を奪いに来るなら、ためらうことなく仕留めるが、

敵にならないのなら、軽く釘をさして、こちらのことも

少しは話そうと決めていた。

言うまでもないが、これは一般的魔術師からすれば、

寛大を通り越して、甘すぎるのだが、

 

 

 

「仕方ないわね それで手を打ちましょう。」

 

 

「うん、ねえ 仄くん後でうちに来てくれないかな?

お姉ちゃんも仄くんが何者か?聞きたがってるんだ。」

 

違和感があった、それはすずかに聞けばすむことを、

わざわざ直接呼ぶということにである。

しかし断る理由もない。

「わかったよ 次にすずかちゃんの家に行くようなことがあれば

その時に話すって伝えて。」

 

 

「うん、わかった。 じゃあお昼の楽しみにしてるね」

 

 

「はいはい、わかったよ それでそろそろなのはちゃんがくるよ」

 

さて、ひとまずここで閑話休題、

 

「みんなー おはよー」

 

 

「おはよう なのはちゃん、昨日のフェレット、

具合はどうだったの?」

 

 

「そうだね~昨日の夜に、見に行ったら

道路で見つけてうちに連れていったんだ。」

゛ウソはついてないウソはついてない、ちょっと

ちょこっと真実をぼかしただけ゛

 

 

 

「そういえば、あの動物病院で事故か何かあったらしいわね

で最終的にあんたが飼うことにしたのね

名前はどうしたの?」

 

 

「えっと、名前はユーノくんって、」

 

 

「なるほど、いい名前だね。なのはちゃん」

 

 

「うん、ありがとう 仄くん」

 

 

さてバス内の話しは終わり、学校に着き授業を受ける。

授業中になのはちゃんが魔力を使い、何かしていたのだが、

攻撃性のモノでないために別段気にすることもない。

授業も終わり、ご飯を食べようとすると、

そしてお昼の時間だが、約束を果たさなければならない。

 

 

 

「なのはちゃん、僕は先生のところに行ってから屋上にいくね」

 

 

「なのは 私はお手洗いに行ってるわ」

 

 

「私は教科書を友達に貸してくる。」

 

 

「私は先に行ってるね~」

 

 

なのはと別れて一階の誰もこない教室の前で

 

 

「やあ 来たね」 「ええ、じゃあ 教えてもらおうかしら」

 

「仄くん、質問にこたえて」

 

 

「まず 仄は魔法使いなのかしら?」

 

 

「その質問には、うんって答えとくよ

使える魔法は、二つだけどね」

 

 

「二つだけ? あの光の弾と虹色のヤツのこと?」

 

 

「まあ 大まかにいうとそうかな」

 

 

「まあ そうかな、ってえらく曖昧ね」

 

 

「じゃあ 何で私達が誘拐されてるのがわかったの」

 

 

「この海鳴市には捜索探索の結界がはってあるんだ

ああ、でもこれって覗き目的には使ってないよ」

 

 

「そうなんだ 仄くんに一番聞きたいことは

聞いたしアリサちゃんは何か?」

 

 

「………私もないわ 仄に詳しいことを、

聞くつもりはもうないし、聞くとあんたに都合が悪いんでしょ

でもひとつだけ仄、助けてくれてありがとう」

 

 

「どういたしまして、じゃあ なのはちゃんを待たせ過ぎるもの、

悪いし、そろそろいこっか」

 

その日の昼食はいつものありふれたものだったが、

気分が楽になった昼食だった。

 

 

学校が終わってアリサちゃん、すずかちゃんになのはちゃんと

別れると強い魔力を感じたのだ、

 

 

「いったい何が? 神社の方?」

 

 

自分の管理地でドンパチされるのは、さすがによろしくない。

急いで現場に向かうとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

SIDEリリカル

「なのは! レイジングハートを!……

現地生物を取り込んでいる、早く封印をしないと、」

 

 

「どうすれば?」

 

 

「我は使命を、から始まる起動パスワードを」

 

 

「あんな長いの覚えてないよ~」

 

「もう一回繰り返すから、早く!」

 

 

 

「GUUUOOOOO」

 

 

 

「えっ レイジングハート?」

 

 

『Stand by ready』

 

 

「パスワードなしでレイジングハートを起動させた!」

 

 

しかしジュエルシードの力で強化されたケモノが走る、駆ける

その時に横合いから光の弾が放たれた、

 

 

「ユーノくん、いまのって? あ!

動きが止まった!」

 

 

「……とりあえず、今はジュエルシードを!」

 

 

「うん! レイジングハート、お願いね

『OK Selling stand』

リリカル マジカル ジュエルシード シリアルⅩⅥ封印」

 

『Selling』

 

 

「これでよかったのかな?」

 

「うん これ以上ないくらいに」

 

 

「それにしてもさっきのは、いったいなんだったんだろう」

 

「なのは、もしかするとさっきのは

ジュエルシードを狙っている別の人たちかもしれない

そもそも、ジュエルシードはその膨大な魔力で願いを

叶えると言われてきたモノなんだ」

 

 

「じゃあ 何でさっき、封印しなかったの?」

 

 

「わからない、そもそもこの世界には魔法などは、

存在しないはずなんだ、」

 

 

「もしかしてユーノくんの友達だったりして、」

 

 

「いや、スクライアに僕と同年代はいないから、

(いったい何がどうなってるんだ。)でも

なのはは心配しないで、これからもジュエルシードの封印を

お願いするよ」

 

「うん ユーノくん。」

 

なのはの二回目の封印はイレギュラーがあったものの、

無事に完了した、そこにわずかな影を残して

はたしてあの攻撃を行ったのは誰なのか?

わずかな不安を抱えながらも、一人と一匹は

家へと帰るのだった。

 

 

 

 

 

 

「それにしてもさっきのって、

ゼルレッチ先生が言っていた別次元からの?

ジュエルシードか、僕もあれをいくつか集めてみようかな」

 

 

どのみち放置していれば街の霊脈に

ダメージが出る、なのは達が封印してくれるのなら

ありがたいが自分も回収し、それを解析する必要がある。

増える仕事や、師匠であるゼルレッチの襲来に

頭を痛ませながらも、今日も魔法使いは家・工房に

帰っていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ようやくリリカルなのはを始められます。
しかし、すずか達の誤解を、
解けば今度はなのは達に、それに他にも
月村家に高町兄妹、勘違いを解くには骨がおれそう。
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