これもピサロのと同様に発掘しました。
突然ですが私、野口由佳は転生者です。
今日からとうとう大学院生、生まれ変わってから二十二年が経ちました。
私に理解できない次元でのトラブルに巻き込まれて死んだと言われた時も同じ年、
そう思うと感慨深いものがありますね。
前の両親には悪いとは思うけれど転生できてよかった、あのまま死んでいたなら未練ありありだったでしょう。
それに三歳の時点で記憶が全て戻りましたが、子供の頃の脳というのは素晴らしいもので勉強しているうちに前世よりもはるかに頭が良くなっていくのが実感できました。
おかげで前世で入ろうとしていた所よりも良い大学院へ入れました。
そういえば三歳時点で記憶が戻れたのはなぜでしょう?脳にいきなり知識ができるなんて…
さっぱりですね、やめましょう。
ところで私の専攻は今も前も生物学の遺伝子分野ですが、この世界にはとても興味深いものがあります。
前の世界には存在していなかったはずの喰種という種、食料として人のみを喰らう人と同じ姿の生物。
飲み物を除き人のみしか食べれないという点で、私には生物としてとてもいびつなものに思えるのよね。
まるで人の繁殖を抑制するために存在しているようなその生物は、何者かの意志で創りだされたかのよう。
転生の時にくじで決められた、特典なしで東京喰種というものが関係しているのかもしれない…
特典はないからいいとしても、東京喰種は何かの創作物のことでここはそれに酷似した世界なのではと思っている。
前世で全く漫画などを読まなかったのではっきりとはわからないけれど。
そんなわけでここは人間に外敵が存在し、社会にそれらが紛れているような世界です。
そして日夜知らないところで生存競争が行われており、喰種対策局という人間を守って喰種を狩る組織も存在する。
だけどこの世界でない世界も知っている身としては見て見ぬふりもしたくない、それで私はこれから共存の道を目指して研究を進めるつもり。
さてそろそろ研究室に着くか、今日が初めての顔合わせというわけでもないのに緊張するな……。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
大学院に入ってから一年が経ち私も一つ歳をとった。
他人のグループに混ざり研究をする一方で、喰種の研究も進めているが状況は芳しくない。
教授に軽く自分の研究について話したら、強く反対されてしまったのだ。
人と喰種の間には深い確執があり、恨みを持つものが多い。
研究資金も集められないし悪ければ身の危険につながるだろう。
危険だからほかの人にも話してはいけない、君には才能があるのだ救うなんてことは忘れなさい。
などと言われ、それから私自身そうかもしれないと思い誰にも話しはしないよう気をつけた。
あくまでも話はだけど。
研究資金こそ辛いものがあるが、
喰種のDNAサンプルは駆けずり回って手に入れたし機材も人目を盗みここのを使えば何とかなる。
未だサンプルが一つしかないのが厳しい、もっと多くあれば人との違いが一つはっきりしそうなのに。
前回、狙っていたとはいえ喰種対策局の動きを掴み、局員に殺された喰種の血液を採取できたのは本当に運が良かったからに過ぎないだろうな。
後片付けをしていた局員にもバレそうになったし、今回もバレない保証はない。
何か違う方法を考えないと…対策室に入るのは…難しそうなんだよな~
まぁ、何があっても諦めるつもりはないけどね。
さーて、今日は確かこの前外国から来てうちの研究室に入ることになった男の人の歓迎会があったっけ。
そういえば初めて飲み屋に行くのだけれど、初めてお酒を飲むことになりそうかな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
うっ頭が痛い、まさか私がこんなにお酒に弱かったなんて。
さらになんかすごいフラフラして力が出ない、二日酔いって貧血みたいな症状ね。
昨日の記憶も曖昧だけど口を滑らせたりしてないか心配になってきた。
ああ、あそこにいるのは同じ研究室の…昨日も来ていたはず少し確かめてみないと。
「おはよう、佐藤さん」
「お?野口さんでしたか、様子を見るに昨日は少し飲みすぎていたようですね」
「えぇ、お恥ずかしい限りです」
「初めてお酒を飲んだのでしょう?仕方ありませんよ」
「ところで佐藤さん、私何か変なことを話したりしたりしてませんでしたか?
昨日の記憶が少しあやふやで、心配になってしまって」
「変なこと?いえ全く、いつもどうりな様子でしたよ。
しかし記憶があやふやにですか、では送らせて正解だったな」
「ええと、送らせるとは?私誰かに送って行ってもらったのですか?」
「そうですよ、覚えていませんか。
あなたはいいと言っていたんですがね、ほら歓迎会の主役…
アルベルトさんが住んでる場所が近いから送ると言い出したんだよ。
あなたもふらついていたからみんなして送り出したんだけど、そうして良かったよ。
その様子だと夜道をひとりはというのは危険すぎるからね。
すまない、用事があって時間が来そうだ」
「そうだったのですか、ありがとうございました。
あと昨日は少し無茶をしていまいましたが楽しかったですよ、また機会があれば是非」
「こちらこそ、よろしく頼むよ。では私は行くから」
話を聞きながら大体は思い出してきましたが、わりと冷静に行動できていたようです。
金髪碧眼の男性、確かアルベルト・ド・ブラドーさんと言いましたか。
に送られる前までは大丈夫だったのですが同じ電車に乗って改札を出て…
それから家の前までの記憶が全く思い出せません。
家の前で彼と別れた記憶はあるので最後まで送ってもらったようですが、
彼にはお礼と共に同じことを聞いてみなくてはいけませんね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
研究室で彼(アルベルト)さんに話があると伝えたら、帰りにここで待っていてほしいと言われました。
ここ院内にしては人気が少ないのですよね、早く来てくれるといいのですが。
おっと、来たようですね。
「待たせてしまいましたか?すみません、こちらから頼んだ事なのに」
「い、いえ。大丈夫です、ほとんど待たされていませんよ」
「そうでしたか、それは良かったです。それで私に話とはなんでしょうか?」
「昨日のことなのですが、私を自宅まで送ってもらったそうですね。
おかげでとても助かりました、ありがとうございました」
「ああ、そのことでしたか…。
いえいえ当然のことをしたまでです。
私の住んでいるところはそこから歩いて帰れるところでしたので、気にしなくていいですよ」
「結構まいっていたみたいで、記憶も少しなくて。本当に助かりました」
「そうだったのですか、大丈夫そうにも見えましたが万が一と思って良かったです」
「ええと、そのことでですね。少し聞きたいこともあるのですが」
「聞きたいこと?なんでしょうか」
「それがですね、帰る途中の電車から降りたあとの記憶が曖昧になってしまっているのですがなにかおかしなことを話したりしたりしませんでしたか?それが心配になりまして」
「?変なことですか、特になにもありませんでしたよ。
…もしかしてあの研究についてですか」
「けっ研究っ!どんな内容のものを話しましたか?」
「喰種との共存について調べているとか、確かに知られると大変なことを言ってましたね」
「そそそ、そうなんですかー。例えばどんなことを話しましたか」
「サンプルを苦労して手に入れたこととか、研究の進み具合まで色々と。
いやぁ、あれはほぼ犯罪ですよ人に話してしまうなんて無用心ですね~あなた。
もし私が対策局に話したらどうなってしまうのでしょう?」
あわわわわわわわ、バレた。全部バレた。
どうしよう、やばい捕まるかも。もし捕まったら転生までしたのに研究ができなくなる。
一体どうすれば……
「ハハハハ、そう青くなる必要ありませんよ。
言うつもりはありません、私の言うことを聞いてくれればですけど」
「お願いします、なんでもする。だから黙っておいてください」
「なんでも、ね。ならそうですね…では付き合ってください」
「はい!もちろん。…て、え?」
今、付き合ってって。
え、付き合うって何に?お付き合い、交際してほしいってこと!?
そんないきなり、私まだ誰とも付き合ったことないのに昨日あったばかりの人と?交際?
無理無理、絶対無理。何すればいいのかとか全然わかんないし、好きでもない人とそんな…
いやでも顔は金髪碧眼ですごい整っているし体もスラッとしてて、ってちがーう。
待って少し待って、冷静に考えさせて考えてから。どうしようはいって返事しちゃった?あー
「あなたという人は、青くなったり赤くなったりせわしないですね。
何を考えているんですか?私が言っているのは私の研究を手伝ってほしいということです。
話を最後まで聞かずに一体何を想像したんですか?」
「へ、研究?」
思わず変な声を出してしまった。さっきまでの自分が恥ずかしい
「そうです、研究です。
まぁ私の研究にといってもあなたにも益はありますよ。
なぜなら私もあなたと同じことを目指して、研究しているのですから」
「えーーー」
もしかして仲間が出来た?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私の研究に仲間が出来てから早2年、
自分たちの研究の傍らで修士課程を無事終え今は博士課程にまで入っています。
あれからは他の誰にもバレることなく、二人で研究を進めておりアルがどこからか用意してくれたサンプルによってかなり進展を見せてきています。
私もあるの研究の手伝いとして助手をしたり、護身のため?携帯にGPSを入れられたり、何に使うのかはわからないけど自分の血を悪影響が無い程度に渡すことなどをさせられます。
弱みを握られているため、逆らいにくいところはありますがアルは基本いい人なので苦痛には思いません。
むしろ一緒にいることを楽しく思うことが多いです。
あぁ、アルというのはアルベルトさんのことです。
同じ年だからこう呼べと言われて、逆らえない私はそう呼んでいます。
アルも私のことを名前で呼ぶようになりましたが、そのあとの周りの反応が少しおかしかったですね。
なぜなのでしょうか?友人に聞いてもニヤニヤしてるだけで教えてくれませんし…。
それはわからないので気にしないとして。
サンプル以外の研究環境はほとんど変わらず人数が増えできることが増えたぐらいで、
大学院との両立はかなりハードです。
きっと転生前の私だったら無理だったでしょう、そう考えるとアルは化け物ですね。
もしかして喰種?あはははは、我ながら面白い冗談です。
さて今日はここまで、このあとはアルと食事に行く予定なんです。大切な話がしたいと、なんでしょう?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ふぅ…少し用意が遅れてしまいました。
アルには先に行って待っていてもらえるように言いましたが、急がないと。
この先は少し暗いですが仕方ありません、遠回りをしている余裕はないですから。
走ると装いが崩れてしまうので歩いていますが、予想していたよりも人気がない…走ってしまいましょうか。
腕を掴まれっ「きゃっうむぐ」
痛いっいきなり腕を引っ張られて暗い路地に放られてしまいました。
足が、これは捻挫してそうです。一体何が?
「うふふふふ、お嬢さん。逃げなよ、じゃないと死んじゃうよ~」
悪趣味な白い面をした男、無表情なそれは不気味さを引き立てています。これは、もしかしなくても喰種!?
バックは!なんて運が悪いの、相手の足元なんて!
逃げないと反対側、少し行ったところを左に行けばすぐ大通りのはず。
そこまで行ければなんとか。
「あれ?走れるんだ。凄いなーで、も」
そこを左に…ああ。
「残念~こっちもとうせんぼでした」
出口までの中間地点に同じ仮面をつけた別の男。
「逃げないの~なら」
肩からなにか…痛っ頬にかすった、これが赫子、全く見えない。
「ほらほら、当たっちゃうぜ」
だんだんと足元に、どうせ誘導するつもりなのだろうけど!逃げるしかないなんて。
あの曲がり角の先は……空き地だけどフェンスで囲まれてる、すぐには越えられないし周りには誰もいない。
やっぱり行き止まりでしたか、終わりここで終わりだなんて……今度こそ本当に死ぬのね。
「あーあ、運ないねお嬢さん。行き止まりなんてさ」
「ホントホント、こっちに逃げなければよかったのに」
「あなたたちが誘導したのでしょう!」
「あれ、バレてる」
「優秀だねぇ、今まではパニックになる奴がほとんどだったのに」
空き地まで入ってきた!相手は圧倒的有利に油断しているこうなったらイチかバチか、正面突破を。
「正面突破、なーんて考えるなよ」
もう一人!?逃げ道を完全に塞がれた!
「さぁ、命乞いをしてみなよ。
今から少しずつ切り刻んで行くけど、そのうちに満足させられれば解放してあげる。
最初の一回はサービスだ、何か言ってみ。ん?」
同じ白い仮面をつけた三人のうち、一人が腰から赫子を出しつつ近づいてきます。
もうどうせ死ぬのなら、わざわざ楽しませるのも嫌です。
「ふふ、逃がすつもりなんてないのでしょう。
これも食物連鎖というもの仕方ありません、せいぜい味わって食べてくださいね」
すみません、あなたとの研究はもうできなくなりそうです。
「はぁ、何言ってんだお前。ガタガタ震えてるくせによぉ、気持ち悪いんだよ。
ムカつく、もういいや死ね」
今まで楽しかったですよ、あとは任せます……アルベルトさん。
「っ!!」
突然、目の前になにかがストンと落ちてきました。
恐る恐る目を開けます、人?でもどこから…フェンスを飛び越えて私の前に着地でもしたというの?
鮮やかな金髪のその人は……
「アル!?どうしてここに!?」
「ゆか、下がっているんだ。今はとにかく僕の後ろから離れないで」
「ん、なんだテメェ」「おいおい同類かよ、そいつは俺たちの獲物だぜ」
「三対一だ。死にたくなかったら消えな」
三人が全員、赫子を出して威圧してきます。それぞれ、羽赫、甲赫、鱗赫でしょうか。
でも、それよりも
「ねぇアル、同類ってなんのこと?あなたもしか「黙ってて、君を必ず守るから。話は後」…わかった」
アルの背中から赫子が出てきました。もうほとんど分かってました驚きはしません。
アルのは甲赫でしょう、両腕にまるでガントレットのように付いていきます。
さらにそこから形が変わって……右手は丸型の盾、左手は細長い武器、レイピアいえエストック?だったでしょうか
を持っているような形に落ち着きました。
正直に言いましょう、こんな状況ですが見とれてしまいました。似合いすぎです。
「なんだよ、お前が飼ってたのか?それとも彼女?
あひゃひゃひゃひゃ、アリエネー人間だぜそいつは。知らなかったか?おれらの食料だ」
「……」
「ちっ、しらけるカップルだ。行くぞテメェら、どっちも殺すだけだ」
「こちらのセリフだな、ゆかを傷つけたのだ生かしはせん」
傷、それって頬のこれ?このくらいでそんなに怒ってるの?
戦闘が始まった、三人が同時に攻撃を仕掛けてくる。
アルは私を背にして3歩ほど前に進んでいく、攻撃に向かっていくなんて!後ろに私がいるから?
いや違う、防ぐ自信があったんだ。
最初に飛んできた羽赫は全て武器を見えないくらいの速度で振るい弾き続け、
次に甲赫の人の後ろから伸ばしてきた鱗赫は盾で弾き飛ばして破壊している。
盾が当たったところが弾け飛んでるけど、すごい力?なの。
さらに甲赫の人を逆に利用して鱗赫で狙いにくくしてる。
その甲赫の人は一番前にいるけど振るわれている武器に牽制されて、思いどうりに動けていない。
あれ?ジリジリとだけどみんなの位置が動いて私が出口に近づいている?
「ゆか、私が合図したら逃げなさい」
「でも、あなたが「いいね」
確かにこのまま行けば私は逃げられるけど、あなたは無理かもしれないのに。
万全の状態なら勝てたのでしょうけど、私を守っていたせいでかなり疲れているじゃない。
もうすぐそこに迫ってきてる。
「いって、さぁ早く!足でまといなんだ!」
「しまった!?馬鹿野郎、追え」「無理だよ、畜生が」
そうだ、私がいては絶対に勝てないとりあえず逃げないと。
アルを背にしてたった一本の道に逃げる。
どうすればいいの対策室に連絡したらアルまで殺されちゃう、あ!バック。
あれがあれば、よし落ちたままだ。直ぐに戻らないと…
隠れて様子を伺う良かった、アルは無事ね。
持久力が切れたのか羽赫の人が消耗している、あっ殺しちゃった。
わかってはいたけど、アル容赦ないね。
甲赫の人もノドを一突き……ああだけど武器が、最後の抵抗で壊された。
アルは直してる暇がなく、鱗赫の人に対して防戦一方だ。
でも鱗赫の人も油断している、なら今!
素早く鱗赫の人の後ろに回り込み、持ち歩いていた護身用のスタンロッドを当てる。
喰種対策にするため前の世界に比べてかなりの電圧をかけられる、これなら。
鱗赫の人が怯み、すぐさま武器を作り直したアルが心臓を一突き。
やったこれで。
「どうして戻ってきたんですか!」
「いやだって、三対一でしたし消耗してたじゃないですか。現に危なかったじゃないですか!」
「う、確かに助かりましたが一歩間違えればどうなっていたかわかるだろう」
「それだけじゃありません、アルあなたがこのあと姿を消そうとすると思ったから。
逃しませんよ、少し話しましょうか」
「はぁ、そうですねだいたいあってます。
でもここでではありません、とりあえずここから離れてからです。
ここからなら私の家の方が近い、すみませんがついてきてくれますか?」
「わかりました、では行きま。っあ、少し待っていてください」
私は三体の死体の傍により、これまた日々持ち歩いているスポイトで血液を採取する。
「あなたは……凄いを通り越して凄まじい、ですね」
当然でしょう、私たちの研究にはいくらでも欲しいのですから。
生存競争の結果みたいなものですし、有効利用したほうがいいと思うのですが。
「はぁ~不思議そうな顔をしてないで終わったのなら行きますよ」
本当は赫包も欲しかったのですが…持ち運べませんね、仕方ありません。
諦めて、早々に立ち去らないと。
「はい、では案内をお願いします。
そうだ、私を食べたりしませんよね?」
「当たり前でしょう!なんで助けたと…くだらないこと言わないでください」
そう言って足早に歩いていく、少しふざけすぎたかな?さて、遅れないようにしないと。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私がアルの正体に気づいてから三ヶ月が経った。
今、私たちは……交際しています。
なぜこうなったのか?
あのあとアルの家で話をしたのだが、喰種であると知られてしまったからにはもう一緒にはいられない。
などと言うので。
そもそも私が目指しているのは共存のため、あなたが喰種でも全く態度を変えることはない。
二年も一緒にやってきたのだからアルのことはよくわかっている、今更怖がったりなんてしない。
という旨を伝え、アルのことを聞かせてはしいと言いました。
アルによると。
知り合うきっかけとなった飲み会のあと、私の血を狙って送ることにした。
帰り道の途中で私の思いを知り、催眠術をかけ悪影響が出ない程度に血を取った。
その後自分と似た考えが気になり、ついでに本当かどうか催眠術で確かめて本当だと知り強い興味を抱いた。
次の日、話があると言われた時に鉢を取ったことがバレたのではと思って警戒していたが、
むしろ逆にこっちに分があると気づいてうまくやれば近づけると思いああした。
あの時の付き合えは冗談だったのだが、そのあとの反応にやられた。
その後、共にいるうちにだんだんと惹かれていった。
サンプルは人間を襲うのをためらい同族を狩るようになり、それから用意した。
血をもらっていたのは、自分を抑えるため。
本当は今日の食事のあと告白するつもりで、OKが得られたら自分のことを明かすつもりであった。
そして遅れてくると聞き、
心配になってGPSを見たら喰種の餌場に入ろうとしていたので慌てて駆けつけてきたらしい。
他にも訊きたいことがあったら聞いてくれと言われたので、色々聞くと。
外国から来たのは本当、実家はヨーロッパにあるが詳しくは話したくない。
実家から出奔するかたちで日本に来た、空港でのRc値テストは赫子をすべて外に出し固め別に搬入させ、断食をして乗り切ったらしい。どんな精神力をしているのだろうか?
人は自分で狩ることはあまりしないが、殺したことも食べたこともある。
すべてを聴き終えたとき、嫌いになっただろうと言われたのでいいえ全然と即答したら…
告白されました、はい告白。
また混乱した挙句、今度も冗談だろうと思って、いいですよと答えたのは今でも少し後悔しています。
いえ交際はいいんですよ別に、ただしっかり答えていればと…。
そのあと本気だとわかり混乱しているうちに泊まって行く事になり……そのまま…あの嘘つきめ~。
でもまぁこんな感じで人生初の彼氏が出来ました。
前世よりもとても良い生き方ができそうです、転生できて本当に良かったなぁ。
う゛っそういえば今世の両親も悲しませることになるかも。どうすれば……
続き、一応あるのですが……どこにあるかわかりません。
いっそのこともう一話だけ新しく書いてしまおうか?