ハイスクールD×D 勇者の絆を持つ神の子が往く   作:始まりの0

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第7章 荒れる修学旅行
EP91 修学旅行の準備


~冥界 悪魔の都市 ルシファード~

 

ルシファードにあるサーゼクスの館の1室で、会議が行われていた。

 

「拙い事になった………」

 

 

「済まない………皆、身内が飛んでもない事をした所為で」

 

この部屋にいる四大魔王、ミカエルとガブリエル、アザゼル。そして四大魔王の1人、アジュカ・ベルゼブブが他の者達に向かって土下座していた。

 

「頭を上げてくれ、アジュカ………過ぎてしまった事は仕方がない、これからの事を考えよう」

 

 

「そうよ、そうよ」

 

他の魔王達がそう言ってアジュカに頭を上げさせた。アジュカ・ベルゼブブは零の怒りを買う原因となったディオドラの身内である。故にこうなった責任を感じていたアジュカ。

 

「少なくとも俺だって(アイツ)の怒りを買ってるんだ。サーゼクス達の言う通り、これからの事を考えようぜ」

 

 

「そうです。正直言いますと、私共(天界)もアーシア・アルジェントの件でかなり怒りを買ってます………皆でこれからの事を考えましょう」

 

アザゼルとミカエルがそう言った。彼等もまた零の怒りを買っている為、何時攻め込まれても可笑しくない状況だ。

 

「日本神話側からも今一度、話し合いを求められている………このチャンスでどうにかしなければならない」

 

 

「あぁ………だがその前にハッキリさせておかないといけない事がある」

 

サーゼクスの言葉に続けるアザゼル。

 

「天王理 零の正体か…………」

 

 

「俺の方でも一度、調べ直したが………あんな力を使う存在はいなかった。日本神話だけでなく、北欧神話にも、ギリシャにもだ」

 

 

「ならば一体、彼は何者なんだ?」

 

 

「この間、アイツと話していて、妙に反応した言葉が在った。そんで、俺の中ではその可能性が一番近いんじゃないかと思う物がある」

 

 

「それは一体?」

 

 

「普通はありねぇ話だが……俺の予想では『天王理 零はこの世界の存在ではなく、別の世界の存在の可能性』だ。不可解な事は幾つかあるが、一番俺の中では納得がいく答えだ………俺は今度の会談でそれを聞こうと思っている」

 

 

「だが仮にその話が在っていたとしても、日本神話の長が自分の子だと認めている以上はなんの関係も……」

 

 

「あぁ、だがよ。もし、俺の予想が在ってるなら、別世界の奴が、俺等の世界の問題に介入している事自体が可笑しい話だ………俺はこの中でアイツとの付き合いが長い。筋が通っていりゃ話は聞く奴だ………話を聞いてくれるなら説得できる可能性もある」

 

アザゼルの話を聞いて、この場にいる者達の心が1つとなる。

 

次の話し合いで自分達の運命が決まる。故に何とかして生き残る道を手繰り寄せようとしていた。

 

「あの街にいるリアスやソーナ君にはくれぐれも失礼の無い様にして貰わないと………特にリアスは彼との関係はかなり悪い。私の方からも言っておくが………アザゼル、彼女達のサポートを任せても大丈夫かな?」

 

 

「あぁ………何とかするさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

~少し時が経ち 天王理家~

 

「怠い………」

 

零は現在、自分の家に居た。白音、黒歌、アーシア、ギャスパーと共に彼はぐったりとしていた。

 

彼等は体育祭を終えた翌日の為、疲れていた。アーシア達は肉体的な疲労だろう、だが零は精神的な疲労である。その原因は………

 

「零………さぁ、お買い物に行きましょう!」

 

 

「姉上!零は私と行くんです!」

 

 

「いや!俺が!」

 

毎度同じく、三貴士である。

 

「あのですね………早くお帰り下さい。お仕事があるでしょう?」

 

 

「「「押し付けて来たから大丈夫です(だ)」」」

 

 

「あのねぇ………仕事しないなら、次の休みの話はなしで」

 

 

「「「帰って仕事します!」」」

 

 

「ならお帰り下さい………俺はアーシア達と今度の修学旅行の準備があるので」

 

 

「行先は何処ですか?」

 

 

「京都ですけど」

 

 

「「「京都……」」」

 

天照、月読、素戔嗚は京都と聞いて、ニヤッと笑みを浮かべる。

 

「零………何処か行く?」

 

オーフィスが零にそう尋ねた。

 

「京都だよ」

 

 

「何をしに行く?」

 

 

「修学旅行」

 

 

「零が行くなら我も行きたい」

 

 

「しかし……なぁ。だがしかし、俺の第六感が呟いている何故か連れて行かないと後悔すると……そして白音も連れて行かないと駄目な気が………」

 

―ジッー―

 

天照、月読、素戔嗚が頼って欲しそうな眼で此方を見ている。しかもその手には子供服が握られていた。

 

「クッ………背に腹は代えられないか」

 

零は自分の身体を幼児化させた。

 

「お好きにして頂いていいので、お願いできますか」

 

 

「「「勿論!」」」

 

こうして御着替えタイムが始まった。

 

「そう言えば、京都で三大勢力と会談する事になりました。それとこれを持っていきなさい」

 

 

「三種の神器の残り2つですか」

 

 

「これを見せれば京都の妖怪達に貴方が私達の身内である事が分かるでしょう」

 

 

「ではありがたく」

 

こうして着々と準備を始めるのであった。

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