ハイスクールD×D 勇者の絆を持つ神の子が往く   作:始まりの0

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EP10 レーティングゲームでの敗北

 ~レーティングゲーム フィールド~

 

 リアス、一誠、アーシア、そしてライザーと眷族悪魔で妹のレイヴェル、クイーンのユーベルーナは唖然としている。その理由は今回のレーティングゲームの為に作られたこの擬似空間を揺らす力を放つ零だ。零が放っていたであろう光柱は消え、胸の部分と両手部に大きな球体を嵌め込んだ鎧を纏っていた。

 

 

「【ソウルコード:天のゼオライマー】」

 

 そう言った瞬間に零の頭部にも鎧が出現し装着されると目に当たる部分の球体と胸部と両手部の球体が光る。

 

 

「なっなんだあの姿は!?」

 

 零が纏っているゼオライマーの力を肌で感じ、全員が驚いている。そして零の姿が皆の視界から消えた。

 

 

「きっ消えた!?」

 

 全員が周りを探す。しかし見当たらない。

 

 

「ぎゃぁぁぁぁあ!」

 

 ライザーの叫び声が響き、全員がライザーの方を見ると、ライザーの頭を掴んでいる零の姿を見つけた。かなり強い力で掴んでいるのか、ライザーは苦悶の声を上げている。

 

 

「不死鳥は死なないんだったな。安心しろ、存在を消すまではしない」

 

 零がそう言うと、ゼオライマーのアイが光り、ライザーと共に姿を消した。

 

「どっ何処へ!?」

 

 全員が再び探すが、いない。そして

 

 

【メ・イ・オウ】

 

 その言葉と共に校舎とは離れた場所で巨大な光が現れた。

 

 

 

 

 ~ライザーside~

 

 なっなんだアイツは!?唯の人間ではないのは分かったが、アイツは異常だ。あの強大な力を持つ人間……いや、化物だ。

 

 ライザーは零の放つ強大な力に身体を震わせる。ライザーは今まで戦ってきた者達とは全く異なる力を放つ零に畏怖する。そして零の姿が消えると辺りを見回すがその姿はない。

 

 

 

「ぎゃぁぁぁぁあ!」

 

 ライザーは自分の頭が凄まじい力で掴まれ、痛みのあまりに叫び声を上げた。ライザーには自分の頭を掴んでいるのが誰なのかが分かっていた。先程まで遠くに居て此方を見つめていた異形の力が、今、直ぐ後ろに感じていたからだ。

 

 

「こっこの……!?」

 

 ライザーは抵抗しようと背中から炎を噴き出そうとした瞬間、視界に空が映る。

 

 

「(なっ何がおきた!?転移したのか?!)ぐわっ?!」

 

 ライザーは突然、場所が移動した事に驚いていた。自分の頭を掴んでいる腕が振り上げられ、自分が宙に舞う感覚を覚えた。そして、零が両手の球体を胸の球体に近付けている光景を目にし、唸るような低い声を聞いた。

 

 

【メ・イ・オウ】

 

 零の声ではなく聞いた事がない低い声が響いた瞬間、ライザーの視界は光で埋め尽くされ、自分の身体が何かに抉られる様な激痛を感じ、目の前が真っ暗になった。

 

 

 ~side out~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なっなんですのアレは!?」

 

 目の前で起きたことが理解できないレイヴェル。

 

 

「あらゆる敵を冥界へと葬る冥界の一撃だ。と言っても1000分の1程度の威力だけど」

 

 その声に振り替えると、身体の4分の3以上が消えているライザーの頭を掴んでいる零がいた。

 

 零はライザーを放り投げる。ライザーの身体からは炎が吹き出し再生を始めた。

 

 

「うがぁ……ぐぅ」

 

 転がっているライザーは苦しそうに悶えている。

 

 

 

「さてと止めといこうか」

 

 ゼオライマーの両手の球体が鈍い光を放つ。

 

 

「まっ待て!待ってくれ!」

 

 未だに再生が終わっていないライザー、不死鳥と言えど、制限なく再生できる訳ではない。ライザー達、フェニックス一族は圧倒的な再生力を有するが精神に至っては直ぐに回復する事ができない。逆に言えば精神力が続く限り再生し続ける。そんなフェニックスだが倒す方法は幾つかある。攻撃をし続け精神を削る。神に等しい力で攻撃する、または存在そのものを消すなどの方法がある。零の放ったメイオウ攻撃は次元を超越し、膨大なエネルギーを相手に叩き込む。それを受けた物質は原子レベルで消滅してしまう。冥王と称されたゼオライマーの力は強大、最悪の場合大陸が消滅してしまう程だ。例え、加減していたとしてもその一撃はライザーの精神と体力を削るには十分過ぎる程だろう。今のライザーは既に立つ事すらままならない。

 

 

「お前の間違いは3つある」

 

 そう言いながら歩を進める。

 

 

「俺の家族を汚らわしい目で見たこと、女を政略結婚で無理矢理手に入れようとしたこと。一番は俺を怒らせたことだ。と言う訳で消えとけ」

 

 零が攻撃しようとした瞬間、突然振り返り駆け出した。リアス、一誠、アーシアはそれを見て驚き、何事かと思うが自分達の足元に浮かぶ魔方陣に気付いた。そして次の瞬間大爆発を起こした。

 

 

【キング、リアス・グレモリー戦闘不能により、この勝負ライザー・フェニックスの勝利です】

 

 

「ふっフハハハハハハ!良くやったぞ、ユーベルーナ。残念だったな!俺の勝ちだ!アハハハハハハハ!」

 

 爆発したところを見ながら、ライザーは笑い声が響く。

 

 

【この下種が】

 

 

「ハハハハ…は…‥ぇ」

 

 爆発したところから煙が立ち昇っている。しかし、ライザーはその煙の中から先程感じた以上の圧倒的な力を感じていた。爆発したであろう場所を中心に風が巻き起こり、煙を吹き飛ばすとそこには光の膜につつまれたゼオライマーを纏った零と気を失っているアーシアと一誠がいた。アーシアと一誠は無傷な様だ。

 ゼオライマーの鎧が消えると、気を失っているアーシアと一誠を抱え零は歩き始めた。

 

 そしてライザー、ユーベルーナ、レイヴェルの横を通り抜けた。だが3人は全く動けずにいた。ゼオライマーの鎧が消えていても、零から発せられる圧倒的なまでの力に当てられ身体を硬直させていた。ライザーに至っては顔面蒼白していた。

 

 零はライザーの横を通る時に圧倒的な力と殺気を放ちながらこう言い残した。

 

 

【次は手加減なしでこの世から消滅させてやる】




リアルが色々と忙しかったので久し振りの更新になります。

後半はいきなりで分かり難いと思いますが、詳細は次話で載せます。
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