ハイスクールD×D 勇者の絆を持つ神の子が往く 作:始まりの0
~駒王学園 正門前~
零はアーシアと白音と共に登校していると、途中で一誠に会った。
「うぃす!レイ!」
「おはよう………
「おい、レイ、今変なこと考えてなかったか?」
「気の性だ………はぁ、それにしても今日は厄日か?」
零が正門の方を見ると、白音は何かに気付いたのか腰を低くし構えをとる。その視線の先にはくすんだ白い髪の少女が立っていた。
「やぁ…久し振り」
「帰れ、頼むから帰ってくれ」
「ひっど~い、少しはオレの気持ちもくんで欲しいんだけどね……でも、その冷たい態度!ゴミを見る様な眼差し!ぁ~興奮する!(ゾクッゾクッ」
どうやら、一誠の
「なっなんなんだ、この子……っ!?」
一誠が突如、左手を抑え始めた。一誠の左手が紅くなっている。
「あぁ……自己紹介が未だだったね、オレはヴァーリ。現代の白龍皇だ」
「白龍皇!?まさかこないだの!!」
「良かったな一誠、お前と一緒で此奴も変態だ」
「今度は言葉責め!?もっと罵って!」
「へっ変態だぁ~!」
ヴァーリが零の言葉に過敏に反応し悶絶していると一誠が動揺のあまりに叫ぶ。
「お前が言うな。それで何をしに来た?」
零が面倒そうにヴァーリにそう言うと、ヴァーリは表情を戻すと笑みを浮かべる。
「オレは今すぐにでも殺り合いたいけど………今日はこれを渡しに来たんだよ(どさっ」
ヴァーリは物騒な言葉を漏らすが、横に置いていた巨大な袋を零の前に置いた。
「アザゼルからだよ」
「おっそうか………当の本人はどうした?」
「それが今は、盲腸と胃潰瘍で入院しているよ。何でもストレスが原因らしいけど……あの自由気儘な奴がストレスなんて笑っちゃうよね」
笑いながら言っているヴァーリの言葉に、零も笑いを上げる。そのストレス原因が零なのだが。
「さて赤龍帝君……油断し過ぎだぞ」
ヴァーリの声で我に帰った一誠は、自分の額にヴァーリの指が当てられていた。
「はぁ……これがオレのライバルだと思うと困ったものだ、取り敢えずはこの首に当てられている剣を退けて欲しいのだが」
ヴァーリの首には聖魔剣とデュランダルが当てられている。それを構えているのは祐子とゼノヴィアだった。しかし2人の手は震えている。恐らくヴァーリの実力が分かっているが故にだろう。
「今日は別にそこの赤龍帝君には何もしないさ。ただの顔合わせとアザゼルの用事を済ませにきただけだ、それに今の赤龍帝君では全然物足りないからね」
「なっなんだと!?」
「オレが知る限り、君はこの世界で1000~1500の間の強さだな。まぁそれも
ヴァーリの脳裏にある1つの存在と零が浮かぶ。どちらとも本気で戦った事がないので悩んでいる様だ。
「まぁいいさ……それよりも兵藤一誠は貴重な存在だから、ちゃんと育ててくれよ。リアス・グレモリー」
ヴァーリがそう言うと、一誠が振り返る。その先にはリアスと朱乃が立っていた。
「白龍皇……なんのつもり?貴女は堕天使と関わりを持っているなら、
「おいおい、勘違いして貰っては困る。オレの目的は零に会う事だ、赤龍帝君はそのオマケでしかない。まぁ君達としたらオレが此処にいること自体が困るんだろうけどね」
「えぇ、可愛いイッセーを傷つけられるのも困るし、私の
リアスが紅い魔力を纏わせながらそう言った瞬間に、零から睨まれる。どうやら『私の
「リアス・グレモリー………本気で消すぞ?それとも悪魔を全滅させてやろうか?(ギンッ」
殺気の籠った目で睨むリアスを睨む零。零が言うと冗談には聞こえないので怖い。
「ごっごめんなさい………」
「アハハハハハ、やっぱり君はオレを楽しませてくれるね。まぁいいや、じゃあまたね零」
零とリアスのやり取りを見て笑うと、そのまま去っていった。リアス達は取り敢えずの脅威が去った事でホッと安心する。
「チッ………まぁいい。今日は見逃してやる、さぁ~て全部あるかな~」
零は舌打ちすると、直ぐに気を取り直しアザゼルに(脅して)用意させた伝説の鉱石やらを確認する。
「アダマンダイト、オリハルコン、不死鳥の羽、竜の鱗と目玉、大天使の羽、魔法の紐グレイプニール、エリクサー、、黄金10t、ダイヤモンドの原石などなど。まっ揃ってないのもあるがいっか」
そう言うと、零は何時もの様に異空間に仕舞う。
「ご主人様、なんでそんな物を?」
「この間、色々と出費が重なったんでな。ちょっと補充をね……その他は俺のコレクションにする(実際、殆どは俺のコレクションだけど)」
~駒王学園 2年教室 昼休み~
「…………はぁ~」
「どうしたんだ、レイ?」
目の下に隈を作っている零は大きな溜息を吐いていた。そんな零に一誠は声を掛ける。
「見ての通り疲れてるんだよ……朝はアレだし、家に帰ってからまぁ色々な………はぁ……オーフィスや白音で癒されたい。癒しが欲しい(母様達の前ではどうしても緊張してしまう)」
「オーフィスってこの間のロリっ娘か、それに白音ちゃんって……お前やっぱりろr『パァン!』ぐびゃぁぁぁぁ!」
零は一誠にデコピンをすると、一誠は開いている窓から外に飛んで行った。モーションは唯のデコピンなのに、零がすると常識では考えられないような音と威力を発揮する。
「「なにぃ!レイ、やっぱr『『パァン!』』ぎゃぁぁ!」」
松田と元浜も一誠と同じ様にデコピンされると外に飛んで行った。3人は窓から落ちたと言うのに殆ど無傷で、気を失っていた。3人は集まって来た女子達に縛られて何処かに連れて行かれた。
「零さん、どうかしましたか?」
疲れている零に近付いて、アーシアが声をかける。
「癒しが欲しいな……と思ってな」
零が疲れている原因、それは勿論、突然やってきた天照達だ。零はどうしても天照達の前では何時もの様な生活ができない。基本的な家事は天照達が行い、学校に行く時は見送られ、家に帰るとアーシア達に黒歴史が語られる。それが繰り返されている。
「あっ……そう言えば、今日の晩はご馳走なので早く帰って来てほしいとお母様が仰っていました」
「そうか……飯食おう」
「そうですね、食べましょう」
何時の間にか白音が来ていた。何故か零の机に他の引っ付けられていて、食事の準備は万端だ。零は鞄の中から重箱を取り出した。
「わぁ~美味しいです……お母様、お料理お上手ですね」
「あぁ見えて昔は酷かったんだけどね。とても食えたものじゃなかったよ……でも俺がちゃんとした料理を食べる様になってからは母様も親らしく料理の修行をしたようだ……いやほんと……俺、よく生きてたな。と言っても俺が言ってるのは原初世界の方の母様だけどね」
「もぐっもぐっ……美味しいです」
3人は食事をしているのだが、クラスの……主に男子生徒や他のクラスの男子生徒からの嫉妬と羨望の籠った視線が零の背中に突き刺さっている。その理由は勿論、零が1年生のマスコット的な白音と2年の癒し的な存在アーシアの2人に囲まれて食事をしているからなのだが、本人は慣れたのか気にしていない様だ。
だがこの時には誰も知らなかった、普段は決して見せない零の心の奥にある深い闇を、それがどれ程深く、禍々しい物を宿しているのかを。
名前:ヴァーリ・ルシファー
性別:女性
容姿:暗い銀色の髪の美少女
原作とは違い女の子の白龍皇。
尻好き、ドMと一誠とは違った方向性の変態。エロだけなら一誠といい勝負をしている。
原作通り、戦い好きではあるが強敵と戦う事が目的である。しかし戦闘中も変態発言をする為、零からは完全に変態のレッテルを張られている。
現在の目的はグレードレッドと零を倒すことなのだが、グレードレッドは探索中、零は本人に戦う気がないと言う事で不満を抱いている。
神器
白龍皇の翼(ディバイン・ディバイディング)
10秒ごとに触れた相手の力を半減し自分の物にする。しかし相手の力が大き過ぎると、翼から余分な力を排出しないといけない。