ハイスクールD×D 勇者の絆を持つ神の子が往く   作:始まりの0

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EP2 我が日常

 ~零がこの世界に来て約十年~

 

「お腹空いたにゃ、ご主人様」

 

 

「お腹が空きました」

 

 

(ぜろ)…我、お腹空いた」

 

 それぞれ、空腹を訴える黒歌と白音に加え黒髪のゴスロリ少女。

 

 

「黒歌、お前は少し手伝う事を覚えろ。白音、何時も手伝ってくれてありがとう。オーフィス、お前はTVでも見てジッとしててくれ(手伝おうとしてくれるのはありがたいけど、力加減ができないからまたキッチンを壊されても困る)」

 

 

「酷いにゃ、ご主人様。まるで私が普段から何もしないみたいじゃないかにゃ?」

 

 

「ほとんど何もしないだろ」

 

 そんなやり取りをしながら、楽しい時間を過している。

 

 

 ん?なんか1人増えているって?あぁ……この黒くて愛らしいのはオーフィス。何でもこの世界の神が怖れると言われる『無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)』っていう存在らしい。どういう経緯で会ったか?数年前に散歩していたら突然現れた。それで俺の力を見抜くと【真なる赤龍神帝(アポカリュプス・ドラゴン)】のグレートレッドって奴を倒したいから協力してくれと言われたんだが、俺自身も今は動けないから時が来たら良いよって言ったんだけど、なんか「協力してくれるまで傍に居る」って言われた。そんで今は此処に棲みついている。

 今では暇があれば俺の膝に座っていたりとか、寝てたら何時の間にかベッドに潜り込んできたりとかしてくる。可愛いは正義だから俺としては嬉しい限りだ。可愛くて文句ないんだけど服がね、露出が高過ぎる。女に耐性のない俺は少し困惑していたけど、慣れればそれほど気にしなくなった。でも一緒に散歩してると周りから変な目で見られてた、主に俺が。警察も呼ばれそうになったため、オーフィスには普通のゴスロリを来てもらう事にしたよ。決して俺の理性が崩壊しかけていた訳ではない……筈……俺はロリコンじゃない……でも何故か好かれるのは小さい子、アレ?止めよう、考えるだけ嫌な事を思い出す。

 

 黒歌と白音は連れてきた始めの内はずっとオーフィスをずっと警戒していたけど、今では打ち解けてる。まぁちょっとした喧嘩はするけどね。

 

 

『上手に焼けました~』

 

 

「ほらっできたぞ」

 

 食事ができると机に運び、椅子に座る。今日は肉が中心となっている、勿論野菜も一杯用意しているけど。因みに肉は巨大な豚だけど?何処で捕まえてきた?違う世界で仕留めた奴、異空間に存在自体の時間停止をして保存しておいただけだ。それをついさっき、炎と時間操作で短時間でこんがり焼けた。焼く時は音楽と共に焼くのが重要かな。

 

 黒歌達は席に座る事なく、睨み合っている。これは毎度の事なのだが良くもまぁ飽きないな。

 

「「「最初はグー!ジャンケン、ホイ!」」」

 

 3人は突然、ジャンケンを始めた。どうやら今日勝ったのはオーフィスの様だ。黒歌と白音は膝を付き地面に伏している。その逆にオーフィスは無表情のまま腕を天井に向かい突き上げている。

 

 

「あいむ、うぃなー」

 

 勝ち誇った顔をするオーフィスは、トコトコと歩いてくると当然の様に俺の膝の上に座る。

 

 

「うぅ~悔しいにゃ」「悔しい」

 

 2人は悔しいそうに泣いている。というか態々、飯の時に俺の膝の上に座る必要があるのかな?

 まぁいいや、2人は渋々椅子に座る。

 

 

「「「「いただきます」」」」

 

 手を合わせ、食となった動物や野菜たちに感謝し食事を始めた。

 3人は何やら肉の取り合いを始める。取り合いと言うか、箸と箸で食べ物を掴むのは止めなさいって……これで何度目だよ?

 まぁそんなこんなで慌ただしい毎日であるが、結構楽しんでるから俺は今の生活に満足している。今までは戦いばっかりで忙しかったからな、それにこれから何やら忙しくなるって母様から連絡きたし今の内に満喫するとしよう。

 

 

 

 

 

 

 ~翌日 駒王学園2年教室~

 

 此処は俺の通う駒王学園。何で俺が学校なんか通う必要があるんだろう?因みに手続きをしたのは母様だ、何を思ったのか俺をこんな所に通わせている。まぁいいんだけど……因みに白音も一緒に通っている。黒歌は指名手配されているから無理、オーフィスも無理だ。なんせこの学園には悪魔がいるしな、確か此処の理事長は魔王様だったかな?そんな所に、無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)であるオーフィスが入ってみろ、速攻俺は目を付けられる。それに何かあったら、この学園自体が吹き飛ぶしな。

 

 

『待て!!この覗き魔どもがぁ!!!』

 

 俺は声のした方向を見てみると、大勢の女子生徒に追い掛けられている3人の男子生徒を見つけた。

 

 

「丁度いい所にいた!(レイ)!」「「助けてくれ!(レイ)!」」

 

 その3人は俺を見つけると、直ぐに俺に元にやって来ると後ろに隠れる。

 

 

「「この覗きま……ども…天王理くん?」」

 

 女子生徒達は俺に気付くと突然、顔を真っ赤にする。風邪でもひいているのかな?

 

 

「やぁ剣道部の女子生徒さん達、どうかしたのかな?」

 

 

「「えっいやあのその……これは」」

 

 

「こんな所で竹刀を持ってなにを?」

 

 

「こっこれは……そう!走ってたの!しっ竹刀は友達だから!じっじゃあこれで!」

 

 何やら何処かのサッカー少年の様な事を言うと、直ぐに剣道場に戻っていく。

 

 

「さて……と。お前等、また覗きか?」

 

 

「「「この超絶イケメンが!お前には俺達の気持ちは分からないさ!!俺達にはこういうやり方でしか自分達の欲を満たすしかないんだよ!!」」」

 

 3人は涙を流しながら零に向かいそう叫んだ。

 

 

「なら男らしく、その制裁を受けたらどうだ、一誠、松田、元浜?」

 

 

「「「痛いのは嫌いなんで」」」

 

 この3人はこの駒王学園の変態三人組。茶髪のが一誠、坊主のが松田、眼鏡を掛けたのは元浜。それぞれ良い所は持っているんだが、問題なのは変態と言う事だ。女子の着替えは当然の様に覗く、女子生徒にセクハラはする、女子生徒の前で普通にエロい発言をする等々、あげればキリがない。そんな事で此奴等は女子から目の敵にされ、気持ち悪がられている。この間なんかアイツ等の視界に入るだけで妊娠するとか言われてたっけ。普通にしていたら中々に面白い奴らなのだが。

 

 

「はぁ……もういい。俺は忙しいので帰る」

 

 

「おいおい、今日は俺の部屋で皆のコレクションを見る予定だろ?」

 

 零が帰ろうとすると、一誠がそう言った。

 

 

「そんな事を約束した覚えが全くない。それに俺は忙しい」

 

 

「忙しいって毎度、毎度お前何してるんだ?」

 

 松田が零にそう聞くと、少し考える様に顎に手を当てる。

 

 

「普段は家事にいそが………しいんだけど。今日は別の用事だな」

 

 零はある人物を見つけた。3人は零の視線の先に誰がいるのかが気になり、そちらを向くと小さな白い髪の少女を見つけた。

 

 

「あっ……あれは…1年の塔城白音ちゃん…まさかあのマスコット的な存在を、まさか!」

 

 

「そうか……お前も俺と同じ」

 

 何やら元浜が俺の方を仲間を見る様な眼をしている。凄く腹立つな。

 

 

「お前もロリコンだったのか?」

 

 一誠が最後に俺に向かいそう言う、俺はそう言われた瞬間に我慢していた苛立ちを解放しようと思った。俺は懐から黒いグローブをだし、自分の手に嵌める。そして大きく息を吸い、拳を握り締めた。

 

 

「うりゃあぁぁぁぁぁぁぁ!これで止めだぁ!!」

 

 ラッシュを3人に放ってやった。最後に俺のラッシュによって宙に浮いていた一誠に回し蹴りを喰らわせてやった。そんな事して死なないのか?大丈夫だ、加減はしてるし、このグローブ『非殺傷くん』これを嵌めている限り拳で殴っても唯の打撲で済む。ダメージだけはそのまま伝わるけど、まぁだからこそいいんだけどね。

 

 

「ふぅ……スッキリした」

 

 先程、見つけた白音が此方に歩いてきた。

 

 

「ごしゅ……じゃなかった、(レイ)先輩、帰りましょう」

 

 よし、ちゃんと言い直してくれてありがとう白音。何時もの様に白音に「ご主人様」なんて言われた日には俺もあの変態三人組の仲間入りをする事になるな。

 

 

「あぁ……早く帰らないと腹を空かしたのが2人居るしな(そう言えば、今日は何か在った様な?まぁいいや)」

 

 こうして俺は白音と帰る事にした。普段は白音はこの学園で出来た友達と一緒に帰っているんだけど、今日はあの約束があるからな。その約束とは………

 

 

 

 

 

 

 ~学校近くのケーキ屋~

 

 白音は現在、俺の前に大量の皿を積んでいる。この皿はケーキ、パフェを食べた残骸だ。10人前以上食ってるな……コレ。本当にこの小さな身体の何処に入るんだろ?

 

 目の前で無表情だが美味しそうにケーキを食べている白音を見つつ俺はオレンジジュースを飲む。

 

 

「ん?アレは……」

 

 何気なく、近くを見回してみるとある人物を見つけた。一誠と制服の女子、何やら一誠は鼻の下を伸ばしているな。だがあの娘…………あの馬鹿はどうも面倒な事に巻き込まれている様だな。

 

 

「はぁ…………本当に忙しくなりそうだよ、母様」

 

 俺は誰にも聞こえない小さな声で呟く。

 

 

「ご馳走さまでした」

 

 

「お会計になります」

 

 タイミングを見計らったかの様に店員が俺に伝票を渡してくる。俺はその金額を見て再び溜息を吐いた、

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