ハイスクールD×D 勇者の絆を持つ神の子が往く   作:始まりの0

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EP65 新たなる絆が紡がれる

我が神はここにありて(リュミノジテ・エテルネッル)!』

 

 

「なに?」

 

 炎が消えると、そこに居たのは全く無傷の零や一誠達だった。ロキはそれが何故なのか理解できなかった。零をあの程度では傷付ける事はできないと思っていたが、周りの者達なら普通に焼き殺せるくらいの火力は在ったのにと……。

 

 そしてロキは旗を掲げるアーシアの姿を見た。

 

 

「成程、その女の持つ旗の力か……」

 

 

「そう、宝具【我が神はここにありて(リュミノジテ・エテルネッル)】。物理・魔法を問わずありとあらゆる攻撃から身からを護る結界。かつて国の為に先陣を切って戦った1人の少女の聖旗……それに俺の力も加わっている、神と言えどこれはそう易々と突破できんぞ」

 

 

「フン………ならばこれでどうだ!」

 

 ロキがその手に黒炎を出現させると、零達に向けて放つ。黒炎はアーシアの我が神はここにありて(リュミノジテ・エテルネッル)により零達には届かないが、アーシアの持つ聖旗が段々と焦げていく。

 

 我が神はここにありて(リュミノジテ・エテルネッル)は天使の祝福により味方を守護する結界宝具。その力は魔力・物理を問わずあらゆる攻撃から味方を守護する。しかし使用中は攻撃できず、攻撃を防ぐかわりに旗そのものが損傷していく。使い過ぎれば旗そのものが壊れ最終的には使えなくなる。

 

 

「ぜっ零さん!もちません!」

 

 

「流石に上位の神の攻撃となると、アーシアだけじゃきついか」

 

 

「此処は私が………クリスタルウォール!」

 

 零の後ろにいたシオンが前に出て、両手を広げると透明な光の障壁が出現し黒炎を遮った。

 

 

「神の黒炎………神を焼く炎か。ふっ」

 

 零が黒炎を見てそう呟き、息を吐くと黒炎は何もなかったかの様に消えた。

 

 

「ムッ……我が炎を消しただと………水の権能?いや違う……相反したと言うより……何もなかったかの様に消滅した?………まぁいい。我が子達よ!」

 

 ロキがそう言うと、気を失っていた魔獣達が目を覚まし起き上がる。

 

 

「フン………サガ・カノンはミドガルムオルズを、童虎・シオンはハティ、黒歌・白音はスコルを」

 

 

「ならフェンリルは我が倒す?」

 

 

「いや……オーフィスは俺と……ロキを。狼の相手には俺の眷族が相手をする」

 

 零はそう言うと、右手を空に向けた。

 

 

「……なんのつもりだ?」

 

 

「『我は原初が神が子。我が眷族にして、白銀の竜王よ。主が声に応え、その翼にて銀河を越え、我が元に降り立ちたまえ!』」

 

 空に巨大な魔法陣が展開する。それはリアス達が使う様な物ではなく、複数の陣が複雑に重なり合い1つの陣を形成していた。

 

 そして魔法陣の中央から白い光の塊が現れ地上に向かい落下を始めた。塊から翼が現れた。

 

 

 《グオォォォォォォ!!》

 

 咆哮と共に、光が消えそれは姿を現した。白銀の身体と零と同じ紅と金の眼を持つ竜。その姿は誰しもが見惚れる様な美しい姿だった。

 

 

「我が第1眷族にして、破壊竜の長……覇者の神獣!【バハムート神式!】」

 

 

 《ガアァァァァァァァァ!!》

 

 バハムート神式と呼ばれた竜は凄まじい雄叫びを上げ、フェンリル達を睨みつけた。フェンリル達もバハムート神式を威嚇し唸っている。

 

 

「バジン!あの狼の相手をしてやれ!」

 

 バハムート神式は零を見て、頷くと直ぐにフェンリル達に視線を戻す。

 

 

「わぁ~。綺麗なドラゴンさんですぅ……」

 

 

《アーシアたん、あんな恰好だけの白トカゲより俺様の方が強い》

 

 バハムート神式の姿に見惚れているアーシアの髪の中から出て来たファーブニルがそう言った。

 

 

「アーシアは攻撃が来たら防いでくれればいい。おい金トカゲ、もしもの場合は本来の姿に戻ってアーシアを護れ」

 

 

《言われずともそうする》

 

 ファーブニルはそう答えると、アーシアの頭の上に移動した。そしてロキを睨みつけている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さてオーフィス行くとしようか」

 

 

「ん………」

 

 オーフィスは後ろから零に抱き着いた。すると零の右眼が輝き始めた。2人が眩い光に包まれると、黒い光の繭に変わる。2人を包んだ黒い光の繭はゆっくりと空に上がる。そして繭は胎動を始めた。

 

 

 《ドクッ……ドクン……ドクン》

 

 

「何が起きている……伝説の戦士とウロボロスが……」

 

 ロキも何が起きているのか分からず、驚いている。

 

 

『我、原初が神が子。無限の龍神と紡ぎし絆の力を今此処に解放せん………龍神が力を鎧と化し我が身に纏おう』

 

 繭にヒビが入り、割れると中から漆黒の鎧を纏った零が現れた。頭部には何もないものの、その身に纏っている鎧からは凄まじいオーラが立ち昇っている。

 

 

無限龍神の鎧(ウロボロス・ドラグメイル)って所か……成程……これがオーフィスの力か」

 

 零は手を握ったり開いたり、肩を回したりして身体の調子を確かめ、身に纏うオーフィスの鎧の力を感じていた。

 

 

「………強大な力だ。それ故の孤独……だがオーフィス、お前はもう1人じゃない」

 

 

 《うん、我1人じゃない。アーシアいる、白音いる、黒歌いる、ギャスパーいる……それに零が居る。我の居場所……だから……護る!》

 

 零の身を纏う鎧に付いている宝玉が点滅しオーフィスの声が聞こえた。そして零の頭部に龍を模した漆黒の兜が装着された。

 

 

「北欧神よ!今此処に、神と神の戦いを始めよう!!」




・オリ神器紹介

 名称:聖母の慈愛(マリア・ザ・ヒーラー)

 系統:回復

 発明者:アザゼル





 アザゼルが開発した人工神器の1つ。

 レイナーレがリアスの眷族になった事を知り、リアスの眷族に回復系の力を持つ者が居ない事に気付き、レイナーレに埋め込んだ物。

 その能力は、一定範囲の味方の治療、体力回復をする事ができる。しかし回復するにあたって、使用者が回復対象を味方と認識しなければならないので他人は回復できない。

 複数の味方を回復できること、使用者の精神力・体力の続く限りは回復し続ける事ができることがメリット。

 使用者は回復時に一切動く事ができないこと、使用者本人は自分を治せないことがデメリットである。

 レイナーレは現在、半径2~3mの範囲でしか回復できないが、特訓次第ではその範囲を広げる事ができる。





・ソウルコード紹介


 ソウルコード:ジャンヌ・ダルク

 宝具:我が神はここにありて

 使用者:アーシア・アルジェント




 零から渡された金の十字架に宿っていた英霊ジャンヌ・ダルクの力を解放し、一時的にアーシアが使用する事ができる。

 今までは十字架の状態でアーシアを護っていたジャンヌだが、聖女マルタと共に零により呼び出され、その際にアーシアに修行をつけたことで使用可能となった。

 ジャンヌが纏っていた鎧や宝具・スキルを使用することができ、アーシアの身体能力を格段に上がる。聖旗の先に付いている槍で攻撃する事もできるが、現在のアーシアは戦わないので使用しない。

 使用時は白い衣、鎧を装着している(F/GOのジャンヌの最終再臨がイメージ)。アーシア自身は初めて使った時は恥ずかしがっていたらしい(自分とジャンヌの胸を見比べて落ち込んのは内緒である)。

 因みにマルタと修行したので零が予想しなかったことも獲得したとか、なんとか。















・オリジナル竜


 真名:バハムート神式(じんしき)

 種族:竜神種


 

 とある世界で零が見つけた竜。何が切っ掛けかは不明だが、零の眷族となった。

 零の眷族になった事で、その身を竜から竜神へと進化させた。

 主である零には絶対の忠誠を示しているが、それ以外の者は敵であるらしい。ただし零が家族としている者には零と同じ様に接しているらしい。

 バハムート零式を巨大化させ、白銀にした様な姿をしている。

 強さはオーフィスより少し弱いくらいだが、この世界の神々よりは強い。
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