にこ「にこの師匠」
突然だけど笑顔って凄く素敵なものだと思う。
だってそうでしよ?笑顔の人を見てるだけでこっちも笑顔になる。
にこが笑顔の凄さを知ったのは…だいたい13.4年くらい前かしらね?
あの日は天気がとっても良くて青空が広がってた。でもにこの心は曇ってて…にこは公園で1人で泣いてたの。
だってパパもママも全然にこと遊んでくれないんだもの。
4.5才の子供が親に構ってもらえなきゃ泣くわよね、普通。
そんな時にね?知らないお兄さんが突然現れてにこの前でジャグリングをし始めたの。それも玉5つで。
にこは泣くのも忘れてお兄さんのジャグリングにくぎ付けになってた。
するとお兄さんはジャグリングをやめてこう聞いてきたの。
「どう?凄いでしょ?…君、お名前は?」
…って。ママに知らない人と喋っちゃダメって言われてたけどそんなことも忘れて名前を言ったの。今にして思えばこの人になら大丈夫…って心のどこかで感じたのかもしれないわね…
「にこちゃんかぁ…うん、かわいい名前だね!…にこちゃんはどうして泣いてたの?」
にこは初めて会った怪しいお兄さんにパパもママもにこと遊んでくれないとかパパとママはにこのことをキライになっちゃったとか色々言ってた…
「そっか…でもにこちゃんのパパもママもにこちゃんのために仕事を頑張ってて忙しいんだと思うけどなぁ。」
にこのために?なんて聞きなおした気がする…
「うん。だから大丈夫!にこちゃんのパパもママもにこちゃんを嫌ってないよ!」
よくよく考えると全く根拠のない発言だけどお兄さんの「大丈夫!」って言葉と爽やかな笑顔、それにサムズアップ。あの親指を立てるアレよ、を見たらなんだかあれこれ心配するのがおかしく思えてきちゃって…気づいたら笑ってた。するとお兄さんはね
「うん、やっと笑ってくれた。やっぱりにこちゃんには笑顔!ね?」
笑顔…にこは無意識につぶやいてたみたい
「そう、笑顔!俺の1番目の技!」
そう言ってお兄さんは名刺をくれた。
それからすぐお兄さんは誰かに呼ばれたみたいでどこかへ行っちゃったの…
それからね…にこが笑顔にこだわるようになったのは。
それからパパがお前は人を笑顔にする才能があるって言って笑顔の魔法を教えてくれて、アイドルになろうって思って、アイ活始めて、μ’sに入って。それで今に至るってワケ。
だからあのお兄さんはにこにとって師匠なのよ。
え?その師匠と今も会ってるのか?
名刺はもらったけどあの時はケータイあんまり普及してなかったからねぇ〜…番号書いてなかったのよ、名刺に。っていうかあの名刺には名前とキャッチコピー?しか聞いてなかったわ…
だからそれっきり。正直顔もあんまり覚えてないのよねぇ〜
…アゴにホクロがあったのは覚えてるんだけど…
え?会いたくないのか?
そりゃ会いたいわよ?そんでもってもしお兄さんが笑顔じゃなくなってたら…こんどはにこがお兄さんを笑顔にしてあげるんだから!
あ、でもにこが宇宙銀河No1アイドルになればお兄さんがどこにいたって笑顔にしてあげられるか!じゃあもう少しね!そうと決まれば練習よ!トップアイドルの道は1日にしてならず…ってどっかの偉い人が言ってたんだから!
早くトップアイドルになってにこの成長を見てほしいな…
夢を追う、2000の技を持つ…
にこの師匠!