なんだろう…凄く長かった…
でも、予定ではまだまだやりたいことが…
兎も角…
どうぞ~(駅長風)
新たな部員として入部してから二日たった。
俺は買い物の為ちょっとしたショッピングモールに来ていた。今日はカレーが食べたいのでカレーのルーやスパイスを買うために来たのだ。目標としては総二の家(店)で出しているカレーの味が目標だ。そのためだけに普通のスーパーでは売っていないスパイスを買いにわざわざ少し遠いこのショッピングモールに来たのだ。因みに総二の家のカレーの作り方は知らない。
まあ、適当にやれば何とかなるだろう。
こういうショッピングモールには玩具コーナーがある。大抵は俺の父親が手掛けている物が多く子供の夢、基妄想力を上げる為の道具が殆どである。想像力では無く妄想力であるのがみそだ。まあ、そんなことは重大ではない。その玩具コーナーという名の妄想の国はこのショッピングモールの二階に位置する。俺は最初にそこに向かう。理由は玩具…では無く、ゲームソフトだ。面白そうなゲームソフトを探す為に玩具コーナーに来ているのだ。勿論、面白そうなゲームソフトは全て買っている。そのため、買うものなど無い。新しく発売されたゲームソフトなどはレビューを見てから決める。俺はスマホで新作のゲームソフトのレビューを見る。今回の新作は…うん、いいレビューが見当たらない。買うのは止めておこう。そう思いフとヒーロー系のフィギュア売り場に目をやった。当たり前だが、現実にいるヒーローなどはフィギュア化はされていない。テイルエアーとテイルレッドを除いて。
なぜ、仮面ライダーとか格好いいヒーローがいるのにそっちのフィギュアでは無くこういう可愛いヒーロー系のフィギュアを作ってしまったんだ…しかも、今度超合金でテイルレッドとテイルエアーが発売されるらしい。因みに発売元は俺の父親の会社である。ここだけの話し、そのプロトタイプを誕生日プレゼントととして送ってくれるらしい。まあ、嬉しいけど…
話が脱線してしまったが、そのフィギュアコーナーに、なんと、あの生徒会長、神堂慧理那先輩がいたのだ。しかも真剣にテイルエアーとテイルレッドのフィギュアとにらめっこしてる。うわ~なんか見られてる感じがして恥ずかしい…。
しかもさ、慧理那先輩って可愛いじゃん…だから余計に此方が恥ずかしくなる…
ここは、話しかけるべきか?いや、もし、もしだよ、慧理那先輩が特撮が好きでここにいたとするよ。そんな痛い秘密、同じ学校の、しかも後輩にバレた時なんて絶望に近い精神ダメージを負うぞ。そんなこと、俺は出来ない。
俺は物音を立てずに一階の食品売り場に行く。
そして、一階に着いて早速本来の買い物に移ろうとしたとき、通信機から音が流れる。
勿論、この音はお馴染みエレメリアンである。
あーあ、折角の買い物が…
俺は急いで人気の無いところを探す。今日は特に特売などもしていないため人は疎ら。そして、ショッピングモールの出入口には見たことのある変態タイツ集団が待ち構えている。あー、パニックになるぞ。しかもここに出てくるなんて…
俺は人気のも無く、防犯カメラもない所を見つけ出す。まあ、トイレ何だけど…
館内放送で避難誘導が行われている。こんな時に用をたしている人なんていない。俺は意を決して女子トイレに入る。何故女子トイレかって?それは…
「テイルドライブ!!」
変身すると女の子だからさ。
別に変態願望は無い。緊急時、女子トイレに間違って入ってしまうのはよくあるだろ。
急いでトイレから出て出入口に向かう。勿論自慢のスピードを駆使する。壁から壁へと壁ジャンをしながらの移動。館内にいたツインテイルズファンからのフラッシュ。勿論嬉しいけど、まずは外に出ないと。
「フォースナックル!!」
天井を蹴ってそのスピードを維持しながらそのまま変態タイツ集団に突っ込む。スピードはそのまま威力へと変換され出入口を塞いでいた変態タイツ集団は吹き飛び光へと帰る。
後ろでは歓声が聞こえるが、今は外の様子を知ることが優先だ。
出入口から外に出た時、俺の目に飛び込んで来たのは…
ショッピングモールの駐車場で慧理那先輩とその護衛であるメイドの項を一生懸命見ようとしているエレメリアン。うん。今回も変態か。
「むむ!貴様!テイルエアー!!」
見つかった。取り合えず、慧理那先輩と護衛のメイドさんの身の安全を保証しなくては。まあ、俺が囮になればいいだけの話しだ。
「俺の名はクラブギルディ!!項後を心から愛するものよ!」
「ネーブ…項かよ」
項って…どっかにいたぞ…項について熱く語ってた奴が。あいつのたちの悪い奴バージョンか。あ…あいつの姉のお店行きたくなってきた。久しぶりに行くかな…あそこのケーキ美味しいし。
兎に角、この変態を倒さないといけないな。
「テイルエアー!頑張って下さい!」
応援してくれる慧理那先輩。ありがたい。なんだろう、純粋に応援されるのは、凄く嬉しい。後でサインでも送ろうか。
「まずは…その項…魅せて貰うぞ」
「!?」
クラブギルディが一瞬のうちに消えた…いや後だ!
後を振り向くとクラブギルディが俺の項をまずまずと見ている。止めろーーー!なんか恥ずかしい!!
「な、なんと良い項なのだ…」
てかさ、恥ずかしさもあるけど、もしこの属性が奪われたらどうなるの?まあ、考えても意味無いけど。
「くそ!」
必殺の右ストレートをクラブギルディの腹に決めてやろうと右ストレートを放つが、クラブギルディは既にそこにはいない。そう、既に俺の後にいたのだから。
「はっはっは!俺は相手の背後に移動することならアルティメギル一の速さだと自負している!」
「確かに…速い…でも!」
俺にはテイルタイマーがある!
タイマーを起動させる。
《ready》
機械音が俺のテイルタイマーから聞こえる。
「10秒間だけ本気出す」
「何!?」
「まさか!テイルエアーの必殺技が!?感動ですわ!」
はしゃいでいる慧理那先輩。希望に答えよう!
《time start》
機械音が響いた瞬間に俺の姿が消える。いや、消えるように見えているだけで本当は高速で動いているのだ。
「むむ!?」
どうやら、いきなりのことでクラブギルディは動けないようだ。
俺はその間にクラブギルディの腹に何発か拳を叩き込む。だが、予想以上に硬い…てか拳が痛い。
「高速で動いているのか!?」
流石に気が付いたか。
クラブギルディは俺からの攻撃で俺の場所がわかるようだ。クラブギルディが高速で俺の背後に回ろうとしている。だが、その高速は、今の俺には通用しない。俺は今、加速世界にいる。加速世界からのクラブギルディの移動はかに走りだ。ゆっくりとかに走りしているクラブギルディ。いくら高速で動けても10秒間を支配している俺にとってはまるで目を回した蟹のようにゆっくりに見える。
右足に力を込める。そう、俺のフォースナックルに次ぐ必殺技、スカイストーム。
ゆっくりと動いているクラブギルディに対して左足を重心として右足で横殴りに蹴る。所謂回し蹴りだ。
俺の必殺技の中でも一番攻撃力が高い技だ。蹴られたクラブギルディはゆっくりと吹き飛ぼうとしている。だが、俺はそれを許さない。
右足を地面に着けた瞬間に右足を軸にして力を込めた左足で蹴る。そして戻した左足を軸にして右足で回し蹴り。それを何度も続ける。そう、新しい必殺技、連続スカイストームだ。名前のセンスゼロだけど強いのはお墨付きだ。吹き飛ぶ前に連続で決める。ゆっくりと吹き飛ぼうとしているクラブギルディに最後の左足での回し蹴りを決める。
《time stop》
テイルタイマーから機械音が流れる。足元を見るとアスファルトの一部、足を軸にしていた所が抉れていた。本当にショッピングモールの方には申し訳無い。今度、何か買って行きますから。
「ぐおおおおお!!」
俺のスカイストームを連続で受けたクラブギルディは何度かショッピングモールの駐車場でバウンドしてまた俺の目の前に飛んでくる。元いた場所に戻ってくるなんて…どんなお笑い魂だよ。
「て、テイルエアー…お前の項…素晴らしかったぞ…」
「テイルエアー!今来たぞ…ってもう終わってる…」
完璧に遅れて登場したテイルレッド。まあ、仕方がないね。今回は俺が現場にいたからな。
「さらばだ!!」
爆発するクラブギルディ。ちょ!そんなの聞いてない!!
爆発で吹き飛びそうになる俺。そう言えば慧理那先輩が!
爆発が終わった後、俺は慧理那先輩の方を見る。そこには、慧理那先輩を庇って爆風を受けた無傷のテイルレッドがいた。良かった…。テイルレッドも慧理那先輩も無事で。
テイルレッドと慧理那先輩が何か話しているようだが、俺はこの場から撤退しなければならない。不運なことにワープ装置を家に忘れて来たのだ。こんな時は野次馬を巻くのに時間がかかる。だから、一足早く撤退する。
俺は走る用に(現に走って)ショッピングモールを後にした。
で、結局はカレーを作れず、カレーを作る為に用意したじゃがいも、人参、玉ねぎでシチューを作った。まあ…仕方がないね。
次の日
今、俺はピンチに陥っている。
別にテイルエアーの正体がバレた訳では無い。いや、別の意味で危ないことになっている。
「確か、この中にもう一人ツインテール部の部員がいたはずだ」
机の脇をスレスレてで通るツインテールこと新しい副担任。
その手には婚姻届と書いてある恐怖の紙が握られている。
話の発端は朝のホームルーム…
「はーい、転校生を紹介します」
担任が連れてきたのは銀髪の髪が長く、更には胸が大きい女の子だった。てか、日本人じゃないよな…あの子…
「それじゃあ、自己紹介をお願いしますね」
「ふふふ…待ってましたよ…私は…」
「失礼する」
銀髪巨乳の自己紹介が始まる寸前にメイド服を着たツインテールの女性が入ってきた。
メイド服のツインテール女性は銀髪巨乳少女を差し置いて教壇に立つ。
「えー、今日からこのクラスの副担になった桜川尊だ。よろしく」
あれ?この人…昨日、慧理那先輩と…てか慧理那先輩のメイド兼警護の人だよな。てか、転入生の自己紹介無くなったな。
「なお…」
尊先生があるものを取り出す。それは、人生の墓場と呼ばれる場所へ誘う紙だ。
「絶賛婚活中だ。だから、男子生徒にはこの紙に名前を書いて貰いたい」
なんかとんでもないこと言ってるんですけどーー!?
「ちょ!ちょっと!貴女!何なんですか!!いきなり現れて!ここは私のフィールドですよ!」
「おっと、悪いな、転入生。だがな、転入生、婚期とはな、逃したら二度と戻らないのだぞ?私は婚期を逃さない為にもこうして努力をしているのだ」
それ、努力ちゃう。無駄な努力や。
こうして、転入生と新副担の話しが始まったのだが、その間にも男子生徒に婚姻届を渡していく桜川尊先生。止めて!
だが、被害は男子生徒だけでは無かった。兄弟のいる女子生徒もターゲットにされたのだ。そして…
ターゲットがツインテール部になる。最初のターゲットは勿論総二。だが、総二には完璧(断壁ではない)な守護がいる。尊先生から総二に渡された婚姻届は最強の幼馴染みの愛香によって粉砕される。だが、それは、次に俺に来るということも指す。
そして、さっきに至る。
「誰だ、もう一人のツインテール部…」
「知らねぇよ」
影でこそこそと話しているのが聞こえる。
俺は寝たフリをする。こうなれば、最終手段その一だ。
その一
寝たフリ!!
「お、君だ、君、君」
見つかった…
もう、心情はハンターに見つかった逃亡者だよ。
「え~と、名前は…二摘輝跡…か…」
何故俺の名を…
「これでも副担任だぞ。生徒の名前を覚えるのも仕事の内だ」
人の心を読まないでください。
「ほら、起きろ。授業中に寝たらこの紙にサインして貰うからな」
結局八方塞がりかよ!
「先生!正直に言います!」
俺は尊先生を見る。
「先生は俺のタイプでは無いので諦めて下さい」
「ふん。ならば、そのタイプになってやろう」
ほう、強きでは無いか。なら無理難題押し付けてやる。
「なら、テイルレッドとテイルエアーの可愛さをお互いに百で掛けて更にツインテールの素晴らしさを億倍にして、身長を140㌢以下にして下さい。もしくは、テイルレッド、テイルエアーになって下さい。そうすれば考えてもいいですよ。あ、言っておきますけど考えるだけであって認める、基サインするという意味ではありません。ですので、俺のサインが欲しい場合はそれらをクリアして、次の難題もクリアしないといけません」
「わ、わかった、輝跡。そこまで早口で言わなくてもいい…」
いや…無理難題押し付けたな。
第一テイルレッドはあり得るとしてテイルエアーは無理だろ。だって俺だし。
「だが、もし私がテイルレッドかテイルエアーになればサインについては考えてもいいんだな?」
へへ、出来るものならやってみろ。あ…
「言っておきますけど、テイルレッドのコスプレとかは止めて下さいね。年と合いませんから」
「ぐぬぬぬ…」
よし、ここまでこてんぱんにすれば俺には来ないだろう。
こうして、俺は見事婚姻届を渡すメイド教師からの精神攻撃を倍返しにして幕を閉じた。
「あ!名前まだでした。私、観束トゥアールって言います」
銀髪巨乳少女が名前を名乗った。すっかり忘れてたわ。…え?観束?
固まる俺。
俺の想像…
観束トゥアール
観束総二
同じ名字…え?何々?いつの間にそんな関係を?総二…貴様、かなりのプレイボーイか!幼馴染みをデレさせるだけでは無く外国人銀髪巨乳少女を家に連れ込んではたまたその子に同じ名字を名乗らせる!
総二!き、貴様!
これは後で呼び出す必要があるな。
その後聞いたら普通の親戚でした。なーんだ、変なこと考えて損したじゃん。
この後、グラビアアイドルのコンテスト会場に現れたエレメリアンをテイルブルーが血祭りに上げて俺達のGWが始まった。
まあ、俺は現場に行く前にエレメリアンが倒されたから、何もしてないんだけどね。
GW…何もありませんように…
輝跡「なんか、投稿遅く…」
言うな…別の作品を書いていたんだ。
輝跡「へ~」
…お前…これは他人事じゃ無いんだぞ?
輝跡「は?」
まあ、次回を楽しみにしていろ。
輝跡「次回予告は?」
自分がやるから、大丈夫だよ
輝跡「あ、そうなの。なら帰る!」
よし、行ったな。なら、次回予告だ!
次回予告
クレープを食べようとした輝跡。だが、そこに表れたのは!?
倒れる輝跡…果して、彼の運命は(棒)
次回
勇者とツインテール?
に
テイルドライブ!!