俺、ツインテールになります。AIRs HERO   作:風墳K

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はい、第14話です。

お盆休みも今日で終わり…
早かった…そして、夏休みを堪能する学生達…
あーあ…

さて、黄昏てもしょうがないので取り合えず

どうぞ~(やはり駅長風)


第14話 誕生日と予感

誕生日というものを皆はご存じだろうか。

そう、年齢が一つ上がり、それを祝うイベントだ。

だが、誕生日とは時には残酷なものへと変わる時がある。

例えば、結婚出来ない女性が徐々に年齢が上がってしまい、焦る。具体例が尊先生だ。

他には、悪い言い方をすれば寿命が一年減る訳だ。そう考えると損である。

 

だが、俺は違った…

その年の誕生日、俺の名前の由来を聞くという恐ろしい事が起きたのだから…

 

 

5月5日

 

こどもの日であり、俺の誕生日である。

この日俺は早めに朝起きて私服に着替える。

今いるのは独り暮らしをしているアパート。今日、俺の両親がここに来て誕生日パーティーを開くことになっている。

だが、どうやらサプライズがあるらしく、暫くは外で時間を潰して欲しいと言われている。そのため、外に出る仕度をしているのだ。

着替えを終えテレビを付ける。どうやら、昨日のドーパントとの戦いは報道されていないようだ。少し残念。

 

都市伝説の仮面ライダーとツインテールの象徴、ツインテイルズの共闘。ここまで燃えるシチュエーションは無い。なのに、なんで報道されないんだよ…

 

そんな事を考えながら俺は着替えを終え食パンを食べる。合間にコーヒーも喉を通しながら。

 

さて、朝食も終えた。時間は9時。今からフィリップさんの所に行くか。行く理由なんて昨日ロリコンドーパントを倒して手に入れたガイアメモリの事しかない。

 

dragonと書かれたUSBメモリーを持ちワープ装置を起動させる。家の鍵は付けたまんまだ。だって、あの親達の事だ、合鍵の三十個は持っているだろう。だから鍵は付けたまんまだ。

 

そして、ワープ装置を起動させる。勿論、場所は風都、翔太郎さんの事務所だ。

 

 

 

俺は直接翔太郎さんの事務職、鳴海探偵事務所に出た。いきなり俺が出現したのだ。本を読んでいた翔太郎さんは驚いて椅子から転げ落ち、フィリップさんは興味深そうに此方を見ていた。

 

「おい!輝跡!何処から出てきた!?」

「え?ワープ装置使ってここに出ただけだけど?」

「あ、そうか…って、いきなり出てくるなよ!驚くじゃねーか!」

「まあ、落ち着きたまえ、翔太郎。それにしても、輝跡君、君にはどんどん興味が湧くね」

「どうも…」

 

フィリップさんが俺に興味を持つということは、テイルエアーのファンとしてだろうか?それとも、俺自身なのだろうか?まあ、今はどちらでもいいけど。

兎に角、本題だ。

 

「フィリップさん。あの…これを手に入れたんですけど…」

 

俺はそう言ってフィリップさんにdragonと書かれたUSBメモリーを渡す。フィリップさんは興味を持った子供のようにそれを見る。

 

「…こんなメモリ見たこともない…どこで手に入れたんだい?」

「いや、偶然そのガイアメモリを使って女の子を襲っていたロリコンがいたので、倒したらそれが出てきたんです」

 

合ってるよな。うん、偶然、慧理那先輩を拉致しようとしたロリコンを倒したら手に入れた。うん、合ってる。

 

「確かに…見たことが無いな」

 

翔太郎さんもそのガイアメモリを観察する。

 

「ドラゴンか…空想の生物の記憶は地球には無いよな?」

「ああ、そうだよ、翔太郎。時々人の思念等が記憶として残る時があるけどね。でも、空想の生物は聞いたことが無い…」

 

ドラゴン…待てよ…俺、この前戦った(正式にはレッドだが…)エレメリアンが確か…ドラグギルディ…ドラゴンをモチーフにしたようなエレメリアンだ。まさか…

 

「今、思ったんですが、空想の生物…のエレメリアンがこの地球に来た場合、それが地球の記憶にならないでしょうか?」

 

俺は思った事を言った。確かに、空想の生物は無理だ。でも、空想の生物のエレメリアンならどうだ?空想では無く現実にいる訳だから…

 

「確かに…可能性はゼロではない…いや、寧ろ高い。でかしたよ輝跡君!」

「そうか!エレメリアンなら地球の記憶になるな!」

「ということは、ドラゴンがモデルになっている、もしくは似ているエレメリアンが来たという訳だね?」

「はい」

「あ!あの演説をしてたエレメリアンか!」

「そうです。ドラグギルディ…それが奴の名前です」

「…ということは、今後、空想の生物のエレメリアンが表れた場合、新しいドーパントも増えるって事だね」

 

嫌だな…変態を倒せば次はその変態の力を持った人間が出てくる…

 

「まあ、そのドラグギルディ…だっけ?そいつが次に出てきた時は俺達に連絡してくれ。そうすれば可戦するぜ」

「いや…ドラグギルディはもう倒しました。テイルレッドが…」

「早!!え!もう敵の大将倒したの!?」

「まあ…一応…でも、もう次の部隊が来ているみたいですけど…」

「エレメリアンってどんだけいんだよ!」

「逆に知りたいくらいですよ…」

 

そんな感じに話していたら、いつの間にかフィリップさんがいなくなっていた。早速あのガイアメモリの解析でもしているのだろうか…

 

そう思っているとフィリップさんが箱を持って来た。白い箱…何が入っているのだろう?

 

「確か、今日は輝跡君の誕生日だったね。これは誕生日プレゼント…という程でも無いけど受け取ってくれ」

 

そう言われフィリップさんから白い箱を渡される。中には…何か入っているようだ。

 

「ありがとうございます、フィリップさん。早速開けてみていいですか?」

「ああ。いいよ」

 

俺は御言葉に甘えて箱を開けてみる。そこにあったのは、緑色のガイアメモリとそれを入れると思われるスロットル…これは…

 

「あの…これは…」

「実はね、テイルエアーの弱点がわかったから、それを補う為の装置だよ」

「テイルエアーの弱点?そんなのあんのか?フィリップ?」

 

翔太郎さんは不思議そうに聞いている。俺には心当たりがある。そう、テイルレッドやブルーよりフォトンアブソーバー…という防御膜が薄いそうだ。だが、そこは、ようは当たらなければどうということ無いのだ。だが問題はもう一つある。

 

「簡単だよ。必殺技の威力が低い」

 

そう、そこなのだ。今のテイルエアーの必殺技はフォースナックル(位置エネルギーを利用したパンチ)とスカイストーム(これも位置エネルギーを利用)、そして、十秒間に決める、俺の中での大技、連続回し蹴り。連続回し蹴りは一発一発の威力が低い。だから、そこを補うに連続で攻撃するのだ。

そう、テイルエアーには強力な必殺技というものが無い。

 

「確かに、良く考えてみりゃ、テイルエアー一人で敵を倒す所はあんまり見ねーな」

「翔太郎さん…それ、俺もこの頃考えてたんですよ…」

「そうだったのか!悪い…」

「いえ…事実ですし…」

「だからそこ、それを渡したんだよ」

 

そう言ってフィリップさんは緑色のガイアメモリを指差す。まさか、これで変身しろと!?まさかの二重変身!?なにそれ、ロマン。

 

「フィリップ…ガイアメモリは適正が無ければ…」

「実はね、輝跡君の適正を見て驚いたんだ。まさか、適正率が僕の次に高かったなんてね…」

「何の話を…」

 

フィリップさんは徐にポケットから緑色のガイアメモリを出す。それは俺が貰った物と同じ…そう、Cと書かれたガイアメモリ…

翔太郎さんはフィリップさんが何を言っているのかわからず、俺が貰ったガイアメモリを見て、納得した様子になる。

 

「まさか、輝跡がCyclneの適合者とは…」

「だから、どういうことですか?」

「簡単に言うと、僕達のように仮面ライダーに変身出来るって事だよ」

 

まさかのロマン的中!

 

「でも、変身するためには、ロストドライバーが必要なのだが、生憎今は持ち合わせていない。だが、攻撃…特に必殺技の出力を上げるならマキシマムスロットを利用すればいい。それだけで、テイルエアーの弱点はカバー出来るはずだよ」

 

二重変身は出来ないが必殺技が強くなる…ということか。なんだ、結局ロマンじゃねーか!変身は出来ないけど必殺技は使える…うん、燃えるシチュエーションだ。

…あれ?そうなると、フィリップさんのガイアメモリは?

 

「あの…フィリップさん。フィリップさんのガイアメモリは…」

「大丈夫だよ。君に渡したのは予備のガイアメモリだからね。心配しなくてもいいよ」

「よかった…」

 

安心した…

 

そのあと、フィリップさんや翔太郎さんからガイアメモリの使い方を教わった。この時はとても有意義な誕生日だと思っていた。

 

時間は過ぎ、夕方。もうそろそろ家に帰らないと…

別れを言って翔太郎さんの事務所を後にする(ワープ装置を利用して)。

 

 

 

家の中にワープして戻る。場合は玄関。そこには、俺の靴とは別の靴が二足置いてある。やはり不法侵入したか、あの両親。まあ、わかってたけど…

 

リビングに入ると…

 

そこには、俺の両親とウェディングケーキとほぼ同サイズの何段もあるショートケーキがあり、一番上にはチョコレート、にHAPPYbirthdayと書かれている。

 

これを運ぶために俺は午前中潰さなくちゃいけなかったのか…

 

「ハッピーバースデー、輝跡」

「ハッピーバースデー、輝跡ちゃん」

「えーと…ありがとう」

 

感謝の言葉。一応出た。でも…このショートケーキ…どうやって消費するんだよ…

 

「さあ、輝跡の誕生日会だ」

 

毎年定番の三人の誕生日会。理由は俺に友達がいないから。でも今年はいる。しかもいっぱい!

…俺の家知ってる人当真と霊夢しかいない…

まあ、この二人を見せるよりはマシか…

 

最初にケーキに目が行ったが、実際、俺の両親は全身タイツである。更に言うならば現在進行形でなんか変なポーズを取っている。

 

「さあ、誕生日会…楽しむといい!」

「わかったから、その年齢と反比例しているポーズを止めてくれ。此方が心配になる」

「まだまだ、母さん達は若いわよ~」

「いや、若くても無理はするなよ…あんたら一応一児の父と母だからね?」

「何を言う。父さんも母さんも若いし力もある。これぐらい、出来る。それに、これぐらい、奴ならやると思うしな」

 

全く…年齢を考えない親だ。だが、そこが俺の両親らしい。

 

「あ、そう言えば、母さん、慧理那先輩は昨日どうなったんだ?俺あのあとすぐ帰ったから…」

「あ~、あの子ね。あの子はあのあとメイドさん達と一緒に帰ったわよ~」

 

良かった…俺、慧理那先輩のことあの場所に置いて来ちゃたし…一応今度会ったら謝ろう。

 

「さあ、輝跡、誕生日プレゼントだ」

 

そう言われて出される三つの白い箱。フィリップさんから貰った箱よりも少し大きい箱が二つ。一つは箱と言うよりも封筒だ。

 

「ありがとう、父さん」

 

俺は徐に白い箱の一つを取る。中に入っているものは大体わかる。そう、超合金のテイルレッドとテイルエアー。

 

「開けてみていいか?」

「いいぞ」

 

その返事を聞いて直ぐに開けてみる。白い箱二つの中にはやはりテイルレッドとテイルエアーの超合金が入っていた。しかも、完成度が高い。輪郭や爪、ツインテールまで見事に再現している。今すぐにでも動きそうだ。

 

「大変だったぞ…テイルレッドとお前の戦いを何度も見て作ったんだからな」

 

実は、この超合金の形のプログラムをしたのは何を隠そう俺の父親だ。社長自らプログラムしたとか…罰当たりそうだよ。まあ、本人は趣味の範囲で作ったから、そこまで意識はしてないみたいだけど…

 

超合金の素晴らしさの感動は後にしておこう。その前にやらなくてはいけない事がある。そう、残った白い封筒…これには何が入っているのか…

気になるのだ。

 

「なあ、この封筒も開けていいか?」

「いや…その封筒は後で開けてくれ。本当に驚くと思うからな」

 

何だろう…余計に気になる。だが、そう言われてしまったら仕方がない。ここは親の言うことに従おう。

 

さて、プレゼントも貰ったし、この巨大なショートケーキをどうするか…

 

そう思った矢先だった。俺の母親が口を開いた。そう、たわいもない事なら良かった。これが俺のトラウマとなる。

 

「それにしても、輝跡ちゃんは凄いわね~本当に奇跡を起こして正義の味方になっちゅうんだから~」

「いや、つまんない洒落言ってないでこのショートケーキどうにかしようよ」

「いや、輝跡…今、お前に言っておこう…お前の名前について…」

 

嫌な予感。そんなのすぐわかる。俺は小さい頃自分の名前のせいでいじめられかけた事がある。だが、その時は正当防衛と言っていじめようとしてた奴らをボコボコにしたからいじめられずにすんだ。

あれ?俺が友達いなかったのってもしかして俺が悪い?

 

「本当はな、お父さんのライバルが、自分の子供に命天男(めてお)もしくは、有帝滅人(あるていめつと)と名付けると言っていたのでな、それに対抗して」

魅羅苦流(みらくる)って名前にしようて話してたの~」

 

…は?

 

「相手が最強や、流星ならば、此方はそれを超える奇跡が必要だ…と思ってな」

「おいおい!まさか、俺の名前の語源って…」

「そう!最強や流星と対峙し、それを超える奇跡を起こす!だから、お前に二摘魅羅苦流(みらくる)と名付けたんだ」

「待て待て待て!!俺の名前は輝跡何ですけど!?魅羅苦流(みらくる)じゃ無いんですけど!?」

「名前を市役所に渡しに言ったら、なんか笑われて嫌になったからその場で書き換えたのよ。二摘輝跡って~」

 

ある意味安心だ…俺の名前が魅羅苦流(みらくる)だったら絶対いじめられてた。これ程キラキラしたキラキラネームがあるか?てか、父さんはライバル意識するのは良いけど息子まで巻き込むなよ!

 

それと、その有帝滅人(あるていめつと)もしくは命天男(めてお)と名付けられた父さんのライバルの息子さん…ご冥福をお祈りいたします。いや、マジで。

 

「観束有帝滅人(あるていめつと)または、命天男(めてお)…この名前には気を付けろ。こいつがお前のライバルになるからな」

「いやいや、ライバルの前に同情するよ。俺よりキラキラした名前に…」

「そうだ!これから輝跡ちゃんの名前変えてこよう♪」

「止めろ!マジ裁判事になるから!」

「父さんは構わないぞ?」

「俺が困るんだよ!てか、息子の名前勝手に変えるな!!」

「冗談よ、冗談~」

「冗談でも言わないで欲しい…それでも、俺のストレスが…」

「お前は、この世界を守る奇跡の力を持った戦士だ。この程度でへこたれてはいけないぞ」

「へこたれさせてくれ。せめて変態相手や仲間に問題がある人が多いんだから…」

 

変態行動を良くする仮面ツインテールとか…

 

「まあまあ、そんなことよりケーキ食べましょう~」

 

取り合えずケーキを食べることになったが…この量…どうするの?

 

その後、何とかケーキを攻略(お隣の上条さん家にかなりの量をおっそわけして)した。

 

その後、家族と会話(具体的には仲間のツインテイルズや仮面ライダーの話し)をして両親は帰って行った。

玄関まで両親を見送り残ったのはケーキの残骸とテイルレッドとテイルエアーの超合金、そして白い封筒のみ。

 

俺は白い封筒を躊躇いも無く開ける。

 

そこに描いてあったのは何かの設計図だった。だが、それの完成図を見たときに気が付いた。そう、これは…

 

「テイルエアーの…武器…」

 

拳一つから武器の装備…これはステータス上昇に繋がる。だが…これ、どうやって作るんだ?素材とかわからないぞ?

 

…そうだ!仮面ツインテールかフィリップさんに頼もう!

ならどちらに頼むか…

 

取り合えず明日決めよう!

 

そして、GWの最終日へとなる。




輝跡「キラキラネームじゃなくて良かった…」
そうだね~
輝跡「さて、トラウマが出来たけど、頑張ろう」
そうだね~

次回予告

父親に渡されたテイルエアーの武器の設計図
現れる輝跡の師匠
霊夢のまさかの趣味

次回

ゲームでツインテール!?



テイルドライブ!!
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