今回もコラボ回となっております。
サブタイトルが、ある曲に似ていますが、その曲が使われたアニメとのコラボではありません。
その前に自分はラ〇ライブを見ていません。(曲は知っていますが…)
あ、感想などがあれば、気軽に書いてください。
では、どうぞ~
その男は、海岸で夕日を見ていた。
場所は南の島。日本ではあるが、南に位置し、季節によって南の空に南十字座が見えるほどだ。
海岸…というよりも砂浜に立つ一人の男。アロハシャツに短パン、サングラスに麦わら帽子、だが、その顔つきはダンディそのもの。
あわない服装に見えるが、そのギャップがまた周りとは違う雰囲気をかもしだしている。
男は待っていた。ある人物を。
突如、その男の背中に衝撃と痛みが走る。
いきなりのことで驚く男ではあるが、予想はしていた。だが、予想よりも痛みや衝撃が大きい。いつもなら腕を使ってくるのだが、腕の筋力では到底出せない衝撃だ。男は砂浜をバウンドするように転がっていく。
男は自分が今さっきまでいた所を見る。
そこにいたのは、待ち望んだ人物だった。
右足を付き出して男を蹴ったのがわかる。どおりでいつものりも衝撃が大きい訳だ。
だが、その人物はとても不機嫌な表情で男を…父親を見ていた。
「…なんでこんな所によびだしたんだよーーーー!」
男の息子である、二摘輝跡の虚しい叫びがこだまするはずの無い海におだましたかのように聞こえた。
新たな仲間、テイルイエローが爆誕してから翌日。
クラスの男どもはテイルイエローの肌色が多い格好と胸の話しで盛り上がっていた。
勿論、その話しは女子にとって不快なものであることは言わずともわかる。でも、男とは、そういう生き物なのだと思ってほしい。
「輝跡はテイルイエローをどう思う?」
一人の男(クラスメイト)に聞かれるが、今のとこはノーコメントだな。
露出癖があるテイルイエロー。初日の出撃では成果を上げられず、次の日の特訓では、痴女として覚醒してしまった。
それに、俺はまだテイルイエローを良く知らない。だから、ノーコメント。でもいい奴ではあると思う。
「ノーコメント」
「えー」
少し非難の声が男子から聞こえるが、女子からすれば、唯一仲間にないうる男子なのだ。女子からは、仲間にならないみたいな目線を送ってくる。まあ、快くお断りだけど。
さて、今は二時限目と三時限目の間の休み時間。ものの数分ではあるが、この数分に少年少女達の青春の一ページが記憶に刻まれる。くだらない会話でも、ダイヤモンドのように輝く思い出になる。
その大事な休み時間、その教室にこのクラスの副担任が降臨する。
そう、あの恐怖、いや、墓場へ誘う紙を渡してまわる独身女性だ。
「おーい!輝跡はいるか?」
俺へのご使命入りました\(^o^)/
まあ、あそこまで尊先生の婚姻届を拒否した俺だ。また婚姻届を渡す訳ではないだろう。
「なんでしょうか?」
「おう、輝跡。まずこれを書いてくれないか?」
そう言ってまるでテッシュ配りのように渡される婚姻届。勿論、丁重に破くけど。
無言で破く俺。
「全く、資源は大切にしないといけないぞ。ほら、もう一枚やるからちゃんと書いておけよ」
「大事な資源を墓場に誘う兵器にしないでください。そして、俺に渡さないでください。というか、なんか俺に用事があったんじゃないんですか?」
「おっと、そうだった。輝跡、お前の親族から連絡が来てな、今からその場所に向かってほしいそうだ」
は?
「しかも、お前に向かえが来てるぞ」
は??
「すみません…ちょっと意味が分かりません」
「まあ、今から公欠ってことだ。なんでも家の手伝いらしいからな。学校もちゃんと許可を出した。校門に車が来ていたから、たぶん、それが向かえだろう」
「余計に意味が…」
「用は、早退だ。ほら、早く帰る仕度をしろ。早くしないなら、お前の両親に言って無理矢理にでも婚姻届を書かせるように仕向けるぞ」
そ、それは困る!あの両親なら平気でやりかねない!
「わ、わかりました!」
俺は音速のレベルで鞄に筆記用具をぶちこむ。今日は購買で飯を買う予定だったので、弁当は無し。
「どうかしたのか?」
心優しい総二が俺の慌てぶりを見て話しかけてくれた。
「早退だよ。家の手伝いってことで。まあ、嫌な予感しかしないけど…」
「…大変そうだな…」
「この後の授業のノート、今度写させて!」
「まあ、そのくらいなら…」
「その代わりにツインテール部の部室に凄いもの持っていくから!」
「お、おう…」
「それじゃ!」
俺は鞄を持って尊先生の所まで行く。
「それじゃあ、尊先生、さいなら」
「おう、気を付けて帰れよ」
そう言われた。右手には確りと婚姻届が握まれていたのを俺は見逃さなかった。
急いで校門前に行くと黒い高そうな車が一台止まっていた。そこには、黒いスーツを着たサングラスの人が二人。俺の警護だろう。
普通警護などいらないのだが、多分俺が逃げることを前提にしているため、この人達が来たのだろう。だって、見た目がどっからどう見ても逃〇中のハ〇ターだもん。
「輝跡様でございますね。才悟様がお待ちです」
そう言って後部座席のドアを開けてくれる。
俺は無言でその車に乗る。
そして、男二人も車に乗り込む。
何もなく発進する車。離れていく校舎。
この時、俺は、あの有名なラ〇ュタの主人公が自分の家と別れていく光景が目に浮かんだ。
何だろう…なんか、悲しい…
あーあ、俺の学校ライフが…
この悲しみが、後々憎しみになるのは、言わずとも、分かっていた。
車に乗り数時間。昼食などを高速道路にあるパーキングエリアなどで済ませて、更に移動。
そして、着いたのはフェリーターミナル。
そこで、今度はフェリーに乗り換えてある島へ向かう。因みに、その島へのフェリーは俺達が乗ったので今日の便は最後らしい。
いつの間にか仲良くなった警護の人達と一緒にフェリーに車ごと乗り、そして、いざその島へ。
船に揺られること2時間程。
警護の一人、友村さんが船酔いでダウンして、もう一人の警護、谷中さんが、看病している間に目的の島へ着く。
目的の島へ着いた。ここは、俺が高校の第一希望としていた学校がある島だ。
に、しても、暑い…まだ、5月過ぎなのに…
制服が少し汗でベトベトする。
スーツの友村さんと谷中さんを見るが、汗一つしていない。確か汗止め(?)をしてるんだっけ?
そして、指定された場所に向かう。
既に夕暮れ。学校帰りの学生が俺の乗っている車の脇を通って行く。この辺じゃ見ないナンバーなのか、異様に目立っている。いや、俺の制服や、友村さん達のスーツが目立っているのか?
そして、指定された場所。そこにいたのは、アロハシャツを着て黄昏ている俺の父親。
ここで、俺のストレス(学校ライフを台無しにされた+ここまでの移動時間)が爆発した。
俺は思いっきり右足で、父親の背中を蹴った。ストレス発散の為、俺は父親を蹴ったのだ。だが、これは良くあることだ。親不孝者と呼ばれるが、この行為は俺達家族のじゃれあいの一つだ。
だが、その前に怒りを出しておこう。
「…なんでこんな所によびだしたんだよーーーー!!」
「いたた…痛いじゃないか…」
「かなりの時間を費やしてここまで来たけど、俺のワープ装置使えば直ぐに済む話しじゃねーか!なんで電話にも出ねーんだよ!」
「いや、この南の島へのサプライズ招待をしたくてな」
「そんなことの為に学生の大事な一日を無駄にさせるなーー!」
「すまん、すまん。まあ、それはただの余興、本当は父さんの仕事を手伝って欲しかったんだ」
「手伝い?」
尊先生が言っていた通りだ。まさか、本当に手伝いだとは…
「CMに出てくれ」
「やだ」
想像していた手伝いの斜め45度を通り越して90度だよ。
予想では、新作玩具の稼働テストとか、新作ゲームの試作プレイとか…そっちの方を考えてたよ。
「頼む!予定していた俳優さん達が全員キャンセルしてしまって…」
「なら、別の俳優を頼めよ」
「いや…CMの内容がスポーツドリンクの宣伝でな…若々しい人が打ってつけなんだが…」
「なら、若い人の俳優に頼めよ」
「それはな…予算的問題でな…」
「だからって、息子に頼むな。それに、俺はCMとかやりたくない」
せめて、普通の生活では平凡でいさせてください。それでも、毎日変態と戦っているんだから…
「大丈夫、輝跡は良くTVに映ってるじゃないか。父さん達は毎日お前の活躍を録画してるぞ」
「やめろーーーーーーー!」
あ…頭が痛くなって来た。
学校を出た瞬間に逃走すれば良かった。いや…その為のハ〇ターか…
「まあ、その代わりにギャラはちゃんと払うから」
「俺の平凡な日常を返して…」
もう、こうなれば、ヤケクソだ!
CMでも、なんでもやってやる!
テイルエアーなめんなよ!
「まあ、共演する、他の人達もCM…というか、TVに映るのは初めてだから、大丈夫だよ。心配しないで」
「…」
ジト目で父親を見る。
「まあ、撮影は明日だから、ホテルでゆっくりして、明日頑張ろうな」
そう言われた。
暗い気持ちで、俺は友村さん達の案内でホテルに向かった。
夕食を終え、俺は外の空気を吸いたくなったので外に出た。
フェリーはもう無いのでこの島からは出れない。それに、優秀なハ〇ターもいる。
逃げることは諦めて俺は制服の上着をホテルに置いて外を歩っていた。
やはり、本土よりも暑い。
空は…一面の星。流れ星が流れる。
願い事…今は無いかな。撮影は嫌だけど、仕方がないし、誰かはエレメリアンと戦わなきゃいけないし…
俺が頑張ればいいだけの話し。
だから、流れ星に願うようなことは無いかな…
いや、あるな。けど…
そう思っていた時だった。
いちめん染める花は空へと 昇る光 幾億の息吹達 今、世界が生まれ変わる
歌だ。歌が聞こえた。綺麗な歌声。
だが、その後に不可思議現象が起きた。
世界が止まった…
音が無い。風が無い。
こんな現象、聞いたことが無い。
ふと、テイルタイマーを見る。時間が止まっている。いや、そうじゃない。
テイルタイマーが光っていた。
気が付けば、テイルタイマーの光が無く、時計機能が動き出す。
今のは、なんだったのだろうか…
多分、俺、疲れているんだろうな。うん、そうに違いない。
俺はそう思って、ホテルに戻りシャワーを浴びて、ホテルで用意されていた服に着替えて、ふかふかのベットにダイブして、そのまま、意識を沈めた。
気が付けば朝。
時間は6時ジャスト。普通なら自分で朝食を作るところだが、生憎、ここはホテル。俺はお客としての本分を発揮させないといけないため、自分では朝食を作らない。
それに、学校は休みを取った(取らされた)ので、別に早起きする必要は無い。だが、生活を乱しては、心が乱れるというのでいつも通りに起きたのだ。
さて、着てきた制服にまた袖を通す。外で着る服はこれしか無いので仕方がなく制服を着る。
そして、朝食を取りにレストランに向かう。
朝食を終え、ホテルのロビーの一ヶ所で父親とミーティング。
「…で、ここで…」
大体の台詞などを言っていく。後はアトリブでいいらしい。それに、この島にある学校、私立南十字学園の演劇部が協力してくれるそうだ。まあ、協力してくれるのは、午後からみたいだが。
ってことで、午前中は完全に自由時間…て思っていました。
父親に渡された台本を覚える時間に殆ど使ってしまった。そのため、ホテルから一度も出ずに午後になる。
昼食を取った後に撮影の場所になる砂浜へと警護の人達と向かう。
砂浜に着くと撮影の機材やそれを撮影する人達などが撮影準備をしていた。
少し緊張して…来ないぞ?
あれ?もしかして、TV慣れした?
まあ、テイルエアーの時にかなり撮られているからな。
父親は、今、ツインテールの女の子と話していた。そう、ツインテールの美少女だ。茶色い髪の美少女…
「父さん、今着いたよ」
「輝跡か。こいつは、俺のせがれだ。で、此方は…」
「南十字学園、演劇部、夜間飛行のエンドウ サリナだ。よろしく」
「二摘輝跡です」
ピンと背筋を伸ばす。予想以上に美少女だ。
「…」
まずまずと俺の顔を見るサリナさん。何だろう…俺なんかしたのかな?
「君…美少年オーラ出てるね」
「え?」
「いや…どちらかというと…心の輝き…かな?」
?まさか、電波さん?まあ、美少女なら、電波さんでもかわないが…
「あ、すまん。此方の話しだ。さて、君と、あと二人、エキストラを用意しているから、暫くすれば、その二人も来ると思うよ」
そう言ってサリナさんは俺の顔を覗き込む。こんな美少女に覗き込まれては、此方も照れる…
「君…いいね。ねえ、輝跡君、南十字学園に編入してくれないかな?」
何言ってんのこの人!
「すみません、俺は今の学校が楽しいんで、編入する気は有りません」
「そうか…残念だな。なら、部活とかには入っているかい?」
「まあ、一応」
「なんて言う部活だい?もし、文化部とかなら、合同発表なんかも出来そうだし、私達、夜間飛行といい関係を築いた方がいいと思うんだ」
どんだけ俺を介入させたいんだよ。
「俺、ツインテール部って部活に入ってるんですが…」
「…ツインテール部?なんだい、その奇行を行いそうな部活は?」
「えー、友達が作った部活で、基本的には、ツインテールの追及や研究、更にツインテイルズの応援なんかをする部活です」
「ツインテール…をね…うん、合同発表は難しそうだね。ごめんね。無理を言ってしまって」
「いえ…」
「おーーい!」
遠くから声が聞こえる。そちらの方を見ると…
さっきまでの雰囲気を吹き飛ばす感じに此方に走ってくる人達がいる。俺はその人達の方に目線を向けた。
oh、赤い髪と青い髪のイケメンが此方に向かって来ていまーす。
え?もしかして、あんなイケメン二人が俺の共演者?
無理無理無理!!あんなイケメン二人と一緒に映るなんて無理だよ!
「すみません、サリナ部長、遅れました」
「いいよ。で、此方が、CMに共演する二摘輝跡君だ」
「僕は、シンドウ スガタ」
「俺、ツナシ タクト。宜しく!」
「よ…よろしくお願い…します…」
あ…俺はあの二人を輝かせる為の伏せんか…
まあ、いいだろう。それでもやってやんよ!
そして、撮影が開始される。
やることは、イケメン二人(俺も含めて三人らしい)が砂浜で汗を掻いた後、スポーツドリンクをがぶ飲みするという在り来たりな奴だ。だが、台詞などがかなり用意されており、そこから自分のいいと思った組み合わせを選んでいく。
勿論、一回で終わる訳じゃない。
気が付けば、既に5回目。
やっと、父親とサリナさんからのOKを貰った。
やべ…スポーツドリンクの飲み過ぎで腹がたぷたぷする。少し気持ち悪い。どうやら、タクト君やスガタ君も同じようだ。顔色が良くない。
因みに撮影は殆ど海パンで行われた。
演劇部の女性陣が此方をずっと見ていた(黄色い髪の美少女は俺達三人を見てB〇な展開を考えているようだ)。
勿論、俺にはそんな気は無いので、普通にしていたが…
そして、撮影が終わった。だが、本番(俺にとっては)はこれからだ。
スタッフにトイレに行ってくると言ってトイレに直行。洋式のトイレに入り鍵を閉めて変身する。そして、ワープ装置を使って撮影していた砂浜の上空にワープする。
俺は垂直に落下する。その姿に気が付いたのか、撤収作業をしていたスタッフ達の目線が此方に向く。
砂煙をあまり上げずに俺は砂浜に着地する。
いきなりのヒーローの出現に驚く人達。
いや、頑張ったスタッフや演劇部の労いを込めてやったんだ。サインとかドンと来い。
「て…テイルエアーだ…」
最初に口を開いたのはタクト君だった。
「おい、テイルエアーが現れたぞ!」
「何してるの!カメラカメラ!」
「折角の撮影チャンスだぞ!誰だ!カメラしまったの!」
「今あんたがしまったでしょ!」
スタッフが慌てている。やっぱりな。まあ、ただの労いだし、少しファンサービスしておくか。
「て、テイルエアー…です!今日、ぼ、僕のファンの一人が…ここで撮影してるって聞いたから…ちょっと来てみました…」
スタッフ一同がうおーーーとか言っているが、気にしてはいけないな。
「まさか、テイルエアーが来るとはな。世の中何が起きるかわからないな」
「テイルエアーも僕っ子なんだ!僕と一緒だね!」
「ちょ!え!」
混乱している人もいるようだ。
「兎に角、サインは貰っておこうぜ。スガタ」
「ああ、そうだな」
「あ!私も!」
「僕も!僕も!」
「あ!お坊っちゃま達だけズルい!」
「って言いながらジャガーも並んでるじゃん」
いつの間にかサインを求める人達により行列が出来ていた。その中にはやはり、演劇部の人達、更にスタッフ、友村さん達…
その人達にスラスラと用意しておいたサイン紙にサインを書いていく。
だが、それだけでは終わらない。
そう、俺の父親の一言だ。
「テイルエアーも、CMに出てみないか?」
唖然とする一同。いや、俺には予想出来た。
ここは、断るのがいいのだが、生憎、俺のスポンサーが、目の前の父親な訳で、断るにも断れない。
「す、少しだけなら」
こうして、ツインテイルズ初のいや、世界初の本物のヒロインが出演しているCMが出来たのだ。だが、そのCMが公開されるのは二ヶ月ほど先らしい。
そして、全員のサインを書き、CMの撮影に参加した後、空へとジャンプして、皆が見えない所まで行きワープ装置を起動させて、トイレに戻り変身を解除する。
まあ、その後は、本当に撤収作業を行い、俺は友村さん達とまた、本土に帰った。
家に着いたのは、既に朝になっていたがな。
さて、カフェンインを摂取して、学校に向かうか。
何かとコラボしましたね…
何とは言いませんが…(当てた人は凄い…)
輝跡「CM撮影大変だった…」
いつも次回予告してるから余裕じゃ無かった?
輝跡「それと、これとは話しが別だろ」
いいじゃん、南国の島に行けたんだから
輝跡「俺の青春を返せ…」
さあ、次回予告をするのだ~
次回予告
とうとう現れる新たな(テイルエアーにとって)幹部
ついに使うテイルエアーの新武器
テイルエアーの新必殺技
次回
対戦!?貧巨の幹部!!
に
テイルドライブ!!