前の方で何か起きてますが気にせずにいてください~
ただ、物語に発展があるだけなんで~
では、どうぞ~
その日、平凡な生活を送っていた一人の少女がこの世界から消えた。
命が尽きた訳でも、社会的にも消えた訳ではない。ただただ、この世界から存在が無くなくったのだ。
少女が消えたのに気が付いたのは、少女の唯一の家族である母親だった。
母子家庭の一人娘が消えたのだ。
少女の母親は警察に向かい少女がいなくなってしまったことを警察へ説明した。
少女は本当に平凡で、何処かの誰かのように友達がいなかった訳ではない。それどころか友達は多くいたし、人当たりも良いと評判だった。いじめ問題なんて程遠いような少女だった。
少女は何故消えたのか…
それは、誰にもわからない。
わかるのは…連れ去った本人か、連れ去られた本人だけだ。
◇
リヴァクラギルディを倒した俺とテイルレッドは工場跡地で少し休憩を取っていた。テイルレッドはあの一撃に力を使いすぎたため少しエネルギー切れを起こしているそうだ。俺は出力をエアーメモリで出したためそこまでエネルギーを減らしている訳ではない。
なら何故俺はここにいるかって?それは勿論ツインテイルズの警護だ。今マトモに戦えるのは俺だけだ。今、エネルギー切れを起こして倒れているテイルブルー、テイルイエローが起きるまでマトモに動けない。そんな時にもしエレメリアンの追撃が来たら勝てないかもしれない。だから、俺が守るために残っているのだ。
けして、倒れているテイルブルーやテイルイエロー、座ってエネルギーを回復しているテイルレッドが可愛い訳じゃない。
まあ、倒れているツインテール美少女がいたら守りたくなるじゃないか。
え?ならない?うそ~
ぱちぱちと何処からか拍手する音が聞こえる。
俺はまわりを見渡し敵(変態)がいるかどうか確認する。だが、人影すら無い。
そう、この場には俺とツインテイルズだけだ。
そのはずだった。
俺とテイルレッドの前方に黒い塊が現れたのだ。いや、黒い塊と言うのは語弊があるかもしれない。
それは、闇と言った方が正しい。
闇の中からは一人の少女が現れる。
その姿は闇を思わせるような黒髪に漆黒な装甲。そう、纏っているのは俺やテイルレッド達が着けているのと同じような服装だ。
「見事じゃ」
黒髪の少女はそう言った。見事…というのはリヴァクラギルディを倒したことの称賛の言葉だろう。ということは、彼女は俺達の戦いを見ていたことになる。
侵略者との戦いの最中援軍ではなく傍観者として見ていた俺達と同じ装甲を持った少女…
これが意味していることは俺達の味方とは言えないということだ。
「それにしても久しいの」
「え?どこかで会ったっけ?」
テイルレッドに対して話しかけている少女。
あ、良く見ると可愛い。それにツインテールだ。
「…忘れてしまったか…まあ、あの時よりも身長も胸も成長したからの…」
どうやらテイルレッドと顔見知り(一方的)みたいだ。
「テイルレッド…本当に知らないの?」
「うん…」
「なんと…わからぬか?イースナじゃ!あのイースナじゃよ!トゥアール!」
ん?今なんて言った?
「え!?」
驚いた表情をするテイルレッド。図星か?
「思い出したか?トゥアール」
トゥアールって言ってるね。テイルレッドをトゥアールって…
トゥアールって、あの観束トゥアールのことか?総二の親戚の観束トゥアール…
えーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
今世紀最大の驚きだよ!
まずトゥアールって名前自体珍しいんだ。そうそうトゥアールなんて名前がいるはずが無い。ということは、あの総二に対して片想いをしている、総二の幼馴染みの愛香のライバル(俺から見て)のトゥアールしかいない。
まさか、テイルレッドの正体がトゥアールなんて…
そんな時だった。ふと後ろを振り返ると、ドラム缶の影に頑張って隠れようとしているけど隠れきれず服(白衣)が丸見えの仮面ツインテールがいた。ナビゲートの仮面ツインテールが現場に来るなんてそうとうヤバイことみたいだ。まあ、テイルレッドの正体を知ってしまうというヤバイことは既に起きてしまったのだが…
テイルレッドも仮面ツインテールが来ていることに気が付いた様子で、無線でお互いに話しているのがわかる。その後、テイルレッドはスマホを後ろに隠すようにして持ったまま話し始めた。
「どうした?トゥアール?」
「おお!貴女はイースナじゃありませんか!」
テイルレッドが手の平を返したように話し始める。
その話し方はテイルレッドというよりもあの学校にいるトゥアールと同じ感じだ。まあ、声はテイルレッドなんだが…
何だろう…この複雑な感じ…
「やはり!トゥアール!わらわのことを覚えていたのじゃな!」
「ええ…一応は…」
「なら、何故メールを返してくれぬ?わらわは毎日待っているのだぞ?」
「今は、私も忙しいのです」
「なぬ?前は喜んで幼女達にメアドを教えておったろ?」
何してんのトゥアール!?てかそれってロリコンじゃねーか!あのロリコンドーパントと同類か!?いや、どちらかと言えば仮面ツインテールの方か?
「確かに、昔はそうでした。ですが、今の私は侵略者と戦う身…メールを返す時間も戦士としてツインテールを極めることに使っているのです。なので、今、私は携帯を持っていません」
「な…なんと…そうじゃったのか…」
何でだろう…言っていることが嘘にしか聞こえない。俺の耳はおかしくなったか?
「…まあ、そのことは良い。トゥアール、単刀直入に言う。わらわと共にアルティメギルに来ないか?」
とんでもねえこと言い始めたーーー!
アルティメギルって、エレメリアンの組織だよな!それに共に来ないか…って完全に敵じゃねーーか!
俺はすかさずに拳を構える。
「止めておけ。今回わらわには戦う意思は無い」
確かに、殺気は出ているが今すぐ俺達を攻撃する気は無いようだ。
「断ります」
テイルレッドはそう一言で返した。
だよな。わかってたよ。
「そうか…ところで、なんで幼女になっておるのじゃ?」
またまたギクッとなるテイルレッド。え?テイルレッドは最初から幼女でしたよ?
「こ、これは、自分への戒めです。世界を滅ぼされ、私は考えました。それは、新たなテイルギアを作り、自らを好きな幼女へと変身し、前使っていたテイルギアをそこら辺のペッタンに渡すことにより、私は自らの属性力を高め、それを戒めとしたのです」
「なんと…そこまでの覚悟とは…通りでそこの貧乳がトゥアールのテイルギアを使っていた訳か…それにしても、最初驚いたぞ、まな板がお主のテイルギアを着けているように見えたのじゃからな」
ジャリジャリと拳で砂利を潰す小さな音が聞こえる。もしかして、テイルブルーさん、起きてます?
「そうです!まな板に渡して、私は強く生きることを決意したのです!」
悪口も度を過ぎると死ぬぞ…
それにしても、喋っているテイルレッドから凄い汗が出てるように見える。てかチラチラとテイルブルーを見ている。ヤッパリ怖いんじゃん。そんなこと、心に思っても言っちゃ駄目だろ。
「まあ良い。わらわは今アルティメギルにいる。今はダークグラスパーと言う名じゃ」
闇の支配者…中二病乙!!
「…では、貴女が纏っているのは…テイルギア!?」
「そうじゃ。だが、正式には違う。これは眼鏡属性の力のテイルギア…グラスギアじゃ!」
真っ黒の眼鏡が輝きを放つ。それは、闇の輝き…黒く光る眼鏡はまるで光すら飲み込むような光を放っている。
その眼鏡から見える瞳は俺を捕らえる。
「…お主からは属性力を感じぬ…何者だ?」
俺への質問。良く言われるよ。属性力無いって。
「そう言えば、この世界にはアルティメギルに対抗出来る戦力が数多くあるらしい。まさか、それのひとつか?」
「えーと…自分でも良くわからないけど、僕はツインテイルズの仲間だと自分では思ってるよ」
「…そうか。だが、その力は属性力では無い。どちらかと言うと…確か仮面ライダーとかいう輩達の力に似ておる気がするな」
まあ、必殺技はその仮面ライダーの人達から貰ったようなもの何ですけどね。
「いずれ仮面ライダーも古代銀河文明もアルティメギルは倒す予定らしいからな。」
古代銀河文明って何だよーーー!てか以外にアルティメギルの敵多いな!!
「まあ、その事はもう良い。トゥアール、もう一度聞く。わらわと共にアルティメギルに来ないか?」
「何度でもいいます。お断りです」
「そうか…なら仕方がない。次に会うのは戦場じゃ。もし心変わりするのなら、わらわにメールを送れ。30秒以内には返信を返す。心変わりをしなくても送りたい時には送ってくれ。わらわのメアドは前と変わっておらぬ」
そう言ってダークグラスパーは出てくるのと同じように闇を展開させその闇の中へと消える。
ダークグラスパーが消えてからの少しの沈黙。
「あ…あのさ…」
最初に口を開いたのは俺だった。なんで俺が最初に話し始めたのか自分でもわからない。でも、なんか話さないといけない。そんな気がしたのだ。
「すみません、この話しは後にした方がいいと思います」
そう言ってきたのは仮面ツインテールだった。やはり…秘密だもんな。そう簡単に…
「エアー、早く逃げてください」
「え?」
仮面ツインテールの予想外の言葉で俺は歩き出そうとした足を止める。そして、仮面ツインテールの見ている方向に気が付く。そう、テイルブルーが起き上がったのだ。
だが、テイルブルーの纏っているオーラは穏やかじゃない。
「エアー…あんた…よくも…」
「え!?ぼ、僕何かした!?」
「バスト70って…私と1㎝しか変わらないじゃない!」
やはり…リヴァクラギルディとの話しを聞いていたか…ということは…
「ユルサナイ…ワタシヨリチイサイカラダナノニ…」
うわーー!片言になってる!こ、殺される!!
「止めろ!ブルー!ここで仲間同士で戦うのは良くない!それに、ブルーはエネルギーが切れてるだろ!」
「大丈夫よ…そいつの胸を確認する程度の体力はあるわ」
「えっと…この話しはまた今度で!じゃあ、僕帰るね!!」
「あ!待て!!」
ワープ装置を起動して、一旦基地に戻ってその後、変身した学校のトイレにワープする。
あ…明日トゥアールと会いづらいな…
それと、テイルブルーと…
そんなことを気にしていた。
次の日
テイルレッドの正体(仮)を知ってしまった俺はとても足取りが重かった。まさか、一緒に戦ってたテイルレッドの正体がまさかのツインテール大好きな友達、総二の親戚で、更にはクラスメイトのトゥアールだなんて…
足取りも悪くなる。昨日なんて、晩御飯の後デザートとして買ったプリンに生クリームを掛けようとしたらマヨネーズだったもん。
「大丈夫か?輝跡?」
「ああ…大丈夫…だ…」
年上好きで俺の家のお隣さん、更には俺の二番目の男友達の当真が心配してくれる。なんていい奴なんだ。この頃年下にモテまくりなのにそれを完全にスルーするスルースキルに少しイラッとしていたがこういうところは本当にいい奴だ。
「なんかあったら言えよ。力になるからな」
「わかったよ…」
力になる…ね…
「なら、今日、一緒にツインテール部に行かない?」
「なんだよ、急に…まあ、今日はスーパーの特売も無いし、いいぜ」
うん、少しでも気を紛らわせないと…
教室前で当真と別れて教室に入る。
そこには、愛香にキン肉ドライバーを掛けられているトゥアールの姿があった。
まさか、本当にトゥアールがテイルレッド…なのか?
学校の様子を見る限りテイルレッドとの接点は無い。仕草も態度も行動も違う。
気が付いたらトゥアールをずっと見ていた。
「おい、輝跡、お前トゥアールのこと好きなのか?」
クラスメイト(男)に言われた。
まあ、トゥアールは美少女ではある。美少女ではあるのだが…まあ、恋愛対象外かな。
誰かに恋してる女の子を好きになるとか…何処のトライアングラーだよ。
「いや…なんでツインテールじゃ無いのかな…て思って…」
「だよな~でも、なんか残念なんだよな…」
と呟くクラスメイトの言葉を無視した。
ツインテールじゃ無い…
彼処まで強いテイルレッドがツインテールじゃない?それっておかしくない?彼処まで髪が長いトゥアールならツインテールにしてもいいはず。更に言うならツインテールの偶像のテイルレッドなら常にツインテールにしているはずだ。
ってことは、トゥアール=テイルレッドの方程式は成り立たない!ということにしよう。
何だろう…凄くスッキリした。
その日、放課後に俺と当真はツインテール部の部室に向かった。
「いや…まさか、本当にツインテール部なんて部活作っちまうなんてな…」
「まあな。でもいいじゃん、ツインテール」
「まあ…否定しないが…」
そうな話しをしてツインテール部の部室を開ける。そこには、TVを見ているツインテール部の部長と地面(床)に何度も背負い投げをしながらトゥアールをぶつけている愛香とそれの犠牲者となっているトゥアールの姿があった。ベタんベタんと音を立てている。良く外に聞こえなかったな…
「ウッス!遊びに来たぜ総二」
「当真に輝跡。待っててくれ、今椅子出すから」
そう言ってパイプ椅子を二つ出す総二。あれ?俺ら部員だよね?これ部長がやることじゃ無いよね?てか、この部室で行われている異形な行為(愛香とトゥアールのじゃれあい)に馴れきってる感があるな。
「ありがとう」
俺はそう言って椅子に座る。
当真も同じように座る。
そして、同じ部室で行われている殺戮ショーを効果音のように扱いながら話し始める。
「なあ、なんか活動とかって無いのか?」
俺が昨日思ったことを当真が変わりに言ってくれた。
「基本的には無いな…」
「確かに、男の俺達に出来る事なんて殆ど無いもんな…」
当真…俺変身したら女の子なんで、一応ツインテールは結べます(独学)。それに、俺なりにツインテールのことについて調べてるよ。今は古代ツインテール語の解読をしてるんだ。
「まあ、TVでも見ててくれ」
「おい、いいのか、学校にTVなんて持ってきて」
「あ、これは部費で買ったんだ」
「…どんだけ自由度高い学校なんだよ…」
当真…俺も思ったことだよ。でも、直ぐに馴れる。
そんな話しをしている時だった。
部室のドアが開いたのだ。
部室のドアの方向を見る部室にいるメンバー。愛香すらトゥアールを叩き付けるのを止めた。
基本、ツインテール部で活動しているのは即帰宅する俺と当真、霊夢、ちゃんと活動している総二、愛香、トゥアールの六人だ。
だとしたら、ツインテール部の部員として霊夢が部室に来るかもしれない。だが、前にも言ったように、霊夢は即帰宅する方の人だ。
だとしたら、部室を開ける人なんていない。
はず…
部室を開けたのは、この学校の生徒会長であり、この前俺のお見合い相手となった相手…神堂慧理那先輩だった。
予想外の人物の登場に驚く俺。
「あ…輝跡さん。おひさしぶりです」
お見合いの時以来会っていなかったので、ある意味おひさしぶりだ。
「慧理那先輩、おひさしぶりです」
「え?輝跡って会長と知り合いなの!?」
驚きを隠せず俺に質問してくる愛香。まあ、質問されるのはいいが、その手に持っているボロ雑巾と化しているトゥアールをどうにかして欲しい。
「一応ね…」
「それと…確か…上条さん…でしたわよね?」
「えーと、上条当真です…」
どうやら当真は慧理那先輩と初対面のようだ。
「いきなりで申し訳無いのですが、この中に今度の休日予定の無い方はおりますか?」
今度の休日?
あ、俺無いや。
「俺は特に予定はありません」
先に宣言したのは俺だ。まあ、なんか用事とかでも別に構わない。てか、この前慧理那先輩を置いて帰ったことの罪滅ぼしになればいいとも思っている。
「俺も無いでーす」
手を挙げたのは当真だった。
「俺も無いよ」
そして最後は総二。まさかのデルタフォースである。
「愛香さんやトゥアールさんは用事があるんですか?」
「私は…少し買い物が…」
「私は少しやることがありますんで…」
いつの間にか復活したトゥアール。流石魔人レベルの再生力だな。
ってことはデルタフォースの三人だけか…
「いい人材が見つかりましたか?お嬢様」
今度部室に入ってきたのは恐怖の紙を渡してまわる先生、尊先生だ。
「なあ、当真」
「なんだよ」
「お前年上好きだろ?尊先生を貰ってやれ」
「嫌だよ。守備範囲外だもん」
こそこそとまわりに聞こえない位に俺と当真は話す。どうやら年上好きの当真ですらストライクゾーンでは無かったらしい。ドンマイ、尊先生。
「はい。総二君と輝跡君、当真君が一緒に行ってくれるそうです」
ん?話しが飛んでるぞ?
「そうか。なら、ちゃんと業務を果たせるように頑張れよ」
そう言われたけど結局何するかわからないんですけど?
その後、衝撃的な発言が待っていた。
輝跡「まさか、テイルレッドの正体がトゥアールなんて…」
果たしてそうかな?
輝跡「なんか言い方キモ…」
酷い!!
輝跡「取り合えず、次回予告…」
の、前に少し予告で~す
予告
夏合宿を終えたツインテイルズ
しかし、ツインテイルズに休息の時間は無かった!?
再び現れた敵に翻弄されるツインテイルズ
果たしてツインテイルズの運命は!?
俺、ツインテールになります。 AIRs HERO
復活のC
10月製作予定
輝跡「製作予定かよーーー!」
そうです。製作予定です。
輝跡「何でだよ!!」
まだこっちの方が第3巻に入って無いんです。
(書き貯めした方は4巻まで行ってるけど)
輝跡「…ならなんでこんな予告やったんだよ!」
忘れそうだから、言っておけば忘れないかな~と思った。
輝跡「ある意味迷惑だな…」
そんじゃ、この件はここまでにして、次回予告行ってみよう♪
次回予告
慧理那先輩に言われる衝撃的な手伝い!
現れる刺客(笑)
果たして輝跡、当真、総二は突っ込みきれるのか!?
次回
ツインテール部VS生徒会役員共
に
テイルドライブ!!
あ、次回もコラボ回だよ