後、この俺、ツインテールになります。AIRs HERO は二周年(半年程活動してなかったが)になります。
ありがとうございます。
では、本編どうぞ
とある工場跡地
そこに、一人の青年がいた。数日前破片を拾った青年だ。その青年はこの工場跡地にて黄色い破片を見つける。
案の定、黄色い破片も、彼が持った瞬間、黄色いメダルへと変化した。
(これは…いったい…)
結論は出ない。このメダルが何なのかは…
ポケットから割れた赤いメダル、そして、赤いメダル、黄色いメダル、緑色のメダルを取り出し、見比べる。後者の三枚は実はオリジナルのメダルではなく、その力が入ったレプリカ。ある社長から貰った物で、何かの役に立つと思い持ち歩いているのだ。
だが、所詮レプリカ。一回このメダルを使ってしまえば、割れて使えなくなってしまう。
それを承知しながらも、破片から変化した三枚のメダルとレプリカの三枚、そして割れたメダルを見比べる。
(やっぱわかんないな…そうだ!確か探偵の事務所が近くにあったはずだ!!)
そう思い付いた青年…火野映司は探偵のいる都市…風都に向かって歩き出したのだった。
撤退を余儀無くされた俺達は、ワープ装置を使い怪我をした翔太郎さんを鳴海探偵事務所に運び入れ、ソファーに寝かせたのだった。
「なんでクラブギルディが復活してるのよ!!」
壁を叩く愛香。壁の一部がへっこむが見なかった事にしよう、そうしよう。
「トゥアールに聞くしか…ってトゥアールは?」
鳴海探偵事務所に戻って来たとき、トゥアールとフィリップさんの姿がみえなかった。(尊先生もいなかった)
試しにトゥアールに電話をしてみるが繋がらない。
「もーー!こんな時になにやってんのよ!あの馬鹿は!!」
「落ち着けよ、愛香」
「ああ、そうだぜ…ブルーガール」
そう言いながら立ち上がろうとする翔太郎さん。慧理那先輩は直ぐに駆け寄り寝かせようとする。
「そのお怪我ではまだ…」
「大丈夫だ。ただの掠り傷程度だ」
そう言いながらも慧理那先輩に無理矢理横にされてしまう。
「これからどうするか…だな…」
総二の言葉で俺達は俯く。
正直クラブギルディ…いやキャンサードギドミィの強さはアルティメギルの幹部並み、しかもジョーカーを一瞬で戦闘不能にしたほど。
神速からの攻撃は避けられないだろう。それこそ、俺のテイルタイマーがあれば良かったのだが、壊れてしまったし、製作者のフィリップさんがいないのでどうしようも無い。
そんな時に総二のスマホに着信がくる。着信相手はこの場にいない人物。
「トゥアールからだ」
そう総二が言った瞬間、愛香がスマホを横取り通話を始めてしまう。
「ちょっと!トゥアール!!何処に…」
そこで総二がスマホを取り返して電話に出る。しばらく頷いたり受け答えした総二はスマホの通話をスピーカーにして話をする。
『えー…今、私とフィリップさんは秘密基地にてあるものを作成しています。それに、キャンサードギドミィの事もちゃんと見てました。正直、キャンサードギドミィは強敵です』
「それはわかってるわ」
少し起こり気味に答える愛香。ってかマジ怒ってますよね…。
『ですが、同時に弱点もわかりました』
『奴の弱点、それは速すぎることだ。キャンサードギドミィは全ての力をスピードに利用している。体はそのスピードに耐えられる用に進化はした。だが、それを行う足には超スピードの反動で熱が溜まる』
そう言ってトゥアールの声が途切れフィリップさんの声に変わった。
『ちょ!フィリップさん、私の話すこと無くなっちゃいますよ!兎に角、キャンサードギドミィは足に爆弾を持ってるって事になります!!ある程度スピードを出せばあの青蟹は暫く脚の冷却をしなければなりません、そこが奴の弱点です!!』
『だが、奴はドーパンドとヤミー、エレメリアン、更にはゾディアーツの要素まで入っている…』
「待ってくれ、俺はドーパンドの事は知ってる。けどヤミーやらゾディアーツは知らない」
ドーパンドは前に戦ったからわかる。でもヤミーやらゾディアーツは知らない。
「ヤミーってのはな…」
その声が聞こえた方向には無理矢理起き上がろうとする翔太郎さんがいた。
「翔太郎先輩!!」
それを起こさないようにする慧理那先輩。
「ヤミーってのは、簡単に言えば欲望の怪物さ…」
「欲望の怪物!?」
『それにゾディアーツ…これも、別のジャンルの怪人さ』
フィリップさんの声が総二のスマホから聞こえてくる。
「実はな、数週間前にあるガイアメモリが流失した。それは俺達の目の前で海に投げ入れられた…だが…どうやらあのキャンサードギドミィが使っているらしいな…あのスピードとパワー…エレメリアンとヤミー、ただのドーパンド程度じゃ無理な話だ」
『僕達が追っていたガイアメモリ…いや、この場合ゾディアーツメモリと言った方がいいかな。ゾディアーツメモリはその名の通り、ゾディアーツの力をドーパンドとして使える特殊なメモリ。それを体内に入れる事によって規格外な怪人が生まれた…それがキャンサードギドミィ…』
『実は現在それに対抗するためにある装置を作っています。それまでは待機して欲しいのですが…』
「その装置が宛になるの?」
『いえ…正直言えば賭けです。でも現状キャンサードギドミィに勝てる方法はこれしかありません』
確かに…トゥアールの言っていることは本当だ。でも…
「俺の使ってた加速装置を使えばいいんじゃね?」
「輝跡さんの言う通りですわ!」
俺の使ってた加速装置ことテイルタイマーなら同じ土俵で戦えるはずだ。
『輝跡、悪いがあれは特殊な装置で、現状あれを再現することは出来ないんだ…』
フィリップさんが俺の案を否定する。
「俺のフォーラーチェインで対抗出来ないか?」
『総二様のフォーラーチェインですと、22秒が限界です。それに対してキャンサードギドミィは予測では30秒から255秒間、神速を保ってられると考えられます。なので正直厳しいですし、防御面が下がっているフォーラーチェインですと反撃を受けた際のダメージが予測出来ません』
「そうか…」
「俺の二束自由(ツイーダム)は?あれなら直感で避けれるかも……あ、あれ22秒しか持たなかった…」
「そーじと輝跡が交互に戦ったとしても44秒が限界…って事になるわね…」
「あの…私がマンドラゴラギルディに使った項後属性と割腹筋属性の属性玉多重変換機構で束縛するというのはどうでしょう?」
『正直難しいかもしれません。スピードが違い過ぎ、捕縛出来ません。それに、もしキャンサードギドミィの力が慧理那さんのツインテールを破ってしまったら…』
「そうだ!慧理那!お前のツインテールとお前自身傷付いてしまう!!」
「観束君…」
少し顔が赤くなってまるでヒロインのような恋をした顔になってる慧理那先輩。でも正直に言ってしまおう。
「総二…慧理那先輩の前にツインテールの方心配したよな…」
「当たり前じゃ無いか!!」
総二よ……いくらツインテールの戦士とはいえツインテールばかり優先し過ぎではないだろうか…
「はぁ…総二はツインテール馬鹿だから…んで、トゥアール、その対抗するための装置ってのは後どれくらいで出来そうなの?」
『最低一時間程で形には出来ると思いますが…先程フィリップさんとの話で適当に決めた理論を形にするので、多分、使えるのは一回きりになると思います』
「適当に決めたって……」
「でも、今はそれに賭けるしか無いんだろ?」
総二が言った事が今の結論となる。
『現在キャンサードギドミィは風都近海の海中にて息を潜めていていつ現れるかわからない状態だ。でも、脚の冷却をするためにかなりの時間が必要になると思う。先程の戦闘でキャンサードギドミィが加速した時間は合計10秒。冷却にかかる時間は予測では約10分から100分の間。その間いつでも出撃出来る準備をしておいてくれ。それと翔太郎』
「なんだフィリップ?」
『大丈夫かい?』
「心配しなくても、10分あれば回復出来る」
『まあ、翔太郎のことだから無理でも行くだろけどね。僕も、装置を完成させた後、直ぐにこちらに向かうから』
そうフィリップさんが言って電話が切れる。
先程の電話により既に戦闘から10分は経過していた。
「愛香、慧理那、輝跡、いつでも出撃出来るように準備しておけよ…」
「わかったわ」
「わかりましたわ」
「そんな事よりおうどん食べたい…」
正直に腹減った…
こんな時でもお腹は空くものなのだ。
「……ツインテイルズにまともな奴いねぇ…」
端から見た翔太郎のツインテイルズへの感想がそれだった…
火野映司は風都に到着した。
「久々に来るな…この街…」
風都名物、風都タワーを遠目に見ながらパンツをつる下げた木の棒を持ちながら探偵のいる場所を探していた。
だが、探偵と言っても特徴が思い出せない。それと名前も。
「…誰かに聞くか…」
そう独り言を呟きながら歩き出したのであった…。
風都近海の海中
キャンサードギドミィは脚にたまった熱を冷却させていた。
たった10秒加速し、黒い仮面の男にダメージを負わせただけでかなりの熱が貯まってしまった。
(エレメリアンの時はこんな事は無かったのに…)
確かに、精神力が力、そして肉体に結び付くエレメリアンならばあり得なかった。だが今はセルメダルの集合、そしてガイアメモリというエネルギー体を身体に入れた状態。それはほぼ肉体と言ってもいい程。しかし、人間のように貧弱では無い。それでも、肉体があるのと同等。限界がある。
冷却させるのにどれくらい立つかまだわからない。
海の中で力の制御を行っていたキャンサードギドミィは地上で使うのは先程の戦闘が初めてだった。そのため、ここまで脚に熱が溜まるとは思っていなかったのだ。
(これではいつになれば…)
脚のセルメダルが少しずつ冷却されていくのがわかる。だが、それでも熱はまだある。
これがもし地上で冷却していたら、もっと時間はかかってしまっただろう。
しかし、冷却が始まってしまえば、冷やすという事は直ぐに終わってしまう。
(黒い仮面の男…奴は倒した…だが、問題はツインテイルズだ。特にエアー…奴は俺よりも速い…)
仮面の男…ジョーカーにあの一瞬で67発もの打撃を背中に与えた。確実に倒せたと確信していた。だが、ジョーカーの変身者、左翔太郎は怪我こそはしたものの、まだ戦意喪失していなかった。
それに、キャンサードギドミィは勘違いをしていた。
エアーが使った加速能力が無くなっているということだ。
しかし、そんな事を知らないキャンサードギドミィは、頭の中でエアーへの対策、そして先程見たツインテイルズの項を思い浮かべ総二ボイスでキモい悪い顔をするのだった…。
おうどんが食べたくなった俺はある提案を残ったメンバーに投げ掛ける。
「あのさ、なんか飲みたい物ある?今からコンビニに行って買ってくるけど?」
「輝跡…今の状況わかってるのか?」
「いや、だって、ツインテイルズとしては、常に自然体の方が力出るじゃん?なら、自然体にやるしか無いと思ったんだよ」
「そうか…そうだよな!なら、俺はお茶」
「わ、私もお茶を…」
「なら、私、スポーツドリンクお願いするわ」
「そういやコーヒー無くなってたな…悪いが輝跡、缶コーヒーでいいから買って来てくれないか?」
「わかりました!!」
ということで、鳴海探偵事務所にて待機していた俺は近くのコンビニまでワープ装置を乱用して、先程待機していた学生三人と探偵一人から頼まれた物を買いに行っていた。
と言っても頼まれたのは飲み物。
コンビニにてお茶を三本、缶コーヒー一本、スポーツドリンク一本、ど〇兵衛(うどん)一つを買って(この時点で俺パシリじゃね?と疑問を持ったが、会えてスルーする)またワープ装置を使い鳴海探偵事務所に戻った。
そして、翔太郎さんから許可をいただきお湯を沸かしてど〇兵衛にお湯を注ぎ、5分待つ。
「…それにしても、現れないわね…」
愛香がぷつりと呟いた。確かにそうだ。
「既に30分は立ってるな…」
総二がスマホの時間を見て気にしながら何分経過したかペットボトルを左手で持ちながら報告する。
俺はその話を聞きながら、ど〇兵衛の蓋を開けて食べ始める。
いつキャンサードギドミィが現れるか少し冷や冷やしながら食べる。
でも、一行に現れる気配がしなかった…
それから更に30分後。
待っているのが辛くなってきた頃、総二のスマホが鳴り響いたのだった。
輝跡「もう2年になるのか~」
だが、物語上、輝跡はまだ高校一年生
輝跡「それは……いうなよ~」
取り合えず、二周年、ありがとうございます。