俺、ツインテールになります。AIRs HERO   作:風墳K

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どうも

七夕を完全に忘れていた自分です。

そういえば、自分、天の川って一度しか見たこと無いんですよね。今日見れるかな。

取り合えずパート3です。

どうぞ。

追記 結局、雲ってて見れなかったorz


パート3

現在、俺とレッドは牢屋…といっても鉄格子とかじゃ無く、近未来的な牢屋に入れられていた。灰色の壁、廊下しか見えない小さな窓にベットが二つ。正直に言えばいつでも出れるだろう。レッドや俺の力を合わせれば簡単にこの程度の壁は破壊出来る。だが、それをやってしまうと折角守った人達を敵にしてしまう可能性がある。それと、その事をしない理由はもうひとつある。それは…

 

「…なぁ、レッド…いつまで持つと思う?」

「さぁな」

 

持つ…ってのは、お互いのエネルギーについてだ。属性力を糧としているテイルギア。確かに属性力はその人から湧き出るものだろう。だが、常に変身をしたままではそれも尽きてしまう可能性がある。

必殺技を使ったレッドは特に。

変身を解けばリカバリーが入る。だが、それをやれば何をされるかわからない。

正直、この世界のために戦った俺らを監禁する辺りで信じられないのだ。もし、ここで変身を解いたら…

それこそ、社会的に終わりだ。

この世界からいつ戻れるかわからない以上、社会的に終わるのは嫌だ。なので変身は解けない。

 

既に何時間たったのだろうか…。

時間の概念が無くなりそうなこの牢屋の中、俺はただ、テイルレッドの素晴らしいツインテールを眺めていた(レッドも俺のツインテールを見ている)。

 

 

 

 

 

監視カメラを使い、戦闘を行っていたと思われる少女二人を観察していたかわうそこと、一色健次郎。

二人の少女の事を外部から悟られないように調べていたのだ。

アローンの急な襲来、そして、謎の怪人の出現、それと同時に現れたツインテールな少女達。

後、情報部がポニーテールの少女と変身した少年を見付ければいいだけだろう。

 

そんな時、健次郎の元に一人の少女がやって来る。

 

「お爺ちゃん!テイルレッドが見つかったって本当!?」

 

その声の主は先程までテイルレッドと共に戦っていた少女、一色あかねのものだった。

 

「おお、あかねか。テイルレッド…というのは、この赤い子じゃな?」

 

そう言ってモニターに写っているテイルレッドと黄緑色のツインテール少女を見せる。

 

「なんで牢屋なんかに入れてるの!?」

「仕方がないのだ…わかっている。本当なら彼女らの力を借りたいのだが…彼女らの力がわからない以上、力を借りれないのだ…」

 

そんな会話をしていた時だった。もう一人その場所に現れた一人の人物。その人物を見た健次郎は驚く。

 

「黒騎…れい…戻っていたのか!?」

「お久しぶりです。一色博士」

 

と一礼する孫娘の友人、黒羽れい。

彼女とあかね、そして、その友人達との友情によってこの世界は救われた。

 

しかし、この世界はまた危機に迫っていた。

 

「あかねと一緒に戦ったっていう女の子は?」

「ああ。今その子らを分析しとった所だ」

 

そう言ってモニターをれいに見せる。

それを見たれいは驚いた表情をする。

れいには、その姿に良く似た人を…いや、良く似たデッサンを見せられた事を思い出す。

 

「…少しいいですか」

 

とれいは健次郎の使っていたキーボードを割り込むように横から入りカタカタと何かを打ち始める。それを端からみるあかねには何をしているのかわからなかったが、真横で見ている健次郎には、直ぐにわかった。

そして、キーボードを打ち終わり画面に何かグラフのようなものが表示される。

 

「れい君…これは…」

「…属性力…私の世界で示現エンジンの前に使われていたエネルギーです」

 

そのグラフや、れいのキーボード操作だけで判断した健次郎は納得した表情でその回答を聞く。その真横で首を傾げているあかねはどうやら理解していない様子だ。

 

「属性力か…好きという気持ちをエネルギーにする…ということじゃな。この一色健次郎、まさか、そこを見逃すとは…」

「いえ、一色博士、多分普通なら気がつかないと思います。なんせこれは…私の世界でも研究をした人は一人しかいませんでしたから…」

 

そう言って遠い所を見るようにモニターに見るれい。

 

「まあ、エネルギー原が解ればこちらも援護しやすいはずだ。あかね、れい君、二人を向かえにいってはくれんか?」

「いいんですか?」

「構わん。あかねはそうしたいんじゃろ?」

「うん!行こう!れいちゃん!!」

「わかったわ。私もあの赤い子に少し話を聞きたかったし…」

 

そう言ってあかねとれいはこの部屋から出ていってしまう。

 

それと同時にれいには先程のグラフ、そして、瓜二つのように示した昔のグラフを思い出していた。

 

(あれは…ツインテール属性…彼処まで似てるツインテール波長は…)

 

れいは思い出していた。曽、女神とも崇められた銀色のツインテールの女性を…。

 

 

 

 

 

牢屋の戸が開く

ベットに座っていた俺とレッドは立ち上がりその場で戦闘体制をとる。だが、開けた人物を見て構えた拳が少し緩んだ。

 

赤髪ミニツインテール少女と黒髪ロングの少女。多分中学生程の少女二人が牢屋の戸を開けたのだ。

 

(あれ?)

 

俺はこの時に、黒髪ロングの少女に違和感が湧いた。その違和感は直ぐに晴れる。

 

「あかね!」

 

拳を降ろしたのはレッドだった。どうやら、レッドはこの二人の少女、もしくは片方と知り合いのようだ。ならば敵では無いだろう。俺はそう判断して拳を降ろす。

 

「ごめんね。テイルレッド。こんな所に入れちゃって」

「いいよ。気にしてないから」

 

嘘を言っているのはわかりきっている。だが、八方美人でお人好しのレッドこと総二はそういう奴なので仕方がない(だからモテるんだよ…)。

 

「で、そっちの人は?」

 

と俺の方を見る赤髪ミニツインテール少女(あかねというらしい)。

 

「僕はテイルエアー。レッドとは唯一無二の親友だよ」

「私は一色あかね。で、こっちは友達の黒騎れいちゃん」

「どうも…」

 

そう言ってれいという名前の少女はテイルレッドに駆け寄る。

 

「な、何か?」

「……違う…」

 

そう言ってテイルレッドから離れるれい。俺は何が起きたのかさっぱりわからない。レッドもあかねも何があったかわからないようだ。

 

「ねぇ、テイルレッド、テイルエアー、変身、解いてみて」

「「!?」」

 

れいの発言。何気無い発言ではある。だが、この発言が問題だ。理由は簡単。この世界で俺達が変身した所を見せないように変身した。そして、この姿が変身後とは言っていない。そこから判断して変身を今、強制的に解除しなくてはならないという最悪なパターンに入ってしまったのだ。

 

「え!テイルレッド達って変身してたの!?」

「あかねちゃん…一色博士がそう言ってたでしょ?」

 

なんか別の人物の名前があがったが、そこを気にしている余裕は俺とレッドには無かった。

 

「……変身を解除する気は無いの?」

「すまないが…変身を解く事は…」

「わかったわ。でも、一つ質問いいかしら」

 

どうやら一難は過ぎたようだ。

 

「“黒騎トゥアール”って名前に見覚えは無い?」

「「!?」」

 

前の名字部分は知らないが、トゥアールは知っている。というか、知ってるってレベルじゃ無い。

 

「特徴聞いていいか?」

 

逆に質問しよう。もし、ここでトゥアールに関するキーワードが出れば確定だ。だが、世界は広い。いや、もう別世界ですから、そんな同じような名前の人物なんて一人や二人…

 

「いいわ。まず、巨乳、幼女好き…」

「「アウトーーーーーーーーー!!」」

 

もう、この時点でトゥアールと判定した俺とレッド。いや、巨乳、幼女好きでわかるから!トゥアールしかいねーよ!!

 

「やっぱり…知ってたのね」

「トゥアールとは一体どんな関係なんだ?」

 

俺の突拍子も無い質問。この質問のお陰でトゥアールとれいの関係、そして、俺の中の違和感が晴れた。

 

「トゥアールは…私の姉さんよ」

「「………えぇーーーーーーーーーー!?」」

 

少し沈黙の後、俺とレッドは驚いたのだった。

 

 

 

 

 

 

ある日、その世界は平和そのものだった。

一人の科学者が見つけた人の好きという気持ちから湧き出る力…属性力。そして、示現エネルギーと呼ばれる無限大に近いエネルギーの発見。その二つのエネルギーによってその世界の秩序は安定していた。

そう、侵略者が現れるまで…

 

侵略者、アルティメギルがその世界に進攻した。その防衛にあたったツインテールの女神、黒騎トゥアール…。

そう、その世界で初めて属性力を見つけた張本人であり、アルティメギルに利用された天才科学者。

 

実は、黒騎トゥアールには両親と一人の妹がいたのだ。

黒騎家の長女として生まれたトゥアールは幼い頃から成績優秀。小学生高学年の歳には大学まで飛び級する程。

対して、妹も成績は良かった。しかし飛び級等はせず、同年代の子と一緒に進級していった。

そんな二人の両親は二人とも可愛がった。

トゥアールもレイもその愛情に恵まれたのだ。

 

しかし、アルティメギルとの激戦が続くと、トゥアールは両親とレイを守るためにアルティメギルに属性力を察知出来ないシェルターを作り、決戦に挑んだ。

 

結果は敗北。

 

トゥアールは地下へ籠り、世界の仇をうつための準備に入った。

その間にもアルティメギルは進攻していき、侵略は完了した。

全人類に属性力は無くなった…。

シェルターにより守られた黒騎家を残して。

 

そしてトゥアールはこの世界から消えた。

 

レイに別世界へ行くと告げて。

 

その後、直ぐだった。

 

この世界が黒騎レイだけを残して消滅したのは。

 

れいは、別の世界へ行かされ、その世界にて、世界を滅ぼすように言われた。だが、れいは…いや、その友達達は正しい選択、友情という選択をしてれいの世界は元に戻された。

 

そして、れいは今、いるあかね達、友達のいる世界に戻ってきたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

大体の話をれいから聞いた俺とレッド。

今なら何となくトゥアールとれいが似てるような気がする(特に声が)。

 

「…」

 

なんて反応すればいいんだ…。まさか、ここでトゥアールの妹と出会うとは……あれ?

 

「待って。トゥアールが来たのは春だぞ。でも、今、この世界は冬…」

「テイルエアーの言っている事はわかります。世界が違えば季節も違う、それが当たり前です。姉さん…トゥアールもいなくなったのは夏でしたし、元の世界では秋でした」

「へ~、トゥアールはそこまで教えてはくれなかったな…」

 

レッドの言う通りそんな事、聞いたことも無かった。まあ、異世界に行った時はそこまで気温とか感じなかったし、修行した時も気にしなかったな。

 

「そういや、俺とレッドがトゥアールを知ってるってなんでわかったんだ?」

「属性力の検知とテイルレッドのツインテールの波長が姉さんそっくりだったから、何となく…」

 

その言葉を聞いたレッドは辛そうな顔をする。

俺もその話しは聞いていた。トゥアールのツインテール属性は、今、レッドにある。いや、レッドが使っている。

 

「これは…このツインテールは、トゥアールから受け継いだんだ…」

「!?」

 

レッドの言葉を聞いて驚くれい。

 

「トゥアールは…自分のツインテール属性を俺に…その代わりにトゥアールはツインテールを…」

 

辛い表情で話し始めるレッド。いや、総二。

俺はレッドの右肩を左手で軽く叩く。

 

「エアー…」

 

少し涙目のレッド。ここから、俺が説明すると目で合図する。しかし、レッドは、「俺に説明させてくれ」という目で此方を見る。

相変わらずのお人好しの総二だ。

 

「トゥアールについての前に、重要な事を言っていいか?」

 

俺は無理矢理レッドを後ろに下げて前に出る。

 

「姉さんの事を聞きたかったけど、いいわ」

「えーと…エアーでいいのかな?」

「いいよ。実は僕たち「おい!エアー!?」」

 

俺の発言に気が付いたレッドは必死に俺を口を押さえようと手を伸ばす。しかし、パワーが下がっているレッドは思うように動けないようで、俺が右手で頭を押さえるだけでレッドの手は口には届かない。

 

「男なんだ」

 

とうとう言ってしまった発言。レッドや俺が恐れていた発言。だが、相手がトゥアールの妹や、レッドの知り合いなら関係ない。

 

「え…?」

「……」

 

疑惑の反応をしたあかねと無言のれい。

 

「エアー…お前は…なんて事を…」

 

さっきまでの抵抗を止めて顔を押さえながらベットに座るレッド。

 

「わかったわ」

 

しかし、レッドの予想と裏腹にどうやら理解出来た人がいたらしい。

 

「れいちゃん?」

「それなら変身を解けないのも納得出来るわ。ね!一色博士!!」

 

そう天井に向けて言い放つれい。

一色博士?誰だそれは?

 

『了解じゃ!この事は監視してるワシとれい、あかね、それにテイルレッドとテイルエアーだけの秘密じゃ!!』

 

なんてこったい、まさか、監視されてるとは…(牢屋なんだから当たり前だろ)。

 

まあ、監視してる人も秘密って言ってるし、大丈夫だろ。

 

そんな訳で俺はこの場で変身を解いたのだった。




やっと入れられたオリジナル設定
何故トゥアールの妹設定を出したか……

出したかったから。それにちゃんと繋りが(中の人)……

そういやれいの身体能力って凄く高いですよね。
トゥアールが愛香の打撃に耐えられるのももしかしたら……

取り合えず、また次回!
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