では、どうぞ…
異世界から来た。
と言われれば大抵は、「頭大丈夫?」「いい病院教えるよ」「もうダメだ…おしまいだ…」なんて反応をするだろう。
仮面ツインテールは異世界から来た科学者でテイルレッドのサポートをしている。名前からしてビックリだったが見た目もビックリな位のナイスボディ。しかも名前にツインテール入ってるのにツインテールじゃない。だが、それを幼女好きというマイナスにより下記消されている不思議な人物。
今回はテイルレッドのサポートとという特殊な関係であったが、もしかしたら以外に近くに異世界人がいるのかもしれない。
何が言いたいかというと、異世界からの人物が他にもいた、ということだ。それと、この後の展開に…おっとメタ発言は避けよう。
昨日、仮面ツインテールからワープ装置と通信機を貰い、いつでもエレメリアンが現れても出撃出来るように準備している。
ワープ装置、通信機、髪止めを鞄に入れて制服を整え変身アイテムである時計を右手に着けて玄関の戸を開ける。
そして戸を閉めて外に出る。勿論鍵をかけて。
「兄貴、早くしろよ!」
「ま、待ってくれ!!」
隣から声が聞こえそちらを見る。
!?凄い美少女だ!マジで!!テイルレッドがいなかったら彼女のファンになってたかも…いや、芸能界でもいないって位の美少女だ。
髪型は少し独特で大きな赤いリボンを着けていて顔立ちがいい。しかも制服。
こんなお隣さんなら大歓迎だ!
「んじゃ、置いていくから」
「ちょ!待て!!れ…」
中の兄貴と呼ばれた人は無惨に玄関よの戸を閉められる。
美少女は自分の部屋の玄関の戸を閉める此方に気が付く。
「何よ…」
口調が少し鋭いがそこもポイントが加算される。
「えっと…お隣に住む二摘輝跡です」
「あっそ。んじゃ…」
美少女は俺のいる方向とは逆の通路に歩きだす。
名前…聞いておけば良かったな…
俺も自分の学校へ向かう。そう言えば、あの制服…あれ?あの制服って陽月学園の制服じゃなかったか?
…一緒に登校すれば良かった…
後の祭りである。
一人寂しく登校中。途中、老人に道案内をするツンツン頭の少年を見かけた。いや…良いことをする人もいるんですね…
学校に着くと大変なことになっていた。
テイルレッドとテイルエアーの話しで持ちきりなのだ。
どこを聞いてもテイルレッド、テイルエアー。中にはとんでもない変態発言をする人まで出てきた。
「俺は、テイルレッドたんの兄になる!」
「いや、兄になるのは俺だ!!」
「テイルエアーはテイルレッドの生き別れの双子の妹よ!」
「いいや、テイルエアーは、テイルレッド未来の娘さんよ!」
と、こんな感じの話題ばかりだ。
少し頭痛くなる。ここに本物のテイルエアーがいるのに…知らないって怖いな。
見ろ、ツインテール大好きリア充が頭抱えて辛そうな顔してる。
「おい、どうしたんだ?」
「…いや、何でもない…」
そう言った赤髪のクラスメイト名前は…
「あ、そういえば、自己紹介がまだだったね。俺は二摘輝跡。テイルエアーの第一のファンだと自分で思っている」
第一のファンだよ?だって変身した姿を最初に見たのは自分だし、可愛いと思ったのも自分だ。
「そうか…俺は観束総二」
「ツインテール好きなの?」
「ああ!大好きだ!」
クラスは総二の発言を聞いても動揺せずに自分達の話しをしている。
「…あーまたやっちまった…」
「ツインテール好きなんだ…いいよね…ツインテール」
俺はこの頃ツインテールに興味が出てきた。自分がしているということもあるが、ツインテールを愛しているテイルレッドのことをもっと知りたいのだ。
「そうだろ!」
「あのさ、ツインテールについて色々教えてくれ。頼む!」
「べ…別にいいけど…」
少し考えていた総二。彼女との都合などもあるのだろう。
「あ、都合でも悪い?」
「いや、そうでも無いけど…」
「やっぱり彼女と色々あるんでしょ?」
「彼女?」
「え?違うの!?」
あれ?いつも一緒にいるから彼女だと思った…
「あいつはただの幼馴染みだよ」
待て!!幼馴染みだと!幼馴染みと言えば大抵主人公のことを最初から好きというポジションを持ち尚且つ主人公と昔からの付き合いがあるという完璧のヒロインポジションではないか!!それをただの幼馴染みとか…お前の目は節穴か!!しかもあそこまで可愛い幼馴染みを!
「誰がただの幼馴染みですって?」
総二の後ろにはハンカチで手を拭いている総二の幼馴染みの姿があった。ハンカチで手を拭いているということはトイレだったのだろう。
「おう、愛香」
愛香と呼ばれた総二の幼馴染み。
「えっと、俺、二摘輝跡」
「…津辺愛香よ」
愛香はそう言った。それにしても可愛い…ツインテールがそれを一層引き出している。
「まあ、総二、ツインテールについて色々と教えてくれ」
「暇があればね」
総二はそう言った。その後、授業が始まり時間は過ぎてお昼。
昼食を総二達と一緒に食べる。勿論弁当は持参だ。
愛香とも話してみたが以外にいい人で安心した。だが、総二のボケに過激過ぎるツッコミを入れたのは流石に引いた。だが案外いい人そうだ。総二は凄い。ツインテールの知識が果てしない。そう、ツインテールの愛がとてつもないのだ。
総二ならテイルレッドと仲良くなりそう。
それに、総二は常識人だ。テイルレッドやテイルエアーが少しちやほやされ過ぎではないかと疑問に思っていた。俺も同じだったが、こういうのは流された方がいいと話した。
そしてあっという間に放課後。まるで最初から友達だったかのように打ち解けた俺と総二。そして愛香。
俺は二人と別れて帰路に立つ。だが、世の中はそうはさせない。
通信機から音が鳴る。これはアルティメギルが現れた時になるようにセットされている。
俺は人気の無いところに行き…
「テイルドライブ!!」
髪止めを時計の中に入れて変身する。そして、テイルエアーがそこに現れる。
俺はワープ装置を開く。ワープ装置は一見ペンのような形をしている。だがそれはカモフラージュで巻物みたいに開くことが出来るのだ。
そして、敵の座標を確認する。以外に近いな。
俺は通信機を耳に着ける。
「こちら、テイルエアー。仮面ツインテール、応答を願う」
『こちら、仮面ツインテール。テイルレッドは今海外に現れたエレメリアンを倒しに行ったためテイルレッドからの支援は期待出来ません。なので一人で戦ってください』
「了解!」
『あ、もし戦闘で装甲などが破壊された場合は言ってください。体の隅々まで直しますんで…グヘ!!』
「おい!大丈夫か!仮面ツインテール!?」
『…大丈夫…です…ただ、野蛮民族に…グヘ!!』
「え?戦闘民族!?」
何なんですか!?戦闘民族がそこにいるの!?
『いえ…戦闘ではなく…や…』
その後、仮面ツインテールからの連絡が無くなった。
「…よし、行こう」
今この世から一人の変態が消え去った。
俺は仮面ツインテールの分まで戦わなければならない。
仮面ツインテール…安らかに眠れ。
俺はエレメリアンの場所に移動する。
場所は近くの山だ。まだ人も入らない時期。
その山は静かだった。まるで誰もいないかのようだ。いや、誰かはいた。姿からして大男。約2㍍はあるかの大男。だが人の姿をしていない。それはまさに怪人である。
両手に大きな盾のようなものを付けている怪人。怪人はキョロキョロとまわりを見渡す。
まるで何かを探しているかのように…
俺はその怪人…エレメリアンと対峙するように目の前に現れる。
「くそ!テイルエアーか!!まだ目的のものを見付けていないのに、早速ツインテールの戦士が来てしまうなんて!」
独り言を喋りだした変態(エレメリアンは全員)。どうした?
「自己紹介がまだだったな。俺はムールギルディ。元はリヴァイアギルディ隊長の隊にいたが己の修行のため、ドラグギルディ隊長の部隊で己を鍛えている」
「僕は、テイルエアー。って知ってたよな」
「さて…戦う前に一つ頼みがある」
「?」
エレメリアンからの頼み。敵からの頼みとか両親が発狂して喜びそうな展開だな。なんだろう、頼みって。まさか命乞い?
「これを背負って一緒に山登りしてほしい。」
そう行って、小さいリュックを取り出すムールギルディ。
は?
「…戦わないの?」
俺は純粋に思ったことを口に出した。なぜこのエレメリアンは…
「…本当はな…俺は山登りをする少女を見ることが俺の生き甲斐なのだ…だが、リヴァイアギルディ隊長の隊にいたとき、巨乳の話しばかりで…それでドラグギルディ隊長の隊に入った。だが、俺は弱い。直ぐにお前に倒されてしまうだろう。だから、最後に山登りをする少女を見ようと山にきた。なのに!山登りをする少女どころか山男すらいないではないか!!これでは満足に戦えぬ!!」
そう言ってムールギルディは拳を強く握る。
用は、俺の山登りの姿を見て満足したら戦うってことだよな。
「だから、頼む!!テイルエアー!!山登りをしてくれ!!」
ムールギルディは土下座で頼みこむ。そこまでされたら…
「…わかったよ…」
「おお!!本当に感謝するぞ!」
その後、約2㍍の怪人と一緒に山登りをする少女の姿があった。
というか、俺だった。
戦いの場所はこの山の山頂。
登っている途中ムールギルディはこんなことをを聞いてきた。
「なぜ、山男すらいないのだ?」
「だって…今4月だよ。まだ山開きしてないじゃん」
「なんと!!まだ山開きではなかったのか!!」
俺とムールギルディはまだ山開きしていない山を登っている。そりゃ、人はいないよな。ムールギルディはそんなことを話しながらカメラをこちらに向けていた。一応カメラだから少し可愛く写ろうとしてみる。まあ、あっという間に山頂なのだが。
そして、山頂、林が周りにあり眺めが良くちょっとした広場になっている。少しムールギルディがパソコンを操作した後約束通りに戦いを始める。
少し広い場所に俺とムールギルディは対峙する。
数分後
ムールギルディは倒れた。いや、本当に弱かったのだ。手に付けている盾以外は脆く弱かった。その後必殺技を使う。
「行くぞ!!ムールギルディ!!」
「こい!テイルエアー!!今の俺に未練はない!!」
俺は右手に力を込める。そして、高くジャンプする。高く高く。
重力落下を利用して力を込めた右の拳を相手に与える。その名も
「フォールナックル!!」
その拳はムールギルディの脳天に直撃する。俺は拳を当てた後その場から逃れるように空中で一回転してムールギルディを背にして着地する。ムールギルディからはバチバチと音が鳴る。
「さ、さらばだ。テイルエアー!!」
爆発するムールギルディ。ムールギルディがいた場所にはひし形の結晶があった。これが属性玉…
俺はムールギルディの属性玉を回収する。
ガサ
と音がする。俺はその音がなった林の方を見る。今大きな爆発音がした。動物はその音に驚き逃げ出しているだろう。ならなんだ。答えは簡単。人間か、それ以外か。
それ以外なら考えものだ。だってその場合、相手はエレメリアンの確率が高い。
だが、そこから出てきたのは一人の少年だった。髪がツンツンしている普通の少年。その見た目としては前にも言ったように髪がツンツンしていて、服装は陽月学園の制服を着ていた。
少年は呆れ顔でこちらを見た。
「テイルエアー…でいいんだよな?」
少年はそう聞いてきた。
「そう…だけど…」
少年はそれを聞いて苦虫を噛み潰したような顔をする。どうかしたのだろうか…
「君達みたいな小さい子が異変解決者なんて…」
ツンツンしている髪の少年は独り言ををぼそりと言った。
「あの…何か…」
「いや、何でもないよ。それじゃ…」
少年はそう言って下山道を下っていった。途中「不幸だ!!」と聞こえたが気のせいだろう。
俺は取り合えず下山することにした。
…あれ?おかしくないか?あの少年はどうやってあの場所に来たんだ?
まだ山開きしていない山に俺達(ムールギルディも含めて)はいたはずだ。なのにあの少年…元々ここにいたのか?いや、山開きをしていないのだからそれはありえないだろう。
それに…陽月学園の制服だった。それは学生という身分を表している。
どういうことだ?
そんな考えをしながらワープ装置を使って家まで戻る。正直歩くのがめんどくさくなってしまった。だってそうだろ?山登り、しかもまだ山開きしてないんだから道が鋪装されていないのだ。そんな道を歩いたのだ。いくら身体能力が強化されているからと言って辛いものは辛いのだ。
家に戻り変身を解く。
疲れた…
だが、その後、更に疲れが襲ってきた。
何となく起動させたパソコン。そして何となく開いたYou〇ube。それが間違いだった。
急上昇の欄…そこに問題の動画が上がっていた。
テイルエアーの山登り
そういう題名の動画。その動画は今は亡きムールギルディの置き土産。だって動画アップロード者に“ムール貝の妖精”って書いてあるんだもん!ムールギルディ以外いないし、俺が山登りしているのを知っているのはあの髪がツンツンしている少年(知っているかどうかは本当は不明)とムールギルディだけだ。
内容はただテイルエアーが山登りをするだけの動画。だが再生回数がおかしかった。
1000万再生…
は!?どうだけだよ!You〇ubeもびっくりだよ!
そして、俺はその下に書いてあるコメント欄を見た。いや、見てしまった。
…変態しかいねーのか!!
取り合えず言っておくと変態発言しか見当たらないのだ。
ムールギルディ…お前は強いよ…特に置き土産が…
あ~なんか疲れて来たぞ…テイルレッドも今頃疲れているんだろうな…
俺はそんなことを考えて夕食の用意をする。
有名になるのも辛いんだな。そう思えた。
さて、何かとクロスオーバー(物語的に重要キャラ)しました。
多分、わかる人は少ないはず…
輝跡「おい、作者、あの二人の正体…」
まあ、待て。その内わかるさ。
そんなことより、次回予告を頼むぞ。
輝跡「…わかったよ」
次回予告
エレメリアンの前に会った怪人。それを倒したヒーロー。俺はそのヒーローに会いに行く。
果たして俺は忘れかけているものを取り戻せるのか!
そして、そのヒーローとは…
次回
ヒーローとツインテール
に
テイルドライブ!!