今回もクロスオーバー回となっております。
では、どうぞ。
俺は、翔太郎さん達と話した次の日、朝食(食パンと目玉焼き、コーヒー)を食べながらテレビを付けた。そこには、テイルレッドが半泣きになっている姿と、テイルレッドの人形を破壊する青いツインテールの戦士の姿があった。
てか、青いツインテールの子…
(あれ、愛香だよな?)
何となくそう思った。何回かぐらいしか話したりしたことが無いため断言出来ないがたぶん愛香だと思う。
けど、テイルレッドの人形は壊すなよ。内心それ欲しかったぞ。
あ…今度仮面ツインテールに作って貰おう、そうしよう。
昨日はまあ、用事があって行けなかったが、新しい仲間が増えたことはとても頼もしい。
月曜日
それは、あの有名な少年誌が発売される日でもあり、その対象とされる少年達が辛い顔をして学校に登校する日でもある。いや、少年だけじゃなく少女もか。
俺も学校への登校が辛い。朝は早いし、勉強は辛い(まだ始まったばかり)し。
ニュースを見た後俺は辛い学校生活のために着替えを始める。
基本、パジャマ、私服、制服に俺は着替える。
そして、鞄を持って学校へ…
時間が過ぎて放課後。
愛香に正体を聞こうとしたが、何だか機嫌が悪かったので聞くのは止めた。たぶん、女の子の日なのだろう。俺だってそこまでデリカシーが無い訳でもない。触らぬ神に祟りなしだしな。
今日もエレメリアンは現れたが俺が行く前に瞬殺された。そう、新しいツインテールの戦士、テイルブルー(愛香かもしれない)の手によって。
そして、夜
腹へった…
夜道、俺はそう思って近くのスーパーに向かっていた。
買っておいた消耗品の食材達はあっという間に底をつき(以外に大食いの俺)それを買いにいこうにもそれらを買える分だけのお金を持ち合わせていない。買えて半額弁当ぐらいだろう。
俺はそれを狙ってスーパーに向かった。この時間なら半額シールが張り出される。
スーパーに入り弁当売り場へ。
弁当売り場では丁度弁当に半額シールをはり終えて、はっていたおじさんが業務用の扉に入った所だった。
俺は半額シールがはられた弁当を取ろうとした瞬間…目の前が真っ暗になった。
ありのまま、起こったことを話すぜ。
半額弁当を、取ろうと手を伸ばしたら、いきなり頭に衝撃が走り気を失った。そして気が付けば俺はスーパーの目の前で寝ていた。何を言っているかわからないが、俺も何が起きたのかわからないんだ。
取り合えず立ち上がる。頭に痛みがある。何か頭に当たったみたいだ。全く…
あれ?これ、噂に聞いたことがある。
半額弁当を争う人達がいるとか何とか…
俺はそれに巻き込まれた…可能性が高いな。
しかも、その争う人達…狼と呼ばれる人達は食欲と空腹により人とは思えない程の身体能力を持っているとか何とか。
…これは利用できる。
だってそうだろ?ツインテールの戦士として…いや、テイルレッド、テイルエアー、そしてテイルブルー(仮面ツインテールも)を会わせてツインテイルズ。そのツインテイルズとして戦うために身体能力を上げておいて損は無い。いつかは強いエレメリアンが出てくるはずだ。そのためにはやはり日々の修行が必要になる。確かにピンチの時に覚醒とか美味しいことはしてみたい。でも現実的にそうはいかないだろう。なら、今から修行あるのみ。
狼と戦うことにより戦闘技術が上がり、おまけに…いや、本命は半額弁当だ!空腹は限界に近い。
まだやっているスーパーを携帯で検索する。
近くに何件かある。俺はその中でも一番近いスーパーに向かった。
俺は別のスーパーに着いた。そして、弁当売り場へ。今度は若いお姉さんが半額シールをはっていた。そして、業務用の扉に消える。
その瞬間だった。若い少年、少女達が一斉に飛び出していく。
確かに、空腹でピンチではある。だが、俺にはカップヌードルという最終手段がある。ここは一端引いて…
そう思っていた時、一人の男が俺を殴りに来た。どうやら、見る場所が近すぎたようだ。参加者と間違われた。
こうなれば、当たって砕けろだ!
男の拳を避ける。流石に隙は…
「そこだ!!」
俺はその隙をつく。俺の必殺、右ストレート。父さんにツッコミを入れる為に鍛えた右ストレートだ。俺のどんな攻撃よりもツッコミ力を入れている。この攻撃を受けたボケは大抵倒れる。だが、これは弁当を賭けた戦い…いや、戦だ!
そう簡単には終わらない。
右ストレートを喰らった男が立ち上がる。
こうなれば、伝説の左ストレートもカマスしかない!
俺はボクサーステップを踏んで男を翻弄する。その隙に腹部に左ストレートをぶちこむ。
その一撃により男は倒れた。
さて、次…
俺は見てしまった。軽やかに敵を…いや狼を蹴散らす青髪の狼を…
美しい…
その狼を…少女を見てそう思った。その少女は俺を見るやいなや此方に向かって来た。
そう、これは戦。コンテストではない。
俺もここにいれば一匹の狼。それを自覚していなかった。
俺は少女に蹴られた。顎を強く蹴られた。だが、その瞬間…スカートの中…そう、男の憧れの場所。少女のスカートの中が…見え…
無かった。見える寸前で気を失った。
くそ!いいところだったのに!!
俺はまたスーパーの前で寝ていた。時計を見る。既に全てのスーパーは閉店している。
俺は空腹を堪えながら家に帰った。家には緊急用のカップヌードルがある。それを夕食に食べる。本当はもっと栄養価を考えないといけないんだけどな…
次の日
空腹で目が覚めた。
朝食は…食材が無いためなし。
つ、辛すぎる。
俺は空腹でお腹を鳴らしながら学校へ向かう準備をする。
そう言えば、なんで俺が金が無いって言っているかというと、ようは一ヶ月の軍資金(という名のお小遣い)を間違って母親に伝えてしまったのだ。通帳見たらびっくり、五千円。しかも銀行でそれを下ろして良く見たら旧札。どうでもいい奇跡が起きたよ。
てか、なんで五千円なんだよ。普通もっと入れておけよ。
そんな感じでお金が無い訳だ。普通五千円なら一週間は平気に過ごせるだろう。でも俺は前にも言ったように大食いである。そのため五千はあっという間に無くなった。
そう、今の俺の全財産…543円。
悲しくなるね。ははは。
空腹を堪えながら学校に着く。出来るだけ動かないようにしながら今日は行動しなければならない。無駄なカロリーを消費しないように。丁度今日は体育が無い。
そのため、偉く上機嫌な愛香とそうでもない総二と話す余裕が無かった。そう、午前中は。
午後というより昼休み。
机で俺は寝ようとしていた。昼休み、それは美味しい匂いがどことなく教室に充満する時間。俺はそれを回避する手段として寝ることを選んだ。
「おーい、輝跡?具合悪いのか?」
誰だ…俺の眠りを妨げる者は…俺はそう思い声がした方を見上げる。そこにいたのはツインテール大好きの総二と俺の中ではテイルブルー候補第1位の愛香ではないか。どうしたのだろう…
「何?」
「具合悪いなら保健室でも行くか?」
「いや、大丈夫。ただの空腹だから」
そう言った途端腹がなる。あ…弁当のいい匂いが…しない!?
良く見るとみんな帰る準備をしていた。あれ?もしかして今日…
「あれ?今日午前中で学校終わりだっけ?」
「そうよ。あんた忘れてたの?」
呆れ顔で見てくる愛香。いや…空腹ですっかり忘れてたのだ。スマナイ。
「すまん、忘れてた」
「全く…」
俺は鞄を持って立ち上がろうとする
だが…
あ…空腹で…力が…
「あ…」
俺は倒れそうになる。その時、顔に何か当たる。…この感触は…小さいけどテイルエアーにもしっかりあった胸の感触…
どうやら俺は愛香の方へ倒れたようだ。しかも丁度顔が胸に行くピンポイントに。
俺は率直な感想を言ってしまう。
「ペッタン」
「誰がペッタンですって!!」
「ヒデブ!?」
俺はその後気を失った。どうやら愛香の正拳がクリティカルダメージを与えたようだ。この二日間に三回気を失う俺。
だが、それぐらい、もう慣れた。いや、慣れてはいけないのかもしれないけど慣れてしまった。
気を失って数秒、気が付く。
「いててて…」
「愛香の攻撃を受けて復活した!?」
「輝跡ってトゥアールレベルのタフさ持ってんじゃないの?」
トゥアールという人が誰なのかわからないが、何度も気絶させられれば直ぐに復活出来るようになる。…はず。てか、そのトゥアールという人もこれ程の攻撃を受けて復活出来るのか…ある意味人間の神秘だな。
丁度その時に腹の虫が鳴る。
あーダメだ…腹へった…
復活するのに余計なエネルギー使ったよ。
「大丈夫か?輝跡?そこまでお腹すいているならなんか奢るけど…」
「本当に!?」
俺に希望が見えた。そう、奢る…なんと素晴らしい響きなのか…
普通俺は自分で言うのも何だが結構金持ちの家系である(父親が社長だから)。そのためいつも奢るポジョンにいた訳だ。もしかしたら初めて奢って貰えるのかもしれない。
「なら、私にも奢って。どうせ、総二の家のカレーでしょ?」
愛香がそう言う。カレーでもなんでもいい!
あれ?
「どうせ、カレーだよ…」
「総二の家って店屋かなんかか?」
「えっと…喫茶店だよ…」
喫茶店か…まあ、食べ物にありつけるなら何でもいい。
「早く連れてってくれ!」
「おう、なら行くか」
そう言って総二の家へ向かう。腹が減っては戦は出来ぬ。もしこのタイミングでエレメリアンが出たら俺…鬼神となるぞ。
総二の家…喫茶店アドレシェンツァに着く。
あれ?この場所どこかで…
兎に角飯だ!
総二達と一緒に店内に入る。丁度お昼時なのだが、お客さんはいない。それはそうだよな。だって店の看板にcloseって書いてあったもん。てかいいのかな?そんな中入っちゃって…ってその家の息子がいるんだから大丈夫か。
喫茶店のカウンター席に座る。愛香は隣に座る。そして総二が店の奥からカレーを持ってくる。かなり大量にカレーとライスが盛られている。なかなかじゃないか。
「いただきます」
俺はそう言って総二が待ってきてくれたスプーンを手に取りカレーへ運ぶ。
「ねえ、美味しいでしょ?総二のお母さんのカレー」
「うん」
食べながら話す。総二も自分の分を持ってくる。そして食べようとしたとき…
「ごちそうさま」
俺のカレーが無くなった。
「早!!」
「まだ私でも1/2なのに!?」
「いや~本当美味しかった」
その時、俺の鞄の中から音が聞こえる。着信音に聞こえるがそうじゃない。同じくような音が複数聞こえるが気のせいだろう。
「ごめん、少し席を離すね」
以外に愛香が席を外した。
「ごめん、俺も…」
更には総二まで…
どうしたんだろう、二人とも…と言うか、俺も席を離さないと。あの着信音は…エレメリアンが出現したときに鳴るアラームだ。通信機からアラームが鳴っている。
二人がいなくなった後、こっそりと喫茶店から出る。そして周りを確認、少し人通りの無い所を見つける。そして…お決まりのセルフ
「テイルドライブ」
テイルエアーに変身。着信音がしていた通信機を耳に付けてワープ装置を作動させる。
その前に仮面ツインテールに連絡を…
「此方、テイルエアー。仮面ツインテール、今から基地に向かう」
『了解です』
俺はワープ装置で基地の中に直接ワープする。そこにいたのはテイルレッドと新しいツインテイルズのテイルブルーだった。
「あ!初めまして、テイルブルー。僕、テイルエアーって言います」
「わかってるわ。あんたの正体を知りたいのは山々だけど、今は聞かないであげる」
うわ~、ブルーだけにクールだな。
「取り合えずワープ装置を使おう」
奥には多い目のワープ装置があった。あれで世界各地に移動出来るのか。マジ、ど〇でもドアだな。
ワープ装置に入っていざ、エレメリアンの場所へ…いや、外国へ。(俺英語出来ないけど大丈夫かな?)
ワープして出た所は…エッフェル塔がある。フランスでした。あ!俺パスポート持ってない!!どうしよう!これって不法入国では!?まあ、エレメリアンという怪人を倒すためという言い訳をさせて貰いたい。そして戦闘に…
結果だけ言うと敵は雑魚だった。ブルーとの連係以前にレッド一人でどうにかなった。
けど、問題はその後だった。観光客やらが此方にサインや握手を求めてきて大変だった。
いや、俺とレッドが大変だった訳だ。ブルーは何故か知らないが人気が無い。勿体ない、折角可愛いのに。鬼神とか破壊神とか呼ばれてるけど良く見ろ、ペッタンでもいいボディーラインしてるし、露出は多目。テイルブルーは男だと言っている奴がいるがそれは無い。どっからどう見ても女の子だ。胸が無いから男だと言った奴出てこい!シバいてやる!
おっと、話しが逸れた。
サインや握手を求めてくる観光客を無視してテイルブルーはテイルレッドをお姫さま抱っこをして空を飛んで行ってしまう。俺を置いて…
そう、俺を置いて…
その後、観光客から何とか逃げ出すことができ、何とかして秘密基地に戻ってこれた。
色々とブルーに聞きたいことがあったがどうやらいないようだ。仕方がないからワープ装置を使ってワープする。ワープした場所で変身を解く。喫茶店から少し遠くまで来てしまった。きっと総二達は心配してるだろう。
俺は総二の家こと喫茶店の隣に見たことのある建物があることに気が付いた。そう、道場だ。あの道場…見たことある。小さい頃父さんと母さんに「敵情視察」とか言われてここら辺に連れて来られて迷子になったんだっけ…そこで、ここの道場のお爺さんに道なんかを聞いた記憶がある。てかなんでここまで思い出さなかったのだろう。
「あ!輝跡、ここにいたのね」
愛香が此方に気が付いたようだ。そして歩みよって来る。
「いや…ここ見たことあるというか、来たことあると言うか…」
そう言って道場を指差す。今頃だが道場の隣に総二の家こと喫茶店がある。
「なに?家に来たことあるの?」
「え!家!?」
以外な発言だ。まさか、愛香ここに住んでいるのか!!まあ、道場と言っても小さいし、住宅も含まれているから普通誰かは住んでいるのだろうけど…
愛香の強さは道場の跡取りだったからか?
「ねえ、ここのお爺さんは?あのときのお礼をしたいんだけど…」
迷子になった俺を助けてくれた。ある意味ヒーローだ。
「お爺ちゃんは…かなり前に…」
その言葉に意味するものは悲しいものだった。俺はそれを察して何も言わなかった。
その後、しんみりした空気が嫌なので総二の家に向かおうとしたが、愛香が「そーじが予定出来たから帰って」と言ったのでお言葉に甘えて帰った。
その夜
俺はスーパーにいた。半額弁当をこの手に掴むまで諦めない!!
いくらカレーを食べたとはいえ、それはお昼。夕食は何もないことには代わり無い。お金は明日入ることが母さんから連絡でわかった。そう、今日一日を乗り切ればいいのだ。
半額シールが張られる。そして戦が始まる。昨日の青髪の女の子もいる。リベンジマッチといこうじゃないか。
シールをはり終えたお爺さんが業務用の扉に入っていく。それがゴングの合図。目的を同じくとした狼達が弁当争奪の戦へと赴く。それはまるで合戦。いや、一種の格闘戦にも見える。俺はそのなかで青髪の女の子の目の前に立つ。青髪の女の子は既に何人か倒しており、倒された狼達が力なく倒れている。
「さあ、リベンジマッチだ!」
「いいだろう」
女の子はそう言った。その女の子が氷結の魔女とか呼ばれているなんて知りもしない俺。実力の差がハッキリしている。だが、此方だって負けてばかりじゃない。せめて互角でいたい。
女の子は俺に対して蹴りをするが、俺はそれを避ける。テイルエアーでの戦いはヒットアンドテイクだ。基本は避けることに専念して一瞬の隙をつく。俺は女の子に対して殴りかかる。通常、拳よりも蹴りの方が威力は高い。だが、その分隙も大きくなる。だが、拳での攻撃は隙が少なく数多く相手にダメージを与えることが出来る。まあ、その分威力は低いけどな。
俺の拳を器用に避ける。そして、アッパーが俺の顎に直撃し、脳を揺さぶる。気絶こそしなかったが動けなかった。結局俺は女の子に勝てなかったのだ。だが、いい経験にはなった。
結局、女の子には勝てなかったし、弁当は取れなかった。でも経験は得た。帰り際にスーパーに売っているカップ麺を買って帰った。
てか、今頃なんだが、カップ麺をコンビニで買っていれば…
いや、いいんだ。
その後、ここら辺の近所のスーパーで青髪の女の子の狼を見ることはなかった。
今思うと名前聞いておけば良かったなと思う。
…
輝跡「どうした?作者?」
ガチャに二百円投資して、回したら、何も出てこなくて…中身みたら空っぽで…返却ボタン連打したけど二百円が帰って来なくて…
輝跡「…それは…残念…てか、お前の私情とかどうでもいいわ!」
そうですよね~
輝跡「てか、今回のクロスオーバーってなんだったの?」
グクレカス。
輝跡「あっそ。」
さあ、次回予告!
次回
とうとう現れる幹部級エレメリアン!
更に出てくるテイルレッドそっくりなツインテールの戦士!
はたして、テイルエアーの運命は!?
そして、テイルエアーの能力とは!?
次回
決戦!ツインテール!
に
テイルドライブ!!
…
輝跡「元気出せよ…」