機動戦士ガンダムSEED THE DESTINY WAR   作:桐生 昭雄

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プロローグです。ミケルと「著者」の出会いはまた後で載せておきます。
ちなみに著者の前書きというタイトルですが、「著者」はあくまで本作品の登場人物です。


序章 著者の前書き

お読み頂く前の注意

物語を読む前に、まず前書きを読んで頂きたい。これは伝記の類の物なので、はっきり言って著者の主観が入っている。まずこのことを先にお詫びしたい。さらにもう一つ、これは特定個人を称賛、卑下するものではないことを言っておく。これらの注意をよく意識してお読み頂ければありがたい。

 

 

前書き

 

 

ファーストコーディネーター、ジョージ・グレン(以降GG)の登場以来、この70年間大きな変化が現れた。例えば遺伝子学の急激な進化、これによるコーディネーターの増加、それにともなう反コーディネーター組織ブルーコスモスの暗躍、GGの暗殺、コーディネーター達の国家建設、地球連合の誕生など、挙げるだけできりがない。それだけですめばよいが、反コーディネーターネガティブキャンペーン、経済制裁、そして、コーディネーター国家いわゆる「プラント」が政治結社黄道同盟を改新した国軍に近い義勇軍「ZAFT」を結成。連合はそれに対して、プラントのコロニー「ユニウスセブン」への核ミサイル発射で答えた。

その結果皆様ご承知の通りだが、CE.70、オペレーションウロボロスの発動にともない、前代未聞の戦いが幕を開けた。連合の行いへの報復として、ZAFTは地球中を蹂躙し続けた。その原因として、ZAFTが新兵器「モビルスーツ」を採用したことや、核エネルギーを遮断するニュートロンジャマー(以降NJ)の開発、使用等が挙げられた。

1年後、本来ならありえない変化が発生した。オニール型コロニー「ヘリオポリス」にて、ZAFTが「GAT-X」シリーズを強奪しようとした時、当地に居住していたコーディネーター「キラ・ヤマト」の活躍により、GAT-X105ストライクの強奪に失敗したばかりか、黄昏の魔弾ミゲル・アイマンの戦死、もう一人のキーパーソン「ラクス・クライン」との逢瀬、「アスラン・ザラ」との確執、そして連合軍本部アラスカ基地「JOSH-A」の陥落、オーブ連合首長国への連合軍、ZAFT両軍の侵攻、など挙げれば数限りない。

さらに影響はこれだけにあらず。ジャンク屋組合メンバー「ロウ・ギュール」が「アストレイ」と呼ばれるMSを発見したことにより、ジャンク屋組合の国際的知名度が上昇した。

また傭兵部隊「サーペントテール」のアストレイ所有も、傭兵の雇用条件改善など、大きな影響を与え、喜んだ傭兵達がいないはずがない。

そして締めくくりとして、「第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦」において、ラクス・クラインを中心とする三隻同盟の介入、ブルーコスモス盟主ムルタ・アズラエル、プラント最高評議会議長パトリック・ザラ、そしてこの戦いを私欲のために利用したラウ・ル・クルーゼの戦死により、この波乱の戦いは連合とプラントの停戦条約「ユニウス条約」の締結で幕を閉じた。

この戦いにおいて、人的、経済的、政治的、軍事的、全面において多大なる損害を払ったのみならず、様々な改善と対策が諮られた。

まず軍事、ユニウス条約では、ミラージュコロイドステルス、ニュートロンジャマーキャンセラー(以降NJC)、核兵器、核動力の禁止が盛り込まれたので、プラントは「ニューミレニアムシリーズ」と銘打って、量産機ザクシリーズと「グフ」を開発、前主力のジンを大きく超えるスペックである。さらに「2ndStage」と銘打って、いわゆる「ガンダム」を5機開発、ハイエンドエース専用機として使われるはずであった。一方で連合は、ストライカーパッケージ使用機の開発、量産を進めたり、モビルアーマーの新機開発を推し進めて質量共にプラントを圧倒している。

政治的変化では、連合は早急に赤道連合と汎ムスリム会議、そしてオーブ含む中立国取り込み、世界条約的枠組みで反プラント国家連合を立ち上げてしまった。プラントでは臨時議会が総辞職、代わりにギルバート・デュランダルを中心とする新評議会が発足された。

 

 

それだけでなく、この戦いですでに人口の半分が消えてなくなってしまっている。著者の私は、取材の中でエル・アラメインやカオシュンを見てきたが、その被害は尋常ではなかった。さらに南アメリカにも取材にいったが、そのころには独立戦争が発生しており、小さな村でも都市圏でも壊滅的被害があり、思わず見たくなくなってしまう程であった。

 

 

さてこの書に書かれていることは、まさにこのあとに起きた残念な戦いである。皆が皆信念という欲望に駆られて戦っている悲しい戦いである。

その中で私は一人の少年に出会った。彼は、生活のためにやむなく傭兵として戦っている。そんな彼と関わっているうちに、私はまさに、信念の浅はかさ、脆さ、嘘、偽りを知ってしまう。しかし、少年とともに、わずかな希望を追って生きていく、そして本当に伝えたいことを知るのだ。

この書はそんな内容である。できれば最後まで読んで頂きたい。そして、すこしでも、こんな戦争があったのか、二度と起こさない、そういうことを思って頂きたい。そう思って書いた。こんな傲慢な感じですまないが、よろしくお願いしたい。

 

 

 

                           パウルス・グラード




いつも通り駄文ですみませんが、よろしくお願いします。
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