聖剣使いの禁呪詠唱〜よくある神様転生です〜   作:白波風

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お待たせしました!
「待たせすぎじゃね?」
言い訳はしません。どうぞ批判してください。
「お前……Mにでもなったのか?」
本編でーす。


第6話 来訪者

やあみんな、オリ主の岳だ。久しぶりだな。今回は前の続きだ。同じ場面だと思ってくれ。

「いやいや、俺の事は正直どーでもいいんだよ。問題はお前。まっさかお前が《最も古き英霊(エンシェントドラゴン)》だとはなぁ……学園長先生が言ってたのがまさか実在するとは……」

「……エンシェントドラゴン?てか学園長先生ってどゆこと?」

満月が聞いてきたので、一応答えておく。

「いやな、学園内ブラブラしてたら変な子に捕まってさ。その子に流されるままになってたら学園長先生と出会ったんだよ。んで、今後は時々色々勉強させてもらうために先生になって貰ったんだよ。代わりにその子と友達になるって条件でな」

「で?エンシェントドラゴンってのはなんなんだよ?どうして俺がそうなんだ?」

諸葉が急かしてきたから、話を戻す。

「学園長先生の言葉を借りるなら……確か、『通力(プラーナ)魔力(マーナ)も使える者が現れる、というのは理論上は考えられる。しかし、それには宿る魂が輪廻転生者(リンカーネイター)として長い時間を過ごさなくてはならない。しかも、その間その魂でい続けて、な。そんなことがありえるなら、その魂はまるで、ドラゴンみたいな化け物だ』ってことで、《最も古き英霊(エンシェントドラゴン)》って事らしい。まあ、正直なところ、てかどストレートに言えば、諸葉、お前は『ありえねえ』んだ。理論上にしか存在しないものが体現してるわけだしな」

「で、なんで俺がその《最も古き英霊(エンシェントドラゴン)》だって言えるんだ?」

「え?おめー、自分が何したか覚えてないの?」

「恥ずかしながら……あの日決闘のときの記憶は曖昧なんだ。なんでか思い出せるのはちょっとだけで、ほとんど覚えてないんだ」

そーゆーことか、多分戦いの中で唐突に閃いた……いや、『思い出した』か。それ故に、脳には多大な負担がかかって、不必要でしかない決闘の最中のときの記憶は消えた、いや、思い出す必要が無くなったんだろうな。……正直、あんなクサくてダサくて恥ずかしくって、しかしイケメンだったあんなセリフを言った、なんて覚えていたくは無いだろうし。会社一緒の某落第騎士も決めゼリフを客観的に言われて超恥ずかしがってたし。ま、ここは黙っててやるか。

「お前がやったのはだな、白鉄の身で闇術を使ったんだよ。だからありえないんだって」

「え……まじで?」

「思い返せ、戦いの終盤だけでもだ。それで俺の言ってることは嘘じゃあ無いってわかるさ……ところでなんだが、貴方は一体誰ですか?」

「え?何言ってんだ岳?」

「あー、それ私も気になってた。デートのときもいつのまにか後ろにいたりしてね。誰なの、あなた?」

ここ最近、常に付きまとわれていた気がしていたし、ついでだからここで尋ねてみることにしよう。……諸葉や俺らの秘密も聞かれたわけだしな。

「……気付かれていたのか。なら、もっと早く声をかけるべきだったかな」

観念したかのように、そいつは出てきた。……どーゆーこっちゃい。

「どうしてあなたがこんな事を……『石動迅』さん」

「石動迅⁉︎あなた、石動迅だったの⁉︎私らのストーカーが⁉︎」

「満月!口悪い!ストーカーは事実だが実戦部隊(ストライカーズ)の隊長さんで亜鐘学園唯一のAランクだぞ!ストーカーは事実だけど!」

「岳……お前もストーカー連呼はどうかと思うぞ」

大事な事なので。と、それより……

「弟の仇撃ち、ですか?それとも別の?」

「弟の、という点では間違ってはいないかな。別の目的がある、という点も」

……まあ、彼は弟とは違う感じがするな。話は聞こう。

「まずは、嵐城サツキさん」

「は、はい!」

「弟が済まなかった。いつもいつもやりすぎるなと言ってあるんだが、いつもそれを守ってくれない。今回の事が、あいつにはいい薬になったと思う。それに関しては、灰村くん、ありがとう」

「いえ、わざわざ謝らなくても!」

「お礼を言われるようなことはしてませんよ」

上からサツキ、諸葉が口々にそう言った。うーむ、流石は隊長。できた人だ。

「さて……ここからもう一つ、重要な話だ。灰村諸葉くん、逢沢岳くん。君達を、『実戦部隊(ストライカーズ)』のメンバーに加えたい。この話、受けてくれるか?」

……え?今なんて?

「すいません、もう一回お願いします」

「君達に、『実戦部隊(ストライカーズ)』に入隊してもらいたい。あの戦いを見せてもらったし、担任の田中先生にも話を聞いたんだが、君達の実力は素晴らしい。ならば、より強い者が欲しい実戦部隊(ストライカーズ)が、君達を逃す手は無い、という事だ。理解してもらえたかな?」

いや、理解はしたがわけわからん。実戦部隊(ストライカーズ)が俺らを欲しいのは理解したんだが、

「何故俺まで?スカウトするなら諸葉……最も古き英霊(エンシェントドラゴン)だけでも充分でしょう。俺まで入隊させる……というか、『切り札』にする必要は無いでしょう。違いますか?」

「切り札?岳、お前何言ってんだ?」

「簡単な話だ。諸葉を実戦部隊(ストライカーズ)にするって事は、逆を言えば、諸葉を『日本の亜鐘学園に所属する人間』つまり、『日本の人間』であると高らかに主張するつもりって事だし、その部隊に所属させれば、管理も容易いってわけだ。監視も簡単だしな」

「だからって、なんで俺を監視する必要があるんだ?」

「考えてもみろ?お前に好きなように指示できる国ってのは、他の国に害をなすレベルに強烈な力をもった……『戦術級のバケモン』に指示できるわけだ。しかもそのバケモンは『そいつがどんな戦い方をするか』も『そいつの倒し方』もわかんねえんだぞ?怖くね?」

「ああ……まぁ。って誰が戦術級のバケモンだ!」

「お前はそうなってんの!あともう一つ、俺は満月と一緒にいたいので丁重にお断りします」

「ひょっとしてそっちが本当の理由か……?」

「Exactry(そのとおりでございます)」

『……』

場を沈黙が支配した。その時俺は……!

「満月、行こうか。もーそろ昼休みが終わるわ」

「うん、そだねー」

最終手段『逃げの一手』で場から離れることにした。まあ、そんな感じでこの奇妙な話し合いは完結することとなった。……なんか、色々石動さんには申し訳ないな……




一つ大事な話として。
この作品ですが、アニメのENDで決着、という形にさせていただくことが確定しました。理由は、単純に書くのが大変だからです(6巻以降を)
あと、活動報告を見てください。
最後に、お待たせして本当に申し訳ないです。今後はこの文字数を基準に頑張りますのでよろしくお願いします。
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