神々の戦争   作:tuki21

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第105話:武装巧者の直死巨神

 両親が死んだと聞かされた時も、特に心は動かされなかった。

 理由が滑稽だ。ぼくを置いて二人だけで旅行に行ったら、旅行先で事故にあって死んだって。

 そんな理由で死んで、どう悲しめっていうんだろう?

 施設に預けられた先も、寒さは変わらなかった。

 先生たちはぼくに色々教えてくれたし、大切にしてくれたんだけど、それは他にもいた子供たちと、扱いを平等にするということだけ。

 ああ、寒いなぁ。なんだかとっても寒いんだ。

 皆の中にいるはずなのに、独りな気がする。

 誰か、ほんのちょっとでもいいんだ。ぼくだけを見てほしいなぁ。

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

エーデルワイスLP3300手札2枚

ペンデュラムゾーン赤:なし青:なし

モンスターゾーン No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー(攻撃表示、ORU:魔弾-クロス・ドミネーター、護封剣の剣士、銀河眼の光子竜)、銀河眼の光子竜(攻撃表示)、

魔法・罠ゾーン フォトン・チェンジ

フィールドゾーン なし

 

早乙女LP2400手札2枚

ペンデュラムゾーン赤:なし青:なし

モンスターゾーン (攻撃表示)、

魔法・罠ゾーン 伏せ1枚、魔弾-デビルズ・ディール

フィールドゾーン なし

 

 

 神を召喚すると、春は宣言した。その自信に、エーデルワイスは少し気圧された。一歩、後ずさってしまった。

 だが、一歩だけだ。

 あの背中を思い出す。

 ウェールズの森で、絶対的な窮地に立たされても、最後まで希望を捨てず、勝利を諦めずに足掻き続けた少年の背中を。

 彼のようには、まだなれないかもしれない。だけど今、ここで何も言えなかったら、きっとあの背中がもっと離れてしまう。

 下がった分、いやそれ以上に、エーデルワイスは前に踏み込んだ。

 

「待ってください! その神は、貴方に人を傷つけさせていました! だったら、一緒に居続けてはいけないと思います!」

 

 エーデルワイスの必死の叫びに、しかし春は首を傾げるだけだった。

 

「だって仕方がないよ。あまりやりたくないことだけど、イアペトスが、神様が望んだんた。其れを叶えてあげなくっちゃ」

「それはおかしいです! そのために、あんなにたくさんの人を傷つけていい理由にはなりません!」

「そうかな? そうかもね。だけど、イアペトスがいてくれるなら寒くないし、人を傷つけても、なんか冷えてこないんだ」

 

 春は朗らかな微笑を浮かべたまま、右手を自分の胸に当てた。

 

「胸の中にね、熱があるの。ほのかな熱だけど、これがあると寒くない。だから、ぼくはイアペトスが望む通りのことをするんだ」

 

 取り付く島もない、というわけではない。ただ、春の心に届かない。そんな手応えだった。

 なおも手を伸ばそうとしたエーデルワイスを、「しつこいぞ」とイアペトスが遮る。

 

「いつまでも下らぬことをべらべらと囀るな。さぁ、春。ターンを始めよう」

 

 明らかにこちらの会話を打ち切ろうとしている。だが、ターンを遅延しているのは間違いなくエーデルワイスの方。相手の心に届かないもどかしさと無力感で、エーデルワイスは歯噛みした。

 そうしているうちに、ターンが進む。

 

「ふせていた貪欲な瓶を発動。ネバー・エンドルフィン、クロス・ドミネーター、デスペラード、デッドマンズ・バースト、死者蘇生をデッキに戻して、一枚ドロー」

 

 ドローカードを見た春は、ふむと頷き、ちらりとエーデルワイスを見た。

 

「せっかくだから、もっとドローしようかな。壺の中の魔術書を発動。互いに三枚ドローだよ。

 さらにぼくの場にあるデビルズ・ディールを墓地に送って、マジック・プランター発動。二枚ドローね」

 

 立て続けにドローを行う春。その様子に、エーデルワイスはウェールズの森で、諦めずにドローを続けて、ついには逆転に至った岡崎和輝を思い出す。

 

「うん。そろそろいいかな。シャッフル・リボーン発動! 墓地からカスパールを効果を無効にして特殊召喚する!」

「させません! 希望魁竜タイタニック・ギャラクシーの効果発動です!」

「それはダメだね! 墓地のブレイクスルー・スキルを発動! このカードを除外し、タイタニック・ギャラクシーの効果を無効にする!」

「ッ!?」

 

 いつの間にそんなカードを墓地に。そう思ったのもつかの間、デュエル序盤でこちらが発動した手札抹殺だ。あの時に捨てたのだ。そして、マストカウンターのタイミングを待っていた。

 

「さらにこの瞬間、手札から速攻魔法、地獄の暴走召喚を発動! デッキから、残った二体のカスパール特殊召喚する!」

 

 瞬く間に、三体の魔弾の射手が揃う。この場合、エーデルワイスを狙う銃口ではなく、真に警戒するべきはこの後に出てくるだろう、より強大な存在だ。

 そして、地獄の暴走召喚によってエーデルワイスは二体の銀河眼の光子竜を特殊召喚した。

 盤面に強力なモンスターが三体。だがエーデルワイスの表情は険しいままだった。

 

「ティターン神族……。ついに来るか」

 

 警戒を露わにするルー。ケルトの光の神に応えるように、イアペトスが笑う。

 

「いいぞ春! 今こそオレを呼べ!」

「うん、そうするよ、()()。ぼくは三体のカスパールをリリース!」

 

 春の場にいる三体の魔弾の射手が――彼女のデッキで最も取り回しのいい、中核のモンスターが――光の粒子となって、世界に溶け込むように消えていく。

 モンスターの粒子が寄り集まり、“場”を作る。

 “場”は“門”となり、大いなる存在を招くための準備を整えた。

 

「出番だよ。存分に暴れて破壊して。武装巧者(ぶそうこうしゃ)の直死巨神イアペトス!」

 

 ズンと、空気が、否、世界が重くなったように、エーデルワイスには感じられた。

 その向こうから現れる巨大な気配。

 まず目についたのは、無数の砲台だった。

 武骨で、物を破壊すること以外の存在意義を見出せない、そんな長い長い砲身の砲台。まるでハリネズミのように、大小さまざまな砲門が体中に備わっており、そこに人型は何も見いだせない。

 下半身はなく、球体部分の下半身――もちろん、長短さまざまな砲門付きだ――に、底から辛うじて人型とわかる上半身が伸びており、両肩に一際長い砲門。腕はあるが五指のが通常のそれではなく、砲口がしっかり見えている。

 ギラギラと輝く赤い双眸。口元には好戦的な笑み。首から下に続く胸板の中央には一本線が入っており、それが胸部開閉を司る蓋の繋ぎ目だと気づいて、あの中にもまた武骨な火器があるのだと気づいた。

 

『ハ、ハハハ!』

 

 そして、召喚されたティターン神族、イアペトスは笑った。

 前で鐘が人の声でしゃべっているような、耳に痛いような大音響だった。

 

『やはりこの姿がいいなぁ! 人間の姿は窮屈で敵わん! 武器として、見いだされ、恐れられ、敬われていてオレには! この、武器の本質のような顕現体こそがふさわしい!』

「武器の神、というが、その姿は現代的じゃあないか? 何しろ、銃は人間が作った武器だ。神代にはなかった」

『似たようなものならあったさ。それに武器というのは時代によって変遷する。そうだろう?』

 

 疑問を呈したルーに対して、にやりと笑うイアペトス。鐘楼のような声が言葉を紡ぐ。

 

『かつて、人間はもっとも原始的な武器として石による投擲や、棒切れを用いた。そこから技術が洗練され、発想が飛躍され、刀剣類に至った。全てはより効率よく敵を打倒すためだ。そこから時は進み、より遠くから、一方的に相手を倒せる武器を造り出した。槍が生まれ、弓矢に至った。

 だが刀剣類はもとより、槍や弓矢も、使いこなすには技術と何より腕力が必要だ。これでは効率的ではない。体格のいい男はともかく、女子供、老人では扱いきれん。そこで登場したのが、銃だ。

 銃はいい、素晴らしい! 人間社会が生み出した至宝よ! より安全に相手を殺せ、しかも多少の訓練こそ必要だが、女子供でも扱える! わかるか? たった一丁の小さな銃が、大男とか弱い女性との力の差を零にしてくれるのだ! これほど効率的なものがあるか!? そして銃の発想はより広範囲に、より高威力へと変遷し、兵器が造られた。実に素晴らしい! 人間社会の歴史とは、即ち銃の歴史だ! 敵の数を減らしていき、人間はこうして社会を盤石なものにできたのだからな!』

 

 イアペトスの演説に、エーデルワイスは気圧された。辛うじて後ずさるのを堪えた。

 そんな彼女を庇うように、鼓舞するように、ルーの声が響く。

 

「あまりにも一面的なものの見方だな。武器な武器にすぎず、扱うもの次第で殺戮にも、救済にも使える」

『その点についてはまぁ同意しないでもない。が、武器の本質はやはり外敵の排除だ。このようにな、春!』

 

 歓喜を込めた声音で、イアペトスは己のパートナーに声をかけた。春は異形の怪物――否、兵器か――となり果てたかに見えるイアペトスを前にしても顔色一つ変えずに頷いた。

 

「イアペトスの効果発動。自分ターンに二度まで、ぼくの手札、デッキから魔法・罠カードゾーンに可能な限りカードをセットする。ぼくは手札から一枚、デッキから四枚のカードを場にセットする。」

 

 イアペトスの背後、春の足元に、彼女の手札、デッキから飛び出した合計五つの光が着弾する。

 耳に痛い音が響き、土煙が上がる。

 粉塵が収まった時、底には伏せられた状態にある五枚のカード。

 

「だけどこれらのカードは発動しない。意味ないしね」

『今この場で守りはいらん! オレを解き放て!』

 

 高揚感に突き動かされるままに、イアペトスが叫ぶ。春はやはり名前の通り、朗らかな笑みを浮かべたままだった。この状況に、その笑顔はそぐわないことこの上ない。

 精神操作は受けていないようだが、彼女自身の心が、この場から、世界から乖離しているように、エーデルワイスには感じられた。 

 そしてそんなエーデルワイスの思いを無視して、場は動くのだった。

 

「イアペトスの効果発動! 一ターンに一度、ぼくの場の魔法、罠カードを全て破壊して、破壊したカード一枚につき、1000ポイントのダメージを与える!」

「えぇ!?」

 

 自前で“砲弾”を補給できるうえに、一斉射も簡単。武器の神というだけはあり、その効果は殺意に溢れている。

 イアペトスの、全身から突き出した砲塔が、一斉にエーデルワイスの方を向いた。さらに胸部装甲が開かれ、エーデルワイスの予想通り、回転式の砲門、即ちガトリング砲が顔をのぞかせた。

 エーデルワイスは身がすくむ思いで、実際肩がびくりと震えた。

 春の足元に伏せられた五枚のカードが次々と砕け散る。カードの破片が粒子となって、イアペトスに吸い込まれていった。

 

『エネルギー充填完了。照準良し。何もかも、跡形もなく砕け散るがいい!』

 

 それは落雷を何百倍にも膨張させたかのような音だった。

 一斉に発射された砲塔から、光の大瀑布が放たれた。

 視界全てを覆う青白い光。逃げ場など無く、耐えきれなければ宝珠が砕け散る。

 

「ま、まだ終わりません! 手札からクリフォトンの効果発動! このカードを捨てて、2000ライフを払い、このターンのダメージを0にします!」

 

 辛うじて、小さな守護者が守ってくれた。これでこのターン、エーデルワイスのライフは傷つかない。

 

「壺の中の魔術書とか発動していた以上、これは覚悟していたけれど、持ってたかぁ」

 

 ちょっとがっかりしたように、春は言う。さっきまで広範囲の攻撃によって、エーデルワイスが()()()()()()()()()()だったろうに、随分淡泊というか、朗らかだ。

 もっともそれは春だけのことで、イアペトスは不満げだった。祝砲代わりの一撃だったのかもしれない。とにかく、相手を吹き飛ばす代物だ。

 それはもう、神の意向だった。エーデルワイスはそう直感した。

 イアペトスはこちらを殺しても構わないと思っている。春はどうだろうか? 何も考えていないのかもしれない。

 ()()()()()()()()()()()。そうすれば自分のそばにいてくれるから。そんな風に思っているのではないだろうか?

 デュエルをしていて分かったが、春は孤独を恐れているようだ。

 寒いと言った。その経験から、彼女は誰かがいなくなることを恐れているようだ。

 その気持ちは、痛いほどよく分かった。

 父も、使用人も失って、とても心細かった。誰かがそばにいてくれないと、足元から(くずおれ)れて、一歩も動けなくなりそうだった。

 自分にはファティマがいた。あの年上の親友がいなければ、和輝と出会う前に、自分の心は死んでいたかもしれない。

 彼女にはいただろうか、そんな人が。

 いなかったと思う。それがとても悲しかった。

 

『防がれたか。だがダメージを与えられずとも、厄介なモンスターは潰しておかなければな』

 

 エーデルワイスの思考は、イアペトスの声によって中断させられた。

 そうだ、今はデュエル中。しかも相手のターンだ。相手の攻撃を乗り切ることを第一に考えなければ。

 

『バトルだ春! 対象はタイタニック・ギャラクシー!』

「了解。バトルフェイズに入って、イアペトスでタイタニック・ギャラクシーを攻撃!」

 

 春自身に意識はあるだろうが、今はイアペトスの命令に忠実に従っているようだ。

 これでは春とエーデルのデュエルではない。これでは彼女の心はまた寒くなっているのではないか?

 考えまいとしても考えが浮かんでくる。春を放っておけない自分がいる。

 イアペトスの砲塔が再び光を放った。

 赤光の大瀑布がタイタニック・ギャラクシーを襲い、全身を覆い、砕き、焼き、割き、完全に消滅させた。

 下手をすれば先程()()が自分に来たのかと、エーデルワイスはぞっとした。

 

『ここで、オレの効果発動! 再び、デッキから五枚セットだ!』

 

 イアペトスが大鐘のような声で宣言した。完全に春の頭を飛び越えている。

 

「洗脳しているわけでもないのに、場に出た途端プレイヤー気取りか……ッ!」

 

 ルーが不快気に吐き捨てた。最初から洗脳し、全てを自分でやる神もいるが、イアペトスは自身が召喚されてから主導権を握り始めた。その()()()()()っぷりは、ルーには不快に映ったようだ。

 だがプレイは続行される。イアペトスの宣言を春が追従する。その様は操り人形か何かか。

 

「え? 五枚も伏せるの?」

『当然だ。奴は徹底的に砕いて潰す。そのために最大火力を出す』

 

 それは正しいことだろうか? 春はそう思ったが、神への疑惑を即座に振り払って、言う通りにすることにした。

 

「イアペトスの効果発動。デッキから五枚セット。ターンエンド」

 

 

貪欲な瓶:通常罠

「貪欲な瓶」は1ターンに1枚しか発動できない。(1):「貪欲な瓶」以外の自分の墓地のカード5枚を対象として発動できる。そのカード5枚をデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから1枚ドローする。

 

壺の中の魔術書:通常魔法

「壺の中の魔術書」は1ターンに1枚しか発動できない。(1):互いのプレイヤーはカードを3枚ドローする。

 

マジック・プランター:通常魔法

(1):自分フィールドの表側表示の永続罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。

 

シャッフル・リボーン:通常魔法

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズに除外される。(2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主のデッキに戻してシャッフルし、その後自分はデッキから1枚ドローする。このターンのエンドフェイズに、自分の手札を1枚除外する。

 

ブレイクスルー・スキル:通常罠

(1):相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。(2):自分ターンに墓地のこのカードを除外し、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。その相手の効果モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

 

地獄の暴走召喚:速攻魔法

(1):相手フィールドに表側表示モンスターが存在し、自分フィールドに攻撃力1500以下のモンスター1体のみが特殊召喚された時に発動できる。その特殊召喚したモンスターの同名モンスターを自分の手札・デッキ・墓地から可能な限り攻撃表示で特殊召喚し、相手は自身のフィールドの表側表示モンスター1体を選び、そのモンスターの同名モンスターを自身の手札・デッキ・墓地から可能な限り特殊召喚する。

 

武装巧者の直死巨神イアペトス 神属性 ☆10 幻神獣族:効果

ATK3500 DEF4500

このカードは特殊召喚できない。このカードは3体のモンスターをリリースしてのみ通常召喚できる。(1):このカードは神属性、幻神獣族モンスターの効果以外のカード効果ではフィールドを離れず、コントロールも変更されない。(2):このカードが相手のカードの効果を受けた時、エンドフェイズにこのカードに対するそのカード効果を無効にする。(3):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。自分フィールドの魔法・罠カードゾーンにあるカードを任意の数破壊し、破壊したカード1枚につき、相手に1000ポイントのダメージを与える。(4):自分メインフェイズに発動できる。自分の手札、デッキから魔法、罠カードを任意の数選び、自分の魔法・罠カードゾーンにセットする。この効果は1ターンに2度まで発動できる。

 

クリフォトン 闇属性 ☆1 悪魔族:効果

ATK300 DEF200

このカードを手札から墓地へ送り、2000ライフポイントを払って発動できる。このターン自分が受ける全てのダメージは0になる。この効果は相手ターンでも発動できる。また、このカードが墓地に存在する場合、「クリフォトン」以外の「フォトン」と名のついたモンスター1体を手札から墓地へ送って発動できる。墓地のこのカードを手札に加える。「クリフォトン」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

 

エーデルワイスLP3300→1300手札4枚

早乙女LP2400手札2枚

 

 

「く……。私のターン、ドロー!」

 

 エーデルワイスはちらりと春の足元に伏せられたいるカード群を見た。

 五枚の伏せカード。罠は確実に仕込まれているだろう。

 だが春のデッキは魔弾、ならばその比重は魔弾魔法、罠の方が高いのではないか? 汎用罠の枠を削り、魔弾を入れたのなら、この状況で発動できるカードは五枚全てではないかもしれない。

 そこまで考えて、一端エーデルワイスはデュエルへの思考を止めた。

 春の方を見て、告げる。

 

「あの、春さん? 春さんでいいですか?」

「んー。苗字がいいかな。ハルって名前、嫌いなんだ。生まれた季節をそのままつけられただけだから」

 

 いきなり語り掛けてきた対戦相手の意図が分からず、春は首を傾げた。

 その名前の由来の適当さに、エーデルワイスは面食らったが、呼吸を落ち着ける。

 

「えっと、少し聞きたいんですけれど……」

「何?」

 

 一拍置いて、問いかける。

 

()()()()()()()()()()()

 

 春の肩がびくりと震えた。

 目が逸らされる。その表情を、エーデルワイスは見逃さなかった。

 

「寒いのですね? 勿論物理的な意味じゃありません。精神的に、ですよ」

「そんな、ことはないよ」

 

 今まで朗らかに笑っていた少女の表情に、この時初めてほころびができた。

 固まった表情。今こそエーデルワイスは理解した。

 さっきまで見せていた、名前通りの朗らかな笑みは全て仮面だ。彼女が春という名前を嫌っているなら、名前通りに朗らかに笑うというのは違和感があった。

 

「嘘です。だって今、早乙女さん私とデュエルをしていません。だって、イアペトスが出てきてから、彼の指示に従っていますし、完全に主導権を明け渡しています」

 

 その自覚はあったのだろう、春の表情に亀裂が走った。

 

「そんな状態では、寒くないはずがありません。私は貴方を見ていられない。だから――――」

『くだらないことを言うのはやめろ』

 

 なおも言い募ろうとするエーデルワイスを、イアペトスが遮った。

 

『敵の身が……、春を否定するな。そうしてオレの契約者の戦意を挫く作戦だろうが、通用せん』

「私は――――」

 

 そんなつもりなんかない。ただ、独りだと感じている彼女を放っておけないだけだ。

 

『春、耳を貸す必要はない。あいつは敵だ。敵の言うことなど無駄だ。それにここで敗れ、宝珠を破壊されればオレは消える。そうなれば、お前はまた独りだ』

「ッ!」

 

 春の肩がひときわ強く震えた。

 彼女が孤独を恐れていることを、イアペトスはもちろん知っている。知っていて、こうして彼女の精神に脅しをかけているのだ。

 

「やめてください! そんなことを言って、早乙女さんの心を追い込まないで!」

『聞く必要はない。とにかく戦え、春。そうすれば、オレはお前と一緒だ』

「……そうだね」

 

 春の表情が、また朗らかなものに戻ってしまった。

 

「君が何を言おうと、ぼくは今、イアペトスと一緒にデュエルをしているんだ。だから――――はやくターンを進めなよ。でないと、ぼくのターンってことにするよ?」

 

 伸ばした手は振り払われた。無粋な邪魔者のせいで。

 どうすれば自分の声は彼女に届くだろうか。そう考えていたエーデルワイスの耳に、ルーの柔らかい声がかかる。

 

「ことは単純だ、エーデルワイス」

「え?」

「イアペトスが邪魔をして、君の声が彼女に届かないのなら、邪魔者をどかせばいい。あの少女の心に恐怖という名のシミを広げているティターン神族を、打倒せ」

 

 光明が訪れた気がした。

 エーデルワイスはいったん瞼を閉じた。そして再び目を開いた時、そこには覚悟と決意があった。

 

「そう、ですね。そうします! フォトン・チェンジを墓地に送り、マジック・プランターを発動! カードを二枚ドローします!」

 

 決意を秘めた眼差しはそのままに、エーデルワイスはカードをドロー。二枚のうち一枚を見て、口元が頼もしさに綻んだ。

 

「呼び込んだか、私を!」ルーが喜色を込めた声を上げた。応えるように、エーデルワイスは肯いた。

「私は場にいる銀河眼の光子竜三体をリリース!来てください! 光の英雄神ルー!」

 

 エーデルワイスの右手が力強く天へと掲げられる。その声が凛として響くと同時、彼女の場にいた三体のドラゴンが、一斉に光の粒子と化して霧散した。

 そして霧散した粒子は一か所に集い、強大な力の“場”となる。

 “場”は“門”となり、新たに強大な力を導く。

 神が降臨する。

 外見年齢は三十代から四十代の男性神。短めの金髪、深い海を思わせる青い右目と奥深い森を思わせる緑の左目。身に纏っているのは深緑色のボディスーツと、その上に纏った、関節の可動域が広く設計されている金縁銀色の全身鎧。

 左手には五角形型の盾を装備しており、中央に日の光を浴びて育つ新緑の構図になっているレリーフが刻まれている。

 右手には、身の丈ほどの大きさの、五条に枝分かれした黄金の槍。この槍こそが、光の神ルーが操り、かつてバロールを葬った神の槍、ブリューナク。

 

「ルー!」

 

 かつては彼にも恐怖した。だが今は違う。その姿に、背中に頼もしさを感じながら、エーデルワイスは己の神の名を呼んだ。

 

「いくぞ、エーデルワイス。君の願いをかなえるため、私はこの槍を振るおう!」

 

 契約者の信頼に、ルーは覇気で答えた。

 

「ルーの効果発動です! 貴方の場に伏せてあるカード四枚と、イアペトスを破壊します!」

 

 ルーが契約者の命を受け。身を構える。手にした槍を天に向かって投げ放つ。

 五条の槍はその装甲を継ぎ目から剥離させ、中に封じられていた五つの光を解き放つ。

 五条の光は流星にように春のフィールドに降り注いだ。

 

『春!』

 

 着弾直前に、イアペトスの声が響く――名前が好きではないと聞いていながら、イアペトスはまだ春を名前で呼んでいる――

 

「リバースカードオープン! 和睦の使者! それにチェーンして、亜空間物質転送装置! イアペトスを除外し、このターン、ぼくへの戦闘ダメージは無意味だよ!」

 

 瞬間、春のフィールドに変化が現れる。

 イアペトスの背後の空間が、硝子が砕けるような音を立て割れ、口を開けた亜空間に武器の巨神が退避する。

 光の槍が着弾する。破壊が巻き起こり、春のフィールドを焼け野原にしてしまう。

 だが――――

 

「仕留めそこなったか……!」

「伏せが五枚もあれば、ありえることでした。カードを一枚伏せて、ターン終了です!」

『この瞬間、このオレ自身がフィールドに舞い戻る!』

 

 再び、体中から砲塔を突き出した、機械と混ざり合ったような異形の神が現れる。この神を倒さなければ、エーデルワイスに勝利はなく、春の心は孤独を恐れ、イアペトスに縛られ続けるだろう。

 

 

光の英雄神ルー 神属性 ☆10 幻獣神族:効果

ATK4000 DEF4000

このカードは特殊召喚できない。このカードは3体のモンスターをリリースしてのみ通常召喚できる。(1):このカードは神属性、幻神獣族モンスターの効果以外のカード効果ではフィールドを離れず、コントロールも変更されない。(2):このカードが相手のカードの効果を受けた時、エンドフェイズにこのカードに対するそのカード効果を無効にする。(3):1ターンに1度、相手フィールドのカードを5枚まで選択して発動できる。選択したカードを破壊し、このターン、このカードは破壊したカードの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。(4):???

 

亜空間物質転送装置:通常罠

(1):自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。その自分の表側表示モンスターをエンドフェイズまで除外する。

 

和睦の使者:通常罠

(1):このターン、自分のモンスターは戦闘では破壊されず、自分が受ける戦闘ダメージは0になる。

 

 

「ぼくのターン、ドロー」

 

 イアペトスのターンだ。心のどこか片隅で、ぼんやりと春はそう思った。

 イアペトスに従うのが正しいはずだ。理性はそう思っている。それを正しいと俯瞰している自分がいるのも感じる。

 だけど、もっと心の奥底で、それは違うんじゃないの? そう言っている自分がいた。

 それが何なのか春自身は分からなかったが、人が言うにはそれは、本心と呼ばれるものだったかもしれない。

 

『春! 今ドローしたカードを使え! これで仕留める!』

「……手札から(トラップ)発動、イアペトスの宝具」

 

 本来はあり得ない手札からの罠カードの発動。だが魔弾デッキならそれが普通だ。

 

「このカードは、ぼくの場にイアペトスがいる時、手札からも発動できる。その効果は、相手フィールドのモンスター一体を、効果を無効にして除外。さらにその攻撃力分のダメージを与える。除外するのは勿論、ルーだ」

 

 瞬間、エーデルワイスのフィールド、ルーを取り囲むようにいくつもの影が現れた。

 影の正体は無数の武器。

 単純な石器から斧、剣、槍、刀、短剣長剣揃った刃物。弓矢などの飛び道具、投石器、攻城兵器、さらにエーデルワイスには使用用途の分からないいろんな兵器、或いは武器らしきものから拳銃などの銃火器、さらにミサイルを含めた兵器群。

 人類がその歴史の中で生み出してきた様々な武器。其れこそイアペトスが司る武器という概念そのもの。

 それらが一斉にルーを狙っていた。

 

「ッ! ルーの効果発動! ルー自身をリリースして、このターン、私はあらゆるダメージを受けません! さらに、私はカードを三枚ドロー!」

 

 イアペトスの武器群たちがその威力を発揮する前に、ルーの身体は世界に溶けるように消えていき、エーデルワイスの周りを光の壁が帳のように囲んだ。まさに彼女を守護する鉄壁の障壁。これを突破することはこのターンは不可能だ。

 

『だが、オマエは神を手放した! 一ターンの命を長らえるのに、その代償は大きいぞ。春! カードをセットだ。デッキ枚数も残り少ないから、まぁ三枚程だな』

 

 イアペトスの意見に、春も賛成だった。だからこれは自分の考えでもある。イアペトスに言われたからではない。

 胸中でそう呟きながら、春はデッキをデュエルディスクから外し、フィールドにセットするカードを選ぶ。

 その耳に、エーデルワイスの声が届いた。

 

「早乙女さん」

 

 聞く必要はない。イアペトスもそう言っていた。だから春は作業の手を止めない。構わず、エーデルワイスは言葉を紡いだ。

 

「その三枚のカードは、早乙女さん自身が選ぶべきだと思います。でなければ、次のターン、私の勝ちです」

「え……?」

 

 春は一瞬、エーデルワイスが言ったことの意味がよく分からなかった。

 自分のフィールドにはイアペトスが存在している。だが彼女は己の神を手放した。圧倒的に不利なのはエーデルワイスのはずだ。

 なのに彼女は、ここで春自身が動かなければ、自分の勝ちだという。

 

『はったりだ』

 

 一言で切って捨てるイアペトス。だがエーデルワイスは「貴方には喋っていません」とこちらもまた切って捨てた。

 

「早乙女さん。考えてください。そして決めてください。()()()()()()()()()()()()()()()

「ッ!」

 

 ぶるりと震えた。寒さがぶり返してきた。

 それは今現在、春がエーデルワイスとデュエルをしているのではなく、イアペトスの人形となり果てていることを、無意識のうちに感じていたからだったが、春自身に自覚はなかった。

 自覚はなかったがゆえに、自分でもわからぬ焦燥や、恐怖を感じていた。

 

『春?』

 

 頭上から、イアペトスの声が降ってきた。びくりと震え、今はデュエルの最中だったと思い直す。

 デュエル? 今、ぼくは何のプレイもしていないのに?

 自覚すると感じる。それは嫌だと。

 デッキを扇状に開く。

 内容を確認。戦術を脳内で展開。相手がどうやってこちらの神を攻略し、勝利を手にするのかを推測する。

 

「……ぼくは、カードを三枚セットして、ターン終了だよ」

 

 デッキが残り少ない。イアペトスの効果は強力だが、デッキのカードを多く使う分、デュエル終盤では乱用がしにくくなる。

 その中で選んだ三枚のカード。これで迎え撃つ。

 そして春はふと気づいた。さっきまで感じていた寒さが、今は和らいでいた。

 

 

イアペトスの宝具:通常罠

自分フィールドに「武装巧者の直死巨神イアペトス」が存在する場合、このカードは手札から発動できる。(1):相手フィールドのモンスター1体を対象に発動できる。対象モンスターの効果を無効にし、ゲームから除外する。その後、対象モンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。

 

光の英雄神ルー 神属性 ☆10 幻獣神族:効果

ATK4000 DEF4000

このカードは特殊召喚できない。このカードは3体のモンスターをリリースしてのみ通常召喚できる。(1):このカードは神属性、幻神獣族モンスターの効果以外のカード効果ではフィールドを離れず、コントロールも変更されない。(2):このカードが相手のカードの効果を受けた時、エンドフェイズにこのカードに対するそのカード効果を無効にする。(3):1ターンに1度、相手フィールドのカードを5枚まで選択して発動できる。選択したカードを破壊し、このターン、このカードは破壊したカードの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。(4):このカードをリリースして発動できる。カードを3枚ドローし、このターン、自分はダメージを受けない。この効果は相手ターンでも発動できる。

 

 

「私のターンです、ドロー!」

 

 ライフは少ない、防御手段ももはやない。このターンで決着がつかなければ敗北する。

 このターンで勝利すると豪語したが、エーデルワイスに自信などなかった。

 だがああでも言わなければ春とデュエルなどできなかったに違いない。

 そして後は勝つだけだ。イアペトスの呪縛を断ち切り、失うことを恐れる春に、そばにいることだけが一人ではない、ということではないと伝えたい。

 

「スタンバイフェイズ、ぼくは伏せていた戦線復帰を発動! 墓地からスターを守備表示で特殊召喚する!」

 

 翻る伏せカード。同時に現れようとする魔弾の射手。春はこちらの頭を潰しに来た。

 だが――――

 

「追いすがりますよ。チェーンして、リバースカードオープン! エターナル・ボンド! 墓地から超銀河眼の光子龍、ギャラクシーアイズFA・ドラゴン、三体の銀河眼の光子竜を特殊召喚します!」

 

 エーデルワイスの伏せカードのうち、一枚が勢いよく翻った。

 途端、彼女のフィールドに降臨する五体の大型ドラゴン。効果は無効にされているが、攻撃力は健在で、攻撃も可能だ。

 まさに止めを押し込むための強力なカード。このターンで決めるというエーデルワイスの決意が伺える。

 しかもチェーンで発動し、逆順処理で先にエターナル・ボンドの処理が実行され、先にエーデルワイスのフィールドにドラゴンが召喚され、次に春のフィールドにドクトルが特殊召喚された。せっかくスターをエーデルワイスの伏せカードと同じ列で特殊召喚したのに、これではスターの効果は発動できない。

 だがまだチャンスはある、と春は考える。

 自分の墓地には二枚の伏せカード。一気に決めたいなら邪魔だ。

 だとすれば、手札に魔法・罠カード発動カードがあれば――――

 

(あの子は発動する)

 

 確信した直後、エーデルワイスが動いた。

 

 

「行きます! ハーピィの羽根帚発動! 貴方の場に伏せてあるカードを、全て破壊します!」

「それはダメ。リバースカードオープン! カウンター罠、魔弾-デッドマンズ・バースト発動! ハーピィの羽箒を無効にする!」

 

 カウンター罠が翻る。直後、エーデルワイスが発動した魔法が罅割れ、硝子が砕け散るような音を立てて消え失せた。

 

「同じ縦列で魔法、罠が発動したため、スターの効果発動! デッキから魔弾の射手-カラミティを守備表示で特殊召喚!」

 

 新たな魔弾の射手が、春のフィールドに現れる。

 赤い髪、ボディラインを強調した派手な衣装、同じく派手で巨大な、玩具にも見える銃を持った魔弾の射手。

 魔弾の射手が二体。デッキから魔弾をサーチできるカスパールではなく、スターを戦線復帰の効果で特殊召喚したのは、このモンスターを特殊召喚することが狙いか。だとすればこのモンスターも厄介な効果を持っているかもしれない。

 しかし今更だ。今はとにかく進むだけ。

 それに、とエーデルワイスは春を見た。

 目が合った。向こうもこちらから目をそらしていない。その事実が、今二人がデュエルをしているのだと実感できた。

 

「早乙女さん。デュエルをしましょう」

 

 にこりと笑いかける。ちょっと虚を突かれたように目を丸くした春だったが、彼女もまた微笑んだ。

 

「うん、そうだね。負けるつもりはないけど」

『春! 敵と語らうな!』

 

 すかさずイアペトスが声を荒げる。

 

「貴様こそ黙っていろ、イアペトス! 戦っているのは、我々ではなく、彼女たちだ!」

 

 ルーの一括がそれを遮る。さらにルーの言葉が続く。

 

「我々神は、一柱では戦うことさえできん! 人間の――――契約者の力を借りなければ、勝負の土俵に立つ資格さえない! 我々は、契約者を信じ、運命を委ねるのだ! それを、彼女の意志を無視して、決闘の場に土足で踏み込むなど、恥を知れ!」

 

 ルーの怒号が響き渡り、その時確かにイアペトスを圧倒していた。

 その言葉に背中を押されて、エーデルワイスは笑った。力強く、春の心が温かくなればいいと願いながら。

 

「行きます、早乙女さん。このターン、私は全てを注ぎ込みます!」

 

 まっすぐなエーデルワイスの言葉。そこに心地よさを、確かな温かさを感じた春は、自然とほほ笑んでいた。

 

「うん、ぼくも受けて立つよ」

 

 このデュエル最後の攻防が、今始まるのだった。

 

 

戦線復帰:通常罠

(1):自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。

 

エターナル・ボンド:通常罠

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。(1):自分の墓地の「フォトン」モンスターを任意の数だけ対象として発動できる。そのモンスターを効果を無効にして特殊召喚する。(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、相手フィールドの「フォトン」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのコントロールを得る。このターン、自分はそのモンスターでしか攻撃宣言できず、そのモンスターの攻撃力は自分フィールドの「フォトン」モンスターの元々の攻撃力を合計した数値になる。

 

ハーピィの羽根帚:通常魔法

(1):相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。

 

魔弾の射手-カラミティ 光属性 ☆4 悪魔族:効果

ATK1500 DEF1300

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分・相手ターンに自分は「魔弾」魔法・罠カードを手札から発動できる。(2):このカードと同じ縦列で魔法・罠カードが発動した場合、自分の墓地の「魔弾」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。

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