神々の戦争   作:tuki21

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第124話:北天の叡智巨神

 ゾディアック本社を中心に展開されている、神々の戦争のバトルフィールド。

 多くの参加者や、ティターン神族、ギリシャ神話の怪物たちが決着をつけようと戦いあげる決戦の場。

 なればこそ、その対峙もまた必然。

 神と人間のタッグが、それぞれ相対していた。

 片方は少女と女神。

 少女は凛としていながら気の強さと気品を感じさせる外見。

 背中の半ばまで伸ばした、紫に近いピンクの髪、サファイアのような青い瞳、白地の長袖ブラウスに膝まで伸びた青のスカート、首から下げた十字架のネックレス、両耳につけたダイヤのピアス。気高くもすました白鳥の風情。

 和輝たちとともに、ティターン神族に立ち向かう参加者の一人、カトレア・ラインツェルン。

 その傍らに女。

 背中から生えた大きな烏の翼、背中の大きく開いた真っ赤なドレス。膝まで届く灰色の髪、神と同じ色の瞳。退廃的で刹那的な、しかしすべてを見届ける気品のある大烏の風情。

 カトレアが契約した神、ケルト神話に名を刻む破壊と殺戮、戦いの勝利をもたらす戦争の女神、モリガン。

 それに相対するのは一人と男と一柱の男性神。

 160cmに満たない小柄な男。グリーンのスーツに身を包んでいるが下っ腹ば出ているのでどこか閉まらない。

 ぴったりと撫でつけられた黒髪、ライトグリーンの瞳、しかしその瞳は一切油断なくカトレアとモリガンの様子をつぶさに観察している。

 男の背後に神の姿。

 褐色の肌、カラスの濡れ場のような黒髪、紫の瞳、新館を思わせるローブを身に纏い、顔には眼鏡をかけている。冷たくてそのくせ理性的で知恵溢れる、意志を持ったリンゴの風情。

 

「はぁ、気が進みませんな。私はデュエルは素人に毛が生えた程度だというのに……」

 

 小太りの男が大仰に天を仰いで見せた。こちらが人間であることはモリガンから告げられているので、カトレアは知っていた。

 

「まぁともあれ、社長から与えられた役割はまっとうしなければ……。初めましてお嬢さんに女神様。私は牛島重吾(うしじまじゅうご)。こちらはコイオス。お察しの通り、ティターン神族とその契約者です」

 

 太鼓腹を窮屈そうに折り曲げて、男、牛島は慇懃に一礼した。コイオスと呼ばれた神もまた、目を伏せ一礼。言葉こそ発していないが、物静かな視線がじっとカトレアとモリガンに注がれている。

 そんなパートナーの姿を見て、牛島は苦笑した。

 

「すみません、コイオスは知識、知恵の神ですが、与えた後は放任ですので」

「与えるものは与えた。ならばあとは、人間と、ほかの神の行動次第」

 

 ざらざらとした、紙をこすり合わせるような、ノイズのような声が、神、コイオスの喉から零れた。

 

「この場合の知恵はデュエル。それを与えたならば、後の選択はその者自身の物。私は関与しない、干渉しない。その結果、私が滅びようと、やはり感知しない」

 

 ある意味徹底して突き放したものいい。自分の存在さえもその中には含まれていた。

 

「やりにくいわね……」

 

 モリガンの率直な感想だ。だがカトレアはそうでもなかった。

 

「やる事は変わりませんわ。そして神が余計な茶々と入れないというなら、それはそれで望むところ」

 

 凛として、不敵に笑い、カトレアはデュエルディスクを起動させた。

 その胸元に輝くコバルトブルーの宝珠。

 

「まぁ、それはそうですね。話が早くて助かります」

 

 苦笑はそのままに、牛島もデュエルディスクを起動させた。その胸にはやはり宝珠があるが、色は無色。正規の参加者ではない証か。

 

 

決闘(デュエル)!』

 

 互いの声が合図となり、死闘の幕が上がった。

 

 

カトレアLP8000手札5枚

牛島LP8000手札5枚

 

「私のターン、ドロー……はできないのでしたね。古代の機械猟犬(アンティーク・ギアハウンドドッグ)を召喚します」

 

 牛島がカードを一枚、手札から抜き取って、デュエルディスクにセット。現れたのは武骨で大きく、洗練さの欠片もない、機械の大型猟犬。

 下顎から生えた二本の牙、鉄を纏った四肢に身体。身を低くして、赤く光る双眸でカトレアを睨みつけた。

 

「機械猟犬の効果発動。あなたに600のダメージを与えます」

 

 古代の機械猟犬の口が大きく開く、その中からにゅっと突き出された砲身。その砲口が間をおかずに火を噴いた。

 放たれた砲弾が向かうのはカトレアの胸元の宝珠。

 

「カトレア!」

「分かっています!」

 

 カトレアは身を翻して砲弾を回避。着弾した地点が爆散し、粉塵と風を巻き起こす。

 

「く……!」

 

 舞う粉塵に顔をしかめるカトレア。その瞳がきっと牛島を睨みつける。牛島がびっくりしたように身をすくませた。

 

「怖いですね。なのでまだ()()()()()()。古代の機械猟犬の、もう一つの効果発動! 一ターンに一度、メインフェイズに、私の手札、フィールドのモンスターを素材に、アンティーク・ギア融合モンスターを融合召喚します!

 私は場の古代の機械猟犬と、手札の古代の機械司令(アンティーク・ギアコマンダー)を融合!」

 

 牛島のフィールドの空間が歪み、渦を作る。その渦に、牛島のモンスター二体が手札とフィールドから飛び込んだ。

 

「古の機械が動き出す。その身に備えるは深淵より忍び寄る悪魔の力! 来なさい、古代の機械魔神(アンティーク・ギア・デビル)!」

 

 現れたのは、逆間接型の両足に、骨組みだけの翼、両肩から生えた細めのアームに、その先に備え付けられた三本の砲塔。機械でできた異形の悪魔の姿がそこにあった。

 

「古代の機械魔神の効果発動。あなたに1000ポイントのダメージを与えます」

 

 牛島の指が弾かれる。それを合図に、機械仕掛けの悪魔が両手の砲塔、合計六門を一斉にカトレアの向けた。

 

「く……!」

 

 発射(ファイア)。放たれた砲弾六発のうち、五発が先んじでカトレアの周囲に着弾し、彼女の逃げ場を奪う。

 そして僅かな時間差で放たれる、直撃狙いの六発目。カトレアは腕をクロスさせて宝珠をガードし、その直後に着弾した。

 轟音と炎、そして粉塵が舞い上がる。

 

「おや、直撃ですかな。これで終わってくれれば話は早く、楽なのですが……」

 

 煙が、内側から振り払われる。乱暴に右手を振るって煙を晴らして視界をクリアにし、相も変わらず凛とした険しい表情のカトレアが出てきた。

 その宝珠に傷はない。

 

猪口才(ちょこざい)な!」

 

 あまり気品とか優雅とかとは言い難い台詞が飛んできて、牛島はちょっとあっけにとられたような顔をした。

 

「ま、まぁ私はこれでターンエンド。なお、古代の機械魔神は他のカード効果を受けませんので、あしからず」

 

 

古代の機械猟犬 地属性 ☆3 機械族:効果

ATK1000 DEF1000

(1):このカードが召喚した場合に発動する。相手に600ダメージを与える。

(2):このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。

(3):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、「アンティーク・ギア」融合モンスター1体を融合召喚する。

 

古代の機械魔神 地属性 ☆8 機械族:融合

ATK1000 DEF1800

「アンティーク・ギア」モンスター×2

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):フィールドのこのカードは他のカードの効果を受けない。

(2):自分メインフェイズに発動できる。相手に1000ダメージを与える。

(3):???

 

 

カトレアLP8000→7400→6400手札5枚

牛島LP8000手札3枚

 

 

「わたくしのターン、ですが、ドローはしません。手札の伝説の剣闘士 カオス・ソルジャーの効果を発動します。このカードはわたくしのドローフェイズに相手に見せることで、通常ドローの代わりにデッキから儀式魔法を一枚、手札に加えることができるのです」

 

 感心気な牛島。「そのようなカードもあるのですね」

 取り合わないカトレア。「わたくしは超戦士の儀式を手札に加えます。そしてフィールド魔法、混沌の場(カオス・フィールド)を発動!」

 

 カトレアのフィールドの情景が変化する。殺風景な街中が消え、光と闇が交差する、まさしく混沌とした、上も下もない空間に変化する。

 

「発動時の効果により、デッキから超戦士 カオス・ソルジャーを手札に加えます」

 

 これでカトレアの手札に、儀式モンスターの超戦士 カオス・ソルジャーと、儀式魔法の超戦士の儀式が揃った。だとすれば、彼女のデッキの主軸たる儀式召喚をすぐさま行える。

 

「思わぬ先制パンチを受けてしまったけれど、良い感じのスタートね、カトレア」

 

 妹を見つめる姉のような口調のモリガン。カトレアは軽く頷いて、

 

 

「少し目まぐるしく行きましょうか。手札を一枚捨てて、ジョーカーズ・ストレート発動! デッキからクィーンズ・ナイトを特殊召喚し、さらにキングス・ナイトを手札に加え、召喚! キングス・ナイトの効果を発動し、デッキからジャックス・ナイトを特殊召喚しますわ!」

「ほ、本当に目まぐるしいですね……」

 

 呆然とする牛島の眼前、カトレアのフィールドで次々にモンスターが展開していく。

 一体目、クィーンズ・ナイト――スペード、クラブ、ダイヤ、ハートの、トランプのスートが入った、赤い鎧を身に纏った女騎士。右手に盾を、左手に剣を構え、流れる金髪をなびかせて凛とした顔つきでカトレアのフィールドに降りたった。

 その傍らに二体目の騎士、即ちキングス・ナイト。

 やはりトランプのスートが刻まれた、橙色の鎧を着た壮年の、重厚な騎士。

 金の髪、ひげ、筋骨隆々の体つき、右手に剣を、左手に円形の盾を持ち、物静かな視線で牛島を見据える。

 さらに三体目、ジャックス・ナイト

 スート付きの、青い鎧、精悍な顔つきの青年騎士。

 金の髪、浅黒い肌、鍛えた肉体に右手に剣、左手に盾。隙なく剣を構え、盾を突き出す戦闘態勢。

 

「さらにジョーカーズ・ストレートのコストで捨てたのは代償の宝札。よって二枚ドローします。

 さらに超戦士の儀式発動! 場にいるクィーンズ・ナイトとキングス・ナイトをリリース!」

 

 カトレアは止まらない。彼女のフィールドに、周囲を燭台で囲まれた魔法陣が出現。魔法陣の中心部が光を放ち、その中にカトレアのフィールドにいた二体のモンスターが捧げられる。

 

「ここに契約は果たされました。混沌を宿した戦士よ、ここに! 儀式召喚、超戦士 カオス・ソルジャー!」

 

 光がはじけ、旋風が吹き荒れる。

 嵐の中心にいたのは、一人の戦士。

 骨と筋肉が逆転したような、禍々しささえ感じさせる黒に赤いラインの入った鎧、精悍な顔つき、逞しい体つき、それに反した青白い肌、手にした剣も、盾も、鎧も、棘が大きく攻撃的だ。

 カオス・ソルジャーが新たな力を得て顕現した戦士が、そこにいた。

 

「ここで、混沌の場に、自身の効果に世って魔力カウンターが二つ乗ります。

 バトルです。ジャックス・ナイトで古代の機械魔神を攻撃!」

 

 苛烈な攻撃宣言が下る。ジャックス・ナイトが地を蹴り疾駆、一瞬で距離を詰め、機械の悪魔に肉薄。手にした剣を一閃し、頭上から股間まで両断した。

 古代の機械魔神は、切断面から火花を散らせ、爆発炎上。熱を伴った爆風が牛島に叩きつけられた。

 同時に、混沌の場に魔力カウンターが一つ乗る。

 

「うわ……!」

 

 自身に叩きつけられる爆風に、牛島が怯む。が、すぐさま立ち直り、声を放った。

 

「古代の機械魔神の効果発動です! このカードが戦闘破壊された場合、デッキからアンティーク・ギアモンスター一体を召喚条件を無視して特殊召喚できます。来なさい、黒鉄(くろがね)の怪巨人! 古代の機械暗黒巨人(アンティーク・ギアダークゴーレム)!」

 

 牛島のフィールドに、とてつもない物理的圧力が、巨大な影とともに現れる。

 その姿は古代の機械巨人(アンティーク・ギアゴーレム)によく似ていた。ただし、拳の右腕に対して左腕は肘関節がなく、左腕そのものが長大な鉄槌のようになっている。

 

「古代の機械暗黒巨人の効果を発動しましょうか。召喚、特殊召喚成功時、デッキからアンティーク・ギアカードか歯車街(ギアタウン)を二枚までサーチできます。この効果で、デッキから古代の進軍(アンティーク・ギアアドバンス)古代の機械射出機(アンティーク・ギアカタパルト)をサーチしますかな。その後、手札を一枚捨てます」

 

 恰幅のいい腹を揺らして、牛島は笑みを浮かべてデッキからカードをサーチする。

 厄介なサーチに加え、古代の機械暗黒巨人の攻撃力はカトレアのフィールドのカオス・ソルジャーと同じ3000。このまま追撃しては、せっかく召喚した儀式モンスターが無駄になる。

 

「どうですかな? このまま攻撃は無駄でしょう。知っていますよ、儀式モンスターは召喚するためのコストが重い。だのに、ここで相討ちで終わらせてしまっていいのですかな?」

 

 牛島としてはここで攻撃は止まると思っていた。自身で言ったとおり、コストに見合っていないからだ。

 だがカトレアの苛烈な面は全く矛を収めてなどいなかった。

 

 

「いいえ。この程度で、わたくしの足は止まりませんわ。超戦士 カオス・ソルジャーで古代の機械暗黒巨人を攻撃!」

「相討ち狙い!? 馬鹿な!」

 

 驚愕に目を見開く牛島をよそに、カトレアのカオス・ソルジャーが地を蹴り疾走開始。跳躍し、両手持ちにした剣を大上段に構えた。

 

「ダメージステップに、手札から速攻魔法、禁じられた聖槍を発動! 古代の機械暗黒巨人はこのターン、他の魔法、罠の効果を受けない代わりに、攻撃力が800ダウンしますわ!」

 

 コンバットトリック。攻撃力が下がった古代の機械巨人は各所をショートさせ、動きを止めた。

 その一瞬を突き、カオス・ソルジャーが剣を振り下ろす。

 頭上から股間までを真っ二つにされ、機械の巨人が崩れ落ちた。

 

「超戦士 カオス・ソルジャーの効果発動! このカードが相手モンスターを戦闘破壊し、墓地に送った場合、その元々の攻撃力分のダメージ、即ち3000ポイントのダメージを与えますわ!」

「えぇ!?」

 

 驚愕に目を見開く牛島に構わず、カオス・ソルジャーは右手の剣を牛島に向かって投擲した。

 牛島は慌ててその場から退避。剣の着弾による衝撃波が、彼の身体を吹き飛ばす。

 

「う、お、は、かぁ!」

 

 ボールみたいに跳ねながら、それでも牛島は体勢を立て直した。なんだかんだと言って神々の戦争の参加者、バトルフィールド内で底上げされた身体能力による体捌きは一筋縄ではいかない。

 

「バトルを終了し、メインフェイズ2に入ります。ここで馬の骨の対価を発動。ジャックス・ナイトを墓地に送り、二枚ドロー。

 さらに混沌の場の効果を発動。魔力カウンターを三つ取り除き、デッキから高等儀式術をサーチ。

 カードを一枚伏せ、エンドフェイズに墓地のジョーカーズ・ストレートの効果を発動します。墓地のクィーンズ・ナイトをデッキに戻し、このカードを手札に戻します。改めて、ターンエンドです」

 

 

伝説の剣闘士 カオス・ソルジャー 地属性 ☆8 戦士族:儀式

ATK3000 DEF2500

「カオス・フォーム」「超戦士の儀式」により降臨

このカードは儀式召喚でしか特殊召喚できない。

(1):自分ドローフェイズのドロー前に、手札のこのカードを相手に見せて発動できる。このターン通常のドローを行う代わりに、デッキから儀式魔法カード1枚を手札に加える。

(2):???

(3):???

 

混沌の場:フィールド魔法

「混沌の場」は1ターンに1枚しか発動できない。(1):このカードの発動時の効果処理として、デッキから「カオス・ソルジャー」儀式モンスターまたは「暗黒騎士ガイア」モンスター1体を手札に加える。(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、お互いの手札・フィールドからモンスターが墓地へ送られる度に、1体につき1つこのカードに魔力カウンターを置く(最大6つまで)。(3):1ターンに1度、このカードの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。自分はデッキから儀式魔法カード1枚を手札に加える。

 

ジョーカーズ・ストレート:通常魔法

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。(1):自分の手札を1枚選んで捨て、デッキから「クィーンズ・ナイト」1体を特殊召喚し、デッキから「キングス・ナイト」「ジャックス・ナイト」の内1体を手札に加える。その後、モンスター1体を召喚できる。このターン、自分は戦士族・光属性モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。(2):自分・相手のエンドフェイズに、自分の墓地の戦士族・光属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに戻し、墓地のこのカードを手札に加える。

 

クィーンズ・ナイト 光属性 ☆4 戦士族:通常モンスター

ATK1500 DEF1600

 

キングス・ナイト 光属性 ☆4 戦士族:効果

ATK1600 DEF1400

(1):自分フィールドに「クィーンズ・ナイト」が存在し、このカードが召喚に成功した時に発動できる。デッキから「ジャックス・ナイト」1体を特殊召喚する。

 

ジャックス・ナイト 光属性 ☆5 戦士族:通常モンスター

ATK1900 DEF1000

 

代償の宝札:通常魔法

(1):手札からこのカードが墓地に送られた時に発動する。カードを2枚ドローする。

 

超戦士の儀式:儀式魔法

「カオス・ソルジャー」儀式モンスターの降臨に必要。「超戦士の儀式」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。(1):自分の手札・フィールドから、レベルの合計が8になるようにモンスターをリリースし、手札から「カオス・ソルジャー」儀式モンスター1体を儀式召喚する。(2):自分の墓地からこのカード及び光属性モンスター1体と闇属性モンスター1体を除外して発動できる。手札から「カオス・ソルジャー」儀式モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

超戦士カオス・ソルジャー 地属性 ☆8 戦士族:儀式

ATK3000 DEF2500

「超戦士の儀式」により降臨。自分は「超戦士カオス・ソルジャー」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。(2):???

 

古代の機械魔神 地属性 ☆8 機械族:融合

ATK1000 DEF1800

「アンティーク・ギア」モンスター×2

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):フィールドのこのカードは他のカードの効果を受けない。

(2):自分メインフェイズに発動できる。相手に1000ダメージを与える。

(3):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「アンティーク・ギア」モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。

 

古代の機械暗黒巨人 地属性 ☆8 機械族:効果

ATK3000 DEF3000

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「古代の機械巨人」として扱う。

(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。「古代の機械暗黒巨人」を除く、「アンティーク・ギア」カードか「歯車街」を合計2枚までデッキから手札に加える。その後、自分の手札を1枚選んで捨てる。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はカードをセットできない。

(3):このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。

 

禁じられた聖槍:速攻魔法

(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が800ダウンし、このカード以外の魔法・罠カードの効果を受けない。

 

馬の骨の対価:通常魔法

(1):効果モンスター以外の自分フィールドの表側表示モンスター1体を墓地へ送って発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。

 

混沌の場魔力カウンター×2

 

 

カトレアLP6400手札5枚

牛島LP8000→7200→4200手札4枚

 

 

「私のターンですな。ドロー」

 

 ドローカードを確認した牛島の顔に、笑みが浮かぶ。何かいいカードを引いたか、カトレアがそう思った時、すでに牛島は、歓喜に満ちた声とともに言い放った。

 

「来てくださいよ、北天の叡智巨神コイオス!」

「なんですって!?」

 

 コイオス、即ちティターン神族の登場。リリースさえもなく行われたそれに、カトレアの目が見開かれた。

 何かの間違いか、そんな予想さえ打ち砕いて、牛島のフィールドに巨大な影が現れる。

 円盤型の下半身、黒鉄色の上半身。服はなく、剥き出しの肌は金属質で、生身の感触は一切ない。

 顔立ちは同じ、顔にかけた眼鏡も同じ。ただし剥き出しの腕には第三、第四の腕が生え、背部には閉じかけの翼のようにも、人間の肋骨のようにも見えるパーツ。全体的に冷たくて硬くて、確固たる自己と、他者への関心の無さを感じさせる。

 

『…………我が知恵はすでに託された。なればこそ、それを十全に扱えるか否かは、ヒト次第。言うべきことはない』

「だとすれば、せいぜい神の期待に添うように致しましょうか」

 

 見た目の印象と変わらない、冷たくて硬い声。感情の乗った人工音声のようなその様に、カトレアは最初それが神、コイオスの声だと気づかなかった。

 

「コイオスは攻守ともに0ですが、私の魔法・罠ゾーンに表側表示で置くことができましてな。それによって、こうして場に来てもらったわけです。そして、魔法・罠ゾーンに置かれたタイミングで、コイオスの効果が発動。デッキからフィールド魔法、歯車街(ギア・タウン)を手札に加えます。そして発動」

 

 フィールドの状況が様変わりする。

 東京の街並みが消え去り、現れたのは巨大な歯車がゆっくりと回り続ける、武骨で巨大な機械の街が広がっていた。

 

「コイオスにはもう一つの効果がありましてな。コイオスは一ターンに一度、私の墓地のモンスター一体を特殊召喚するか、手札に加えることができます。そして、その対象モンスターが機械族だった場合、一枚ドローが可能なのです」

 

 牛島のテンションが徐々に上がってきている。コイオスを引き当て、場に出せたことで気分が高揚しているのかもしれない。魔法・罠ゾーンにいるため戦闘に参加はできないが、厄介なサポート効果に加え、神特有の体勢は魔法・罠ゾーンにいても発揮される。つまり神の効果以外での除去は不可能ということだ。

 

「ずっと居座る厄介なサポートカード……。攻略の障害になること間違いなしね」とモリガン。

「ですがそれを攻略してこそ神々の戦争ですわ」戦意を漲らせるカトレア。

「ならば攻略して貰いましょう。できるものなら! 古代の進軍を発動! 発動時の処理により、デッキからアンティーク・ギア魔法、古代の機械要塞(アンティーク・ギアフォートレス)を手札に加え、これも発動!」

 

 立て続けに、二枚の永続魔王が牛島のフィールドに現れる。牛島の背後に機械でできた武骨で巨大で、堅固な要塞が現れ、どこからともなく超重量の進軍の音が聞こえてくる。

 

「ここから、()()()()()()()()()()()古代の機械射出機(アンティーク・ギアカタパルト)発動! 私の場にモンスターが存在しない場合、私の場の表側カード一枚を破壊し、デッキからアンティーク・ギアモンスター一体を、召喚条件を無視して特殊召喚できます。

 私の場の古代の機械要塞を破壊し、デッキから古代の機械巨人(アンティーク・ギアゴーレム)を召喚条件を無視して特殊召喚!」

 

 地鳴りのような巨大な音を響かせながら、牛島の背後の要塞が瓦解し、その瓦礫の山から黒鉄色の鉄巨人が現れる。これは古代の機械暗黒巨人と違い、両手とも五指のある腕となっていた。

 

「さらに破壊された古代の機械要塞の効果発動! このカードが破壊された場合、私の手札か墓地からアンティーク・ギアモンスター一体を特殊召喚できます。私は墓地の古代の機械暗黒巨人を特殊召喚!」

 

 轟音を伴って現れる古代の機械暗黒巨人。アンティーク・ギアを代表する巨大モンスターが並ぶさまは圧巻の一言だった。

 

「古代の機械暗黒巨人の効果を発動し、デッキから古代の機械巨人と古代の機械融合(アンティーク・ギアフュージョン)を手札に加え、手札を一枚捨てます。

 ここで、古代の進軍の効果を発動しましょうか。 このカードは私の場のモンスター一体をリリースし、一枚ドロー。さらにこのターン中、古代の機械巨人やその関連カードを召喚するためのリリースがなくなります。私は古代の機械暗黒巨人をリリースし、一枚ドロー。そして古代の機械巨人を、リリースなしで召喚!」

 

 二体の古代の機械巨人が並び立つ。それはそれだけで圧迫感のある光景で、プレッシャーはすさまじい。

 だが、

 

「まだ来るわよ、カトレア」

 

 モリガンの言う通りだ。何しろ牛島は自慢げにコイオスの効果を語っていたのだから。

 

「コイオスの効果発動! 私の墓地から、古代の機械暗黒巨人を特殊召喚し、一枚ドロー!」

 

 先ほどリリースされた古代の機械暗黒巨人が、再び現れる。これで三体の攻撃力3000モンスター。一体はカオス・ソルジャーで相討ちに持ち込めても、追撃は防げない。

 だが牛島はカトレアの様子をじっと見つめ、なるほどと頷いた。

 

「今このまま私が攻撃した場合、あなたは(かなめ)を失い、その上大ダメージを受けることは必至。にもかかわらず落ち着いているならば、その伏せカードが原因か、ライフなど、消し飛ばなければ安いと思っているのか……。

 ですが、アンティーク・ギアは攻撃時に相手の魔法、罠を封印する。ならばその伏せカードでの逆転ではなく、後者と考えていると仮定しましょう。ならばこれでどうですかな。永続魔法、一族の結束。私の墓地のモンスターは機械族一種類のみ、よって私のモンスターの攻撃力は800アップ!」

 

 牛島が今まで手札から墓地に送っていたカードは古代の機械箱(アンティーク・ギアボックス)古代の機械兵士(アンティーク・ギアソルジャー)。いずれも機械族モンスターだ。

 カトレアの眉根が僅かに上がる。ポーカーフェイズに僅かな陰りが見える。目ざとく気付いた牛島が、にやりと笑った。

 

「どうやら後者の可能性が高そうですな。ならば攻め潰すまで。手札から古代の機械融合を発動! これは、アンティーク・ギアモンスター専用の融合魔法! ただし、私の場に表側表示の古代の機械巨人か、古代の機械巨人-アルティメット・パウンドが存在する場合、フィールド、手札のみならず、デッキからも素材とできるのです! 私は場の古代の機械巨人と、デッキの古代の機械巨人-アルティメット・パウンド、そして古代の機械巨竜(アンティーク・ギアガジェルドラゴン)を融合!」

 

 牛島のフィールドの空間が歪み、渦を作る。その渦に、彼のフィールド、デッキから三体のアンティーク・ギアモンスターが吸い込まれ、一つに混ぜ合わされ、新たな力を顕現される。

 

「三つの魂鉄の檻に閉じ込めて、来るは大いなる巨人の威容! 来なさい、古代の機械超巨人(アンティーク・ギア・メガトン・ゴーレム)!」

 

 先ほどの機械の巨人に倍する重量感が、牛島のフィールドに顕現する。

 ベースは古代の機械巨人。ただし腕の数が倍、足の数も倍。四脚四腕の異形の鉄巨人。

 

「く……!」

「古代の機械超巨人の攻撃力は3300、ただし一族の結束の効果によって、その攻撃力は4100! 叩き潰すもまた良し! バトルです!」

 

 アンティーク・ギアモンスターは共通効果として、攻撃時に相手の魔法、罠の発動を封じる。バトルフェイズに入ってしまえばカトレアは一方的に殴られ、磨り潰されるしかない。

 

「ここしかありませんわね! バトルフェイズ開始時に、リバースカードオーオウン! 攻撃の無敵化! このターン、超戦士 カオス・ソルジャーは戦闘、効果で破壊されませんわ!」

 

 翻るリバースカード。アンティーク・ギアの効果が及ぶ前に、防御札を発動。だが、超戦士 カオス・ソルジャーは攻撃表示。超過ダメージと、それに伴うダメージのフィードバックは防げない。

 

「ならば、磨り潰しましょう! 古代の機械超巨人で、超戦士 カオス・ソルジャーを攻撃!」

 

 攻撃宣言が下り、異形の機械巨人が、その四本腕を振るう。カオス・ソルジャーは剣を背中に収め、代わりに盾を両手で構えて衝撃に備える。

 激突。カオス・ソルジャーは逞しい体つきだが古代の機械超巨人の前では何とも頼りない。

 踏みとどまり、地面に足を引きずる後を作るが、それでも耐える。が、

 

「くぅ……!」

 

 超過ダメージがカトレアを襲う。回避不能の衝撃に、少女の身体が軋む。

 

「まだです! 古代の機械超巨人は、融合素材にした古代の機械巨人、または古代の機械巨人-アルティメット・パウンドの数まで攻撃が可能! 素材となった対象モンスターは二体、よってもう一度攻撃が可能です! 追撃を受けなさい!」

 

 四重の拳を放った古代の機械超巨人が、再び拳を振りかぶる。

 停滞なく振り下ろされる四つの鉄槌。先程と同じく、カオス・ソルジャーは再び受ける、踏みとどまる。だが、ダメージのフィードバックがカトレアの身体を軋ませる。

 

「カトレア!」

「な、何のこれしき……! わ、わたくしを舐めてもらっては困りますわ!」

 

 そう言って牛島と、コイオスを睨む瞳は力に満ちていた。カトレアの眼光に射抜かれた牛島は、しかし怯まない。

 

「まだですよ。古代の機械巨人と、古代の機械暗黒巨人でカオス・ソルジャーを攻撃!」

 

 二体の巨人が動き出す。叩き込まれる拳たち。それらに耐える超戦士。その度に、カトレアの身体が揺れる。膝を付くそうになるが、何とか耐える。

 

「好き勝手殴ってくれますわね……ッ!」

「だけどこれで終わりのはず。すでに攻撃の手はない」

「いいえ!」

 

 モリガンの予測を、牛島の大仰な声が否定した。

 

「私は手札からダブル・サイクロンを発動! 私の場の歯車街と、あなたの混沌の場を破壊!」

「しまった!」

 

 目を見開くカトレアをしり目に、二人のフィールド魔法が風の刃に切り刻まれて、瓦解していく。

 

「この瞬間、歯車街の効果発動! 墓地から古代の機械巨竜を特殊召喚します!」

 

 魔車街の瓦礫をぶち上げて、現れるな機械の巨竜。歯車がはまる部分があり、その空洞が気になるが、赤く光る眼といい、油断ならない。

 

「バトルフェイズ中にモンスターを特殊召喚した場合、攻撃宣言はあるのでしたね? 古代の機械巨竜でカオス・ソルジャーを攻撃!」

 

 機械巨竜が、その曲を旋回させ、尻尾による遠心力を利用した一撃を叩き込む。

 

「かは……!」

 

 ふらつくカトレアの身体。だが踏みとどまる。彼女の矜持か、根性か。いずれにせよ、力を失わぬ眼差しは変わらず牛島と、彼の背後で沈黙したままのコイオスを睨みつける。

 

「ちなみに、古代の機械超巨人は、相手の効果でフィールドを離れた場合、EXデッキから古代の機械究極巨人(アンティーク・ギアアルティメットゴーレム)を特殊召喚できるので、注意が必要ですな。ターンエンドです」

 

 

北天の叡智巨神コイオス 神属性 ☆10 幻神獣族:効果

ATK0 DEF0

このカードは特殊召喚できない。このカードは3体のモンスターをリリースしてのみ通常召喚できる。(1):このカードは神属性、幻神獣族モンスターの効果以外のカード効果ではフィールドを離れず、コントロールも変更されない。(2):このカードが相手のカードの効果を受けた時、エンドフェイズにこのカードに対するそのカード効果を無効にする。(3):このカードは自分の魔法・罠ゾーンに永続魔法カード扱いで表側表示で置くことができる。その後、デッキからフィールド魔法1枚を自手札に加えるか分フィールドにセットする。(4):1ターンに1度、自分の墓地のモンスター1体を対象にして発動できる。そのモンスターを手札に加えるか特殊召喚する。特殊召喚したモンスターが機械族だった場合、カードを1枚ドローする。

 

古代の進軍:永続魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分はカードをセットできない。

(1):このカードの発動時の効果処理として、デッキから「古代の進軍」以外の「アンティーク・ギア」魔法・罠カード1枚を手札に加える。

(2):1ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。自分は1枚ドローし、このターン中、以下の効果を適用する。

●自分は「古代の機械巨人」またはそのカード名が記されたレベル5以上のモンスターを召喚する場合に必要なリリースをなくす事ができる。

 

古代の機械要塞:永続魔法

(1):このターンに召喚・特殊召喚された自分フィールドの「アンティーク・ギア」モンスターは、相手の効果では破壊されず、相手はそれらを効果の対象にできない。

(2):「アンティーク・ギア」カードの効果の発動に対して、相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。

(3):魔法&罠ゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。自分の手札・墓地から「アンティーク・ギア」モンスター1体を特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「アンティーク・ギア」モンスターしか特殊召喚できない。

 

古代の機械射出機:通常魔法

このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、自分フィールドの表側表示カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊し、デッキから「アンティーク・ギア」モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。

(2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの表側表示カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊し、自分フィールドに「古代の歯車トークン」(機械族・地・星1・攻/守0)1体を特殊召喚する。

 

古代の機械巨人 地属性 ☆8 機械族:効果

ATK3000 DEF3000

このカードは特殊召喚できない。

(1):このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。

(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。

 

古代の機械融合:通常魔法

(1):自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、「アンティーク・ギア」融合モンスター1体を融合召喚する。自分フィールドの、「古代の機械巨人」か「古代の機械巨人-アルティメット・パウンド」を融合素材とする場合、自分のデッキのモンスターも融合素材とする事ができる。

 

古代の機械超巨人 地属性 ☆9 機械族:融合

ATK3300 DEF3300

「アンティーク・ギア」モンスター×3

(1):このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。

(2):「古代の機械巨人」「古代の機械巨人-アルティメット・パウンド」の中から合計2体以上を素材として融合召喚したこのカードは、その数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。

(3):融合召喚した表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。EXデッキから「古代の機械究極巨人」1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。

 

一族の結束:永続魔法

(1):自分の墓地の全てのモンスターの元々の種族が同じ場合、自分フィールドのその種族のモンスターの攻撃力は800アップする。

 

攻撃の無敵化:通常罠

バトルフェイズ時にのみ、以下の効果から1つを選択して発動できる。

●フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターはこのバトルフェイズ中、戦闘及びカードの効果では破壊されない。

●このバトルフェイズ中、自分への戦闘ダメージは0になる。

 

ダブル・サイクロン:速攻魔法

(1):自分フィールドの魔法・罠カード1枚と、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

 

歯車街:フィールド魔法

(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、お互いのプレイヤーは「アンティーク・ギア」モンスターを召喚する場合に必要なリリースを1体少なくできる。

(2):このカードが破壊され墓地へ送られた時に発動できる。自分の手札・デッキ・墓地から「アンティーク・ギア」モンスター1体を特殊召喚する。

 

古代の機械巨竜 地属性 ☆8 機械族:効果

ATK3000 DEF2000

(1):このカードの召喚のためにリリースしたモンスターによって以下の効果を得る。●グリーン・ガジェット:このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。●レッド・ガジェット:このカードが相手に戦闘ダメージを与えた場合に発動する。相手に400ダメージを与える。●イエロー・ガジェット:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した場合に発動する。相手に600ダメージを与える。(2):このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。

 

 

カトレアLP6400→5300→4200→3400→2600→1800手札5枚

牛島LP4200手札3枚

 

 

 さすがにこの状況は()()()。敵の物量に対応しきれない。何とかしなければ、磨り潰される。

 カトレアは、明確に窮地に立たされていた。

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