神々の戦争   作:tuki21

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第125話:ハートに火をつけて

 眼前に広がる古代の機械(アンティーク・ギア)の大群を、カトレアは無言で見据える、

 額から流れ落ちた汗が頬を伝い、顎を伝って地面に落ちる。

 顔を這いまわるむずがゆさも、今の彼女には何の問題にもならない。

 目の前に機械の軍団。これを打ち破らなければ、磨り潰される。

 

 

カトレアLP1800手札5枚

ペンデュラムゾーン赤:なし青:なし

モンスターゾーン 超戦士カオス・ソルジャー(攻撃表示)、

魔法・罠ゾーン 

フィールドゾーン

 

牛島LP4200手札3枚

モンスターゾーン 古代の機械巨人(攻撃表示、攻撃力3000→3800)、古代の機械超巨人(攻撃表示、攻撃力3300→4100)、古代の機械暗黒巨人(攻撃表示、攻撃力3000→3800)、古代の機械巨竜(攻撃表示、攻撃力3000→3800)、

魔法・罠ゾーン 北天の叡智巨神コイオス、古代の進軍、一族の結束

フィールドゾーン 

 

 

「戦況としては、だいぶ不利ね」

 

 半透明のモリガンが気遣うようにカトレアに声をかける。カトレアは凛とした表情を崩さず、「なんのことはありません」と告げる。

 

「どちらにせよ、気を抜けばやられるのは、このデュエルに限った話ではありません。神々の戦争、いえ、それ以外の、ただのデュエルであっても、気のゆるみから敗北につながるのです。

 ならば、この程度の逆境、覆してこそですわ。わたくしのターン、ドロー!」

 

 伝説の剣闘士 カオス・ソルジャーの効果は使わない。どんな儀式魔法をサーチしたところで、この状況は覆せない。このまま何もせずにターンを明け渡せば一瞬で磨り潰される。

 ならば、このドローに賭けるしかない。

 

「ここできましたか。メインフェイズ1開始時に、強欲で金満な壺発動! EX(エクストラ)デッキのカードを六枚、裏側で除外し、二枚ドロー!」

 

 天運を駆けるドローブースト。ここで引けたという事実に、カトレアは流れは決して途切れていないと確信した。

 だとすれば――――

 

「来ましたわ! わたくしは高等儀式術発動! デッキから通常モンスターのクィーンズ・ナイトと魔鍵銃士-クラヴィスを墓地に送り、レベル8の伝説の剣闘士 カオス・ソルジャーを儀式召喚!」

 

 カトレアのフィールドに、魔法陣が浮き上がり、周りに金の燭台が並ぶ。

 燭台のろうそくが、ひとりでに次々と灯がともり始めた。

 

「混沌を制する伝説の戦士が、今ここに降臨する! 来なさい、我が堅固なる騎士! 伝説の剣闘士 カオス・ソルジャー!」

 

 魔法陣が螺旋の光と突風が巻き起こり、周囲を圧する。

 その、力が荒れ狂うフィールドの中心地から現れる影。

 細身だが筋肉質で、引き締まったフォルム、青に金の縁取りがなされた鎧、背中に背負われた盾、両手に握りしめられた片刃の剣。半身を開き、構えてカトレアの敵を見据えるその様は戦場で鍛え抜かれ、なお刃(こぼ)れ一つしない名刀を思わせる。

 仰々しく登場した儀式モンスターに、牛島が目を見張る。

 

「ほう。ここにきて新たな儀式モンスターですか。ですが、それでは私のモンスターたちには敵いませんな」

 

 牛島の言うことは的を射ている。

 だがそれは、ステータスでのみ見た感想だ。

 カトレアは不敵に笑い、

 

「いいえ、このカードこそ、貴方の、その強固ながらも武骨な軍勢を打ち破るキーカード。それを証明しましょう。

 バトルです! 超戦士 カオス・ソルジャーで古代の機械巨人(アンティーク・ギアゴーレム)に攻撃!」

「なんですと?」

 

 現時点で、超戦士 カオス・ソルジャーは牛島のモンスターのどれよりも攻撃力が下だ。このまま攻撃しても返り討ちに会い、ダメージはカトレアだけが負う。

 だとすれば、2ターン目のような、コンバットトリックか。一体いかなる手段を使ってくるか、警戒した牛島だったが、実際は古代の機械巨人が振り下ろした拳の前に、超戦士 カオス・ソルジャーは抗うこともできずに叩き潰された。

 

「?」

 

 訝し気に眉を(ひそ)める牛島。何の意味もない、ただの自爆特攻に、デュエルの経験が浅い牛島は戸惑うしかない。

 

「この瞬間、超戦士 カオス・ソルジャーの効果発動! このカードが戦闘か相手の効果によって破壊され、墓地に送られた場合、デッキから暗黒騎士ガイアモンスター一体を特殊召喚できます。

 来なさい、暗黒騎士ガイアソルジャー!」

 

 超戦士 カオス・ソルジャーが消えていく。その粒子が消え去る前に飛び出す戦士の姿。

 右手に三又槍(トライデント)を握り締め、濃い紫に金の意匠が入ったマントを翻し、随所に牙とも、角とも取れる赤い突起パーツを備えた青と金の鎧で全身を包み込んだ新たな戦士。

 超戦士の遺志を継ぎ、新たに現れた戦士を前に、カトレアはなお叫ぶ。

 

「ガイアソルジャーの効果発動! 特殊召喚成功時に、フィールドの攻撃表示モンスター一体を守備表示に変更します! わたくしは古代の機械巨竜(アンティーク・ギアガジェルドラゴン)を守備表示に変更しますわ!」

 

 ガイアソルジャーが右手の槍を掲げると、何を思ったか、牛島のフィールドにいる機械仕掛けの巨竜が、ひざを折り、身を伏せて守備体勢に移行した。

 

「これで行けますわね。伝説の剣闘士 カオス・ソルジャーで守備表示となった古代の機械巨竜を攻撃!」

 

 古代の機械巨人の守備力は、他のアンティーク・ギアと違い、2000止まり。攻撃力3000のカオス・ソルジャー達で打倒できる。

 カオス・ソルジャーが地を蹴って失踪。その様は瞬きの裡に人の視界から消え去る速さ。一瞬で間合いを詰めたカオス・ソルジャーの剣が一閃。古代の機械巨竜の動力部、ワイヤー、シリンダー、歯車を全て両断した。

 轟音と瓦礫の山を降り注がせて、巨大な機械竜の身体が崩れ落ちた。

 

「この瞬間、伝説の剣闘士 カオス・ソルジャーの効果発動!

 通常モンスターを生贄にし、儀式召喚されたこのカードが相手モンスターを戦闘で破壊した時、相手フィールドのカードを全てデッキに戻します!」

「な、なんですって!?」

 

 牛島の(まなこ)が驚愕に見開かれる。今までの、おどけたような、どこか余裕さえ感じさせる仕草と違い、心底から驚いている。

 

 目を瞑り、嘆息するコイオス。「以前説明したが、デッキバウンスの場合、フィールドを離れた際に発動するあらゆる効果を発動できない。つまり、古代の機械超巨人の効果も発動せず、古代の機械究極巨人も特殊召喚できない」

 

 コイオスの言う通りだ。カードとしてのコイオスは、自身の耐性によってフィールドに残り続けるが、他のカードは無理だ。

 愕然とする牛島は、眼前で自分が並べた大型モンスターたちが、夢幻のように消えていくのを黙って眺めていることしかできなかった。

 

「まだわたくしのバトルフェイズは続いています! ガイアソルジャーでダイレクトアタック!」

 

 馬のない暗黒騎士が、己の足で地を蹴って疾走。一瞬で距離を詰める。

 

「う、わ……!」

 

 丸い身体を翻し、腕で宝珠を庇う牛島。三又槍の穂先が彼の身体を引っ掻け、ボールのように弾き飛ばした。

 

「ぐぅ……!」

 

 ゴロンと転がって、牛島の運動に不向きな体が仰向けになった。

 だがこれ以上の追撃はない。カトレアのモンスターは全て攻撃を終えた。

 そのはずだった。

 

「甘いですわ! わたくしの、()()()()()()()()! 手札の支配の戦女神モリガンの効果発動! このカードがわたくしの手札かフィールドに存在し時、自分か相手のメインフェイズかバトルフェイズに、手札を一枚捨ててわたくしの墓地のモンスター一体を特殊召喚できます。さらにそのモンスターが戦士族だった場合、さらに攻撃力が1000アップします! 甦りなさい、超戦士 カオス・ソルジャー!」

 

 カトレアの頭上に現れる影。 

 その姿は翼を大きく広げたモリガン。ただし、扇情的でさえあるドレスの上に、輝く白銀色の鎧を身に纏い、両手に身のためほどの槍を手にしていた。

 モリガンが、両手に握りしめた槍の穂先を、天に向かって突き上げ、叫んだ。

 

「戦士よ! 汝の死後は我がもとに、汝の戦は、我とともに! 甦れ!」

 

 次の瞬間、カトレアの墓地から飛び出す影が一つ。先程機械仕掛けの軍勢に挑むも返り討ちに会ってしまった超戦士 カオス・ソルジャー。

 

「て、手札から――――」怯えるように手札のカードの一枚に指を駆ける牛島。

「速攻のかかしでも握っていましたか? 無駄です! 伝説の剣闘士 カオス・ソルジャーがわたくしの場にいる限り、わたくしのバトルフェイズ中、相手は効果を発動できません!」

 

 延命のための抵抗は無駄だった。カトレアの墓地から飛び出したカオス・ソルジャーは、跳躍の勢いそのままに、盾を背中に収め、剣を両手で握りしめ、牛島に向かって落下する。

 コイオスが、静かに目を閉じた。

 超戦士 カオス・ソルジャーの剣が振り下ろされる。その切っ先が、牛島の胸元の宝珠を、彼のライフとともに両断した。

 

 

強欲で金満な壺:通常魔法

(1):自分メインフェイズ1開始時に、自分のEXデッキの裏側のカード3枚か6枚をランダムに裏側で除外して発動できる。除外したカード3枚につき1枚、自分はドローする。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はカードの効果でドローできない。

 

高等儀式術:儀式魔法

儀式モンスターの降臨に必要。(1):レベルの合計が儀式召喚するモンスターと同じになるように、デッキから通常モンスターを墓地へ送り、手札から儀式モンスター1体を儀式召喚する。

 

伝説の剣闘士 カオス・ソルジャー 地属性 ☆8 戦士族:儀式

ATK3000 DEF2500

「カオス・フォーム」「超戦士の儀式」により降臨

このカードは儀式召喚でしか特殊召喚できない。

(1):自分ドローフェイズのドロー前に、手札のこのカードを相手に見せて発動できる。このターン通常のドローを行う代わりに、デッキから儀式魔法カード1枚を手札に加える。

(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分バトルフェイズ中に相手は効果を発動できない。

(3):通常モンスターを使用して儀式召喚したこのカードの攻撃で相手モンスターを破壊した時に発動できる。相手フィールドのカードを全てデッキに戻す。

 

超戦士 カオス・ソルジャー 地属性 ☆8 戦士族:儀式

ATK3000 DEF2500

「超戦士の儀式」により降臨。自分は「超戦士カオス・ソルジャー」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。(2):このカードが戦闘または相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。自分の手札・デッキ・墓地から「暗黒騎士ガイア」モンスター1体を選んで特殊召喚する。

 

暗黒騎士ガイアソルジャー 闇属性 ☆8 戦士族:効果

ATK2600 DEF2100

このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。(1):自分フィールドのドラゴン族の融合モンスター1体をリリースして発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。(2):このカードが特殊召喚に成功した場合、フィールドの攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示にする。(3):このカードをリリースして発動できる。デッキから「暗黒騎士ガイアソルジャー」以外のレベル7以上の戦士族モンスター1体を手札に加える。

 

支配の戦女神モリガン 神属性 ☆10 幻神獣族:効果

ATK??? DEF4000

このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。このカードは特殊召喚できない。このカードは3体のモンスターをリリースしてのみ通常召喚できる。(1):このカードは神属性、幻神獣族モンスターの効果以外のカード効果ではフィールドを離れず、コントロールも変更されない。(2):このカードが相手のカードの効果を受けた時、エンドフェイズにこのカードに対するそのカード効果を無効にする。(3):自分か相手のメインフェイズ、バトルフェイズに、手札かフィールドにこのカードが存在する場合、発動できる。。手札を1枚捨て、自分の墓地からモンスター1体を特殊召喚する。特殊召喚したモンスターが戦士族モンスターだった場合、そのモンスターの攻撃力を1000アップする。(4):???

 

 

牛島LP4200→1600→0

 

 

 コイオスと、牛島の姿が消えていく。神々の戦争から脱落し、このバトルフィールドから弾かれたのだろう。

 

「さて、どうしましょうか?」

 

 鎧姿をパージして、ドレス姿に戻ったモリガンに、カトレアが問いかけた。

 

「そうねぇ、このままこの趣味の悪い神殿に突入するのも手だけれど――――」

 

 ぐるりと周りを見回すモリガン。その視線の先に立ち上がる影、影、影――――

 

「ギリシャの怪物たち。放置はできませんわね」

 

 警戒心を滲ませて、カトレアはデュエルディスクを起動させ、告げた。

 

「有象無象の怪物ども、このわたくしが相手をして差し上げます。かかってきなさい!」

 

 彼女の戦いはまだ終わらない。

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

 その男はまるで嵐の擬人化のようだった。

 印象に反して若い男だ。まだ十代と思われる、幼さを残した顔と、それと反比例する引き締まった体躯。

 浅く日に焼けた肌、短めに刈り揃えられた赤髪に黒い袖のないシャツ、同じく黒のズボン。百九十を超える体躯、赤みがかった茶色の瞳。

 その顔に浮かぶ表情は怒の一文字。とにかく怒りと恨みをまき散らしたくてたまらない様子だった。

 彼にも名前と生活があったが、今、それは意味がない。

 その身体も、意識も、ギリシャ神話最強の怪物、テュポーンに支配されている。

 故に「彼」はテュポーン。ただの打倒すべき怪物だ。

 

「見つけた。見つけたぜゼウスよぉ!」

 

 怒りの中に喜悦を滲ませて、テュポーンは笑う。

 対峙するのは一人の男と一柱の神。

 180センチを超える長身、浅黒い肌、黒い総髪、黄色い瞳。鋭い犬歯。第三ボタンまで外したシャツにダメージジーンズ姿。知能を持つ黒獅子の風情。ゼウスと契約を交わした、神々の戦争の参加者、狩谷勇(かりやいさむ)

 その傍らに一柱の神。

 2メートルを超える巨体、荒々しい金髪に白い肌、奥に炎がちらつく氷河のような青い瞳、胸元を晒した白いシャツ姿。野性的でありながら理性的な、美しい金色の毛並みをした、巨大な牡牛の風情。

 言うまでもなく、ギリシャ神話の最高神、ゼウスであった。

 ゼウスは呆れたように嘆息し、

 

「テュポーン……、一時はギリシャ世界にその名を轟かす最強の怪物で、この吾輩さえ後塵を拝したというのに、今は怨みと怒りで動くだけか」

「ほざきやがれ! テメェに焼き切られた身体が疼くのさ! テメェを食い千切れってな!」

「それで神話の時代から今までストーキングか。いい迷惑だ。せめて美女に生まれ変わってから出直してこい」

 

 テュポーンの怒りを、ゼウスは涼風のように受け流す。顔の前で手を振って臭いを振り払うようなしぐささえしてくる。

 

「オマエらの因縁なんざどーでもいい」

 

 そこに差し挟んでくる声は、狩谷のもの。

 狩谷は右手を己の左胸、心臓部に当てながら、にやりと笑う。肉食獣の笑みのようなものだ。

 

「殺したい相手を目の前にいて、オマエは吠えるだけか?あぁ!?」

 

 闘争心を秘めた挑発。狩谷の、牙のような犬歯が剥き出しになる笑いに、テュポーンもまた、表情を憤怒に歪ませた。

 

「言うじゃねぇか、人間風情が! いいぜ、潰されたいなら望み通りにしてやらァ!」

 

 嵐のように狂暴に唸りながらデュエルディスクを起動させるテュポーン。狩谷はデュエルディスクを起動させる前に、己の左胸、心臓の位置に手を当てた。

 

「良いぜェ。オレの心臓に、火をつけて見せろや、最強の怪物さんよォ!」

 

 闘志を漲らせて、狩谷もデュエルディスクを起動させる。その胸元に光るイエローレッドの、宝珠の輝き。

 

決闘(デュエル)!』

 

 神話の因縁の再現。強大な戦いが、ここに始まった。

 

 

狩谷LP8000手札5枚

テュポーンLP8000手札5枚

 

 

「オレの先攻だ! ぶっ潰してやんぜ。覇王門の魔術師を、(ペンデュラム)ゾーンにセット!」

 

 テュポーンの右隣に、青白い半透明の柱が屹立し、その中に収められた一体のモンスター。

 真っ白の身体、女性の体つき、長い銀髪、白銀色の兜に覆われながらも、そこから覗く凛々しい瞳、肩や腕を覆う鎧姿。

 どことなくアストログラフ・マジシャンや、クロノグラフ・マジシャンの系列を感じさせる外見のモンスター。その下側に、楔型数字の1が浮かび上がった。

 

「覇王門の魔術師のP効果! このカードを破壊し、手札かデッキから覇王門の魔術師以外のPモンスターをセットできる! オレは覇王門零(はおうもんぜろ)を手札に加える!

 スケール0の覇王門零と、スケール13の覇王門無限(インフィニティ)を、Pセッティング!」

 

 テュポーンの両隣に、先程と同じ、青白い光の柱が屹立。そこに、(ゼロ)と、(むげん)の形をしたモンスターが収納されている。

 その下部にある数字は「0」と「13」。

 

「これでオレは、全てのレベルのモンスターをP召喚できる!

 覇王がお呼びだ、()く馳せ参じろ下僕ども! ペンデュラム召喚! 手札から来やがれ、覇王眷竜ダークヴルム! 覇王眷竜ライトヴルム!」

 

 テュポーンのフィールド、その頭上に異界へとつながる円形のゲートが開き、その中から、紫と白い光が飛び出し、テュポーンのフィールドに降り立った。

 黒い体躯に羽とも、角とも取れる金色の外殻、顔の両脇にもややカーブした角を備え、攻撃的な光を備えた双眸が狩谷を睨む。即ち覇王眷竜ダークヴルム。

 その傍ら、金色の身体、長い首、やはり羽とも、角ともつかぬ外殻、顔横の角。即ち覇王眷竜ライトヴルム。

 

「む? レベル7の覇王門の魔術師はP召喚せんのか?」

 

 ゼウスの当然の疑問。テュポーンは宿敵の反応に気をよくしたように笑う。敵意を剥き出しにした、獰猛な笑い。

 

「じっくり説明してやるから、慌てんじゃねぇよこの早漏郎が! オレは覇王眷竜ダークヴルムの効果を発動し、デッキから覇王門無限を手札に加える!

 さらにライトヴルムの効果発動! 召喚、特殊召喚成功時に、オレのEX(エクストラ)デッキに表側表示で存在する覇王眷竜、または覇王門Pモンスター一体を手札に加える! オレは覇王門の魔術師を手札に加える! その後、覇王眷竜の(シンクロ)召喚か、(エクシーズ)召喚を行う!

 オレはレベル4のダークヴルムに、同じくレベル4のライトヴルムをチューニング!」

 

 両手を大きく広げるテュポーン。回物のフィールドで、四つの緑色の光の輪となるライトヴルム。その輪を潜ったダークヴルムが、同じく四つの白い光の玉となる。

 光球を、光の道が貫いた。

 

「覇王がお呼びだ。疾くはせ参じろ透徹なる晶翼の竜! 覇王眷竜クリアウィング!」

 

 光が満ちる。その中から、耳を弄する咆哮と共に現れた、巨大な影。

 一見するとそれはクリアウィング・シンクロ・ドラゴンそっくりだ。

 だがオリジナルにはない黄緑のラインが走り、淡い緑色の水晶部分は色を濁らせており、全体的にオリジナルに比べて、全ての色が暗くなっている。

 

「手札の覇王門の魔術師の効果発動だオラ! 手札かEXデッキのシンクロ、エクシーズ、フュージョン、ペンデュラムドラゴンのうち、一体を墓地に送り、特殊召喚できる! オレはEXデッキからクリアウィング・シンクロ・ドラゴンを墓地に送り、手札のこいつを特殊召喚すんぜ!」

 

 今度はフィールドに現れる覇王門の魔術師。わざわざ手札に送ってまで自身の効果で特殊召喚する意味は何か。狩谷もゼウスも思い至る。何しろ、ヘイムダルの千里眼を経由して、烈震(れっしん)とこの怪物のデュエルの流れは情報として共有済み。

 

「覇王龍召喚のための布石……。そのためにP召喚しなかったわけか……」

「アー? オレのデッキを知ってんのか。さすが神! 盗み見(ピーピング)が得意なのはトム君じゃあなくて、カミサマってわけだ! じゃあ目ぐらい潰れないと嘘だよなぁ! 姑息すぎて笑えもしねぇ!」

 

 荒れ狂い、終わりを感じさせない嵐のように、テュポーンは猛る。狩谷は反応しない。テュポーンの感情の爆発ではなく、この怪物の戦術にのみ興味を示す。

 

「特殊召喚された覇王門の魔術師のモンスター効果! デッキから、魔法使い族以外の覇王龍ズァーク関連のカード一枚を手札に加える。オレはペンデュラム・エボリューションを手札に加え、発動! トーゼン、効果も発動だ! 手札の覇王門無限をデッキに戻し、デッキから戻したモンスターとは異なる攻撃力2500のPモンスター一体を手札に加える。オレはオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを手札に加える! カードを一枚伏せ、ターンエンドだ!」

 

 

覇王門の魔術師 光属性 ☆7 魔法使い族:ペンデュラム

ATK2500 DEF2000

Pスケール1

P効果

このカード名の②のP効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分フィールドの「覇王龍ズァーク」は相手の効果では除外できない。

(2):自分メインフェイズに発動できる。このカードを破壊し、手札・デッキから「覇王門の魔術師」以外の「覇王門」Pモンスター1体を自分のPゾーンに置く。

モンスター効果

このカード名の①②のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分のPゾーンに「覇王門の魔術師」以外の「覇王門」カードが存在する場合に発動できる。手札・EXデッキから「ペンデュラム・ドラゴン」「エクシーズ・ドラゴン」「シンクロ・ドラゴン」「フュージョン・ドラゴン」モンスターの内1体を墓地へ送り、このカードを手札から特殊召喚する。

(2):このカードが特殊召喚した場合に発動できる。魔法使い族モンスターを除く、「覇王龍ズァーク」のカード名が記されたカード1枚をデッキから手札に加える。

 

覇王門零 闇属性 ☆7 悪魔族:ペンデュラム

ATK0 DEF0

Pスケール0

P効果

(1):自分フィールドに「覇王龍ズァーク」が存在する場合、自分が受ける全てのダメージは0になる。

(2):1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンに「覇王門無限」が存在する場合に発動できる。自分のPゾーンのカード2枚を破壊し、デッキから「融合」魔法カードか「フュージョン」魔法カード1枚を手札に加える。

モンスター効果

(1):1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドの表側表示カード1枚を対象として発動できる。そのカードとこのカードを破壊し、ドラゴン族の融合モンスターまたはドラゴン族のSモンスター1体をEXデッキから特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力は0になり、効果は無効化され、S・X召喚の素材にできない。

(2):モンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。このカードを自分のPゾーンに置く。

 

覇王門無限 闇属性 ☆7 悪魔族:ペンデュラム

ATK0 DEF0

Pスケール13

P効果

(1):自分フィールドにモンスターが存在する場合、自分はP召喚できない。この効果は無効化されない。

(2):1ターンに1度、自分フィールドに「覇王龍ズァーク」が存在する場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力分だけ自分のLPを回復する。

モンスター効果

(1):1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドの表側表示カード1枚を対象として発動できる。そのカードとこのカードを破壊し、ドラゴン族のXモンスターまたはドラゴン族のPモンスター1体をEXデッキから特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力は0になり、効果は無効化され、S・X召喚の素材にできない。

(2):モンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。このカードを自分のPゾーンに置く。

 

覇王眷竜ダークヴルム 闇属性 ☆4 ドラゴン族:ペンデュラム

ATK1800 DEF1200

Pスケール5

P効果

(1):1ターンに1度、自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。デッキから「覇王門」Pモンスター1体を選び、自分のPゾーンに置く。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は闇属性モンスターしかP召喚できない。

モンスター効果

このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「覇王門」Pモンスター1体を手札に加える。(2):このカードが墓地に存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。

 

覇王眷竜ライトヴルム 光属性 ☆4 ドラゴン族:ペンデュラムチューナー

ATK1200 DEF1800

Pスケール8

P効果

このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):モンスターが特殊召喚された場合、自分フィールドに「覇王龍ズァーク」とPモンスターがそれぞれ存在すれば発動できる。このカードを特殊召喚する。その後、自分フィールドのPモンスター1体とこのカードの内、1体の属性・レベルをもう1体と同じにできる。

モンスター効果

このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。自分のEXデッキ(表側)から「覇王眷竜」Pモンスターか「覇王門」Pモンスター1体を手札に加える。その後、「覇王眷竜」Sモンスター1体のS召喚または「覇王眷竜」Xモンスター1体のX召喚を行う事ができる。

(2):このカードがEXデッキに表側で存在する状態で、自分フィールドの表側表示のPモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。このカードを手札に加える。

 

 

覇王眷竜クリアウィング 風属性 ☆8 ドラゴン族:シンクロ

ATK2500 DEF2000

チューナー+チューナー以外の闇属性Pモンスター1体以上

(1):このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する。(2):1ターンに1度、このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算前に発動できる。そのモンスターを破壊し、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。(3):このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの「覇王眷竜」モンスター2体をリリースして発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。

 

ペンデュラム・エボリューション:永続魔法

このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):手札からPモンスター1体をデッキに戻して発動できる。戻したモンスターとはカード名が異なる攻撃力2500のPモンスター1体をデッキから手札に加える。

(2):自分がEXデッキの裏側のPモンスターを特殊召喚したターンの自分メインフェイズに発動できる。モンスターのP召喚を行う。

(3):自分フィールドの「覇王龍ズァーク」1体を対象として発動できる。このターン、そのモンスターは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。

 

 

「ハッ! なかなか食い出がありそうじゃねェか。面白れェ、オレのターン! グラウンド・ゼノ発動! デッキからゼノ・メテオロスを手札に加え、その後、手札のプチラノドンを破壊!

 ンでもって、オレの手札にあるゼノ・メテオロスとプチラノドンの効果発動! ゼノ・メテオロスを自身の効果で特殊召喚し、プチラノドンの効果でデッキから魂食いのオヴィラプターを特殊召喚すンぞ!」

 

 大型の餌を前にした肉食獣のような笑みを浮かべて、狩谷はカードを操る。

 彼のフィールドに現れる二つの大きな影。

 煮えたぎるマグマのような足、剥き出しの頭蓋骨のような頭部、短い腕、細身の身体にしなやかな尻尾。二足歩行の恐竜モンスター、即ちゼノ・メテオロス。

 その傍らに幽鬼のような恐竜モンスター。二足歩行の恐竜型、青白く揺らめく炎が背びれのように揺らめいており、頭部の形状は頭突きを生業としていそうな(こぶ)のような突起がある。死んでいるような皮膚の色に虚ろな瞳はアンデット族でないことが不思議なほどだった。

 

「オヴィラプターの効果で、デッキからベビケラサウルスをサーチすンぞ。ンで、ゼノ・メテオロスの効果発動だ! ベビケラサウルスを破壊し、デッキからフロストザウルスを特殊召喚! さらに破壊されたベビケラサウルスの効果で、デッキから珠玉獣-アルゴザウルスを特殊召喚!」

 

 狩谷の展開は止まらない。彼の手札のモンスターがガラスが砕け散るように粉々に粉砕され、新たに彼のフィールドに恐竜が現れる。

 一体目は全身が氷漬けになったブラキオサウルス。牙も爪も持たないが、その巨体と屈強な尻尾だけで十分に武器になる。

 その傍らに現れる小さな影は、小さな光る球が集まった、ワニのような見た目のモンスター。動物というより、アクアビーズが何かを思わせる。

 

「おーおー、必死に並べるじゃねぇか人間よぉ! それじゃあ、オレのモンスターを倒せねぇぞ?」

 

 嘲りの笑みを浮かべるテュポーン。吠える怪物を、狩谷は鼻で笑う。

 

「ゼウスも口を挟んでいた手前、黙っててやるが、あまりチャチャを入れると、器が知れンぞ? オレはレベル6のフロストザウルスに、同じくレベル6のゼノ・メテオロスをチューニング!」

 

 狩谷の右腕が力強く天に向かって掲げられる。その頭上で、六つの緑の光の輪となるゼノ・メテオロス。その輪を潜り、やはり六つの光の玉となるフロストザウルス。

 六つの光星を、一筋の光の道が貫いた。

 

「太古の大地を駆ける恐竜たちよ! 思うがまま、望むがまま蹂躙し、駆け、絶対氷河を踏破せよ! 絶滅を超越しろ! シンクロ召喚、超越竜グレイスザウルス!」

 

 光が辺りを満たし、見上げんばかりの巨大な影が現れる。

 一つ目に飛び込んでくるのは、凍える氷の蒼。それは全身を氷漬けにされても、なおその氷を鎧のように道纏い、力強く氷の大地を踏みしめ、蹂躙する首長竜。その様はどことなく、氷漬けになって絶滅の前に命を潰したフロストザウルスを思わせる。

 

「ハッ! 攻撃力3600か! 雑魚でもあれだけ並べれば一匹くらいは上等なのが出てくるってか!」

「一匹? 慌てンなよ。オレのターンはまだ終わってねェンだからな! アルゴザウルスの効果発動! 手札のメガザウラーを破壊し、デッキから超越進化薬βを手札に加え、発動! アルゴザウルスとオヴィラプターをリリースし、デッキから竜王キング・レックスを特殊召喚!」

 

 狩谷のフィールドにいた二体の小型恐竜の姿が消え、新たに現れたのは、二頭を持つキング・レックスを彷彿とさせる恐竜族モンスター。ただし全体的に鋭角なフォルムに変化し、体格は巨大になり、翼や頭部には竜種のような角が生え、腹などの、体の内側に当たる部分の皮膚は赤い。

 攻撃力は3200、グレイスザウルスには及ばないが、テュポーンのモンスターたちは大きく上回っている。

 

「さァお待ちかねのバトルだ! グレイスザウルスで覇王眷竜クリアウィングを攻撃!」

 

 ついにバトルフェイズに入る。氷河による絶滅を克服した恐竜が、その巨体を動かす。特殊な遠距離攻撃方法がなくても、永久凍土を思わせる氷の強度と元来持ち合わせている巨体があれば十分だ。

 尻尾を巨大な無知として振るうグレイスザウルス。そのまま当たればいかに強力なドラゴンと言えども、ただでは済まないだろう。

 だが――――

 

「馬鹿が! 覇王眷竜クリアウィングの効果発動! 戦闘を行う相手モンスターを破壊し、その攻撃力分のダメージを与える! 砕け散ろでくの坊!」

 

 テュポーンの、侮蔑を孕んだ叫びが響く。次の瞬間、怪物のフィールドにいた覇王眷竜クリアウィングの全身がどす黒く発光。放たれた幾筋もの光線が矢となってグレイスザウルスの全身に突き刺さった。

 

「オラ受けろや、闇のカードによるダメージを!」

 

 狩谷の全身を、刺し貫き、炎で炙るような激しい痛みが走った。

 

「がぁ……ッ!」

 

 神々の戦争で実際に起こるダメージのフィードバック。だが呪いのような闇のカードは、たとえ神々の戦争でなくとも、相手に実体化したダメージを与えるという。

 結果、フィールドと闇の相乗効果で、狩谷の全身を貫く痛みは想像を絶する。

 そのはずだったが――――

 

「ま……まだまだだぜ……。こンなンじゃ、オレの命に届かねェ。命を、使い切るにはたりねェナ!」

 

 ふらつきながらも踏みとどまり、己の左胸、心臓の位置に手を当てながら、狩谷は不敵に、好戦的に微笑んだ。

 

「グレイスザウルス野効果発動! 超越竜は共通の効果として、破壊された場合に墓地の通常モンスターをデッキに戻し、自身を特殊召喚できる! オレは墓地のフロストザウルスをデッキに戻し、グレイスザウルスを特殊召喚すンぞ!」

 

 冷気を全身に纏って、氷の恐竜が復活する。分厚い氷の向こうから、殺意と暴力性に満ちた双眸がテュポーンを見下ろす。

 

「覇王眷竜クリアウィングの効果は一ターンに一度だけだよなァ? そしてグレイスザウルスがいる限り、墓地から特殊召喚された恐竜族は効果で破壊されず、対象にもならない! リベンジ決めンぞ! グレイスザウルスで、もう一度覇王眷竜クリアウィングに攻撃!」

 

 倒された恐竜が、己を打ち滅ぼしたドラゴンに復讐を開始する。その巨体を大いに振るった尻尾の一撃が、覇王眷竜クリアウィングを粉砕。衝撃でドラゴンの身体が吹き飛ばされ、粉々に砕け散った。

 

「追撃行くぞ! 竜王キング・レックスで覇王門の魔術師を攻撃!」

 

 もう一体の巨大恐竜が動く。翼を広げ、直上へと跳躍、飛翔。その巨体自体を武器にして、その足裏で覇王門の魔術師を()()()()()

 

「チィ……! だがEXデッキのライトヴルムの効果発動だ! EXデッキのこのカードを手札に加える!」

「まだまだァ! キング・レックスは相手を戦闘破壊した時、続けてもう一度だけ攻撃できる! キング・レックスでダイレクトアタック!」

 

 着地し、地面に亀裂を作ったキング・レックスは、そのまま日だし足を軸にして巨体を旋回。大きくて太い尻尾がテュポーンが憑りついていた人間の身体に直撃、吹っ飛ばす。

 

「がぁ……! 糞が、やってくれんじゃねぇか!」

 

 怒りと憎悪を露わに吠えるテュポーン。ゼウス本人ではなく、その契約者の人間にダメージを負わされたことが、とことん気に入らない。

 

「カードを一枚セットして、ターンエンドだ」

「ならエンドフェイズに伏せた永続罠、連成する振動発動。覇王門無限を破壊し、一枚ドローだ」

 

 

グランド・ゼノ:通常魔法

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):デッキから恐竜族チューナーまたは恐竜族の通常モンスター1体を手札に加える。その後、自分の手札を1枚選んで破壊する。

(2):???

 

ゼノ・メテオロス 炎属性 ☆6 恐竜族:チューナー

ATK2000 DEF200

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):カードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。

(2):自分メインフェイズに発動できる。自分の手札・フィールドの恐竜族モンスター1体を選んで破壊する。その後、手札・デッキから恐竜族の通常モンスター1体を特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はドラゴン族・恐竜族・海竜族・幻竜族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

 

プチラノドン 地属性 ☆2 恐竜族:効果

ATK500 DEF500

(1):このカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動する。デッキからレベル4以上の恐竜族モンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。

 

魂喰いオヴィラプター 闇属性 ☆4 恐竜族:効果

ATK1800 DEF500

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから恐竜族モンスター1体を選び、手札に加えるか墓地へ送る。(2):このカード以外のフィールドのレベル4以下の恐竜族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。その後、自分の墓地から恐竜族モンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚する。

 

ベビケラサウルス 地属性 ☆2 恐竜族:効果

ATK500 DEF500

(1):このカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動する。デッキからレベル4以下の恐竜族モンスター1体を特殊召喚する。

 

フロストザウルス 水属性 ☆6 恐竜族:通常モンスター

ATK2600 DEF1700

 

珠玉獣-アルゴザウルス 光属性 ☆1 恐竜族:効果

ATK0 DEF0

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。「珠玉獣-アルゴザウルス」以外の自分の手札・フィールド(表側表示)の恐竜族モンスター1体を破壊する。その後、元々のレベルがその破壊されたモンスターと同じとなる爬虫類族・海竜族・鳥獣族モンスター1体または「進化薬」魔法カード1枚をデッキから手札に加える。

 

超越竜グレイスザウルス 水属性 ☆12 恐竜族:シンクロ

ATK3600 DEF2700

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードは戦闘では破壊されない。

(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、墓地から特殊召喚された自分フィールドの恐竜族モンスターは、相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。

(3):このカードが破壊された場合に発動できる。自分の墓地から通常モンスター1体を選んでデッキに戻す。その後、このカードを特殊召喚できる。

 

超越進化薬β:通常魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):自分の手札・フィールドから恐竜族モンスターを含むモンスター2体をリリースして発動できる。リリースしたモンスターの攻撃力の合計以上の攻撃力を持つ、レベル5以上の恐竜族モンスター1体をデッキ・EXデッキから特殊召喚する。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はドラゴン族・恐竜族・海竜族・幻竜族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

 

竜王キング・レックス 地属性 ☆9 恐竜族:効果

ATK3200 DEF1200

(1):このカードの攻撃で相手モンスターを破壊した時に発動できる。このバトルフェイズ中、このカードはもう1度だけ攻撃できる。

(2):このカードがこのターンに召喚・反転召喚・特殊召喚されていない場合、1ターンに1度、相手フィールドのモンスターを2体まで対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。

 

連成する振動:永続罠

「連成する振動」の効果は1ターンに1度しか使用できない。(1):自分のPゾーンのカード1枚を対象としてこの効果を発動できる。そのカードを破壊し、その後、自分はデッキから1枚ドローする。

 

 

狩谷LP8000→4400手札2枚

テュポーンLP8000→6900→6200→3000手札3枚

 

 

「オラどうしたァ! その程度じゃオレに届かねェぞ! この心臓に、火をつけて見せろや!」

 

 自身の左胸を潰さんばかりに握りしめて、狩谷は誇り高い獅子のように、飢えた狼のように吠えた。

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