全員コジマの餌食にしてやるぜ。
Twitterの方でも色々と絵を投稿してるので気軽に見てね♡
人類種の天敵で打ったら一番上にアリーヤちゃんの写真が出るからそれです。
只今午後2時。
建物外の海は潮風が気持ちよく吹き、1人の少女の艶やかな黒髪を揺らした。
気まぐれ風でゆらり揺れた黒髪を片手で抑え、少女はそっと空を仰ぎ見て眩しそうに瞳を閉じた。
『あーあー。マイクテスマイクテス。アリーヤ?聞こえるかー?』
年かさの若い男の声、それを耳で聴き取った少女はくすりと柔らかい笑みを浮かべ、確かな声で彼に返事を返す。
「ーーーはい、社長。通信機器の感度良好、装備、コジマ粒子共に問題なし。中量二脚ネクスト娘空 アリーヤ、行けます!」
少女はーーレイレナード社標準型ネクスト娘空のアリーヤは右手に握ったマシンガン〝ヒットマン〟と左手に装備したレーザーブレード〝ドラゴンスレイヤー〟そして背中に小型のプラズマキャノンを一基積んでいる。
これから彼女は所属鎮守府の周辺海域を探索し、深海棲艦を発見した場合、これを排除しなければならない。
彼女は出撃する前に今回編成に加えられた
執務室→工廠
早くも第一号ノーマル娘鴉が完成したと聞いて俺とアリーヤと女神は地下の工廠に赴いた。
「キャロリーン」
「お待ちしていました、代表。建造完成したノーマル娘鴉はあちらです」
仏頂面したデコだし妖精のキャロリンに連れられてとあるドッグの前に来た。
主任はまだネクスト娘空の建造にかかりきりで姿は見てない。
ドッグの場所を案内したキャロリンも、着くなり「では、仕事に戻ります」とだけ言って姿を消した。
「それにしても緊張して来た……!」
「そ、そうですね。社長。どんな方なのか楽しみです」
「最初のノーマル娘鴉だからねー。インパクトある奴が欲しいわー」
ノーマル娘鴉第一号。
アーマードコアが好きな俺でも全作品のレイヴンが使う機体全部を把握してるわけじゃない。
もっとも、AC4系が特に好きだからネクストは粗方覚えてるけど、いつの間にか死んでるタイラントとかコルセールなんらたの独立傭兵の長、フラ…?とかは存在が空気なんでうろ覚えといったもんだ。
「まあ、言ってしまえば最初の娘鴉は有名な奴が良い。ただ興とか干は勘弁な」
俺もしくはアリーヤ、あるいは両方の貞操が危ない。
ジャックは両刀説もあるので非常に危険。
「ライウン先生とか……強い奴をお願いします!なるたけ耐久ある奴……!死なない奴を……!」
耐久力。
この世界では深海棲艦の砲撃がACに対してどんな威力を及ぼすのか分からないけど、出来ればーーーいや、絶対にない彼女たちを死なせたくない。
だから機動力やプライマルアーマーのない娘鴉はなるべく装甲の厚いキャラが欲しかった、だからーーーそう、祈った。
今思えばあの時〝
ーーーーー死なせたくないと願ったから、アレが来てしまった……なんて。
「じゃあドック開放よろしく、妖精さん」
ドックがガラガラガラガラガラと音を立てて重厚な門を開く。
薄暗い闇に工廠の光が差し込み、ゆっくりと中の光景が鮮明に映り始め、中にひとりの少女が存在することを教えてくれた。
だんだん光の当たっていく彼女へ俺は手を差し伸べ、なるべく笑顔で挨拶をすることにした。
「俺は風見空。企業の社長で、君の上司になる。君にはこれから、深海棲艦と言う名の敵と戦ってもらう。よろしく頼む」
俯き加減の彼女は顔を上げて言った。
「上等だぁぁ。傭兵が死に場所を選べる立場かよぉアハハハハ」
ーーーと。
「……………(固)」
『ぶっ壊れた人形が!俺が…貴様ら…ごとき……にぃーーーーー!?』
「……………(汗)」
あるミッションのセリフを思い出した。
ACVDのストーリミッションだ。
内容は財団が暴走させた多数のUNACを僚機共に撃破せよーーとのもの。
結局は僚機は戦闘不能に、プレイヤーが一人で悪戦苦闘してる間に死神部隊のACが来て共闘してくれる(ぶっちゃけコイツだけでいいのでプレイヤーは動かず弾も使わずと放置プレイでクリアできる)ミッションだ。
そして、その僚機。
エイリークと呼ばれる傭兵、そいつが登場している機体〝トールハンマー〟
マギーに死にたがりのバカと蔑まれ、複数のUNACに散々に撃たれ、左腕を破壊され、蜂の巣にされ、衝撃で棒立ちになった挙句背後から別のUNACに蹴り飛ばされて爆発するオチを喰らったーーーー噛ませ犬だ。
ACという作品において戦闘不能=搭乗者は死ぬ……というのが通例なのだが、驚くことにエイリークは爆発後に生存し、その後もプレイヤー達のサンドバックを務めるなど、全国の黒い鳥の度肝を抜いた。
まあ、ぶっちゃけ前作のRDっていう例もあるから爆発オチしたけど実は生きてましたってのがV系あるあるなんだけどね。
ある意味でAC界最強とも言えるし、AC界屈指のネタキャラとも言えるーーーこいつ。
「どうしたぁ?顔に何かついてるってかぁ?」
ーーーこいつ、顔がすげえ濃ゆいのだ。
「……イヤベツニナニモツイテナイヨ?」
「………///(ぷるぷる)」
「ぷ、ぷふふ、ぶふっ……なにあの顔…マジやばい、まじャバイんですけどww」
不死身のエイリークが使っていたAC〝トールハンマー〟
赤錆色のツインテールに小柄な体躯、しかしその体系に全く似合わない某世紀末漫画を彷彿させる彫りの深い顔が彼女のネタ度に拍車をかけていたのだ。
「ケンシ◯ウ?あれってケンシ◯ウ?」
「ふ、ふみゅ……ふふ」
「ぶほほほ…!あ、あの体系であの顔は無いわ!流石に!」
アリーヤが可愛らしい笑い声を漏らし、女神は盛大に腹を抱えて大爆笑。
俺も笑いたかったが、なぜか涙しか出てこない。
「なんだぁいったい?」
…………………………。
こいつ、深海棲艦の蹴りで簡単に殺れそうだなー…………って、思っちゃったりして。
「ふふ、ちょ、空!は、早くコイツw出撃させましょうよ!展開が良ければ不死身スキルを早速見せてくれそうよ!?」
もう殺す気満々+蹴りで死ぬだろうと展開予想してくれた女神ネキに急かされ、アリーヤとトールハンマーに鎮守府周辺のお散歩を頼んだ。
もっとも、チュートリアルなので深海棲艦最弱の駆逐イ級しか出てこないとはいえ、艦これのチュートリアルでは戦闘で小破か中破からの船渠の利用方法説明の流れになるのでプライマルアーマーがあるアリーヤは無傷としてトールハンマーは図らずともイ級にボコボコにされること間違いなしだろう。
「トールハンマー!いくぜぇぇあはははは!」
「アリーヤ!出撃しまっしゅむ!??か、噛んだ……あぅ///」
こうして2人は海域に出撃した。
海域
「深海棲艦は見当たりません。ここが鎮守府の周辺だからでしょうか?風も波も穏やかです」
『そうか。……くれぐれも奇襲不意打ちには気をつけてくれよ』
海域の周辺を見回り初めて数分。
敵の深海棲艦と出くわすこともなく、提督の応答にも余裕を持って答えることができました。
『そもそも、今回はチュートリアルだ。あくまでネクスト娘空、ノーマル娘鴉の戦闘力を把握したいってことをーー』
「オレとコイツの、だろう?アンタは、そこで見てればいい。人間と機械の差を教えてやる」
ノーマル娘鴉のトールハンマーさんは個性が滲み出た表情で提督に通信を返しましたが、私達はネクストACとノーマルACが女性の身体と魂という概念を得た存在なのでそもそもが機械なのでは?と思ったんですけど……あれ?じゃあ一体どういうことなんでしょうか?
「へっ、早速客が来たようだぜ。オレが行くぅ!アンタはそこで見ててなぁアハハハハ」
「あっ、トールハンマーさん!」
私のレーダーが深海棲艦の反応をキャッチしたと同時に、情報を共有していたトールハンマーさんが正面から突っ込んでしまいました。
とは言っても所詮はネクストとノーマルなのでオーバードブーストで追いつけますし、なんならメインブースターを噴かすだけでも簡単に追いつけちゃうんですが、提督も私たちの戦闘力を把握するのが今回の目的と言っていたので、相手が深海棲艦最弱の駆逐イ級3隻ということもあって、ここはトールハンマーさんの言う通り私は待機することにしました。
ーーーーですが、
数分後
「ぐ、ぐお!?おおお!!?ぶ、ぶっ壊れた船艦がぁぁぁーー!?オレが、駆逐艦ごとき……にぃぃぃーーーーー!?」
「………( ˊ̱˂˃ˋ̱ )?」
トールハンマーさんが駆逐艦イ級3隻に寄ってたかって袋叩きにし、ボコボコのフルボッコにされてしまうとはその時の私には思いもよりませんでした。
『ぶふーーー!!駆逐艦……駆逐艦…ごとき、にぃいー!!ですってぇぇーーー!?……ぷぎゃーー!!ぎゃーはっはっはっはっはっはっはーー!?ホントにイ級にやられてやんのー!マジワロス!テラワロス〜wwww最早大草原不可避〜!あひゃひゃひゃひゃ!!!』
『……え、えぇ……いや、嘘だろう?』
私が覚えていることが正しければ、勢いよく突っ込んだトールハンマーさんがイ級Aと撃ち合いを始め、その隙にイ級Bに横合いから攻撃を喰らい、フラついたところをCの砲撃が左腕をもぎ取り、BとCに蜂の巣にされていた所に背後に回ったイ級Aの蹴りで海面上を吹っ飛んで爆発しました。
見たところ沈没はしてないようなので大破に留まった……んでしょうか?
『悪い、アリーヤ。イ級を殲滅してトールハンマーを回収し、鎮守府に帰還してくれ』
「は、はい!分かりました。提督」
っとと、提督の期待に応えるべく、アリーヤ、戦闘を開始します!
『敵は貴女も分かってる通り駆逐イ級が3隻よ。周囲に他の深海棲艦は無し。でも戦闘が長引けば音を聞きつけた増援が来るかも。トールハンマーの曳航もあるから、30秒で終わらせて。貴女ならできるでしょ?』
女神さんのオペレート通り目の前の敵は3隻だけ、そして私はネクスト。
30機程度で国家を相手に戦って1ヶ月で勝利した最強の兵器。
今更、駆逐艦に負ける私たちじゃないです!
「まずはっ!」
ドヒャアッ!
イ級3隻の砲撃をクイックブーストで避ける。
戦闘能力の把握もあるので横に飛んで、次は前にクイックブースト!距離を詰めながらマシンガンで牽制して隙を作る!
ドヒャアッ!ドヒャアッ!
敵は先ほどのトールハンマーさんを倒した戦法ですね……!1隻が隙を作り残りの2隻で致命的なダメージを与える。
でもっ!ネクストには通じません!
ドヒャアッ!ドヒャアッ!
たった数回のクイックブーストでイ級Aと私の距離は零になった。
マシンガンを握っている右手を軽く振って銃口をイ級に合わせて銃口を引く。
軽い反動をつけて弾丸は勢いよく吐き出され、目の前にいたイ級の装甲を瞬く間に削り取っていく。
そしてイ級はボン、と音を立てて沈んだ。
残り2隻。
ドヒャアッ!
飛んで来た砲弾をクイックターンで振り向いたと同時にマシンガンで撃ち抜く。
爆発の衝撃と爆煙が海面に撒き散らされ、イ級達は私の姿が視認できずに動くことが出来ない。
けれど私の頭部FCSは正常に稼働して敵艦をロックしている。
爆風の向こうーー30メートル先、背部ウェポン展開ーー小型プラズマ砲ーー発射。
ドン!ボォォン!
命中、2隻目のイ級は水色の火花と黒煙を上げて沈んだ。
残り一隻。
「ーーー視えてます」
ズバァァァァァ!!!
爆風を掻き分けて背後から大口を開けて飛んできたイ級を左手のレーザーブレードで一刀両断。
3隻との戦闘が終了してマシンガンのマガジンを交換したところで女神さんが通信を繋げました。
『……凄まじいわね。5秒経過で1隻目、9秒程で後の2隻を片付けたわよ』
『………な、なんも見えんかた……』
『記録はとってあるからスーパースローモードで流して見たら?…多分それでも早いんじゃないかしら?』
『ま、マジか……とりあえずアリーヤ。浮かんでるトールハンマーを鎮守府まで引っ張って来てくれるか?』
提督の命令にFCSプログラムがトールハンマーの回収任務を表示しました。
早速海面をぷかぷか浮かんでるトールハンマーさんを左腕で掴んで鎮守府に帰還しましょう。
「それにしても、やっぱり駆逐艦じゃ性能評価が不十分ですね」
砲弾はプライマルアーマーに弾かれますし、マシンガンでも簡単に穴ぼこにできます。
それにクイックブーストを一回使っただけでロックを外せますし、レーザーブレードの先っちょでも容易に切断可能です。
深海棲艦の姫や鬼、もしくはレ級だったら良いサンドバックになると思うんですよね。
『……』
『……』
提督と女神さんも黙ってしまいました。
やっぱりこのままじゃまだまだダメですね!提督に褒めてもらえるようもっと頑張らなくちゃ。
「それでは。ネクスト、アリーヤ。これより帰還します!」
戦闘結果
場所:ラインアーク海域
vs.駆逐イ級×3(撃沈)
戦果:勝利
アリーヤ MVP Lv1→Lv2
「ふぇ?えむ、ぶい…ぴぃ、ですか?……えへへ、ありがとうございます!提督っ♪」
トールハンマー 大破?(轟沈?)Lv1→Lv1
ドロップ:なし
ええと、今回のエイリークのACことトールハンマーちゃんはぼくのともだちのピコって人が容姿アセンブルを構成したよ?
LI◯Eで髪型とか服装とか目とか眉毛とかを複数種類の中から選んでもらったんだけど、髪型→ツインテ 、前髪→センター分け、目→ケンシロ◯、眉毛→ケンシ◯ウ、コア→貧乳、服装→セーター、下着→ふんどし
って感じでピコが選びました。つまり全部ピコって奴の仕業なんだ。おのれピコォォォォ!!
これは許せないお前コジマバーンしてやろうか?って方いたら活動報告でトールハンマーの容姿について〜的なやつをあげようと思うのでどうぞ感想オネシャス。
一応僕の中ではツインテ 低身長 貧乳 つり目で服装は野暮ったいジャケット姿でした。それがこんなことになるとは……ていう罪悪感もあったのでせめてものアリーヤさんのvs.イ級挿絵も載せておきました……。