インフィニット・ストラトス 流星に導かれて   作:橆諳髃

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初めましての方は初めまして、殿音鞠です。

今の所私は2つの小説を投稿していますが、いかんせんことにどちらも完結してません……

こんな風に放浪癖と言いますか、飽き性と言いますか……

このようにあっちこっちといってしまいますが、どうか宜しくお願いします。


プロローグ

目の前には満面の夜空が広がっている……

 

できることならば、こんな世界から飛び出して目の前に広がる夜空へと飛び出していきたい……

 

草原のど真ん中で寝転びながら小禄氏逢魔《おろくしおうま》はそう思っていた。

 

彼に優しくない世界は、彼を独りぼっちにした……

 

求めていたわけでもない力を無理矢理持たされて生まれ、それを見たもの達は彼を忌み嫌い、蔑み、罵声を浴びせた。

 

彼の味方は、彼を生んだ両親だけだった。その両親がいる間は、彼はどんな屈辱にも耐えた。自分の事について何を言われようが構わなかった。

 

しかし、他人の、自分の大切な人たちについての罵声に関しては我慢ならなかった。その時は言った本人を完膚無きにまで叩きのめす。

 

そんな生活が何年も続いた。

 

気が付けば、自分の事を大切にしていた両親は他界し、親戚一同からは同じような目で逢魔を見た。

 

逢魔は結局施設に入れられ、そこでも忌み嫌われた。

 

自分が何かをした訳ではないのに……ただ、他の人と同じように幸せな時間が欲しかっただけなのに……

 

そんな彼をこの世界は見放した。彼を1人にした。まだ大人にもなっていない彼を……ただ異能が生まれつきあるだけで見放した……

 

(父さん……母さん……俺も……俺もそっちに行きたいよ……俺はもうこの世界で生きて行くのが辛いよ……)

 

彼に大切な人がいれば、こんな想いはしなかっただろう。それだけで彼は生きれる気がした。

 

だが現実に彼の大切な人はもういない……彼の大切な人は両親だけだった。その両親でさえ失ってしまった。

 

いっその事……自分も死んで両親の所に行きたいと思った事は何度かある……だがその度に、両親の顔を思い出す。

 

自分に笑ってくれた。教えてくれた。怒ってくれた。泣いてくれた。

 

その思い出が、彼の死を思いとどませる。

 

しかしながらそれは生き地獄に等しかった。彼を取り巻く罵声は……彼の心をズタボロにした。癒える事が難しい傷を残した。

 

そんな今の彼を助けてくれるものといえば……今目の前に広がる夜空の光景だけ。

 

世界が彼を捨てても、この夜空だけは裏切らない。この星空の輝きだけは、変わりもせず彼を見守ってくれる。

 

彼は、この時だけは心を穏やかにする事ができた。この壮大な、蔑みや罵声でさえも包み込んでくれるような……そんな夜空に自分の身を預けてしまいたいとすら思ってしまう。

 

そうして夜空を眺めていると、赤い光を放つ流れ星が夜空を一瞬横切る。

 

珍しい光景だと彼は思った。だがそれも束の間のこと、その赤い光がどんどんこちらに近づいてくる。彼は驚いて身動き一つ取れず、ただそこにいた。

 

そしてこんなことも思った。この世界に生きる意味なんてないのなら、この夜空に殺されても良いか、と。

 

そう思えてくると、自分に近づく赤い光が神々しいようにも思えた。

 

そして彼は目を閉じて自分の最後を覚悟した。目を瞑っても光量は強く、眩しかった。

 

いよいよ死ぬんだろうと思った時頭に誰かの声が響いた。

 

【生きなさい……最後まで諦めず自分の信じる道を貫きなさい……】

 

この声を聞いたと同時に、逢魔の意識は途絶えた。




プロローグは何回書いても難しいと思えてしまいます。
いやぁー、どうしたものか……

とまぁ、こんな感じで書いていきます。

つまらないかもしれませんが、よろしくお願いします。
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