ハイスクールD×D ~転生のG~   作:さすらいの旅人

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第五十一話

「全く、今日はイッセーくんに驚かされっぱなしだよ」

 

「私の相手はおまえか? 見たところ、私と同じ『騎士(ナイト)』と見受けられるが」

 

 イッセーがドラゴン波を使って『僧侶(ビショップ)』をリタイヤさせた事に祐斗が嘆息してると、ライザーの『騎士(ナイト)』――カーラマインが訪ねてきた。

 

 そんな彼女からの問いに祐斗は腰に差している剣を鞘から抜いて構え始める。

 

「僕はリアス・グレモリーの眷属、『騎士(ナイト)』木場祐斗。イッセーくんじゃなくて不満だと思うけど、僕と相手をしてもらうよ」

 

 名乗りと同時に構える祐斗にカーラマインも同じく剣を鞘から抜いて構え始めた。

 

「確かにあの人間と真っ向勝負はしたかったが、おまえもやつのような戦士であることをうれしく思うぞ。私はおまえたちのようなバカが大好きだ。では、やるか」

 

 真っ向勝負を望むカーラマインの姿勢を見て、祐斗は思わず苦笑してしまう。祐斗にとって『騎士(ナイト)』同士の戦いを待ち望んでいたから。

 

「これはイッセーくんに感謝しないとね。僕にとって願ってもない相手だ。出来れば尋常じゃない斬り合いを演じたいんだけど、どうかな?」

 

 イッセーの配慮に感謝する祐斗は生き生きとした笑みでカーラマインを挑発する。

 

 その挑発にカーラマインは――

 

「それはこちらの台詞だ! リアス・グレモリーの『騎士(ナイト)』よッ!」

 

 返答と言わんばかりに踊るような斬撃を繰り出してきた。

 

 

 ギンッ! ギギンッ!

 

 

 火花を散らし、祐斗とカーラマインの剣がぶつかり合う。お互い同じ『騎士(ナイト)』により、神速とも言えるスピードを出している。

 

 目で追いきれない剣戟を繰り広げながら、高速で消えたり、鍔迫り合いで現れたりの繰り返しを行っている。

 

(……やはりあの『騎士(ナイト)』、只者じゃない)

 

 そんな中、木場とカーラマインの戦闘を横目で見ている小猫は内心驚いていた。祐斗が隆誠の修行によって身体能力が上がっても、カーラマインが負けじと高速戦闘を行っている事に一切の油断は出来ないと気を引き締めている。

 

「それで、私の相手は君でいいのかな?」

 

 小猫の眼前にいる仮面の女性は、祐斗とカーラマインの戦いを見ずに問うてくる。

 

「……その通りです」

 

 返答する小猫に仮面の女性はチラッとイッセーの方を見ている。

 

「本当ならあの人間と戦ってみたかったのだが……」

 

「……私では不満ですか?」

 

「不満は無い。敢えて言うなら、あの人間と拳を交えてみたかったな。あんな重い装備を外してどれだけの実力を出すのかを、同じ格闘家として手合わせしてみたかった」

 

「……やはり私では不満のようですね」

 

 小猫は仮面の女性からの返答に少しばかりムッとする。同時に相手は格闘家と言うより武道家のような考えを持った人だと思った。

 

 強い相手と手合わせをしたいと言う、武道家としての考えは小猫も分からなくもなかった。

 

「そんなつもりで言ってはいないんだが……そう受け取られてしまった以上は謝罪しよう。けれど、君も君で見た目とは裏腹に、かなりの実力を持っているようだな。そうでなければ、あの人間が君に私と戦わせようだなんて言わないと思うからな。益してや君は私と同じ『戦車(ルーク)』だ。同じ『戦車(ルーク)』同士、どちらが強いか試そうではないか」

 

 仮面の女性が構えた事に小猫もすぐ構え始める。

 

 一切の隙がない小猫の構えを見て仮面の女性は思わず笑みを浮かべた。

 

「一応名を聞いておこうか」

 

「……リアス・グレモリーさまの眷属、『戦車(ルーク)』塔城小猫です」

 

「私はライザーさまに仕える『戦車(ルーク)』イザベラだ。では、始めようか」

 

「……行きます!」

 

 互いに名乗った後、小猫がすぐに仮面の女性――イザベラに向かって行きストレートの右拳を繰り出す。

 

 

 ダアンッ!

 

 

「くっ! 思ったとおり、やるようだな!」

 

 小猫の攻撃を両腕で交差して防御するイザベラ。小柄な体型にも拘らず、拳から繰り出すかなりのパワーに少し顔を顰めるも、すぐ反撃しようと拳で攻撃する。

 

 その攻撃を小猫はサッと素早く避けるも、イザベラは分かっているかのように空かさずもう片方の拳で攻撃してくる。けれど小猫も負けじと、攻撃を避けた後には拳や蹴りを繰り出そうとする。

 

 傍から見ると子供と大人のじゃれあいのように思われるが――

 

「はあっ!」

 

「……やあっ!」

 

 

 ドンッ! ガッ! ズガンッ! ボコッ!

 

 

 互いに『戦車(ルーク)』によるパワー対パワーの対決で、とてもじゃれあいとは思えない程の凄まじい激突音が鳴り響いていた。

 

 『戦車(ルーク)』の特性は攻撃力と防御力の上昇。その特性を持っている小猫とイザベラの戦いは、『騎士(ナイト)』の祐斗とカーラマインにも負けず劣らずのパワー勝負となっていた。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

「ははっ、すげぇなぁ小猫ちゃん。ついでに木場も」

 

 小猫ちゃんと木場の戦いに思わず見入ってる俺に、俺が相手するドリルロールの女の子が叫んでくる。

 

「戦いの最中に余所見とは感心しませんわね! ニィ! リィ!」

 

「にゃ」

 

「にゃにゃ」

 

 ドリルロールの女の子の指示に、獣耳を頭部に生やした女の子二人が一瞬で俺の懐に入ってくる。

 

「余所見をしちゃ」

 

「いけないにゃ!」

 

「ん?」

 

 二人がそれぞれ俺の腹部と顔面を狙おうとするが、俺は両手を使って相手の手首を掴む。

 

 

 ガシッ!

 

 

「「にゃっ!?」」

 

「っと、悪い悪い。余所見してて悪かった、な!」

 

 俺が掴んでる二人の手首を思いっきり交差させると――

 

 

 ゴチィンッ!

 

 

「「ぎにゃっ!」」

 

 獣娘二人のおでこがぶつかって凄い音が聞こえた。 

 

 俺がすぐに掴んでる手首を放すと獣娘二人は揃って地面に膝を付き、すぐにぶつかったおでこを両手で覆う。

 

「「っ~~~~~!!」」

 

「おお~。お二人さん、見た目とは裏腹にかなりの石頭なんだな。今すっげぇ音したぞ。大丈夫か?」

 

「「!」」

 

 心配そうに尋ねる俺だったが、獣娘二人はすぐ俺を涙目でキッと睨んでくる。

 

「こ、この……!」

 

「私たちに頭をぶつけたアンタが言うにゃ~!!」

 

 すぐさま俺に攻撃を仕掛けようとする獣娘二人。今度はさっきと違う速度で攻撃してくる。

 

 そういやこの二人は『兵士(ポーン)』だったな。ネコミミが特徴的だったからすぐに思い出したよ。

 

 にしても二人揃って的確な連係プレーだ。体育館で戦った双子とは違ってかなり息が合ってる。しかも戦闘スタイルは俺や小猫ちゃんと同じ格闘家タイプときた。小猫ちゃんがパワーなら、この二人はスピードってところか。

 

「このっ! このっ! この~~!」

 

「何で当たらないにゃ~~!?」

 

「ははっ! やっぱり赤シャツ脱いで正解だったな!」

 

 因みに俺は二人の攻撃を全て紙一重で躱していた。もし重りの赤シャツを脱いでいなかったら、今のようなスピードで躱しきれずに両腕を使って防御している。それだけ向こうの攻撃が早いって証拠だ。

 

 今の俺と獣娘二人はお互いにかなりのスピードを出しているから、向こうにいるドリルロールの女の子とワイルドな出で立ちのお姉さんが驚いた顔をしていた。

 

「ニィ! リィ! 何をしてますの!?」

 

「れ、レイヴェルさま、そう言われても……!」

 

「この人間、私たち以上のスピードですにゃ!」

 

 へぇ、あのドリルロールの女の子はレイヴェルって言うのか。けど何でこの獣娘はあの子を“様”扱いしてんだろうか。

 

「どうしたどうした~~!? 俺はまだまだギアを上げられるぞ~~!」

 

「「にゃにを~~~!!」」

 

 

 ヒュンヒュンヒュンッ!

 

 

 風を切るような音を出して躱す俺に、獣娘二人は当たれと言わんばかりに更に攻撃速度を上げる。が、それでも当たらず仕舞いだった。

 

 兄貴が分身拳使って連携攻撃してくるアレに比べりゃ遅い遅い。勿論攻撃速度だけじゃなく、相手の気の流れを読むことによって攻撃が予測出来る。これが出来なきゃ、分身した兄貴の攻撃を同時に防ぐ事は出来ないからな。

 

「これじゃ何度やっても当たらないにゃ! リィ! アレを使うにゃ!」

 

「くっ! そうするしかないようね」

 

「?」

 

 獣娘二人は急に攻撃を止めて俺から距離を取る。

 

 アレを使うって事は何かやるみたいだが、一体何をする気だ?

 

「ニィとリィが人間相手にアレを使うなんて……」

 

 レイヴェルが驚いたように言ってるって事は、何か相当な技を使うみたいだな。

 

 二人の行動に思わず黙って見守っていると、向こうは急に目を閉じて静かになる。すると――

 

「「同調(シンクロ)!」」

 

「ん?」

 

 さっきまで異なってた獣娘二人の気が同一になるどころか、動きが全く一緒で同じ構えをしている。

 

 まさか……!

 

「「行くにゃ!」」

 

「っ! くっ!」

 

 急にスピードが上がっただけじゃなく、パワーまで上がりやがった! 流石にコレは躱すだけじゃなく防御しないと不味い! しかもコイツ等、合わせ鏡を写したかのように一ミリのズレもなく攻撃してきやがる!

 

 まるで兄貴が分身拳を使って二人同時に攻撃してるようだ。いや、アッチとは違って獣娘二人は一人の人間のように動いている。多分、さっきの同調(シンクロ)ってやつで互いに意思疎通できるようになったんだろうな。

 

「ハッ! やるじゃねぇか!」

 

「「甘いにゃ!」」

 

「おっと!」

 

 獣娘二人の攻撃を躱して反撃する俺だったが、向こうは即座に同時に躱して再度攻撃を仕掛けてくる。

 

 この『兵士(ポーン)』二人、思っていた以上にやるようだ。本当だったらこのまま続けて格闘のみで倒したいところだが、生憎今そんな暇はないから即行で片付けさせてもらう!

 

 

 フッ!

 

 

「「っ!」」

 

 俺が超スピードで離れた事に驚く獣娘だったが、離れた位置にいる事に気付いてコッチを見てくる。

 

「来やがれ! 獣娘共! コレに耐えられるか!?」

 

「「その技は使わせないにゃ~~!!」」

 

 俺がドラゴン波の構えを見た事に、獣娘達は阻止する為に左右対称で襲い掛かってきた。

 

 よし、掛かった!

 

「っ! ダメよニィ! リィ! 誘いに乗っては!」

 

 レイヴェルが気付いたようだがもう遅い!

 

 俺はすぐにドラゴン波の構えを止めて、すぐに一人の獣娘に狙いを定め――

 

「はあっ!!」

 

 

 ドゥンッ!

 

 

「にゃあっ!」

 

 片手で気合砲を放って吹っ飛ばした。ちょっと本気でやったから、獣娘の一人は凄まじい勢いで飛んでフェンスに激突し、そのまま気絶する。

 

「ニィ!」

 

 一人が倒された事によって同調(シンクロ)が切れたのか、もう一人の獣娘が相方の方を見ながら叫ぶ。

 

 当然俺はその隙を逃さなく、一瞬でもう一人の獣娘に接近し――

 

「にゃっ!?」

 

「余所見は禁物だぜっ! オラァッ!!」

 

 

 ドンッ!!

 

 

「ぎにゃぁぁ~~~!!!」

 

 両手の掌底を使って獣娘の腹部に思いっきり当てて吹っ飛ばした。言うまでもなく、俺の掌底で吹っ飛ばされた獣娘はフェンスに激突して、そのまま気絶する。

 

 この光景に俺が戦う予定のレイヴェルやワイルドなお姉さんが絶句している他に、木場や小猫ちゃん、そしてカーラマインやイザベラも思わず手を止めていた。

 

 そして獣娘二人が戦闘不能と判断されたのか、すぐに消えてしまい――

 

『ライザー・フェニックスさまの「兵士(ポーン)」二名、リタイヤ』

 

 グレイフィアさんからのアナウンスが響いた。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

「ちっ。まさかこうも立て続けに俺の可愛い眷属たちがやられるとはな」

 

「残念だったわね、ライザー」

 

 新校舎の屋上にライザーとリアス、そしてリアスに同伴しているアーシアがいた。

 

 三人が此処にいるのには当然理由がある。イッセー達が運動場で戦っている間に、ライザーが通信機器を使ってリアスに一騎打ちを申し入れていたからだ。

 

 ライザーの予想外な行動に最初は面を食らったリアスだったが、自分達が優勢になって段々焦ってきていると内心ほくそ笑んでいた。同時にこの調子なら勝てるかもしれないと。

 

 リアスは確実に勝つ為に、ライザーの申し入れは受けないでおいた方が良いと考えていた。だが、同時にライザーが突然一騎打ちをしようと提案してくる事に疑問を抱いていた。

 

 確かに現状はリアス達が優勢だが、あのライザーが次々と眷属を失っていく事に何の策もなく負けるのはあり得ない。きっと何か考えがあって自分に一騎打ちを申し入れている筈だとリアスは思った。

 

 けれど、現状はライザーが何を考えているのかをリアスは全く読めない。相手の考えが分からない以上、やはり拒否すべきだと思っていたリアスだが――

 

『今、俺んとこの残りの眷属は全部運動場に投入してるから、こっちの本陣は俺一人しかいない。俺を倒しに来るなら今の内だぜ? 言っとくが嘘じゃない。フェニックス家の名にかけて、一切嘘は言ってないって事をこの場で誓うぜ。ま、後はリアスの判断次第だ』

 

 明らかに罠に誘おうとしている台詞をライザーがそう言ってきた。

 

 家系まで持ち出して自分が不利だと教えているライザーに、リアスは迷いに迷った。あの口ぶりでは絶対に嘘は言ってないと判断出来るが、あそこまで言い出して何を狙っているのかと更に疑問が深まる始末。

 

 けれど結局の所、リアスは一騎打ちを受ける事にした。朱乃に祐斗や小猫、そして人間の一誠が必死に頑張って戦っているのに、自分だけが何もしないまま勝つ訳にはいかないと。

 

 それからリアスはアーシアを連れて自分の本陣を離れ、ライザーがいる本陣の新校舎へと向かった。確かにライザーの言うとおり、体育館付近で朱乃が『女王(クイーン)』と戦い、残りの眷属は全員運動場にいた。

 

 その隙に新校舎の玄関に入ると、リアスとアーシアの眼前にはライザー・フェニックスがいて優雅に待ち構えていた。不利な状況であるにも拘らず、未だに余裕な表情をしている事にリアスは疑問を抱く。

 

 そして現在、リアスとアーシアはライザーの誘導で屋上にいる。

 

 先程グレイフィアからの『兵士(ポーン)』二名のリタイヤ宣言に顔を顰めているライザーに、リアスが内心これなら勝てると確信が深まってきた。

 

「私の可愛い眷族たちを甘く見ていたわね、ライザー。まだ誰一人欠けていないわ」

 

「ああ、そうだな。今のところは」

 

 アッサリと認めるライザーにリアスは訝る。どうしてこの状況であそこまで余裕な態度を見せているのかと。

 

「あなたらしくない台詞ね」

 

「そうでもない。まさかリアスの眷族たちがここまでやるとは思ってもみなかったさ。ついでにあの人間もな」

 

 ところで、とライザーはリアスに質問をしようとする。

 

「確か兵藤隆誠、だったか? あの不快な人間は何故ゲームに参加してない? 不参加とは聞いているが、理由は何だ?」

 

「彼はお兄、いえ、サーザクスさまに呼ばれて急遽不参加になったのよ」

 

「サーゼクス様にだと?」

 

 リアスが予想外な人物を口にした事により、ライザーは驚きを露にしていた。隆誠が四大魔王の一角の気まぐれで呼び出されていたのは、ライザーにとって完全に想定外だったから。

 

「益々分からんな。何故サーゼクス様がたかが人間如きに目をかけるんだか……。まぁ良いか。あの人間は俺が後でジックリと料理すれば良いだけの事だ」

 

「……この状況でそんな事を言うだなんて、あなた何か隠してるわね?」

 

 ライザーが隆誠を倒すのは絶対に無理だと考えながらも、リアスは不審な顔をして尋ねる。

 

 リアスからの問いに、ライザーは心外だと言わんばかりな表情をする。

 

「隠すだなんてとんでもない。ただ、そろそろお遊びはここまでにしようと思っただけだ」

 

「? それはどう言う意味?」

 

「なぁリアス。確か今ユーベルーナは『雷の巫女』と交戦中だったな?」

 

「質問を質問で返さないでちょうだい」

 

「そう怒るなって。ちゃんと種明かしはするからさ」

 

 まるで子供を宥めるような言い方をするライザーに、リアスは不快と言わんばかりに顔を顰める。

 

 そしてライザーはリアスの事を気にしてないかのように通信をしようとする。

 

「ユーベルーナ! 戦ってるところを悪いが、聞こえるか?」

 

『は、はい、ライザーさま!』

 

 向こうは突然の通信に戸惑いつつも返事をした。

 

「こっちはリアスを引きつけてるから、そろそろ狩りに専念しろ」

 

『承知しました』

 

 二人の会話にリアスは途轍もなく嫌な予感がした。

 

「ライザー、まさかあなた……!」

 

「くくくっ、すぐに分かる」

 

 ライザーが嫌な笑みを浮かべたその直後に――

 

 

 ドゴォォンッッ!!

 

 

「!」

 

「ぶ、部長さん! いま、外から……!」

 

 アーシアの言うとおり、新校舎の外から爆発音が聞こえた。そして――

 

『リアス・グレモリーさまの「戦車(ルーク)」一名、「騎士(ナイト)」一名、リタイヤ』

 

「っ! 小猫と祐斗が!?」

 

「そんな!」

 

「油断したな、リアス」

 

 グレイフィアからのアナウンスに、リアスとアーシアは予想外の展開に驚愕を露にしていた。二人の反応とは対照的に、ライザーは不敵な笑みを浮かべているが。

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