徒然なる中・短編集(元おまけ集)   作:VISP

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ダイスに関しては画像貼り付けが余りにも面倒だったので無しで。
試験的な内容なので、突然消えるかもです。


女神転生安価風SS 「うちの蠅王様」プロローグ

 

 「 貴方は転生しました。新しい世界で生きていくに辺り、特典としてキャラメイキングを行います。 」

 

 

 ・問1、貴方の種族は何ですか? 3D10で一番大きい値で決定。

 

 人間  …  10

 アクマ …  1

 その他 …  4

 

 結果、人間となります。 

 

 

 ・問2、貴方の性別は? 1D10で偶数なraenk:;apk@

 

 結kah2\43r3/4.a

 介入されました。強制的に女性となります。

 

 

 ・問3、貴方の属性は? 2D10で決定。

 

 Light…一個目で1~3

 Neutral…一個目で4~7

 Chaos…一個目で8~10

 

 Law…二個目で1~3 

 Neutral…二個目で4~7

 Dark…二個目で8~10

 

 結kal]m\;nmk;

 介入されました。N:Nとなります。

 

 

 ・問4、貴方の家族は何人? 1D6で決定。

 

 結果、2。

 家族は二人となります。

 

 

 ・問5、貴方の家族との関係は? 1D10で決定。

 

 両親…1~3

 兄弟姉妹…4~6

 祖父母…7~9

 その他…10

 

 結果、3。

 家族は両親となります。

 

 

 ・問6、貴方と家族との仲は? 2D10で一個目は父、二個目は母で決定。小さければ険悪、大きければ良好。

 

 結果、3:1。

 父親からは嫌悪、母親からは憎悪となります。

 

 

 ・問7、余りにも家族ダイスが振るわないので追加の設定ダイスを振ります。1D10で決定。

 

 実は血縁じゃなくて養子…1~3

 実は浮気相手との子…4~6

 実は互いに浮気相手有り…7~9

 実は…10

 

 結果、5。

 問6の結果から、父親の浮気相手との子となります。

 

 

 ・問8、貴方の家計は? 2D10で、一個目は貴方個人、二個目は家の資産。大きければ大富豪、小さければ借金有り。

 

 結果、2:2。

 どちらもそれなりの借金有りとなります。

 

 

 ・問9、家族はメシア・ガイア教等の裏の勢力と関係があるか?2D10で一個目は父、二個目は義母で、大きければ関わり有り、低ければ無し。

 

 結果、2:1。

 父親の仕事先の業務先の親会社の提携先位の関わりとなります。

 

 

 ・問10、貴方の素質は? 7D10でそれぞれ筋力・敏捷・器用さ・魅力(精神・容姿)・魔力(生体マグネタイト)・知識(原作知識含む)・才能(成長上限+成長速度)を決定。大きければ常人基準で一流、低ければ子供レベル。

 

 結果、1:8:4:6:4:4:10。

 筋力1、敏捷8、器用さ4、魅力6、魔力4、知識4、才能10

 もやしっこで容姿はクラスで三番目程度だが、足の速さはかなりのもので潜在能力は超一流に届き得る。

 

 

 ・問11、貴方の年齢は? 記憶が戻ったのは何時? 2D20で決定。但し二個目が一個目より大きかったら振り直し。

 

 結果、4回目で15:4。

 現在15歳だが、4歳の頃には前世の記憶が戻った。

 

 

 ・問12、貴方の引き取られるまでの境遇は? 1D10で高ければ幸福、低ければ悲惨。

 

 結果、6。

 普通の生活だったようです。

 

 

 ・問13、あなたの現在までの学校での人間関係の良好さ及び親友の有無は? 2D10で一個目が高ければ良好で低ければボッチ、二個目が偶数で親友有りで奇数で無しで決定。

 

 結果、5:5。

 可もなく不可もなしなモブで、親友は無し。

 

 

 ・問14、裏社会と関わる原因は何か? 3D10でそれぞれ悪魔召喚プログラム、野良悪魔、裏組織による誘拐で一番高い数値のものに決定。

 

 結果、10:6:8。

 誤って悪魔召喚プログラムを使用してしまう。

 

 

 

 以上で基礎ダイスは終了。

 今後は適宜振っていきます。

 それでは本編へどうぞ。

 

 

 

 ……………

 

 

 自分は転生者だ。

 厨二病乙と言われそうだが、事実だ。

 最初、記憶が戻った時は4歳で、母子家庭ながらもそれなりに幸せに暮らしていた。

 だが、母の死(おそらく交通事故による過失致死)と共に借金が発生、血縁上の父親に引き取られるも、彼には別に妻がいた。

 更にそちらはそちらで借金があり、生活は苦しかった。

 また、自分は父親と母の浮気関係の末に出来た不義の子であるため、父とその妻との関係は最悪だった。

 辛うじて栄養失調にならない程度の食事こそ出されるものの、それ以外では基本的に不干渉だった。 

 家では一部屋を与えられているが、それは出来るだけ顔を合わせないためのものに過ぎない。

 母亡き後、引っ越してきた後の小・中学校では特徴のないモブ勢の一人(名前・ルート無しが惜しいレベル)だが、家庭環境に関しては先生方からそれとなく心配される程度には目をかけられていた。

 不幸中の幸いと言うべきか、それとも転生者としての特典なのか、筋力こそ同年代の平均よりも相当低いものの、才能に関しては本物であり、我ながら何かを専門に鍛えれば一角の専門家になれる程だと思う。

 が、それが余計に父親と妻の癇に障って悪感情を呼び起こす悪循環。

 正直、何時食事に毒でも仕込まれるなりされそうで怖い。

 早い所独立したいのは山々だが、そうもいかない。

 日本の義務教育は小中だが、近年は高校まで学歴があるのが当然とされている。

 そのため、給食の無い高校へ、贅沢を言えば大学まで行くには当然ながら奨学金の第一種に受かるしかない。

 大変な学業に加え、バイトを相当しなければ食費もままならない。

 今現在は近所の新聞屋さんのご厚意で朝の新聞配達と新聞のチラシの折り込みのバイトをさせてもらっているが、そんなものでは焼け石に水でしかない。

 それでもどうにかこうにか中学卒業間近まで漕ぎ着ける事は出来た。

 

 (何とか割の良いバイトとか無いかねぇ…。)

 

 幸いと言うべきか、借金の額は【三桁】万円であり、普通のバイトでも年単位で頑張れば返せる額ではある。

 

 (と言うか、相続拒否すりゃうちの分は消えてたかもしれんのになぁ…。)

 

 が、ダメ!

 小銭を惜しんだクソ親父殿がうっかり相続しやがって、怖いおじさん方に目を付けられてしまったのだ。

 おかげで我が家は不定期に事務所()から電話がかかってくる。

 

 (このままじゃ人身売買かねぇ…。)

 

 急いで身を隠すか独立するべきと言っても、こっちは未だ中学三年生であり、卒業を控えた身でしかない。

 有り金も何とか稼いだ3万円しかない。

 幸いというべきか、推薦入試&奨学金第一種は合格済み。

 

 (内臓切り売りは嫌だぞ流石に。出来れば金持ちのボンボンの情婦とか泡に沈むとかにしてくれ…。)

 

 が、このままでは卒業に前後してタイムリミットが来るのは確実。

 何とかしようにも良い考えは浮かばない。

 

 「はぁ………。」

 

 溜息をつきながら、学校のコンピューター室にあるPCの操作を続ける。

 自分以外はいないPC部ならぬ愛好会の活動なのだ。

 今時PCの扱い位出来ないと何の仕事も出来ない。そう先生を説得して特別に愛好会まで設立させてもらって、午後はここか図書室や図書館に籠って勉強の日々だ。

 それ以外は日々これバイトである。

 加えて、今時の求人はこうしてネットで見た方が早いし多いし、場合によっては履歴書も殆ど必要ない。

 まぁ内容はお察しレベルだけどね!

 

 「って、ん?」

 

 不意にアングラの、違法スレスレのブラックバイト(金だけは多いが危険多し)を眺めていると、不意に変なページに跳んだ。

 その名も…

 

 「悪魔召喚プログラム…?」

 

 口に出して、ふと久しく忘れていた前世の記憶が刺激された。

 悪魔召喚プログラム……確か、前世で見たゲームの…ATLUSだっけか?

 素早く思い出した単語で検索をかける……が、そのどれもがヒットしない。

 加えて、妙な掲示板を見つけたので見てみると、そこには悪魔召喚プログラムに関しての噂や憶測、実際に開いてみた場合(生き残った者限定)の話まで出てきた。

 

 「おいおいマジかい。」

 

 漸く分かった。

 このクソッタレな世界は、自分が思った以上にクソッタレだったという事だ。

 この世界、シリーズのどれかは分からないけど、メガテン系世界だ。

 

 「っ!?」

 

 不意に、今まで放置していた悪魔召喚プログラムが起動していた。

 自分は何も触っていない。

 なのに勝手に起動していた。

 背筋にぞっとするものを感じながら、咄嗟にPCから延びる電源ソケットを引き抜く。

 これが通常のウイルスなら止まる筈。

 だが、止まらない。

 据え置きのバッテリーを内蔵していないPC、完全に電源を断った筈のその画面には処理を続行する悪魔召喚プログラムが映っていた。

 

 (逃げる…悪手じゃないけど無謀。私の生体マグネタイトを燃料にしてるだろうから居場所も分かるし吸い殺される。戦う…何の武装もなしにアクマに勝てる程の策はない。そして、もし放置したら学校の誰かが襲われるかもしれない!)

 

 こんなクソッタレな世界に未練はないが、死んでも魂を囚われかねないこの世界では迂闊に死ねない。

 加えて、親しい友人はいなかったとは言え、世話になった先生方に迷惑をかけるような事はしたくない。

 

 (武器になりそうなもの……工具が棚にあったっけ。)

 

 PCの清掃のためにカバーを開ける時用の大振りのマイナスドライバーを右手に持ち、更に小さなマイナスドライバーを一本ポケットに忍ばせる。

 

 (あぁもう!我ながら無謀な事してるなぁ!)

 

 そして、遂に召喚プログラムがその工程を完了した。

 

 

 

 主人公は何を召喚したのか。1D10で決tah:fdaj]a@kf]amp[ka,af

 

 介入されました。

 結果、

 

 「我が名は魔王ベルゼブブ。我が力、使わぬ手はあるまい?」

 

 魔王ベルゼブブ(超劣化分霊)が召喚された! カカカ!

 

 

 

 「…………魔王?」

 「うむ。」

 「………地獄の副王にして時にはルシファーよりも上とされる?」

 「如何にも。」

 「 掌 サ イ ズ で? 」

 「まぁ、の…。」

 

 そっと掌に余りにもちっぽけになってしまった魔王様を載せる。

 その力は素人の自分から見ても余りにも弱弱しく、文字通り吹けば飛ぶのではなかろうか?

 超劣化分霊の肩書きに他意は無く、この魔王様はただ只管に弱弱しかった。

 

 「取りあえず、お互いここで死にたくは無いんだし、契約してみません?」

 「仕方あるまい。」

 

 お互いにげっそりとやる気やら根気やらを削られた状態で、それでも何とか私達は初めての契約を交わしました、まる

 

 

 

 

 

 

 「で、どうしてそんな状態だったんです?」

 「偶には息抜きに地上に出ようと思ってのぅ。そしたら本体が分霊作ってる所にルシファー様がやってきてなぁ…。」

 「あ(察し)」

 「まぁ将来性抜群のサマナーと契約できたし、良しとしておこう。」

 「ん。じゃぁ今後ともヨロシク。」

 「うむ。所でサマナーよ、どうやってワシをCOMPに入れる?このぴーしーとやら、お主の持ち物ではあるまい。」

 「……………数日待って。何とかするから。」

 

 

 

 

 


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