錆の希望的生存理論   作:時雨オオカミ

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The 1st debattle 『証拠品一覧』

 旧館、大広間にて殺人未遂が発生した!

 犯人を見つけ、過半数以上か、全員に納得させないと彼女は〝 おしおき 〟で殺されてしまう!彼女はそうはならないように捜査し、見つけた証拠品の数々を持って論破していくこととなるだろう。

 さらにモノクマにより〝 メタなズルをしたらボッシュート 〟だと宣告されているので、主観的に全て分かっている事件を客観的に見直し、それらを少しずつひも解いていかなければならなくなってしまった。

 

 果たして彼女は無事、生還することができるのか!

 

 それは命がけの討論

 それは命がけの騙し合い

 それは命がけの対決

 それは命がけの謎解き

 それは命がけの言いくるめ

 それは命がけの信頼……

 

 生と死を賭けた命がけの〝 学級闘論 〟が今、始まる…… !

 

 

 

《凪が入手した証拠品》

 

 

・モノクマファイル1

 被害者は狛枝凪。

 現場はホテル・ミライ旧館の大広間。

 事件発生時刻は午前1時30分頃。

 怪我の箇所は左手と額。額は皿の破片によるものだが、左手は完全に貫通しており、人為的なものだと予想される。

 それ以外には外傷もなく、気分の悪さなどもないことから毒物接種の可能性は否定できる。

 自力で壁に寄りかかり、停電が終わるのを待つ気力はあったようだ。

 

・暗視スコープ

 十神が所持し、停電後ブレーカーを上げるのに役立った。スーパーにあったものだということは狛枝の商品リストにより立証されている。

 

・商品リスト

 スーパーにあるすべての商品が記載されている。この中に暗視スコープなどの非常用用品も記載。蛍光塗料、ガムテープなどの記載もあるが、テーブルに張り付けてあったナイフだけは危険物リストにも料理器具リストにも載っていない。念のために確認された生活用品リストにもなかったようだ。確認されていないのは家具・娯楽のリストのみである。

 

・ジュラルミンケース

 十神が持っていた2つのケース。1つはモノミと見張りの人間が所持していた危険物入りのケースで、もう1つのケースには大量の防犯グッズと危険物入りケースの鍵が入っている。

 

・テーブル周辺の刺激臭

 十神曰く、シンナーの臭いである。刺激臭は赤い液体から発せられているようだ。

 

・停電前の位置取り

 小泉が直前の写真や記憶を頼りに書いた全員の位置取り。

 

 

【挿絵表示】

 

 

・絨毯の切れ端

 裏地の中央に蛍光塗料が塗られている。

 

 

【挿絵表示】

 

 

・ナイフ

 テーブルの裏にガムテープで張り付けられていた。柄の部分に蛍光塗料が付着している。西洋の剣のような、投げナイフのような見た目をしている。商品リストにも危険物・料理道具欄には記されておらず、出所不明。現在は十神が保管している。

 

 

【挿絵表示】

 

 

・ガムテープ

 蛍光塗料が塗られている。

 

・ビニール片

 細かくビニール状の残がいがナイフの真下に大量に落ちていた。はじけ飛ぶように周囲にも散乱していて、かなりの赤い液体が付着している。ロゴを確認したところ、ロケットパンチマーケットで無料配布しているビニール袋のようだ。

 

・倒れた丸テーブル

 狛枝がぶつかったらしき丸テーブル。角に血痕が付着している。

 

・割れた陶器の花瓶

 5つある花瓶のうちの1つ。これだけが陶器でできていた。口が広く、5cm程の首の部分は手がすっぽり入り込むくらいのゆとりのある狭まりがある。胴は広く、壁が薄い。

 (割れ方が変とか言ってはいけない)

 

 

【挿絵表示】

 

 

・落下した水受け皿

 鉢の下に置く水受け皿が1つだけ花瓶の近くに転がっていた。手首程ではないが小さく、花瓶の破片に埋もれていた。

 

 

【挿絵表示】

 

 

・散らばった羽毛

 花瓶の近くに大量に散らばっていた。狛枝曰く 「花を支えるために花瓶に詰めていた」

 

・造花

 花瓶に入っていた造花。どれも茎は短く、5㎝程度しかない。綺麗に切断されている。

 

 

【挿絵表示】

 

 

・終里の証言

 血痕らしきものからは「路地裏のラクガキ」のような臭いと「僅かな血の臭い」がする。停電中は誰かにぶつかられた。

 

・終里の証言2

 臭いの根本を探していたところ、倉庫でそれらしき大きな缶を見つけた。開けてみるとどうやら赤いペンキと蛍光塗料の缶だったようだ。倉庫に元々あったにしては真新しい。

 

 

・罪木の証言  

 狛枝の左手の怪我は直径5㎜程度の細く鋭利なもので貫通してできたもの。額の傷は間違いなく皿の破片によるものである。

 

・罪木の証言2

 停電中料理らしきものにつまずいて誰かにぶつかり、そのあげくに転んでしまった。

 

・澪田の証言

 澪田は停電中、騒ぎの中の音を正確に聴き分けていたようである。

 

小泉「うわっ、停電だよ!」

左右田「おいっ、なにも見えねーぞ!?」

澪田「ま、真っ暗だよぉ!もうお先真っ暗だよぉ!」

小泉「み、みんな落ち着いて!こういうときは落ち着かないと!」

田中「俺様の傍を離れるなよ?お前達……」

罪木「ひゃあぁぁぁっ!?」

十神「おいっ、お前なにをしているっ!やめろっ!!」

狛枝「いっづっ……!」

日向「お、おいっ!どうした!?」

 

テーブルが倒れる大きな音。

 

終里「電気点けろって!飯が食いづれーじゃねーか!」

花村「っみ、みんなー、どこにいるのー?て、停電って……厨房だけじゃないのー?」

七海「……あれ?」

十神「これは……おいっ、待て!」

ソニア「ブレーカーが落ちてしまったのでしょうか?」

左右田「ちょ、ちょっと待ってろ!オレが壁伝いになんとかしてくっから」

 

明るくなったときに。

 

澪田「バルス!」

 

 

・左右田の証言

 停電中事務室に行こうとしたが、目の慣れることのない暗闇で大広間を出ることが精一杯だった。明るくなった直後は廊下を見渡しても誰もいなかった。

 

・花村の証言

 厨房のキッチンのガスコンロは電気で制御するタイプなので停電中は使用できなかったし、見えないのでどこにあるのかも分からなかった。

 

・七海の証言

 皆の声に違和感を感じたが、それがなにかはよく分からない。

 追記: 停電直前は田中のピアスが床下にないかしゃがんで覗き込んでいたようだ。

 

・七海の証言2

 見張り当番をしているときに九頭龍を見た。それはモノミも見ていたし、どうやら辺古山も目撃しているらしい。

 

・モノミの証言

 辺古山はどうやら、邪険にされつつも九頭龍になにかを手渡していたらしい。

 

・エアコンのタイマー

 大広間と事務室のエアコンは午前1時30分にタイマーがセットされていた。

 

・ブレーカー

 ブレーカーの下にデスクから取ったのであろう椅子が置かれている。

 

・パーティの料理

 花村渾身の料理群。だが、その美味しそうな料理の数々は大混乱の末に殆どが床に落ち、台無しになってしまっている。

 

・厨房の備品リスト

 厨房の備品リストには現場のナイフは書かれていない。花村曰く鉄串が最初から紛失していた。その他のナイフやフォークは十神が没収していて、非常用のガスコンロやチャッカマンが置かれている。

 

・3台のアイロン

 倉庫に点けっぱなしのアイロンが3台も置かれていた。使われた形跡はない。

 

・倉庫のテーブルクロス

 赤い液体が大量に付着した古いテーブルクロスが倉庫に放置されていた。終里によると、これは大広間の真っ赤に染まったテーブルクロスと似た匂いがするらしい。

 

《別行動後、日向達が手に入れた証拠品》

 

・床の隙間

 大広間の床はかなり隙間だらけになっている。田中はその隙間にイヤリングを落としてしまった。

 

・田中の証言

 停電直前はしゃがんでピアスを探していたが、停電してからはすぐに立ち上がり怯えるハムスターを宥めていた。

 

・弐大の証言

 11頃からずっとトイレが占領されて空く気配がなかった。事件後暫くして再び行ったときは空いていた。

 

・九頭龍の証言

 旧館には行っていない。ずっとコテージでくつろいでいた。

 

・防火扉

 大広間から出てすぐの、厨房や倉庫へ続く廊下に防火扉が設置されている。火事の延焼を防ぐためのものである。

 

・恥ずかしいポーズ

 「も、もう思い出させないでくださいよぉ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







・debattle
 ディベートル。闘論なのでディベートとバトルを混ぜた造語です。

・それは命がけの〇〇
 命がけの〇〇というフレーズは1–1の学級裁判前、エレベーター内で使われていた文です。苗木くんの心の声で書かれていました。気になった方は動画かお手元のPSVITA (またはPSP) のダンガンロンパでご確認ください。
 凄く印象的で、個人的にダンガンロンパの中でもかなり好きな言葉となっております。


・恥ずかしいポーズ
 さあ、忘れろビームで忘れてあげようではないか! はっはっはっは!
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