シムーン第二章 ~乙女達の祈り~   作:佐渡 譲

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「作者よりのお願い」

名作「エルフェンリート」がエログロアニメだと誤解されている様に「シムーン」もまた百合アニメだと誤解を受けています。

前者もそうですが、実は「シムーン」の中には、とても深い作者の意図と思いもよらない真実が秘められているのです。

物語と言うのは表面だけを見るのではなく、作品に込められた意図と真実を読み解いてゆく所に鑑賞する醍醐味があります。

「シムーン」は、百合表現に彩られたSFファンタジーと言う形を取りながら、その内容にはとても奥の深いものがあります。

本来なら60話位の大作なのですが、放映の都合からか26話に圧縮した為に、多くの疑問を残したままで終わりました。

 

まず、シムーンなる謎の飛行艇はどこから来たのか?なぜ、宮国にだけに多く埋まっているのか?

それは、人類はどこから来て、どこへ行こうとしているのか?と言う永遠のテーマに繋がります。

 

さらに、なぜシムーンはシムーン・シュヴィラと呼ばれる思春期の少女巫女にしか動かせないのか?

 

宗教上の秘密とされている時間と空間を操る二つのヘリカルモートレスに秘められている謎とは何なのか??

 

その秘密を探ろうとして、シムーンを解体したドミヌーラが中をのぞいた途端に卒倒して倒れたのはなぜか?

螺旋状のヘリカルモートレスの空洞にドミヌーラが見たものは果たしていったい何だったのか?

 

その後で、なぜドミヌーラは礼拝堂に安置されているテンプスパティムの像を破壊したのか?

 

シムーンが空に描くリ・マージョンは、なぜ破壊的なエネルギーを生じさせるのか?

 

時空を越えると伝えられる伝説の「翠玉のリ・マージョン」にはどんな秘密が秘められているのか?

翠玉のリ・マージョンを描く事に失敗して、煙の如く消えてしまったアムリアはどこへ行ったのか?

 

また、アーエルの祖父を初め、大宮煌オナシアやドミヌーラがいたコール・デクストラにはどんな秘密があったのか?

 

アーエルが大切にしている祖父の形見の風琴は、なぜ謎に包まれた場所で勝手に鳴り出すのか?

 

アルクスプリーマで「アーエル!」と叫んで自爆したはずのアングラスの遺体が、なぜ遺跡の地下にあったのか?

リモネも言っていたブルングム語の「アーエル=至上の愛」の名を持つアーエルにはどんな出生の秘密が隠されているのか?

 

大宮煌オナシアやドミヌーラの身体からこぼれ落ちる燐粉の正体は、いったい何なのか?

 

アヌビトゥフが言った「少女達は、ただシムーンに運ばれて行くだけだ」とはどう言う意味なのか?

さらに彼が言った「希望の大地」とはどこを意味するのか?またそれはどこに存在するのか?

 

それらの数々の疑問は、放映されたアニメの劇中では、まったく明かされないままに終わってしまいました。

言い換えればアニメ「シムーン」は物語の序章であり、それら数多の謎を解く為には第二章が必要だと考えました。

本二次創作「シムーン第二章 ~乙女達の祈り~」では、不肖わたくしがそれら数多の謎を全て明かす予定でいます。

また、今回はベールに包まれていた大空陸世界の全貌や、アルゲントゥム礁国やプルンブム嶺国にも足を踏み入れます。

 

幸い原作者の方は、わたくしが円谷プロで物語り作りを教わった「上原正三先生」と親交があったと聞き及んでいます。

上原先生の作風は、物語の中にパズルの如く色んな伏線を散りばめながら、読者が手繰り寄せて解いてゆくものでした。

シムーンの構成は、それとよく似ている様に思います…不肖、上原先生に教わったわたくしも同様の書き方をいたします。

何気ない台詞。何気ない文に謎を解くパズルが隠されています…お見逃しなき様、謎解きを楽しみながらお読み下さい。

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