超兵器より非戦闘艦の方が超兵器だった件について。   作:maisen

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Warning! Warning!

これはWルートでもJルートでもGルートでもなくEXTRAルートである!

 渋い中ボス枠の軍人が孤島でカラオケしてたりノラ戦艦やノラ空母がでたり、3人の副官が争ったりイカがラスボスだったりするルートの「ソレ」であり、スタッフの悪ふざけが極まったルートの「ソレ」である! ラスボスが神輿に乗って「次は超神輿だ」とか言ってるルートからの混線である!

Warning! Warning!



まぁ、そうなるな。

 

 

 

 

 

 

 

 

-0、提督が鎮守府に着任できませんでした-

 

「成程なー。つまりここに資源をぶっ込んで、後は妖精さんに任せるだけで新造艦が出来ちゃうわけか!」

 

「はい、なのです!」

 

 そう元気に返事を返すのは、初期艦として新しく鎮守府に提督として着任する事になった新任の俺の部下に配属された駆逐艦「電」だ。

 

 提督着任一日目の俺を彼方此方案内してくれる彼女は、まだ小柄ながらもしっかりとした足取りで見事にその役目を果たしてくれている。その意気に負けないように頑張らなきゃな、と決意を新たにしつつ、俺は彼女の説明を耳にしながら目の前の装置に指を伸ばし、その装置の横に立っている小さな「妖精さん」と握手した。

 

「でも、まだ着任したばかりの鎮守府には殆ど資材が無いので…最低値で建造した方がいいのです。任務は建造するだけで達成できるのです」

 

「え?」

 

 そう言う事は早く言って欲しかったなー。もう建造ボタン押しちゃったぜ。

 

「はわわ! 何で資材全部入れちゃったんですか司令官さん!」

 

 手持ちの資材全部突っ込む設定にしていた俺は、電の言葉に慌ててキャンセルボタンを探した。が、見当たらない。妖精さんはこちらの焦りもなんのその、笑顔で敬礼をすると建造ドックの扉の向こうへ消えて行く。止める間もなく扉の向こうから、建造の音と思われる金属音が響き始めた。

 

 頭を抱える電を背後に、それでも何とかしようと建材投入設定用の機械を触っていると、下向きの矢印で数値が減った。

 

「うぉぉぉぉぉ!! 間に合えぇぇぇ!」

 

「何をしているのですか、司令官さん?」

 

「ほら、電も手伝って!」

 

「え、ええ? はにゃあーっ?!」

 

 電を引っ張り片手で燃料と弾薬の下向き矢印を交互に押しながら、反対側の鋼材とボーキサイトの下向き矢印を押すように促すと、恐る恐る電もそれを押し始めた。

 

「し、司令官さん! これ、本当に意味あるんでしょうか!?」

 

「分からん! が、やらなきゃ僅かな可能性もゼロになるだけだ! うおおお16連射あああ!」

 

「い、電の本気を見るのです!」

 

 見る見るうちに減っていく数字、横目で見れば先に押し始めた俺より電のカウンターの方が減りが早い。艦娘の底力とはこれ程のものか…! 

 

 見た目に寄らぬ恐るべき艦娘の能力に頼もしさを感じながら夢中に押す俺と、もう半分泣きながらヤケクソで連打する電。

 

 カウンターの数字は見る見るうちに50減り、100減り、そしてついには0に到達――したと思ったら妙な音を立てて煙を吐いた。

 

「なのです!」

 

ッタアーン! と高らかにほぼ同時に0を超えて連打した事に達成感を抱いた俺と電の前に、カウンターの数字が、0を超えて65535と表示されていた。

 

「16bitだったのか…!」

 

「ちょっと、体が軽くなったみたい」

 

「何で満足げなんだ君は」

 

 すっきりした表情で額の汗を拭う電。ともあれ、やっちまったぜ! と諦めた俺の目に、困ったような表情の妖精さんが建造ドックの扉の隙間から出てきて、床に転がっていたバーナー? を拾うと再度すたすたと自分より大きなそれを背負ってまた扉の中に入っていくのが目に入った。

 

 と、次の瞬間、扉の隙間から赤い光が見え、火炎放射器の音が聞こえた気がした。

 

「建造が終了したのです。…え?」

 

「え?」

 

「なにこれ怖いのです」

 

 そう呟き俺の背後に隠れる電。恐る恐る俺の腰の横から頭を出した彼女の視線の先には、建造完了の文字と押してくれと言わんばかりの光るスイッチ。

 

「なんか面白そうだね!」

 

「はわわ! 司令官が物怖じしなさすぎる方だったのです!」

 

 ぽちー。

 

 次の瞬間に起きた事を、俺はほとんど覚えていない。ただ、開いた扉の隙間から溢れ出た鋼のソレが、扉をぶち壊し、隣のドックも、その隣のドックもぶち壊し、さらにその先の埠頭も船体で押し潰し、巨大なクレーンも数え切れないテトラポッドも高く聳え立つ灯台も押し潰し、鎮守府の目の前に巨大な波濤を立てて着水したその時、俺は電と一緒に吹き飛ばされた空を高く舞っていたからだった。

 

 そして、次に目覚めたのは、医務室のベッドの上だった。両手足は石膏で固められ、包帯で動かさないように吊るされている。右を見ればしょんぼりとした電が居て、肩をすぼめて小さくなっていた。

 

 左を見ればこの鎮守府のまとめ役でもあり最先任でもある中将が、その禿頭に青筋を浮かべて椅子に腰かけていた。その背後に立つ、この鎮守府の中でも最も錬度が高いと言われる長門型一番艦、長門も、同じように青筋を浮かべて腕を組んで立っていた。

 

「目が覚めたかね?」

 

「はぁ…」

 

「君が何をしたかはそこの電君から聞いてる。が、再現は出来なかった。偶発的な物か神仏の気まぐれかは分からんが、その為しばらくこの鎮守府は修復の為閉鎖されることになった」

 

「はぁ…?」

 

 はっきりとしない意識と朦朧とした頭で聞く話は見事に右から左へ抜けて行く物だなぁと思いながら、眩しい頭を見るともなしに見ていると、ふっとその頭が上にあがって後頭部に変わり、帽子で隠された。

 

「君は悪くない、全く責任が無いとは言わないが…まぁ、諦めてくれ」

 

 溜息を吐きながら医務室の外へ出て行く中将。その背中を支えながら出て行く長門は、最後に此方をギリっと歯軋りしながら睨むと、静かに戸を締めた。

 

「何が?」

 

「司令官…その、左遷、だそうです」

 

「誰が」

 

「司令官が」

 

「何で」

 

「司令官が建造した艦娘が、鎮守府の設備を殆ど壊しちゃったからなのです…」

 

 そう言って窓の外を指さす電。その指先では、機能的に整備されていた鎮守府の各種施設が見事に廃墟と化していた。

 

「幸いにも死者は無く、怪我人も一番酷かったのが司令官さんでした」

 

「…えええええ」

 

「後もう一つ大きな問題が…」

 

 今度こそ頭を抱えた電、彼女が懐から一枚の封筒を取り出し、声に出してそれを読む。

 

「『この封筒の開封時を持って、当該提督をウィルキア解放軍へ出向を命ずる。尚、当該提督に対する権利は全ての同盟国であるウィルキア王国所属艦娘に付与されるものとする』」

 

「はぁっ? あだだだあ!」

 

 思わず跳ね起きようとして痛みに悶える俺の目の前に、電がその辞令書を広げた。確かに中将どころか大本営の承認印も押してあるし、他にも錚々たる面子、元帥や鎮守府の責任者達の承認印が見て取れる。

 

「どういうことだってばよ!?」

 

「お金の力って怖いのです…」

 

「売られたのか俺は!」

 

 何やら億を超えて超に迫らんばかりの実弾(金)が飛んだとか。ともあれ、その謎のウィルキア王国艦娘とやらの指示だそうで、治るまではしばらく医務室に芋虫のように転がっているしかなかった俺だが、一か月もすれば歩く事には問題なくなり、それを確認すると治療にあたっていた医療班達もこの閉鎖された鎮守府からあっという間に姿を消し、この場に残ったのは俺と電だけとなった。

 

「舌打ち聞きながら介護されるって辛ぇなぁ電…」

 

「なのです…」

 

 煤けた背中を見せながら、正に針の筵を超えて針地獄だった医療施設を後にした俺と電。歩みを向ける先は、入院中に何度も確認し、そして見れば一目でわかるそこだった。

 

「近くで見るとますますでけぇなぁ!」

 

「なのです!」

 

 鎮守府のあった港、その内湾のほぼ全てのスペースを埋めるように鎮座するそれ。一見、鉄の塊のようにも、海上都市にも、要塞のようにも見えるその物体。見上げるその巨体が、海を行く艦だといって誰が信じるだろう。しかし、確かにそれは艦であり、この世界に存在するたった一人の同盟国ウィルキア所属の艦娘であった。

 

「待ちかねた! 待ちかねたぞ提督!」

 

「おまたー」

 

「はわわ! 見えちゃう、スカートの中身が見えちゃうのですー!」

 

 上から降ってきた声に視線を上げれば、其処には巨大な船の先端部、海面から数十メートルの高さにある甲板から降ろされるタラップの先端に仁王立ちしている一人の少女の姿があった。青と白を基調としたセイラー服を身にまとい、モノクルを装備した長い黒髪の、歳の頃15、6位の女の子。ちなみに白だった。病院にお見舞いに何度も来ていてすっかり気心も慣れているが、それでも互いにこうして制服に身を包んで合うのは初めてだ。

 

 だから、先ずは。

 

「本日1200を持って、同盟国ウィルキア移動鎮守府に着任する、天城貞夫中佐であります!」

 

 敬礼に対し、やや崩れていて、不思議な程に色気のある敬礼を返す目の前の艦娘。視界に入り切らないほど巨大な『艤装』と、大本営の判断をあっさり覆させる程の資金と技術を提供し、弁舌を持ってこの艤装をウィルキアの出張機関そのものとして認めさせた程の辣腕を持つとは思えないほど、彼女は意外に小さかった。

 

「我が名は、『スキズブラズニル』! ウィルキア解放軍として故国開放に尽力した、『ドック艦』である! 貴官の――」

 

「提督が、鎮守府に着任したのです!」

 

「あっこら、電! ずるいぞずるいぞ! それは我が言う台詞だったのに!」

 

「駄目なのです。絶対に譲れないのです。勝利を刻んだのは私なのです」

 

 途端ににぎやかに言い争いを始めた二人を横目にタラップを上っていく俺。仲が良いなぁ二人とも。

 

「ま、一回目は誰かさんのせいで失敗したけれど、二回目は無事着任できたわけだなー」

 

「だから謝ったではないか! 人的被害を出さないようにこれでも尽力したのだぞ!」

 

「お詫びで鎮守府が4,5つ程新規に建てられるだけの資金放出は富める者のゴリ押しというのです」

 

「金はもう使い道が無いからな! 我の資金は後12桁在るぞ…!」

 

 とまれかくあれ、七転八倒、四苦八苦、すったもんだに大逆転はあったものの、なんとかギリギリ誰もが妥協できるラインで収まった訳で。

 

後は、暁の水平線に勝利を刻むとしましょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

――1、刻むと言った、が、今直ぐとは言ってない――

 

「で、これはどういう事なん?」

 

「やー、ちょっと我にも予想外」

 

 ここは10隻分あるドック艦スキズブラズニルの建造ドック。彼女の持つ船体設計システム「HLG」、それは艦娘のスロット装備とは全く違い、その元となった船体から機関、武装、補助システムに至るまでの全てを一括で設計できると言う無茶苦茶なシステムだった。俺が退院するまでの一か月の間にシステムを再設計しこの世界の艦娘の艤装を対象とし、元となった船を艤装を変換し再現。そしてその船を再設計し再び艤装に変えるという技術者と科学者が揃って見なかった事にした曰く付きの魔法の様な技術である。まぁ核融合炉とか反物質兵器もあるから多少はね?

 

「それでも納得いかないなら最初の5行を納得いくまで読み返してね!」

 

「何だどうしたいきなり!?」

 

「電波が」

 

「電波(メタ)ならしょうがない」

 

 イヤーしょうが無いなー残念だなー。

 

 閑話休題。問題は、その第一次実験体…ごほん。被験者…ごほっ、ごほん! 被害者になった電の現在の姿であった。

 

「ナスは嫌゛い゛な゛の゛です!!」

 

 なんか等身縮んでるし目に光が無いし性格悪そう。いや悪い。

 

「我そんな事聞いてないし」

 

「どうしてこうなった」

 

「原因が全く不明だ…仕方ない、折角の強力な装備だが、無理に乗せたのが不味かったか。この新型誘導プラズマ砲」

 

「おにーさん多分それのせいだと思うなー! でも定番で鉄板だからしょうがないよねー!」

 

 でも核融合炉とタービンγと無限装填装置は付けといてね、補給めったに無いから。ここ海の上だから。嫌われてんのかなー俺達。あ、鎮守府ぶっ壊してたわ。お陰で近隣の鎮守府とか泊地の提督達や艦娘達も殆ど寝ずにフォローに走り回ったって言うしそりゃ嫌われるわなー。

 

「あはははは…うぐっ、おうっ、おうっ」

 

「もっと泣いて苦しむがい゛い゛の゛です!」

 

「わーカオス。PTSD持ちの提督は面倒じゃのー」

 

 泣き濡れる俺を余所に、ひょいとプラズマちゃんになった元電の襟首を掴んだスキズブラズニル、通称スーさんは、すたすたと設計室へと何事も無かったかのように消えて行ったのであった。

 

「沈む方が悪゛い゛の゛です!」

 

「はいはい特定の艦娘に喧嘩売るのは止めるがよい」

 

「うっぐ、ひっぐ、えっぐぅぅぅぅ」

 

 

 

 

 

 

――2、建造が終了しました――

 

「苦節3日、漸く艦娘建造システムの再現に成功したぞ!」

 

「お前謝れよ! 妖精さん頼りで未だにまともに解析も出来ていないけど、それでも何とかしようと寝ずに頑張っている技術者さん達に謝れよ! はやく謝っテ!」

 

「ちっ、うっせーのう。反省してまーす」

 

「無能の給料泥棒は全員首にして、高値でこの解析結果を売れば良いのです。それを繰り返していけば努力と積み重ねを忘れた国は、スーさん無しでは戦えないようになるのです」

 

 おいまた混線してっぞどうにかしろよ超技術持ってんだろ凄いんだろ、プラズマ外したのに黒いんだよ電が!

 

「我にだって…出来ない事位、ある」

 

「にぱー☆」

 

 それ世界線から違うからね! 止めてよねほんと心臓に悪いから! 天使のような悪魔の笑顔だよ本当にもう。

 

「で、だ。その…なんだ」

 

「なんじゃ」

 

「後ろの方は、どなたで?」

 

 ニコニコとスーさんの背後で微笑んでいる美女さん、膝くらいまである焦げ茶色の髪、赤い和傘を右手に持ち、間違いなく戦艦の中でも最大級であろう艤装を軽々と背負って優美な立ち姿で静かにこちらを眺めているのは、誰がどう見てもあの艦娘。

 

「大和型戦艦、一番艦、大和。推して参ります!」

 

「なんで一番最初の建造で同盟国の艦隊決戦用の切り札が出来ちゃったの?」

 

「貰った資材全部ぶち込んで強いのを頼んだら出来るにきまっとるわ」

 

「後先考えないあたりが司令官とそっくりなのです」

 

 そう言えばそんな事もあったよね。でも結果としてスーさんが出たんだから俺の方がすげぇな。

 

「ふふ~ん♪」

 

「なんか調子に乗っ取るじゃろ」

 

「提督、そろそろ昼食の準備をしないと。何がいいですか?」

 

 マイペースなやっちゃのう。でも、その前にやる事があるのでな。

 

「大和型と言えば、資源消費が水雷戦隊一個分!」

 

「え、あ、はい、そうです…。でもホテルは嫌で「そこで、先ずは大改造を施す事とする!」 へっ?」

 

 俺はびしっとスーさんを指さすと、大和の手を握り(柔らかかった!)設計室へと歩き出す。HLGは既にスーさんによって起動しており、プラ――電に大和を押しだすと、きょとんとしたままの彼女を電は両手で艤装ごとひょいっと“持ち上げた”。

 

「え、嘘…駆逐艦の子に、こんな力がある訳」

 

「ぽいぽいぽいっぽい、なのです」

 

 オイ馬鹿止めろ他のキャラの口癖ぱくって出番を食おうとするんじゃない。まぁ、普通の艦娘ならば戦艦を駆逐艦が持ち上げるのは無理なのだろうが、うちの電なら十分可能。なんつったって出力が核融合炉のお陰で20倍超えてるからな! 150Ktくらいは出るからな! 元が38Ktだから出し過ぎて初めは事故ってたけども。

 

「一名様ご案内じゃー」

 

「きゃー!?」

 

 設計室の壁際にある扉の向こうに大和が投げ込まれ、悲鳴と共に闇に消える。するとどうだろう、窓の外に見えるドックに、何時の間にやら戦艦大和が! まぁ改二まではいかずとも、燃料も弾薬も建造で無くなったので必要ないようにしちゃおうねー。

 

「機関全撤去終了」

 

「ほいさ」

 

「核融合炉及びタービンε換装完了」

 

「ほいきた」

 

「超重力電磁防壁と無限装填装置、自動装填装置γも追加してー」

 

「よっしゃ」

 

「五月蠅いのです」

 

 何もせずに相の手入れてただけじゃないか。五月蠅いからって幾らなんでもつまみだす事無いやん。最近電の対応がセメントで困る。

 

 そうこうしてるうちに窓の外の戦艦大和がまるで宙に溶けるように消え去り、もう少し待つと電にゆっくりと手をひかれながら大和がふらふらと歩み出てきた。

 

「調子はどうだい、大和」

 

「あの、一体何が起きたのでしょうか…? もう何が何だか」

 

「なんて事はないさ。燃料と弾薬の補給が不要になって、出力がほんの30倍程度になって、速度が100Ktを超えただけだよ。いやー戦艦クラスは拡張性高くて弄り甲斐があるね!」

 

 茫然としたままの大和だったが、しばらくすると頭を抱えながらゆっくりとしゃがみこみ、ついには膝を抱えて丸まってしまった。

 

「もうやだ訳が分かりません」

 

「初めはみんなそうなのです。そのうち慣れますよ」

 

「プ…電が言うと説得力あるなぁ」

 

「流石プラ…電じゃの」

 

「私が寝ている間に黙って改造した事は絶対に忘れないのです」

 

「「はわわわ!」」

 

「電の本気を見るのです!」

 

 流石にからかい過ぎたのか、自分の体程もある錨を構えてダッシュで追いかけてきた電を背に、大和が現実を認めて再度立ち上がるまで広い広いスーさんの中を鬼ごっこで(一方的に)楽しんだのだった。

 

 しばらくして何とか色々飲み込んだ大和さんの資源消費は、燃料、弾薬はゼロ、鋼材も超重力電磁防壁のお陰で跳ね上がった防御力(S判定)のお陰で、単艦でほとんど傷一つ負う事無く周辺の深海棲艦を倒して帰ってこれるため、平均して軽巡洋艦一隻分程度の支出で済んでいる。今日も100Ktでスキップしながら戦場へ出かけて行く彼女を、一緒につり下げられたスーさんと艦橋の横から見下ろしながら、今日の夕食は何だろうなと思い耽る俺であった。

 

 尚、資源消費は減っても食事量は据え置きだったとかなんとか。

 




うん、お酒入ると何が起きるか分からんね( ´・ω・`)
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