なにそれ、美味しいの?
あ、えと、一生懸命作ったので、良かったらどうぞ。
降り注ぐ冷たい雨がわたしの心を冷ましてゆく。
心の傷はそのままだから青々しく残ったまま。
哀しく思うのが普通だろうか?
でも、そんなこと思ったらつらいからほわわ。満たされてる筈なのにね。
わたしは一体なんなんだろう。幸せなのに。なんでこんなこと考えたのだろう。
「わたし」のなかの無意識が、「わたし」を侵食して、「わたし」でなくなってしまう感覚。
このまま自分を失うのが怖くて、わたしは目を閉じた。
さっきまで自室の窓から空を覗いていたけれど、雨は止みそうにない。しとしと雨は音をたてて落ちてゆく。
このアンニュイな気持ちも一緒に落として欲しい。
あの幸せだった日々はどこへ行ったの?
ー今も幸せじゃん?
わたしは彼を、本当に好きなの?
ーさあ?
さあ、か。前は即答で「大好き!」だったのになあ。
あぁ、懐かしいあの頃。一緒にお花見に行ったっけ。
料理駄目駄目なわたしのかたちの崩れたおにぎりを美味しそうに、食べてくれた彼。
一面桜の小道を、一緒に歩いてくれた。道端にあったたんぽぽも綺麗だった。
帰り道でみた、夕暮れ空は、とても美しく、涙が出るくらいだった。
ーそれを思い出して、微笑んだのは、わたしの綺麗な心の部分。
ーそれを思い出して、鼻で笑うのは、わたしの醜い、心の部分。
私は一体、どうなってしまうのだろう。
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ぶるぶる携帯が震えた。彼からのチャット。
「今ひま?」
思わず画面表示をみてしまった。
向こうには私がみたということが判ってしまっただろう。返事をしなければ。
「あ、はろ~。うーんと今ちょっと。ごめんね~(´・ω・`)」
いつから、こんな嘘をつけるようになってしまったのかな。
「そっか、ごめん」
何だか申し訳なくなってしまって、私はため息をついた。
それでもそのチャットで、彼に訂正する気力は湧いてこなかった。
このままボーッとするのも何だし、どうせなら寝てしまおうと、ベッドに転がり込んだ私。
色々、疲れていたせいか、すぐに意識が遠くなった。
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わたしは10年前より大人になった。
10年は私を変えた。
いろいろ経験して、辛いのもたくさんだった。
心が痛むことだってたくさんあった。
泣きたくなるくらいに。
だからもう、私は大人なんだ。
彼への気持ちがたとえなくなっていくとしても…。
つらくなんかない、ないんだ…よ…?
もう、私は大人なんだから。
あぁ、そうなのって受け流せる。ぜんぜん…平…気…。
━━━━━嘘つき。
あ、あとがきは知ってる、、、
ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
なんか凄く暗くなった、、、
まあいいか。つづきも!読んでいただけると!、、、嬉しいです❤️