ハイスクールD×D〜ドラゴンに転生しました!〜   作:瑠夏

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いや〜。なんとか今年中に投稿できました!


月光校舎のエクスカリバー
第16話 球技大会です!


 

朝。布団から起き上がろうとしたが右腕が動かなかった。いや、動かせなかった。

 

はぁ、また来たのか。ここには子猫ちゃんがいるのに、バレたらどうするつもりだ?

 

「おい黒歌。起きろ、朝だぞ」

俺はとりあえず寝ている黒歌を起こすことにした。………起こさないと、俺が起きれない。

 

「……んにゃ、…んっ……」

「黒歌、起きてくれ。お前が起きてくれなかったら俺がおきれないから」

「だったら……まだ、りゅうやも…ねてるにゃ……」

俺は起きない黒歌を見て、ため息をつく。

さて、どうしたものか?と、考えていると、黒歌が俺に抱きついてくる。

 

そしてーーーーーー

 

「んっ……ちゅっ…んじゅっ…んむっ」

いきなりキスをしてきたと思ったら、舌を絡めてくる。

 

「むぐっ!……んっ…ちょ、くろ…ちゅぅっ…んちゅっ」

 

突然のことに対処できなかった俺は、黒歌にいいようにやられる。

 

「ちゅ…はむ……んむっ……ふぁ」

唇を離した黒歌の舌先から、透明な銀の糸が引く。

 

「久しぶりの龍夜とのキスにゃ」

俺はまだ、ボーっとしていたが、キスをした黒歌は顔を赤らめて、幸せそうにしていた。

 

そんな顔されたら怒るに怒れない。

「わかったから、黒歌は早く帰れ」

「にゃ!何でにゃ!私ここ最近龍夜と会えなくて寂しかったにゃ!だからもう少しだけこうしているにゃ!」

黒歌は俺の腕に抱きついたまま離れようとしない。でも……。

 

「ダメだ。お前もわかっているだろ?ここには今小猫ちゃんがいるんだ。もしここで小猫ちゃんと会ったらどうするつもりだ?」

 

「うぐっ……」

黒歌も俺が言ったことが理解できているため大人しく帰っていく。

 

その帰り際に俺は黒歌を呼び止め、シュンと落ち込んでいる頭を撫でた。

 

「ッ…!」

「今回はこれで許してくれ、今度小猫ちゃん来たときはもっとゆっくりしていいから」

 

黒歌はさっきまでの暗い顔が嘘のように、キラキラと輝く。そして「嬉しいにゃ!」と言い残し帰っていった。

 

 

 

ライザーとの一件以来、部長もイッセーの家に住み始めたようだ。その時、アーシアが涙目で、なにかを決意したような顔になっていた。あれは家で何か一悶着あっただろう。そんなこんなで今は平和に暮らしている。

 

そういや、俺がサーゼクスと知り合いだったことが部長にバレ、どういう関係なのか聞かれたときは大変だったな。何とか適当に誤魔化したが全然納得している様子は無かった。

 

 

 

どうやら今日のオカ研はイッセーの家でやるようだ。もちろんオカ研のメンバー全員参加なので俺も行った。行ったのだがーーー

 

 

「で、こっちが小学校のときのイッセーなのよー」

「あらあら、全裸で海に」

「幼い頃のイッセー幼い頃のイッセー幼い頃のイッセー」

「………イッセー先輩の赤裸々の過去」

 

このように昔のイッセーのアルバム鑑賞会になっている。俺は別にイッセーの子供の頃の写真なんて興味ないので、今は一人、ドラグ・ソボールを読んでいる。

 

やっぱりこれ面白いなぁ。

 

なんて一人でゴロゴロしていたら、急に木場くんの気配が変わった。なにごと?と思い、そちらに視線を向けると木場くんは一枚の写真を手に取りイッセーに写真の中に写っている剣に見覚えがないか聞く。

 

当然、イッセーが知っているわけがなく、この場では木場くんは何も言わず、先ほどの写真を見つめるだけだった。

 

木場くんの雰囲気から察するに、あの剣になにやら深い憎しみがあるようだ。

 

 

カキーン

晴天の空に金属音が木霊する。

「オーライオーライ」

 

俺たちは、放課後を使って球技大会の練習を行っていた。どうやら部長はこの手の学校行事が好きらしく、相当気合が入っている。

 

そのため、一人だけ練習中にボーっとしている木場くんは非常に目立つ。

 

木場くんはイッセーの家であの写真を見てからずっとあの調子だ。さすがに心配になりこの前声をかけたのだが、「大丈夫だよ」の一点張り。大丈夫じゃないのがまるわかりだが、人には言いたくないことなんてひとつは絶対にあるだろうから、木場くんが話すまでは黙ってとくことにした。

 

 

 

球技大会当日。俺たちオカルト研究部は部活対抗戦でドッチボールをすることに決まった。

 

そしてーーーーー

 

 

 

 

 

 

「兵藤を狙え!」

「うおおおおおっ!ふざけんなぁぁぁああ!」

開始早々、集中的にイッセーが狙われていた。部活対抗戦の初戦は野球部。そのため投げる球が結構早い。野球部皆がイッセー以外狙わない。理由は簡単。

 

部長ーー駒王学園の二大お姉さまの一人。大人気の学園のアイドル。当てられない。

 

姫島先輩ーー部長と同じく二大お姉さまの一人。学園のアイドル。当てられない。

 

アーシアーー二年生ナンバー1の癒し系天然美少女。しかも金髪!当てられない。

 

木場くんーー全男子の敵だが、当てたら女子に恨まれる。当てられない。

 

龍夜ーー学園の『女神』。全校生徒全員が認めた『女神』様。又は『歌姫』とも呼ばれている。当てたら全校生徒に恨まれる。絶対当てられない。

 

男の俺に『女神』っていうのはどうだろうか?『歌姫』ならまだ、まだ! 納得できるが……。

 

イッセーーーなぜこいつが美男美女ばかりのオカ研にいるのかわからない。当てても大丈夫だろう。いや、むしろ当てるべきだ。

ということだ。

 

イッセーは必死に逃げ回りながら、俺と木場くんに向けて言う。

 

「おい!龍夜と木場!お前らもちゃんとやれよ!」

 

「……………………」

「いや〜、人気者だな、イッセー。人気者のイッセーの邪魔はしたくないから俺はコートの端で応援しておく」

 

俺はコートの端まで歩いていく。

 

「ちょ!龍夜!ふざけん…うわぉ!」

その時、ちょうどイッセーが、俺の前の位置で止まった。その瞬間、野球部が投げた。イッセーはそれをギリギリのとこで避ける。そのボールはイッセーの背後にいた俺に向かって飛んでくる。

 

バシッ!

 

無論。余裕でキャッチした。

 

途端ーーーーーーー

 

 

 

 

「「「「「「…………………」」」」」」

さっきまで応援?(イッセー殺せ!的なやつ)で騒がしかった体育館が一瞬にしてシーンと、静まりかえった。

 

狙っていなかったとはいえ、俺に投げてしまった野球部の生徒は顔を真っ青にして、体を震わせていた。

 

そして、オカ研以外の体育館にいた生徒が俺にボールを投げた野球部部員へ集まる。

 

「ヒッ!ま、まて!あ、あれは不可抗力だ!だから、こっちくんな!」

 

「不可抗力なんて関係ないのよ。あなたが投げたボールが風見くんに当たった」

「そうそう。風見くんがボールをとったからいいものの、もし顔とかに当たっていたらどうするつもりだったの?」

「風見はこの学園の『女神』だぞ?『歌姫』なんだぞ?そんなお方にボールを投げるなど言語道断!それをしたお前は万死に値する!」

「恨むなら風見様にボールを投げてしまった自分の下手くそさを恨むんだな」

「さあ、連れていくわよ」

 

一人の少女の合図で、野球部員が複数の男子生徒に体育館の外へ連れて行かれる。

 

 

 

それからすぐに試合を再開た。相手はもうやけくそで木場くんを狙った。普段なら避けれるが、今の木場くんはボーッとしていてそれに気づかない。木場くんにあたる直前に、イッセーが「何ボーッとしてやがるんだ!」と、木場くんを庇う。そのボールが股間に当たっためイッセーはここでリタイヤ。アーシアがその治療にいき、部長がイッセーの弔い合戦よ!と、今回は俺も参加し、数十秒で勝負がついた。その時、部長は祐斗を少し怒った様子で見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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