ハイスクールD×D〜ドラゴンに転生しました!〜   作:瑠夏

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3話目です。


第3話 赤い怪物倒します!

どうも、アマツマガツチに転生した風見龍夜です。俺が赤白のドラゴンを倒した日から結構な月日がたちました。

(結構たったと言っても半年ぐらいだろうが)

 

俺はあの後、次元の狭間の中を飛び回っていた。

 

だがはっきり言ってもう、ただ飛び回っているのに飽きた。

 

まぁ、ただ飛び回っていただけではないが…。

 

この半年でわかったことがある。まず俺は何も食べなくても生きていけるということがわかった。だが、物を食べなくても生きていける、ということはわかったが、これから何も食わない!なんて選択肢はない。俺だって美味しいもの食べたいし。ということで俺は最近、次元の狭間から出て人間の姿でこっそり湖で釣りをして、釣った魚を焼いて食べている。

 

ちなみに、人間の姿にはすぐになれた。ただ念じるだけで人型になれたのだ。

容姿をいうと、腰まで伸ばした透明感のある綺麗な白髪で肌は雪のように真っ白。目の色は赤でなんとも中性的な顔をしていた。

それは良い。白髪や銀髪なんて二次元が好きなら奴なら憧れるだろう。問題は俺の服装だ。

俺の服装は真っ白なワンピースだけ。肩からは綺麗な腕が露出しており、誰がどう見ても女の子にしか見えない。

 

この世界の情報を知るべく朝から人間の姿になったのはいいが、これでは恥ずかしい。けど、この格好以外着替えれるものが無かった為、しかたなくこの格好のままで、外にいた戦闘服みたいなのを着た人たちに聞いて回った。そしてわかったことはこうだ。

 

ここは冥界で悪魔が住んでいる場所。昔から天使と堕天使と長い間戦争をしていたそうだ。そして戦争の途中で二匹のドラゴンが暴れ出し、戦争なんてやっている場合じゃなくなり、敵同士手を組み二匹のドラゴンを倒しにかかったらしい。

 

なるほど………ということは俺が最初に居合わせた場所があのドラゴンとの戦いの場所だったのか………。

(長い間戦争をしてきた者同士で手を組むということは相当酷かったんだろうなぁ)

 

まだ話の続きがある。

手を組んでまでしてドラゴンを神器(セイクリッド・ギア)に封じ込めようと戦ったが、二匹のドラゴンはあまりにも強過ぎたため苦戦をしいられた。このままでは押し切られると思っていたところに突然凄まじい風を纏った真っ白な謎のドラゴンが現れたという。

 

あ………それ俺だ………。

 

謎のドラコンは二匹のドラゴンを全く寄せ付けないほど強かったと言われている。謎のドラゴンのおかげで二匹のドラゴンを神器(セイクリッド・ギア)に封じることが出来た。

 

だが、謎のドラゴンは三大勢力のなかで、《絶対に敵対してはならない物》とまで言われるほど恐れられているらしい。

 

おれ………そこまで怖がられているんだ。ただ、苦労してたから助けてあげただけなのに…………。とは言っても、実際は力試しが目的で攻撃したわけだから怖がられたって全然いいんだけどねっ!

おっと、話が脱線してしまった。

 

それで。これ以上戦争をすると今度こそ三大勢力全てが共倒れになる恐れがあるからってことで休戦して、今は冥界の復旧に向けて動き出しているようだ。悪魔にとって一番の被害は四大魔王が死んだことなのだ。

 

ありゃりゃ、魔王死んじゃったのか。ってか魔王4人もいたのか。

 

あ、あとこの世界で一番強いのは誰かと聞いたらなんでもドラゴンらしい。無限を体現したドラゴン。無限の龍神『ウロボロスドラゴン』オーフィスというらしい。

 

 

 

無限とか………絶対強いよな。

たが、次元の狭間にいる赤龍神帝グレートレッド、こいつもウロボロスと同じくらい強いそうだ。普段はただ飛び回っているだけでなんの害もないらしい。

 

おいおい、次元の狭間って俺が今住んでいる

場所じゃないか。

………どうしよ、次元の狭間飛び回っているときに会ったりしたら………。おれ、死ぬかな?大丈夫だよな?飛び回っているだけで害わないよな?

 

もし戦闘になっても勝てないぞ?転生して半年で死ぬなんて絶対イヤっ!

 

話は変わるが、俺が飯を調達に行ってる湖だが最近怪物が住み着いているらしい。その怪物は子供を拐い食うと言うのだ。悪魔のお偉いさんにも話したらしいが今はやらなければならないことが多いためこちらの対処が出来ないらしい。その怪物を村の人らは赤い怪物と呼んでいるそうだ。

 

赤い怪物…………か。最近何もなかったから楽しみだ。

 

 

 

俺は今、人間の姿で冥界に来ている。今日の食料を調達しに来たのだ。調達って言っても毎回湖で釣った魚だが…….。

 

「いや〜、今日も大量大量」

俺の後ろには魚の山が出来上がっていた。

今日の食料を補充できた俺は、次元の狭間へ引き上げようと準備していたら………。

 

ドスン!ドスン!

大きな地響きが後ろから聞こえてきた。後ろを振り向くと大きなヤドカリがいた………。

「………………」

 

いや、そう言い表すしかないもん。

背中に大きな顔型の殻を背負っており、体は真っ赤でハサミ見たいな手をし、口の横から触覚みたいなものが伸びたヤドカリ。

 

ん?…ってかこいつどっかで見たことあるような……………なんだっけ?思い出せない。

 

俺はずっと黙っていたが、相手から話しかけてきた。

「俺はダイミョウザザミ。ここの湖の支配者だ。最近湖の生き物が減っていると思っていたら貴様が原因だったか!」

 

!?そうだ!こいつダイミョウザザミだ!モンハン2Gのモンスターだ!だからか、どっかで見たことあると思ったのは。

 

そのダイミョウザザミが殺気を放ってくるが全く怖くない。というかこいつ馬鹿なのか?自分より格上の相手に向かって殺気なんか放って、気の短いやつだったら一瞬で殺されてんぞこいつ。それに支配者って……。

 

「おい小僧!無視するなっ!俺の話を聞け!俺を舐めてんのか!あ?」

おいおい、ヤドカリってこんなに饒舌に喋れたっけか?いや、まずヤドカリは喋れないよな?なのになんで喋れるんだ?

 

「あぁ、ちゃんと聞いてるぞ。それとなんでお前言葉喋れんの?普通喋れないだろ?なのになんで……」

俺は疑問に思ったことを聞いてみた。

まぁ、予想はついてるんだが…………正直当たってて欲しくないな。

 

「あ?なんでそんな事気にすんだ?ま、いいぜ、特別に教えてやるよ!なんで喋れるようになったか?だよな。それはな、近くの村に住む人間?いや悪魔か、悪魔の子供を食いまくってたらいつの間にか喋れるようになったんだよ!」

 

人の顔ではないからわからないが、こいつはきっと今、ゲスい笑みを浮かべているだろう。

 

「お前は子供を食うのに何も思わなかったのか?」

 

「当たり前だろ!あいつらは俺の餌なんだからよ!大人しくこれからも喰われてればいいんだよ!そして……それはお前も一緒だっ!」

 

ダイミョウザザミはそう言い、右腕を俺へ振り下ろしてきた。だが、俺はそれを避けないで片手で受け止めた。

 

「っ!!!!?」

まさか受け止められるとは思っていなかったのかダイミョウザザミは慌てていた。

 

受け止めたときの余波で大量にあった魚が吹き飛んだ。

 

ああ〜、俺の飯が…………。

こいつ………許さない!食べ物の恨みのは怖いというのを教えてやろう。あ、もちもん喰われた子供達のぶんもしっかり潰すが、いや、もうこいつ殺そう。うん、そうしよう。

 

「確かお前の腕と殻は硬かったよな?」

そう問いかけると、

 

「っ………あ、あぁ。俺の腕と殻はめちゃくちゃ硬ぇぞ!」

最初は狼狽していたが、途中から我に返り強気に出た。

 

それを聞いた俺は、ニヤリと笑い………。

「そいつはよかった。ちょうどこいつの切れ味を確かめたいと思っていたらところだからな」

 

「〈神威霊装・十番〉《アドナイ・メレク》……っ!」

周囲の景色がぐにゃりと歪み、俺の体に絡みついて、荘厳なる霊装の形を取る。

そしてーーーーーー

 

 

 

 

「〈鏖殺公〉《サンダルフォン》!」

俺は、地面に踵を突き立てた。

瞬間、そこから巨大な剣が収められた玉座が出現した。

 

俺はトン、と地を蹴ると、玉座の肘掛けに足をのせ、背もたれから剣を引き抜いた。それは、幅広の刃を持った、巨大な剣だった。

虹のような、星のような幻想的な輝きを放つ刃。

 

「……っ!」

 

ダイミョウザザミは大きな、そして虹色に輝く剣を見て後ずさった。本能的に恐怖を感じのだ。

(この俺が恐怖してる?あの剣を恐れてる?ふざけんなっ!こんなのただの太い棒だ!そんなもので………そんなもので)

 

「俺を斬れるわけないだろぉぉぉお!!」

突っ込んでくるダイミョウザザミを避け、後ろへ回り込んだ。ダイミョウザザミも直ぐに方向を変え追いかけてくる。

俺はそこで、〈鏖殺公〉を振りかぶり、ダイミョウザザミへ向かって振り下ろした。

〈鏖殺公〉から放たれた斬撃が一直線に伸び、ダイミョウザザミの右腕を切断した。

だが、斬撃はそこでは止まらず、湖を、山を半分に切り裂いた。

 

俺から一直線に、全てのものが切り裂かれていった。

 

(……まさかここまで斬れるとは予想外だ)

ダイミョウザザミも流石の斬れ味に固まっていた。

だが、腕を斬られていたことに気づき、途端に激痛が襲った。

 

「ぐあああぁぁぁあっ!!俺の腕がぁぁぁぁあああ!!!!」

腕の切れたところからおびただしい量の血が吹き出していた。

あまりの痛さにその場で暴れ出したが、こちらへ向き、憎しみのこもった目で睨んできた。

 

「貴様ぁぁぁぁあああ!よくも俺の右腕をっ!」

そう言って、口に溜まっていた泡を吹き出した。

 

俺は奴の頭上へ飛んだ。軽く飛んだとはいえ、奴には俺が消えたように見えただろう。

 

〈鏖殺公〉の剣先をダイミョウザザミへ向ける。そして、俺は風を蹴って一瞬にしてダイミョウザザミとの距離をなくし、突き刺した。

 

「お、お…のれ……」

ダイミョウザザミは半分に割れ絶命した。




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