私がフランドール・スカーレットになっていた件 (未完)   作:冷水

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博麗神社

==博麗神社==

 

魔理沙は口元に指を当てて、静かにとフランドールに合図する。

 

博麗神社へ到着すると、魔理沙は静かにある場所を覗いていた。

 

フランドールも、ちょこんと顔を出しその場所を見る。

 

すると巫女服の少女が、縁側でお茶を飲んでいた。

 

「巫女を呼ぶときは、こうするといいんだ」

 

魔理沙がお金を取り出し、お賽銭箱に入れる。

 

木材にお金が当たり、空しい音が響きわたる。

 

お賽銭箱にお金を入れると、遠くに居たはずの巫女が反応する。

 

フランドールは、少し面白いと思った。

 

2枚・3枚と入れていく。

 

そうすると巫女がこちらに歩いてくるのが分かった。

 

 

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「こいつの名前は博麗霊夢」

 

魔理沙はフランドールに霊夢を紹介する。

 

霊夢がお賽銭箱を覗き込むまで、フランと魔理沙は影に隠れていた。

 

そのタイミングで出て行くと、二人に気づいて少し顔を赤くする少女が居た。

 

フランドールと魔理沙は、微笑みながらその様子を見ていた。

 

 

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フランドールの姿を見ると、キリっとした仕事モード(?)の表情になる。

 

無愛想で、無表情とも取れるような顔。

 

黒い髪に赤いリボンを頭に乗せている少女は、特徴的な腋の露出した巫女服を着ている。

 

それすらも自然に着こなしていて、魔理沙とはまた違った、和装の美少女がそこに居た。

 

「こっちは最近私の家に住み始めたフランドール」

 

魔理沙はフランドールを紹介する。

 

フランドールはぺこりとお辞儀をして、霊夢の方に向き直る。

 

「とりあえず、お茶でも飲んでいく?」

 

霊夢は、お茶を出す程度には歓迎してくれるらしい。

 

 

 

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魔理沙は自らが持参したお土産と、フランドールが茶屋で包んでもらったお団子を持って台所へ消えていく。

 

余談だが、咲夜がフランドールを見かけたのはお団子を包んでもらった後。

 

数本を残し、魔理沙と一緒に食べようと思って残しておいた分。

 

茶屋では少し物足りなさを感じていたフランドールだったが、

 

咲夜が奢って(餌付けして)くれたので、たくさん食べられた事に満足していた。

 

 

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魔理沙が台所へ消えている間、霊夢とフランドールは二人きりになる。

 

霊夢はじーっと、無表情にフランドールを見ていた。

 

「ねえ、あなた・・・強い妖怪みたいだけど」

 

霊夢がどこか目を細めて、小さな声で言う。

 

「何か弱ってない?」

 

「え?」

 

フランドールは言われた言葉に、意味を捕らえきれずに首を傾げる。

 

唐突に、しかし巫女はそれっきり、何も言わなかった。

 

 

 

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「魔理沙が誰かを連れてくるなんて、珍しいわね」

 

霊夢はお団子を食べつつも、魔理沙へと問い掛ける。

 

「こいつを、霊夢に紹介しておきたくてな」

 

室内なので帽子を被っていないフランドール。

 

魔理沙はフランの頭に手を乗せて、撫でながら言う。

 

フランドールはくすぐったそうに、目を閉じていた。

 

まるで飼い猫ならぬ飼い妖怪のようであった。

 

 

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霊夢と魔理沙は、お互いに気楽な雰囲気があり、仲の良さが伺えた。

 

相変わらず、無愛想な表情を崩さない霊夢ではあるが、心なしか魔理沙に対しては目元が緩んでいる気がする。

 

フランドールに対しては妖怪だからなのか、その視線は冷たく感じられる。

 

それは興味が無いからか、それとも妖怪退治を専門とする博麗の巫女だからなのか、それは分からない。

 

 

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「次の宴会、フランも呼んでいいか?」

 

博麗神社では、夏になると定期的に宴会をしている。

 

妖怪から妖精まで、強いのから弱っちいのまで。

 

種族を問わず、様々なのが集まってくる。

 

普段は「妖怪ばかりが寄り付くから、参拝客が来ない」と呟いている巫女。

 

それでも宴会のときだけは乗り気で準備をする。

 

飲んで騒いで、娯楽が少ない巫女にとっては、それが数少ない楽しみの一つだった。

 

「構わないわ」

 

お団子に手を伸ばしながら、霊夢は言う。

 

 

 

 

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誰も口にはしないが、次の宴会には紅魔館のメンバーも来ることになっていた。

 

昼夜を問わず幻想郷中を探し回る美鈴。

 

屋敷での仕事を数秒(文字通り)で終わらせ、その後に人里へ情報収集に出かける咲夜。

 

この両名は、日に日に疲れを蓄積させて行った。

 

レミリアはその日、二人を休ませると同時に、気晴らしに宴会へ同行させるつもりだった。

 

人里でも、凶悪な妖怪が暴れているという情報は全く入ってこない。

 

レミリアは時々、フランが日光の光で灰になって死んでしまったのだろうかと、呟いている。

 

このままずっと美鈴と咲夜を屋敷の外へ出し続ける訳にもいかない。

 

最悪の場合は八雲紫へ連絡し、借りを作ることになるのを承知の上で、協力を仰ごうかと考え始める。

 

見返りに何を求められるのか分からないが、最悪の場合はそうする必要があるかもしれないと考える。

 

 

 

 

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3日後、博麗神社にて宴会が行われる。

 

 

 

 




==作者のつぶやき==

今回、上げようかかなり迷いました。
何か、PCで見るとめっちゃ読み難い気がする。

ここに来て、何十回も書き直していて、更新頻度落ちています。
(納得できず、書き直す度にプロットの大幅修正とかもやっています)
一章がどんな展開になるか、駄作と言われないようにだけ、頑張ります。

それと投稿してから2週間で、気づいたら2万UAと(合計)10万PVです。
まだまだ書きたいことはたくさんあるので、今後も応援頂けたらうれしいです。
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