フォーサイスより愛を込めて(魔法先生ネギま!×EVOLIMIT) 作:瓶缶ペットボトル
/////*****/////
長谷川千雨、大東流合気柔術を習う
/////*****/////
麻帆良学園女子中等部敷地内のとある道場。
「マクダウェル、早速で悪いけど空気投げを教えてくれ」
「ああん? それが人に物を頼む態度か? 投げてやるからかかってこい」
「このやろう……あ、ちょっと待って眼鏡外さないと」
千雨が眼鏡を外し、右目に眼帯を付けてエヴァンジェリンの前に立った。
「……なんで眼帯を付けるんだ?」
「趣味」
「……イラッときたな。おい、さっさとかかってこい」
「よし……ハッ!」
――ぶうん! どん!
鮮やかにエヴァンジェリンの空気投げが決まる。千雨は触れられたと思う間もなく畳に背中から叩きつけられていた。
「何が起きたのか全然分からねえ……もう一回」
その後も千雨のもう一回が何十回と続いた。
「……長谷川千雨、貴様本当に才能ないな。ちょっと貴様の才能のなさ舐めてたな。これは500回ぐらいじゃ足りんぞ」
「じゃあ、あと1000回投げてくれ」
当たり前のように言う千雨を見てエヴァンジェリンが面倒くさそうに溜息を吐いていた。
これまでずっと壁際で正座をしたまま見学していた3人のうちの1人が立ちあがった。
「長谷川! かかってくるアル! 多分、出来るアル!」
古菲が千雨の前に立った。エヴァンジェリンもやれやれと呟きながら後ろに下がった。
「まぁ、いいだろう。やってみろ」
「出来るわけねーだろ! 調子に乗るな!」
――ぶうん! どん!
「いてっ! うっそだろ、なんで出来るんだよっ!」
エヴァンジェリンが超鈴音を顎で指図していた。超鈴音が不敵な笑顔で立ちあがった。
「長谷川サン? 私も出来ると思うヨ」
「そんなわけねー、そんなわけねーよ!」
――ぶうん! どん!
「いたっ! こ、こんなことが許されるのか!? ふざけんなっ! てめえら見てただけじゃねーか!」
「チサメー、私にも出来そう!」
エヴァンジェリンからの合図はなかったが、ツナミも立ちあがった。
「違う……違う、古菲と超が天才なんだ、そうに決まってる! ハッ!」
――ぶうん! どん!
「いたっ!? おかしい……絶対おかしい……なんでだよっ! なんで見てただけで出来るようになるんだよ!」
「これは不憫すぎて見てられんなぁ」
ショックを受けていた千雨だったが、ハッと気が付いて顔を上げた。
「いや待てよ? 実は私でも出来るんじゃねーか? ちょっと古菲、投げてやるからかかってこい、手加減してな!」
「分かったアル! なんだか長谷川が可哀そうだから大人しく投げられてもいいアル! いくアル!」
――どっこい、たったっ。
古菲が千雨に持ち上げられてほんの数十センチだけ移動して普通に立っていた。
「……長谷川? 今投げたアルか?」
「うん」
「全然駄目だな」
エヴァンジェリンが呆れていた。
「空気投げは諦めるアル!」
「才能なさすぎて笑えないネ!」
「チサメ、へたくそ」
見ていただけで空気投げをマスターした3人が千雨を見ていた。
「基礎から教えてください!」
エヴァンジェリンが肩を落として頭を抱えていた。早まったか、などと呟いていた。
「マスター? 私もやってみていいでしょうか?」
「ああ、好きにしろ」
――ぶうん! どん!
「いたーい! えっ、ちょっと待って! 三原則どうした!?」
/////*****/////
ツナミ・カラニコフ、風呂嫌いが克服できない
/////*****/////
「風呂行くぞー」
「やだー」
「ザジ、反対側持って」
「(こくり)」
「むー! やだー! 生物学的にお風呂なんて入らないほうが多数派なの!」
「諦めるんだ、ここは日本だからな」
「(こくり)」
大浴場・涼風
「檜風呂が欲しい」
「檜風呂なら入れるのか?」
「うん」
いつものように、千雨がツナミに後ろに膝立ちになって髪を洗い始めた。
ツナミは結構な風呂嫌いだった。フォーサイスでも一条雫に引きずられて風呂場に連れて行かれていたくらいだった。
ツナミの髪を洗い終えた千雨はザジの髪も洗い始めた。これもまた大浴場・涼風のいつもの光景であった。
「長谷川ー、次私よろしくー」
「じゃあその次私とココネもよろしくッス」
朝倉和美、春日美空、ココネ・ファティマローザの3人が少し離れたところから声を掛けた。
「てめえらは自分で洗え、眼鏡が曇って何も見えねえ」
「外せばいいじゃん!」
「間違いなく見えてるッス!」
「ミソラ、洗って」
「任せるッス! しゃかしゃか……かゆいところはありませんかー……こ、これは!?」
「ウーン?」
「思ったよりも楽しいッス!」
「じゃあ次私もよろしくー」
「朝倉のは嫌ッス!」
/////*****/////
超包子プレオープンの準備
/////*****/////
6月19日からの麻帆良学園学園祭、女子中等部1-Aの出し物は
学園祭から一週間前、超包子のメニューの練習が放課後の家庭科室で行われていた。
最速・極旨・激安の3拍子揃えたいという超鈴音と美味しい料理を提供したいという四葉五月を筆頭に、熱血的指導が行われていた。超鈴音にとっては肉まんで世界征服の第一歩、四葉五月にとっては将来の夢へと繋がる第一歩だった。
そして、長谷川千雨にとっては。
「長谷川、料理出来るのねー」
チアリーディング3人娘と同じ班で、柿崎美砂が千雨の手際を見ながら感心していた。柿崎の隣では釘宮円が、へぇ意外なんて呟いていた。
「チサメはご飯担当だからー」
「……おいしい」
「当然だ、実は家事なら一通り出来る」
「どうして?」
椎名桜子が自分の材料まで全部千雨の前に置きつつ訊いた。
「花嫁修業だ」
一拍置いて、教室内は大爆笑に包まれた。
「なぁ、ひどくない?」
憮然とした顔になりながら何も手伝わず見ているだけのエヴァンジェリンの方を見た。
「クク……ぷっ……あっはははは!」
エヴァンジェリンも大爆笑だった。
ツナミとザジが千雨の肩を優しくぽんぽんと叩いていた。
「なぁ刹那」
「なんだ?」
「長谷川、いつの間にかアホになってないか」
「……なってるな」
「カラニコフとチャペックのせいか?」
「……おそらく」
「せっちゃーん、試食して~」
「……え゛……あっ、は、はい……」
刹那の後ろには図書探検部の3人が居て、逃げられなかった。
「うん、なかなかいけるな」
「た、大変おいしゅうございます」
/////*****/////
超包子プレオープン最初の客
/////*****/////
6月19日、麻帆良学園学園祭1日目。女子中等部1-A教室にて。
「おや、環太郎殿ではござらんか」
中華料理屋としては場違いのウェイター服に身を包んだ長瀬楓が訪れた最初の客達の中に見慣れた顔を見つけた。最近では山籠りの修行のときに何度か手合わせをしている仲だった。
「……こんにちは」
「環太郎君、この方はどなたですか?」
「……親戚、かなぁ?」
環太郎と一緒に来ていたアクアとリーティアが環太郎と楓の糸目を交互に見ていた。
「修行、仲間……だよね?」
「そうでござる、席にご案内するでござる」
「「ござる?」」
アクアとリーティアが声を揃えて首を傾げていた。
「環太郎殿も隅に置けないでござるなぁ、どちらが恋人でござるか?」
「それは、誤解」
環太郎がやや慌て気味に否定した。
「環太郎君、弥生さんに言いつけますよ?」
「浮気、駄目、絶対!」
「それも、誤解」
環太郎がうろたえながら否定した。
「その方が環太郎殿の想い人でござるか……ニンニン」
「「ニンニン?」」
環太郎は照れていて口を開かなかった。
「注文が決まったら呼んで欲しいでござる」
教室の後ろ側、厨房に戻った楓は千雨から包丁を渡された。
「なんでござるか?」
「玉ねぎを切れ」
「何を言ってるでござる?」
「分かってる、私には分かってるから、皆まで言うな。何も言わずに玉ねぎを切れ、玉ねぎを切っている長瀬が泣いていても誰も気にしないから」
千雨が楓の肩を優しく叩いていた。
「いや、あの、誤解でござるよ、長谷川殿」
「大丈夫だ、心配するな。私は何も聞かないから、遠慮するな、な? 全員、分かってるな?」
『うん!』
「打ち上げは楓姉のためにやるぞぉー!」
「やるぞぉ!」
『おー!』
「いや、だから違うでござる。少しは拙者の話を聞いて欲しいでござる」
「合言葉は『明日は今日より良い女』だ! さぁ、玉ねぎは沢山あるから涙が枯れるまで切るんだ!」
「話を聞いて欲しいでござるよー」
厨房と食事スペースを区切っているのはパネルのみ、当然話は全て筒抜けだった。
「注文を聞くヨ?」
「……紹興酒、ある?」
「お酒は置いてないネ! フフフ、色男サンは大変だネ」
環太郎が肩を落として沈んでいた。
「肉まんと春巻き3つずつ下さい」
「しょう、ろんぽー? これは何個入り?」
「6個ネ」
「小龍包もください」
「お茶は何が良いカナ?」
「部長、決めてください」
「んーと、ジャスミンが、いいかなぁ?」
「少々お待ち下さいネ」
/////*****/////
長谷川千雨、水本しげる研究会名誉会長に就任
/////*****/////
学園祭:水本しげる研究会にて
「異議あり!」「その逸話は間違っている」「水本先生はこの妖怪とこの妖怪を混同している」「こっちとこっちは本来同じ妖怪だ、解釈が違うだけで」「良い質問だな、水本先生は戦時中に……」「実は水本先生も間違っているが、それは先生が参考にした柳田先生が文献を読み間違えているんだ、本当は……」「他にはこんな伝説が各地で伝えれているんだが……」「歴史的背景を考えてみれば答えは自ずと……」
1時間後。
水本しげる研究会の看板が書き直されていた。
『長谷川名誉会長と学ぶ妖怪の歴史』
『次回の講義は14時から』
「チサメは何やってるんだろう?」
「…………?」
講義室の最後尾の椅子に二人並んで座りながらツナミとザジが不思議そうに千雨の講義を聞いていた。
/////*****/////
ザジ・レイニーデイの晴れ舞台
/////*****/////
18時30分、ナイトメアサーカスにて。
「ツナミ! ザジがあんな高いところに! 危ないから降りてくるんだ!」
「サーカスだからこれでいいの!」
「ブランコ切れたりしないよな、大丈夫だよな」
「ザジー! いいよー!」
ハラハラしながら見守る千雨とワクワクしながら見ているツナミが最前列にいた。
/////*****/////
エヴァンジェリン、囲碁部
/////*****/////
学園祭2日目、囲碁部の会場にて。
千雨とツナミ、たまたま時間の空いた超鈴音が訪れていた。
「現在囲碁大会は2回戦前の休憩中です。とりあえず部員からの指導を受ける見学者の様子でも見て行きましょう。解説の絡繰さん、引き続きよろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
会場のスクリーンにピックアップされたのは。
「マクダウェル、勝負だ!」
「ルールは覚えてるんだろうな」
「当然だ!」
エヴァンジェリンと囲碁を打つ千雨の姿だった。
「……えっ? えっ? 初手……えっ?」
「天元です。後手のエヴァンジェリン選手、唖然としております」
スクリーンに注目が集まり、会場がざわつき始めていた。
それも初手のみ、手が進むにつれて呆れた顔が増えた。
「数えるまでもないな」
「引き分けか?」
「貴様の負けだ、戯けが!」
「次は私の番ネ! 麻帆良の最強頭脳と呼ばれる私が、神の一手を差すヨ!」
千雨が立ち上がり、超鈴音に場所を譲った。
「私からで良いネ?」
「あぁ、いいだろう」
超鈴音が碁盤に石を置いた。
「……えっ? はぁ!?」
「初手5の五です。後手のエヴァンジェリン選手、またもや唖然としております」
「対するエヴァンジェリン選手が打ったのは……はぁぁ!?」
「天元です」
「対する超選手……また5の五!?」
「大変面白くなってまいりました」
スクリーンに注目が集まり、会場がざわざわと騒がしくなっていた。控室で2回戦開始を待っていた選手も集まり始め、エヴァンジェリンと超鈴音の対局を見守っていた。
互角だったのは中盤まで、超鈴音がエヴァンジェリンを抑えきれず、押し切られるように負けた。
「神の一手には程遠かったが……まぁ楽しめたな。定石を知らんのが痛かったな。長谷川千雨といい貴様といい、常識も定石も知らん素人は恐ろしいな、面白くもあるが」
「フフフ……こちらにはもう一人控えているヨ?」
「ツナミ・カラニコフならそっちで長谷川千雨とオセロで遊んでるぞ」
超鈴音がエヴァンジェリンが指差した先を見ると、千雨とツナミが仲良くオセロをやっていた。
「なぁ、オセロは真ん中からやるじゃん? 囲碁も真ん中からやるんじゃないの?」
「違うと思うよー」
あまりに残念な千雨の一言に超鈴音とエヴァンジェリンが愕然とした顔で千雨を見ていた。
そして、千雨はオセロでツナミにぼろ負けしていた。
「まもなく2回戦が始まりますので選手の皆さまは準備をお願いします」
2回戦では初手天元と5の五が流行りました。
/////*****/////
長谷川千雨、竹林を手に入れる
/////*****/////
学園祭も終わったある日の学園長室にて。
千雨が高畑に話をして、学園長室に来ていた。
「学園長、一つ相談があるんですけど」
「なんじゃ?」
「竹藪寄こせ」
「何を言っておるんだ?」
「いらない竹林があったら私に寄こせ」
「なんでじゃ!?」
「竹が折りたいんだ!」
「だからなんでじゃ!」
「マクダウェルが合気道教えてくれない日は暇だから竹を折りたい」
「高畑君?」
学園長が頭痛をこらえて高畑を見た。
「うーん、ちょっと僕にも意味がよく分かりませんね」
高畑も頭を掻きながら首を振った。
「なんでだよ!? 修行がしたいから伐採に手が回ってない竹藪があったら私に寄こせってことだよ!」
「あ、そういうことじゃったんか……あー、将来的には区画整理して道路を広げたいんじゃが手が回ってない竹林ならあるぞい」
「私が貰った!」
「いや、あげられんよ」
「……筍の上がりは1割でいいですか?」
千雨が身を乗り出して悪だくみをしているような雰囲気のまま囁いた。
「そういうことを言っとるんじゃない」
「んー? じゃあなんだ? かぐや姫がいたら私が育てる、ジジイにはやらん」
学園長が溜息を吐いていた。
「……書類作っておくから来週の月曜日にもう一回来とくれ、一応ハンコ持参でな。ボランティア志向の学生に一任するということにしとけば大丈夫じゃろう」
「長谷川君? 合気道習ってるの?」
「え? あぁ、はい」
「そっか、そっか……変わるものですね」
「そうじゃなぁ、フォフォフォ」
/////*****/////
火星人の集い
/////*****/////
超鈴音のいくつもあるアジトのうちの一つにて。
ツナミを除く火星人が集まっていた。
「今日集まってもらったのは他でもないネ」
「学園祭楽しかったねー、ねぇアクアー?」
「はい。非常に活気がありました」
「……あのさ、麻帆良って……フォーサイスに似てる……よね? 都市の作り方が」
「うん、似てるねー」
「フォーサイスは過去の地球にあった学園都市を元にしているようですから、麻帆良を参考にしたのでしょう」
「話を聞いて欲しいヨ! 皆サン、麻帆良に馴染みすぎてるヨ! だから言いにくいのダガ、チャペックサン、映してくれないカ」
「了解しましたー!」
チャペックのモノアイからスクリーンに映像が投射された。
『今日もちうは綺麗だぴょーん♪ 決め台詞はこれで行こうと思うんだけど』
『……あざと可愛い』
『(ぐー!)』
千雨とツナミとザジの部屋だった。横断幕には『ネットアイドル3人娘で頂点を取ろう!』と書いてあった。
「……チャペックサン、それじゃないヨ! 世界樹をこよなく愛する会のホームページネ!」
「ツナミちゃん達ネットアイドルになるんだー、すごいねー」
「部長もどうですか?」
「私は無理だよぉ」
「いえ、そんなことはあり得ません。部長なら一人で頂点を取れるはずです」
「だから話を聞きなさい! 大事な話ネ!」
スクリーンには世界樹をこよなく愛する会のホームページが映し出されていて、世界樹の発光スペクトルに2001年の分が追加されていた。
「……これが、どうかしたの?」
「ウム、環太郎サン、良い質問ネ! 世界樹の発光スペクトルを詳細に分析した結果……大発光が1年ずれることが分かったネ! 本来ならば2004年が大発光の年に当たるガ……1年早まり、2003年が大発光の年ヨ」
「ふぅん、じゃあ計画も1年早めればいいね」
「ええ、その通りです」
「……なにが、問題なの?」
超鈴音が少し声のトーンを落としながら話を続けた。
「卒業まで麻帆良にいることはできないヨ。2003年の大発光で未来に帰るか、さらに次回の大発光を待つか……20年以上先の話になるヨ」
「……一大事だぁ!」
「他に方法はないのですか?」
「僕は帰れるときに帰るから」
「他の方法はないわけではないヨ……可能性の話になるから結果が出るまではまだ何とも。ようは世界樹の大発光ではない方法でロングスパンの時間跳躍が可能になればいいのだからネ……方法は現在検討中ヨ。では次の話ネ、アクアサン?」
アクアがコピー用紙を全員に配った。
「超さんの歴史と現在の歴史の違いについての調査結果です。対象者は明石裕奈さん、以下乙と呼称します。超さんは甲と呼称します。甲の調べた歴史では、乙が魔法と関わりを持ったのはネギ・スプリングフィールド氏が魔法世界へ渡航した際の転移魔法に巻き込まれてからということで間違いありませんね?」
「ないヨ」
「ですが現在、乙は既に魔法と関わっており、我々と同じく魔法生徒の一人として認識されています。乙および乙の父親との情報交換の際、乙が昨年6月22日に魔法と関わったという話を聞くことが出来ました」
「私達がここに来た次の日カ」
「問題なのは、我々による影響なのか、それとも」
「歴史とは違う過去に来たのカ、カナ?」
「その通りです」
超鈴音が一通り考え込んだ末、肩をすくめた。
「結論は出せないヨ。せめて私達が来る前に魔法と関わっていてくれたら、歴史とは違う過去だと断言できたのダガ……それよりも、ツナミサンだヨ! あとチャペックサンも! 長谷川サンが二人の影響を受け過ぎてポンコツになってるヨ!」
「不可抗力かと思います」
「ツナミちゃんは歴史が変わること気にしてないもんねー?」
「そのようです」
「僕も……あまり、気にしてないけど?」
「マスター・スズネ? 歴史を変えるためにここにいる貴女が一番不自由な考え方をしているのは如何なものかと」
「……確かにそうネ! 他に何か話がある方は?」
おずおずと環太郎が手を挙げた。
「長瀬さんから……教えてもらっているんだけど……分身が、できないんだ」
「ハイ! 解散ネ!」
超鈴音が机を叩いた。
「アクアー、龍宮ちゃんが教えてくれた」
「餡蜜ですね!」
「……僕も、いい?」
「ワタクシもお伴します」
「チャペックサンは私と一緒に研究室に行くネ! あと、長谷川サンの動画は消しなさい」
「残念ですが、それは出来ません。マスター・ツナミの命令が優先されますから」
エヴァンジェリンの囲碁部設定、『魔法先生ネギま!』本編だとほとんど出て来てなかったような気がします。
水本しげる研究会、『魔法先生ネギま!』本編では名前だけの登場。
相坂さよ、佐々木まき絵、和泉亜子、未だ名前すら登場せず。
次回あたりで登場する予定。